韓国銀行が136億ドル介入してもウォン安は止まらない。1600突破は時間の問題だ
韓国さん、確かスタンス的には口先介入で、本当に大規模介入してないって話じゃなかったんですかね。どう見ても介入がバレバレだったが、それでもウォン安が止まらない。しかも、その通貨防衛に第1四半期だけで136億ドルを使ったそうだ。
米国に現金200億ドル払えたんじゃないのか。そんな無意味にドル溶かすなら。むしろ、介入して、1555ウォンだったか。朝に突破していましたよね。
昨日、こちらは1550ウォンのマジノ線が敗れたので、1580まではあっという間だと述べたが、もう1555ウォンだぞ。これは今月中に1600ウォン行くんじゃないか。
7月に何か重要なイベントはあったかな。ああ、今年はFOMCが7月30日にあったか。しかも、米雇用統計が7月2日にあるな。最初にちょっとまとめておこうか。ウォン安にも関わってくるので。
それでは韓国経済の専門家の視点で解説しよう。
2026年7月の主要・重要経済イベント
米国雇用統計(6月分)
7月2日(木)21:30
米国の景気・FRBの利下げ判断に直結。
● 米国CPI(6月分)
7月14日(火)21:30
インフレ指標の中でも最重要。ドル円・株式市場が大きく反応。
● FOMC(米金融政策決定会合)
7月30日(木)03:00
利下げ・据え置き・利上げの判断が世界市場を動かす。
● 中国GDP(第2四半期)
7月15日(水)11:00
世界第2位の経済大国の成長率。日本・韓国の輸出企業に直結。
● ECB政策金利発表(ユーロ圏)
7月23日(木)21:15
ユーロ圏の金融政策は世界の金利環境に影響。
このようになっている、まあ、特に重要なのは米経済の動きだ。ウォン安というのはドル高ということでもある。
まとめておくと
米国雇用統計(6月分)7月2日(木)21:30
米国CPI(6月分)7月14日(火)21:30
小売売上高(6月)7月16日(木)21:30
FOMC(米金融政策決定会合)7月30日(木)03:00
こんなところだろうか。FOMCの金利政策は8月にずれるので、8月最初の大きな話題となりそうだ。
直近では米国雇用統計だろうな。これによって労働市場が強い、失業率は低い。賃金上昇が高止まりしているなら、FRBの利上げに踏み切る材料となる。
だから、ウォン安にも大きく影響するので、韓国からすればなんとかドル安の方向になってくれと祈るだろう。しかし、イラン戦争でガソリン価格の高騰は数ヶ月続いた。その影響はタイムラグがあるので、先月と同じで労働市場は強いと予想できる。
さらも利上げというのは、米国のAI半導体株やフィラデルフィア半導体指数などに大きな不安材料となるので、これはウォンだけではなく、コスピも揺らぎかねない。
これはちゃんと説明しておこうか。まあ、今日はウォン動向特集なんだが、実際はそれがウォン安に連鎖しそうなので。
米利上げは「AI半導体バブルの急所」を突く
米国が利上げに踏み切ると、最初に直撃するのは AI半導体株。
■ なぜ利上げがAI半導体株に致命的なのか
① 金利上昇 → 未来の利益の現在価値が下がる
AI半導体企業は「未来の成長」を買われている。
金利が上がると、
→ 将来の利益の価値が下がる
→ 株価が下がる
これはハイテク株、テック株の宿命。
② 設備投資の資金調達コストが上昇
AI半導体企業は巨額の設備投資を続けている。
利上げは
→ 調達コスト増
→ 投資減速
→ 成長鈍化
につながる。
③ フィラデルフィア半導体指数(SOX)が最も敏感に反応
このように利上げで、米AI半導体株が崩れるとその影響がそのまま韓国のサムスン電子やSKハイニックスが売られる理由となる。
米半導体株が崩れれば、韓国は“二重の地獄”に落ちる
韓国市場は AI半導体一本足打法。
米半導体株が崩れれば、韓国は以下のように連鎖する。
■ ① AI半導体株下落 → KOSPI急落
韓国市場は半導体比率が高すぎるため、米半導体株が下がると KOSPI全体が連動して下落する。
■ ② KOSPI急落 → 個人のレバETFが強制ロスカット
韓国個人はレバナス・レバ半導体ETFを大量に保有。
急落すると
→ 強制ロスカット
→ 下落加速(ナイアガラ)
■ ③ 外国人が韓国株を売る → ウォン安加速
外国人は韓国株を売るとき、
→ ウォンを売ってドルに換える
→ ウォン安がさらに進む
■ ④ ウォン安 → 追加でKOSPIが下落
ウォン安は輸入コスト増・企業収益悪化を招くため、
→ さらに株価が下がる
→ さらに外国人が売る
→ さらにウォン安
という 最悪のスパイラル。
ここで今日も外国人が2兆ウォンほど売っている動きがある。
