第二エネルギー危機はこれから始まる:韓国の備蓄200日が試される夏

米国のFOMCで年内の利下げが消えて、まさかの利上げというタカ派的な動きが確認されて、ウォンが急落して1600ウォンまで一直線という最悪なシナリオが見えてきた。

だが、その最悪なシナリオは実はまだ原油価格の動向を織り込んでいないとしたら?そもそもホルムズ海峡の安全が確認されるのに数ヶ月かかる。それから原油を運んで韓国に到達するには数週間かかる。問題は正常に戻るまで原油備蓄が十分に存在するのか。

本来なら、韓国政府は200日あると述べていた備蓄を放出して、日本みたいにガソリン価格高騰を避けるべきだったが、実際は何もしなかった。それどころか物流規制やガソリン価格の最高価格導入で、なんとか窮地を乗り切ろうとした。それによって韓国の備蓄在庫は2ヶ月だという噂が出てきており、このままイラン戦争が続いていれば、そのうち干上がる。それが7月危機説の全貌である。

戦争は終わったのだから7月危機説はある「条件」を満たしていれば、なんとか回避できると思われるが、問題は韓国のガソリン価格が下がるのはいつなのかである。

それでは韓国経済の専門家の視点で解説しよう。

FOMCタカ派転換でウォン急落リスク再燃

しかし市場は「原油供給の正常化に数ヶ月かかる」という現実をまだ織り込んでいない。

米国FOMCが年内利下げを事実上否定し、むしろ追加利上げの可能性を示したことで、韓国ウォンは再び急落圧力にさらされている。市場では「1600ウォン一直線」という最悪シナリオが現実味を帯びてきた。だが、この最悪シナリオには まだ“原油供給のタイムラグ”という重大要素が含まれていない。

ホルムズ海峡は「戦争が終わってもすぐ正常化しない」

イラン戦争が終結したとはいえ、ホルムズ海峡の安全が完全に確認されるまでには数ヶ月かかる。既に何度か過去であげてきたことだが運行再開するまでのハードルを復習しておこうか。

船舶保険の再開

航路の安全確認

海運会社のリスク判断

米国・湾岸諸国の軍事的安定化

機雷の除去作業

これらが整わないと、タンカーは通常航路に戻らない。

さらに、航路が正常化しても、

中東 → 韓国までの輸送に 数週間

精製 → 国内流通に さらに数日〜1週間

つまり、原油供給が「戦争前の状態」に戻るのは早くても8〜12週間後である。

韓国行きのタンカーが通ったというニュースはいくつかあるが、それでもまだまだ数は少ない。原油を安定供給するような量は望めない。

韓国の“200日備蓄”は実質60日説

ここで韓国の原油備蓄60日説をもう一度振りかえろう。

本来なら韓国政府は、戦争中に備蓄を放出してガソリン価格の急騰を抑えるべきだった。日本は実際に備蓄放出を行い、価格高騰を抑えた。

しかし、韓国政府は何もしなかった。むしろ物流規制や、ガソリン価格の最高価格制、民間備蓄の拘束、謎の備蓄スワップなどで「消費を抑える」方向に動いた。

その結果、専門家の間では韓国の実質備蓄は2ヶ月程度しか残っていないという噂が広がった。もしイラン戦争が「長期化」していれば、7月に備蓄が枯渇する“7月危機説”が現実化していた可能性が高い。

確かに戦争は終わった。しかし、正常化には数ヶ月かかる。つまり、韓国はこの数ヶ月で原油備蓄200日が本当にあるかを試されるのだよ。

韓国は「備蓄200日」が本当にあるかを試される

戦争は終わった。しかし、韓国の原油備蓄枯渇の危機は終わっていない。

むしろ、ここからの数ヶ月こそが本番である。

タンカーはまだ十分に戻っていない

原油供給は不安定

ウォン安で輸入コストは高止まり

国内の最高価格制で市場が歪んでいる

備蓄は“200日”と言いながら実質60日説が根強い

つまり、韓国はこれからの数ヶ月で

「200日備蓄」が本当に存在するのかを証明しなければならない

という状況にある。

もし備蓄が本当に200日あるなら、供給正常化までの数ヶ月を問題なく乗り切れるが、本当に2ヶ月しかなかったのなら、供給不足 → 価格高騰 → 経済混乱 のリスクは続く。

ええ?7月危機説は終わったんじゃないの?最初にこう述べた。回避にはある「条件」を満たすことだと。その条件こそ、本当に原油備蓄200日ある場合なのだ。

こちらは韓国政府のいう都合の良いことは99%は信用してない。だから、ここから韓国政府の嘘が暴かれるターンである。むしろ、7月危機説は本当だったのかはここから出てくるんだよ。

