「単一株レバレッジETF、9取引日で8.8兆ウォン消失 韓国アリの損失が市場を壊す」

今朝の米市場を見れば、やはり、半導体株が大きく売られる展開となったわけだが、少しずつだが、売りの圧力は減っている気はする。実際、韓国市場は休みだったのでSKハイニックスADRに動きもなく、こちらは夜は普通に寝ていたのだが、暑さもあったせいか。起きたら7時半じゃないか。

今から原稿書いていたらお昼頃の配信になりそうだが、とりあえず、今週、起きたことを整理しようか。

こういうときに簡易年表を作っておくと役立つという。

激動の一週間の流れ

この年表を見れば見事に韓国アリはフルボッコである。しかも、マイナス8%まで下がった14日、個人はマイナス4兆ウォンを損切りした日、外国人は買い越しでまさかのプラ転である。そして、7月15日にはSKハイニックスADRが27%という爆上げ。SKハイニックスも13%ほどあがったのに個人は逃げた。しかし、オランダのASMLの決算後、名背か、待つことも出来ない個人が後れて参戦。

しかし、その夜にSKハイニックスADRがマイナス10%も焼かれた後、SKハイニックスにも飛びしてマイナス11.6%だ。しかし、ここに来て個人が3兆ウォン買い増しだ。台湾のTSMCの決算は確かに良かったが、TSMCのADRはマイナス2.65%だったか。さらにSKハイニックスADRもマイナス13.69%。さらに米国半導体株も全滅。これは17日も絶望的だった状況で、まさかの韓国市場はお休みである。

だが、休みだったことは正解かもしれない。キオクシアのストップ安を始め、日経平均株価は大きく下落した。それで、夜も休みなのでSKハイニックスADRに動きはない。本来ならキオクシアのストップ安でADRは確実に公募価格割れだったと思われる。実際、米半導体株も大きく売られたが、そこから買い戻しの動きも見られた。

こちらが注目していたマイクロンだが、昨日は853だったのが800ドルまで売られたあと、回復してまさかの900ドルまで上がり、市場閉幕目前までプラスだったが、そこから売られて少しマイナス848ドルで終わった。その後、アフターで売られているが、838ドルと下げている。

こちらはスペースXが122ドルまで下げてるので、買うか、買わないかを迷っている。ただ、でも、まだ下がりそうな気もしないでもない。

こんな状況で来週を迎えることになる。

問題は韓国アリは上昇局面でも、下降局面でも損失を拡大させていることにある。その具体的な数字を今から見ていく。

それでは韓国経済の専門家の視点で解説しよう。

サムスン電子・SKハイニックスの単一株レバレッジETF、わずか9取引日で評価損失8.8兆ウォン

韓国株式市場の急激な変動により、サムスン電子・SKハイニックスの単一株レバレッジETFが大きな損失を抱えている。FnGuide Quantiwiseと未来資産証券の集計によると、過去9取引日間の評価損失は8.8兆ウォンを突破した。個人投資家の保有比率が高いこれらの商品は、株価急落の影響を倍化して受けた形だ。

特にSKハイニックス関連のレバレッジETF4銘柄では、7月1〜13日の累計評価損失が8.8337兆ウォンに達した。6月末には2兆ウォン超の評価益があったが、わずか2週間で6.8215兆ウォンの評価損失へ転落し、評価額の改善幅は完全に消失した。

6月30日に評価額2.0123兆ウォンの利益を記録していた商品は、7月13日に6.8215兆ウォンの評価損失に転じた。

同期間、レバレッジETFの運用資産(AUM)は14.3518兆ウォン → 8.9389兆ウォンへ37.7%減少。評価損失と投資家の自社株買いが重なり、資産規模は急速に縮小した。

サムスン電子・SKハイニックスの単一株レバレッジETF全14銘柄のAUMも、41.4%減少(15.9349兆ウォン → 9.3386兆ウォン)と大幅に縮小している。

資本市場研究所によれば、個人投資家の累積純購入額は8.2兆ウォンで、AUMの約60%を占める。損失の大部分が個人投資家に集中していると推定される。

このように6月末から7月13日までに2兆ウォンプラスが、8.8兆ウォンのマイナスとなったと。もちろん、これは13日までなので16日なら、もっと損失を増やしていると思われる。

韓国アリが追証とロスカット食らって、退場しているのは資産規模の縮小からもわかる。しかも、記事には損失の大部分が個人投資家に集中していると推定されるとあるので、韓国アリだけが焼かれてるのが数値でも証明できた。

だから言っただろう?個人では勝てないギャンブル相場だと。何度か解説したけどもう一度だしておこうか。

なぜ個人だけが焼かれるのか

レバレッジETFは下落時に“機械的な売り”が発生

個人はナンピンで買い増して下落でさらに焼かれる

機関はレバ商品を使わずに現物でリスク管理

外国人は短期売買で逃げ足が速い

個人だけが「上がるはずだ」と信じてレバ商品を長期保有。

個人の損失が指数の下落を加速

レバレッジETFの構造が、個人の損失から機械的売りを招き株価下落すると、さらに個人が焼かれるという負の連鎖を生み、市場ショックを増幅している。

確か個人のレバレッジETFの所有期間は平均18日だったか。ここ1ヶ月のSKハイニックスとサムスン電子の急落を見れば、ほぼ全滅だろうな。

そもそもレバレッジETFは2倍の速度で変化するのだから、現物をもつように待っていればそのうち上がるなんていうのんきな投資戦略はかなり難しい。しかも、韓国アリは勘違いしているのか。レバレッジETFは複利で計算するので、株価が元に戻っても、損失は綺麗に消えないんだよ。