既に外国人は米雇用統計に警戒して、韓国株を手放している。それがウォン安を加速させており、すでに1558ウォンとかまで下げている。
それでさっきも述べたがイラン戦争の影響で米経済の物価は確実に上昇している。ドル安を祈ってもおそらく効果はない。
それではハンギョレ新聞の記事を見ていこうか。
止まらないウォン安。韓国銀行が第1四半期だけで136億ドルを通貨防衛に投入
ウォン相場は2009年以来の安値水準へ、介入は過去最大級でも効果薄
韓国ウォンの下落が止まらない。韓国銀行が公開した最新データによると、2024年第1四半期だけで外国為替当局は136億2800万ドルを売り越し、ウォン防衛のための市場介入を続けていることが明らかになった。これは四半期ベースで過去最高を記録した前期(224億6700万ドル)の約60%に達する規模だ。
ここで重要なのは134億ドル大規模介入しようが、ウォン安が止まらないてこと。つまり、韓国は無駄にドルを消費するだけで実弾効果が極めて低いレートまで下げられたてこと。1558ウォンから1500ウォンに戻すのに数百億ドルはかかるだろうが、実際、それをやってもウォン売り一択の状況では意味がない。
大規模介入して効果的にウォンを上げるなら米国の雇用統計などでウォン安の流れが崩れたときである。しかし、それは望めない。
韓国銀行がやることは1550突破されて、1560に壁を作って1580まで到着を遅らせること。しかし、ここでコスピまで崩れたら、ウォン安にダブルブーストとして機能するので、そんなへぼい壁は瞬時に突破されていくだろう。
6四半期連続のドル売り越し
外国為替当局は2024年第4四半期から6四半期連続でドル売り越しを続けており、累計は453億5200万ドルに達する。しかし、これほどの巨額介入にもかかわらず、ウォン安は加速している。
さらに外国為替当局は2年以上、売り越しているがそれでもウォン安は止まらない。
外国為替当局というのは、いわゆる韓銀のことである。企画財政部というのもあるのだが、どっちも政府機関なので大して変わらない。
ウォン相場は「通貨危機以来」の水準
ウォンは2月末に1ドル=1439.7ウォンを記録した後、第1四半期末には 1530.1ウォン まで下落。さらに6月30日には 1550ウォンに迫る水準 に達した。7月1日の終値は 1549.4ウォン と、世界金融危機の2009年3月(1550ウォン)以来の最安値 を更新している。
つまり、リーマンショックが起きてもいないのに、韓国はもうリーマンショック以来の水準となっている。もう、1550ウォン突破したからな。
ウォン安の背景:ドル高・外国人売り越し・円安
ウォン安の要因としては以下が指摘されている。
- 米ドル高の進行 FRBが年内利上げを行うとの見通しが強まり、ドル指数は101台で高止まり。
- 外国人投資家の韓国株売り越し 韓国市場から資金が流出し、ウォン需要が低下。
- 円安の影響 近隣通貨の円が歴史的安値を更新し、ウォンにも下押し圧力。
これら複合要因により、韓国当局の介入は「焼け石に水」状態となっている。
なんか。日本が悪いとか述べているが、日本は別に関係ない。日本と韓国で置かれている状況は違う。
今回のウォン安は米国のドル高と韓国固有の脆弱性が原因であり、日本は一切関係ない。日本と韓国は置かれている状況が根本的に異なるため、韓国が日本を持ち出すのは論理的ではなく、国内向けの政治的な感情処理に過ぎない。
まあ、ハンギョレだから日本が悪いのに持って行きたいんだろうけど。さすがにウォン安がここまで酷くなれば、韓国人だって日本の円安がどうとかではないことぐらい気づくだろう。
まとめておくとこうなる。
まず事実として、
ウォン安。韓国銀行の136億ドル介入でも無駄。米国の利上げ観測は日本に関係ない。AI半導体株の調整もそう。イラン戦争によるガソリン高騰。韓国株の外国人売り越し
これらは 100%「米国要因+韓国固有の脆弱性」 であり、日本は一切関係していない。
これは米国のインフレ懸念から来るドル高から来るウォン安なのだ。
まあ、だから日本が悪いとかではない。韓国の脆弱な経済構造が悪いである。
では、最後に1600突破のシナリオを考えておこうか。わりと、やっておかないといけない時期かもしれない。
ウォン1600突破シナリオ
ステージ1:1550の防衛失敗(現在進行形)韓国銀行は第1四半期だけで 136億ドル を投じたが、ウォンは 1550ラインを維持できず、1558〜1555で推移。
これは、韓国の介入は実弾効果が極めて低いレートまで落ちたという意味。
市場は完全に「ウォン売り一択」。