韓国の危機は「戦争終結後に本格化する」

7月危機説は、戦争が終わったことで表面的には後退した。だが、実際には原油供給の正常化はまだ先の話。備蓄の実態は不透明。ウォン安が続けば輸入価格は下がらない。ガソリン価格の下落は遅れる。

つまり、韓国のエネルギー危機は「終わった」のではなく、これから数ヶ月かけて“本当の姿”が明らかになる段階に入った。

韓国政府が主張する「200日備蓄」が真実なのか。それとも、専門家が指摘する「実質60日」なのか。

その答えは、これからの数ヶ月で明らかになるわけだ。

それで、今日の記事はまさにその原油備蓄200日あるかの試金石となるニュース。韓国のガソリン価格は1リットル=2000ウォンを下回るのか。

既に日本人は戦争終わったから、韓国も助かったんじゃないの?そう思うかもしれないが、実際は全く助かっていない。なぜなら、韓国のガソリン価格は下がってないからだ。

では、それをここから見ていこうか。

韓国のガソリン価格は1リットル=2000ウォンを下回るのか。

米・イラン戦闘終結合意で原油価格下落も、「戦争前の水準回復は難しい」見方が強まる

この中央日報の記事はイラン戦争の終結目前で配信された。6月17日の記事である。

記事によると、韓国国内で高止まりしているガソリン・軽油価格に、ようやく下落の兆しが見え始めている。米国とイランが戦闘終結に合意し、国際原油価格が約3カ月ぶりの低水準に下落したことで、韓国でも燃料価格の緩和が期待されている。

しかし、専門家の間では「戦争前の水準まで戻るのは難しい」との見方が根強い。ウォン安や政府の石油類価格制度など、複数の要因が価格下落を妨げているためだ。

最初は好転したかのように書いて、実はそんなことはないというオチである。

国際原油価格は1バレル=74ドル台まで下落

確かに原油価格を今確認すると、WTIは1バレルで74ドルまで落ちている。だが、韓国国内では、ガソリン価格が2カ月連続で1リットル=2000ウォン前後に張り付いており、消費者の負担感は大きいと記事にある。

つまり、まだ下がってないのだ。原油価格が下がれば国内価格も下がるのが通常だが、韓国では「上がるときは早く、下がるときは遅い」という構造が長年指摘されている。

これは以前に個人のガソリンスタンドが200破産したというニュースで突っ込んだが、ようは今、スポット価格で買ったであろうガソリンを、安くなったガソリンと一緒に売れないのだ。値上げするときは一緒にできるが、下げるときはできない。これをやれば、仕入れ価格で利益率がむちゃくちゃになる。

もう少し丁寧に解説しておくとこんな感じだ。

値上げ時 → 高値仕入れと安値仕入れを混ぜて一緒に値上げできる

値下げ時 → 高値仕入れ分を安値に合わせて売ると利益が吹き飛ぶ

つまり、値下げ局面では

高値仕入れ分を売り切るまで値下げできない

という構造的な問題がある。

だから韓国のガソリン価格は

上がるとき → 即反映

下がるとき → 数週間〜数ヶ月遅れる

という“逆スピード調整”が起きる。

だから、今、韓国政府がほぼあり得ないが、安いときに買った原油備蓄を放出したとしても、その備蓄の価格になるには数週間から数ヶ月はかかる。まあ、実際、備蓄はないと思うけどな。

韓国の備蓄は薄く、安い原油を大量に買い込めない

韓国政府は「200日備蓄がある」と主張しているが、専門家の間では実質60日しかないという説が根強い。

理由は以下の通り。

戦争中に備蓄放出をしなかった

物流規制・最高価格制で“消費抑制”に走った

民間備蓄を拘束した

謎の備蓄スワップで帳簿上だけ備蓄を維持した

これらは「備蓄が十分にないからこそ取った政策」と見られている。

つまり韓国は、安い原油が出回っても、大量に買って備蓄に回す余裕がないという致命的な弱点を抱えている。

韓国のガソリン価格が下がるのは「早くて8〜12週間後」

高値仕入れ分の消化

タンカー供給の正常化

備蓄の回復

ウォン安の改善

これらが揃うまで、韓国のガソリン価格は下がらない。

現実的には、本格的な値下げは8〜12週間後というのが最も合理的な見通しである。

だが、これも韓国の原油備蓄が十分であった場合。ホルムズ海峡の安定通航ができた場合によるものだ。

つまり、原油備蓄がほとんどないなら、ガソリン価格は下がらない。その場合、韓国では何が起きるんですかね。もちろん、そんな恐ろしい未来が来るなんて予想はしたくない。でも、韓国経済の専門家としてはそうはいかない。