これも大事なので復習しておこうか。

レバレッジETFは「2倍の速度で死ぬ」商品

レバレッジETFは、基礎資産の1日の値動きの2倍を目標にしている。つまり、上がるときは2倍だが、下がるときも2倍。

しかし、問題はそれだけではない。

■ レバレッジETFの本当の恐怖は「複利で減価する」こと

レバレッジETFは毎日リバランスされるため、上昇と下落が交互に来ると、複利で価値が減っていく。

例:

現物が+10% → −10%

レバETFは+20% → −20%

結果:現物は元に戻るが、レバETFは −4% の損失になる

つまり、レバレッジETFは、持っているだけで減価する構造

これは現物とは全く違う。

だから、そのうち上がるから損失が出ても待てばいいなんて考えでは焼かれるだけなんだよ。実際に1ヶ月の急落をみればわかる。


SKハイニックス:−20%

サムスン電子:−24%

レバレッジETF:−40〜−50%

つまり、18日保有した個人はほぼ全滅である。すでに50%マイナスで損切りラインなんて遙かに超えてる。これだけ溶けても持ち続ける精神なんて韓国アリにあるわけないじゃん。

この手の話は韓国紙でも何度も説明しているので、韓国アリも理解しているはずなんだが、実際はすでに10兆ウォン以上の損失を出しているわけだ。

実はここまでは前ぶりである。ええ?そうなの?普通はここまで手痛いダメージを受けたら、もう、投資なんてするのも嫌になるのだが、韓国アリの精神的な構造は違う。次々と新しいアリが参戦していく。では、朝鮮日報の記事を見ていこうか。

サムスン電子・SKハイニックス急落でも…個人投資家は“単一株レバレッジ”に5.8兆ウォンを突っ込んだ

韓国株式市場でサムスン電子とSKハイニックスの株価が急落する中、個人投資家が“単一株レバレッジ商品”へ大量の資金を投じている。韓国取引所の集計によると、先月16日〜今月15日の1か月間で個人の純購入額は5.8505兆ウォンに達し、逆張り商品を含めた総流入は7.3364兆ウォンに上った。

この期間、サムスン電子株は24.3%、SKハイニックス株は19.5%下落した。株価の変動幅が拡大する中、個人投資家は反発を期待してレバレッジ商品を積極的に買い増した形だ。

しかし、レバレッジ商品の損失はより深刻だ。

KODEX Samsung Electronics レバレッジ:48.4%下落

KODEX SK Hynix レバレッジ:45.6%下落

外国人投資家も一定額を買い越した一方、機関投資家は大規模な売り越しを記録。SKハイニックス関連製品では5.1713兆ウォン、サムスン電子関連製品では2.2671兆ウォンを売り越した。さらに金融当局は規制強化に乗り出した。

13日で8.8兆ウォンの損失を出したのにまさかの突撃。しかも、レバレッジETFはすでに50%近い損失。これが来週の月曜日に焼かれることになると。

米国株の主要な動き(7月17日)

主要指数はすべて下落
NYダウ:52,146.42(−406.55 / −0.77%)

NASDAQ:25,520.24(−361.71 / −1.40%)

NASDAQ100:28,592.66(−433.11 / −1.49%)

S&P500:7,457.69(−76.08 / −1.01%)

FANG+:17,173.89(−352.26 / −2.01%)

SOX(半導体指数):11,673.89(−193.61 / −1.63%)

→ 半導体・AI関連の売りが市場全体に波及した日。

半導体関連の動き(個別銘柄)


※引用:NASDAQ100半導体銘柄一覧(sec14〜sec16)