ニャス姫もウォン売り一択だと述べている。
ステージ2:米雇用統計が強く、ドル高トレンドが継続
イラン戦争によるガソリン高騰のタイムラグで 労働市場は強く出る可能性が高い。
雇用者数が強い。失業率が低い。賃金上昇が高止まり
これが出れば、FRBは利下げできず、むしろ利上げ議論が再燃。
→ ドル高が加速
→ ウォン安が加速
韓国が望む「ドル安の瞬間」は来ない。
これは最初に解説したとおり。
ステージ3:韓国銀行が“1560の壁”を構築するが、突破される
今は1558まできているので、ここが現代の状況である。
韓国銀行ができることはただ一つ。
1550突破 → 1560に壁を作る → 1580に壁を作る
しかし、これは「時間稼ぎ」でしかない。
市場はこう見ている:
韓国の外貨準備は見かけほど強くない
韓国銀行は壁を作るだけで流れを変えられない
米国のドル高トレンドは止まらない
つまり、1560の壁は“突破される前提”で見られている。
ステージ4:KOSPI崩落でウォン安に“ダブルブースト”がかかる
これもさっき解説したが、コスピ急落は外国人の投げ売りと重なるのでウォン安。
米利上げ懸念 → AI半導体株下落 → SOX指数下落
↓
韓国半導体株下落 → KOSPI崩落
↓
外国人が韓国株を売る
↓
ウォン売りが加速
↓
ウォン安 → 企業収益悪化 → さらに株安
↓
さらに外国人が売る
↓
ウォン安が加速
つまり、
KOSPI崩落はウォン安の第二エンジンになる。
韓国銀行の「へぼい壁」は瞬時に破壊される。
ステージ5:1580突破(市場が“韓国は防衛不能”と判断)
この1580が次のマジノ線である。
まあ、ここまで追い詰められた時点でどうしようもない。
1580を突破すると、市場は以下のように判断する。
韓国銀行は防衛不能
外貨準備の減少が深刻
韓国株から外国人が撤退
韓国債券市場も売られる
韓国の信用リスクが上昇
CDS(信用リスク指標)が跳ね上がる
1580突破は 「韓国は通貨危機前夜」 の合図。
ここからは売りが売りを呼ぶ。
ステージ6:1600突破(通貨危機フェーズ入り)
1600を突破すると、韓国は以下の状態に入る。
■ ① 韓国銀行は利上げを検討せざるを得ない
しかし利上げすれば:
家計負債が爆発
不動産市場が崩壊
中小企業の倒産が増加
国内景気が急速に悪化
つまり、利上げしても地獄、しなくても地獄。
■ ② 外国人投資家が“構造的撤退”を開始
韓国株・韓国債を売り、ウォンを売る。
■ ③ 韓国の外貨準備が急速に減少
介入すればするほど弱くなる。
■ ④ 韓国国内で物価高が加速
ウォン安 → 輸入物価上昇 → 生活必需品が高騰。
■ ⑤ 韓国政府が「非常経済体制」を宣言する可能性
これは2011年・2020年にも行われた措置。
このように1600ウォンまで落ちたら、韓国は通貨危機となる。しかも、利上げ出来ない。介入してもウォン安を止められない。つまり、チェックメイトなんだよ。
もう、1600突破は時間の問題である。米国の利上げという最大の不安材料がある限り、ウォン安の流れは止まらないためだ。
だから、1600突破は時間の問題である。
ただ、それが具体的にいつになるのか。これが難しい。特にAI半導体関連のバブルが読めない。コスピはギャンブル市場なので、何がきっかけで暴落するかも予測できる範囲ではない。そもそも150倍のレバレッジとか出されて、1261%の回転率だ。
こんなの経済予測の範囲を逸脱しすぎているんだよ。
そもそも今日のコスピがマイナス2%下がってるのは、米雇用統計が意識されたからだと思うんだが、そうなれば米国の半導体株も下げるんじゃないか。レバレッジ150倍だとマイナス2%でも、多分、ロスカットだよな。
米国のハイテク株などは金利上昇に弱いので、それが現実的になった場合、韓国株にどこまで影響与えるのか。その判断が非常に難しい。コスピを例えれば、戦場の地雷源だ。戦場の何処に地雷が設置してあるかはわからない。しかも、その地雷は遠距離の起爆スイッチからも発動するので、どこにいても爆発する。安全エリアがない。
あれ?これ沼の後の「17歩」(地雷源のギャンブル)じゃない?どうして、韓国はカイジの世界で全て説明できるんだよ!
全体まとめ
1600ウォン突破は時間の問題である。米国の利上げという最大の不安材料が続く限り、ウォン安の流れは止まらない。問題は「いつか」だが、韓国市場はレバレッジ150倍・回転率1281%という地雷原であり、どこが爆発するかは予測不能だ。コスピは戦場の地雷源であり、遠距離の起爆スイッチでも爆発する。これはまさに“沼”の後の「17歩」であり、韓国市場はカイジの世界で説明できてしまうほど歪んでいる。