当然、韓国で起こることはガソリン価格は下がるどころか、上がるんだよ。それは第2エネルギー危機である。そもそも最高価格規制はいつまでやるのか。石油精製業者に補助金を渡すのかなど色々と問題もある。

結論を述べると、韓国エネルギー危機は戦争が終わった後の第二幕も面白いてことだ。見所はたった一つ。

政府が述べた原油備蓄200日が本当にあるのか。なければ、韓国のガソリン価格高騰したままで、ウォン安と並んで輸入物価上昇させて、ハイパーインフレがやってくる。

最悪の場合、「配給制」に近い状況も

備蓄が本当に60日しかないなら、供給正常化までの8〜12週間を乗り切れない可能性がある。

その場合、

軽油の優先供給(物流向け)

一般向けガソリンの供給制限

地域ごとの販売制限

価格統制の強化

など、実質的な配給制に近い措置が取られる可能性がある。

韓国は過去にも軽油不足で物流が止まりかけたため、
このシナリオは決して非現実的ではない。

皆さんがどれを信じるのか。でも、日本みたいに原油備蓄200日あれば問題ないからね!これはあくまでも韓国経済の専門家として最悪のシナリオも立てておくことが必要なだけであって、現実に起こるなんてちっとも思ってないので。多分な!

韓国ネットの反応

韓国ネットの反応まとめ
(記事:ガソリン価格は1リットル=2000ウォンを下回るのか/戦争前の水準は難しい)

韓国ネットでは、以下のような反応が大きく分かれて見られます。

①「全然下がらないじゃないか」派(最も多い)
“国際原油は下がってるのに、なんで国内価格は下がらない?”

“上がるときだけ秒速、下がるときは亀の歩み”

“結局、精製会社とガソリンスタンドだけが得する構造だろ”

記事でも指摘されている

「上がるときは速く、下がるときは遅い」
という構造に対して、強い不満が噴出。

②「ウォン安のせいで結局高いまま」派
“ウォンが弱すぎて輸入価格が下がらない”

“ドルが強い限りガソリンは下がらないよ”

“政府は為替を何とかしろ”

記事でもウォン安が変数と明記されており、
ネットでも「為替が最大の問題」という声が多い。

③「政府の最高価格制度が逆効果」派
“最高価格制のせいで市場が歪んでる”

“補助金で誤魔化すより備蓄を使え”

“規制ばかりで根本解決になってない”

記事でも「政府の石油類最高価格制度が変数」とされており、
ネットでは「規制がむしろ価格を固めている」という批判が多い。

④「日本は170円台を維持しているのに…」比較派
“日本は中東依存度が高いのに170円台を維持してる”

“韓国は何をやってるのか”

“備蓄の使い方が違いすぎる”

記事内の関連記事でも日本の価格安定が紹介されており、
韓国ネットでは“日本との差”を嘆く声が多い。

⑤「結局、戦争前の水準には戻らない」諦め派
“もう1500ウォン台には戻らないだろう”

“税金と為替がある限り無理”

“戦争前の水準は難しいという記事の通りだ”

記事でも

「戦争前の水準までは下がらない」
と明記されており、ネットでも諦めムードが広がっている。

⑥「精製会社の暴利だ」陰謀・構造批判派
“SK・GSなどの精製会社が価格を操作している”

“高値仕入れを理由に値下げしないのはいつもの手口”

“政府も企業もグルだろ”

韓国では“値上げは早く、値下げは遅い”構造が長年批判されており、
今回も同じ不信感が噴出している。

■ 総評:韓国ネットは「下がらない理由」を政府・為替・構造に求めている
今回の反応を総合すると、

政府の規制が逆効果

ウォン安が最大の問題

精製会社の構造的問題

戦争前の水準には戻らないという諦め

この4つが韓国ネットの主要な論点となっている。

特に、

“国際原油は下がっているのに、なぜ韓国だけ下がらないのか”

という不満が圧倒的に多い。

ぜんたいまとめ

韓国危機の第二幕は「備蓄200日の真偽」で決まる

今回の議論の核心はただ一つ。

韓国政府が述べた原油備蓄200日が本当に存在するのか。

本当に200日あるなら → 供給正常化まで耐えられる

実質60日なら → 第二エネルギー危機が現実化する

戦争は終わった。しかし、韓国のエネルギー危機は これから第二幕に入る。

そしてその行方を決めるのは、韓国が本当にどれだけの備蓄を持っているのか。ただそれだけである。