◆ 1. メモリ系(Micron・SanDisk・WDC・Seagate)
Micron(MU)848.95 / −0.50%

SanDisk(SNDK)1,354.82 / −3.99%

WDC 477.22 / +2.23% ← 数少ない上昇

Seagate(STX)787.66 / +5.66% ← ここも上昇

→ メモリは弱いが、ストレージ系(WDC・STX)は逆行高。

GPU・AI半導体(NVIDIA・AMD・ARM・Marvell)
NVIDIA(NVDA)202.81 / −2.21%

AMD 495.76 / −1.03%

ARM 267.19 / +1.98% ← ARMは強い

Marvell(MRVL)188.68 / +0.20%

→ NVIDIA・AMDは売られ、ARMが逆行高。AIテーマの過熱調整。

製造装置(ASML・AMAT・Lam・KLA・Teradyne)
ASML 1,747.58 / −2.09%

AMAT 529.66 / −5.58%

Lam(LRCX)313.30 / −2.39%

KLA(KLAC)212.75 / −3.02%

Teradyne(TER)322.36 / +0.02%

→ 装置系は全面安。AMATの下げが特に大きい。

アナログ・通信(TXN・ADI・QCOM)
Texas Instruments(TXN)284.02 / −2.47%

Analog Devices(ADI)375.36 / −1.36%

Qualcomm(QCOM)171.78 / +0.69%

→ アナログは弱いが、通信のQCOMは小幅高。

その他AI関連(Palantir・CoreWeave・SpaceX)
Palantir(PLTR)132.38 / −1.53%

CoreWeave(CRWV)73.21 / +0.41%

SpaceX(SPCX)123.99 / −5.43%

→ SpaceXが大きく売られ、AIインフラ系はまちまち。

特記事項:SKハイニックスADR

  • SKハイニックスADR:154.03 / +1.13%

→ 韓国市場が休場の中、ADRは小幅反発。 ただし、前日までの急落の反動であり、トレンドは依然弱い。

まとめ
● 米市場は「半導体主導の全面安」

NVIDIA・AMD・ASMLなど主要半導体が下落し、指数全体を押し下げた。

● メモリは弱いがストレージが逆行高


WDC・Seagateが上昇しており、需給の差が鮮明。

● 装置系は全面安
AMATの−5.58%が象徴的。TSMC決算後の調整が続く。

● AIテーマは過熱調整
NVIDIA・Meta・Googleなど大型AI関連が売られ、FANG+は−2.01%。

● 韓国市場への影響


SKハイニックスADRは反発したが、レバレッジETFの損失拡大 → 韓国アリの退場 → 流動性低下という構図は変わらない。

このような米市場の動きで、来週を迎えることになる。でも、キオクシアのストップ安でも、思ったより下がらなかったので巻き返しも期待できる状況である。こちらはSKハイニックスの150万ウォン辺りが適正価格だと見ているので、来週のメタやGoogle、アマゾンなどの米企業決算の動向次第では調整が終わるかもしれない。

韓国ネットの反応まとめ

  1. 「アリ(個人投資家)だけが焼かれた」
    「結局、損するのはいつも個人だけ」

「機関と外国人は逃げ足が速い。アリだけが最後まで持って焼かれる」

「レバレッジETFは個人を狙った罠だった」

「8兆ウォンが消えた?アリの退場ラッシュだろう」

個人投資家の損失が集中しているという報道に対し、
“韓国アリだけが犠牲になった”という怒りと諦めが多い。

2. 「レバレッジETFはギャンブル。持ち続ける商品じゃない」

「2倍レバ商品を現物みたいに持つのは自殺行為」

「負の複利で絶対に戻らない。構造を理解してない人が多すぎる」

「18日保有とか無理。1ヶ月で半分溶けるのに耐えられるわけがない」

「レバETFは短期で抜けるもの。長期保有は地獄」

今回の急落で、
“レバレッジETFは長期保有したら必ず負ける”という認識が広がっている。

📉 3. 「市場を壊しているのはレバレッジETFそのもの」
「機械的売りで指数を壊してる」

「引けのリバランスが毎日暴落を誘発してる」

「KOSPIが企業価値ではなく、レバETFの売買で動いてる異常市場」

「これはもう投資ではなくカジノ」

レバレッジETFの機械的売買が市場を歪めているという指摘が多い。
特に、引けの先物売買が「暴落の原因」と批判されている。

4. 「金融当局は何をしていた?」

「こんな危険商品を個人に売るな」

「講習2時間でレバ商品を買わせるのは無責任」

「規制が遅すぎる」

「保証金をもっと上げろ。個人を守れ」

金融監督院が警告を出したものの、
「対応が遅い」「個人保護が不十分」という批判が多い。

💸 5. 「借金してレバレッジとか正気じゃない」
「信用取引+レバETF=破滅の公式」

「借金でレバ商品買うのはギャンブル依存症」

「FOMOで突っ込んだ人が全員焼かれた」

韓国では借金投資が多いため、
“借金+レバレッジ”の危険性を嘆く声が非常に多い。

6. 「SKハイニックスとサムスン電子は悪くない。悪いのはレバ商品」
「現物なら戻る可能性があるが、レバは戻らない」

「企業は好調なのに、レバETFのせいで株価が歪んでる」

「半導体株の価値をレバ商品が破壊している」

企業のファンダメンタルとレバ商品を分けて考える声も多い。

7. 「もう韓国株は触らない」

「米国株に戻る」

「韓国市場は機械的売買で壊れてる」

「個人が勝てない市場に未来はない」

今回の件で、
韓国株離れ(海外株への回帰)を示唆するコメントも増えている。

総括:韓国ネットの空気は“怒り+諦め+自嘲”が支配的

今回のレバレッジETF損失(8.8兆ウォン消失)は、
韓国ネット民にとって 「アリだけが焼かれる構造の証明」 となった。

特に多い感情は:

怒り:「個人を食い物にした商品だ」

諦め:「どうせ個人は勝てない」

自嘲:「ギャンブルして負けただけ」

不信:「韓国市場はもう投資ではない」