日別アーカイブ: 2026年7月19日

米国議会が激怒する理由がこれだ 韓国外交部の“空虚回答”が通商法301を呼ぶ

今回の記事は韓国の外交部が最新の米国や中国との摩擦事項について懸念を解答したものがマネートゥデイで扱われているのだが、正直に述べて回答になってない。つまり、こんな説明では誰も納得しないてことだ。

ただ、この外交部の発言を全部取り上げていると焦点がずれていくので、今回は米国との関係にのみ絞ろうとおもう。それ以外は概要では少し触れておくが特に深掘りはしない。

それでは韓国経済の専門家の視点で解説しよう。

7月16日 定期ブリーフィングの要点と最新情勢 ―
韓国外交部は7月16日の定期ブリーフィングで、ユネスコ事務局長との会談、ギリシャ外相の訪韓、米国とのデジタル企業問題(クパン問題)、米中間選挙を控えた外交リスク、中国の台湾問題への反応、中東地域の韓国人安全確保など、幅広い外交課題について説明した。

以下では、ブリーフィング内容の要点と、関連する最新の国際情勢を整理する。こちらで取り上げるのはクパン問題と米中間選挙を控えた外交リスクである。

クパン問題:米国の圧力と韓国政府の立場

ブリーフィングでは、米国議会が問題視する「クパン(Coupang)への規制」について複数の質問が出た。

韓国政府の主張は一貫している:

特定企業への差別は行っていない(国内法に基づく捜査)

米韓共同ファクトシートの約束を忠実に履行

米国議会・行政と継続的に連絡し、誤解を解く努力を継続

しかし、米国側は「韓国が米国企業を不当に扱っている」との疑念を完全には払拭していない。

韓国の外交部の回答は上のように整理できるのだが、これで何がわかるというのか。米国議会で50人以上の議員がクパン問題で韓国に米国企業を差別するな。米韓共同ファクトシートを守れと米政府要人がほべている。それに対して韓国政府は特定企業への差別は行っていない。

行っていなら相手がこれほど怒るわけないんだよ。誤解解く努力も何もオンラインプラット法案を成立させようとしていますよね。

ここでオンラインプラットフォームの法案について復習しておこうか。

オンラインプラットフォーム法案が米国企業に不利になる「構造的理由」

結論から言うと、この法案は 韓国企業には軽く、米国企業には重くのしかかる“構造” となっている。因みに中国企業は適用除外である。まじですか。マジですよ!

条文は中立に見えるが、実際の影響は米国企業に集中する。これが米国議会が怒っている理由。

①「対象企業の定義」が米国企業だけを直撃する

オンラインプラットフォーム法案は、“巨大プラットフォーム企業” を規制対象にしている。

しかし韓国国内には、米国企業と同規模の巨大プラットフォームは存在しない。

■規制対象になりやすい企業


Google

Apple

Amazon

Meta

Microsoft

Netflix

Coupang(米国法人扱い)

つまり、規制対象のほぼ全てが米国企業。韓国企業は対象外か、対象になっても影響が軽い。

これは米国議会から見れば、「名目は中立だが、実質は米国企業だけを狙い撃ちしている」という構造に見える。

「アルゴリズム透明化義務」が米国企業の営業秘密を奪う

法案の核心はこれ。

韓国政府が求める透明化
検索結果の順位決定ロジック

商品推薦アルゴリズム

広告配信ロジック

データ収集・利用の仕組み

価格決定の仕組み

これらは 米国企業の最重要の営業秘密 であり、
世界中で最も守られている知的財産。

韓国政府がこれを提出させるということは、

米国企業の競争力の源泉を韓国政府に提出させることと同じ。

韓国企業はそもそも巨大プラットフォームではないため、
提出する内容が少なく、影響が軽い。

「優越的地位乱用」の定義が米国企業だけに当てはまる

最新の関連情報(追加)

2026年7月、米国議会では「同盟国における米国デジタル企業の扱い」を監視する委員会が活動を強化。

クパン問題は、米中間選挙を控えた“対中・対外経済強硬姿勢”の一環として扱われる可能性が高い。

法案は「優越的地位の乱用」を禁止している。

しかし、韓国市場で優越的地位を持つのは誰か?

Google(検索)

Apple(アプリストア)

Meta(SNS)

Netflix(動画)

Amazon(クラウド)

Coupang(EC)

韓国企業はこのレベルの優越的地位を持っていない。

つまり、規制の実質的対象は米国企業だけ。

「データアクセス義務」が米国企業の資産を韓国企業に開放する

法案は、プラットフォームが保有するデータを取引企業に開放せよ
と求めている。

これは米国企業にとって致命的。

「韓国政府の裁量で制裁可能」=米国企業だけがリスクを負う

法案は、韓国政府が“違反”と判断すれば制裁できるという裁量規定が多い。

韓国企業は政府と近いので、裁量の影響が軽い。

しかし米国企業は、政治的に不利な状況で裁量制裁を受ける可能性が高い。

米国議会はこれを「恣意的規制」「差別的運用」と見ている。

クパン問題が象徴的


クパンは米国法人(NASDAQ上場)であり、
米国議会はクパンを “米国企業” と見ている。

韓国政府はクパンを規制しながら、
「米国企業を差別していない」と言う。

しかし米国側から見れば、

米国企業(クパン)を規制しているのに、差別していないと言うのは矛盾。

これが米国議会50人以上が怒っている理由。

米韓共同ファクトシート違反の疑い

米国議会が最も怒っているのはここ。

米韓共同ファクトシートには、

米国企業を差別しない。透明で予測可能な規制を行う。恣意的な規制をしないと明記されている。

しかしオンラインプラットフォーム法案は、

米国企業だけが規制対象。韓国政府の裁量が大きい。データ開放義務が米国企業に集中・アルゴリズム提出義務が米国企業の営業秘密を奪う。

つまり、ファクトシートの精神に反している。

米国議会が怒るのは当然。

そもそもクーパン問題で3400万人だったか。個人情報流出させたのは内部犯であり、雇っていた中国人だった。それなのに中国になぜか規制しないで米国企業だけを狙い撃ちにしたのがオンラインプラットフォームの法案の実態だったりする。

それじゃどうして中国は規制しないのか。簡単だ。経済報復されるのが怖いからだ。

なぜ韓国政府は中国企業を規制しないのか

これは韓国国内政治の構造が関係する。

■① 中国企業を規制すると報復される
観光

K-POP

韓国ドラマ

韓国製品

サード報復の記憶

韓国政府は中国の報復を極度に恐れている。

■② 米国企業なら反撃が弱いと考えている

米国企業は韓国市場の依存度が低いため、韓国政府は「規制しても大きな報復はない」と判断している。

■③ 国内世論が「大企業規制」を支持韓国国内では「財閥規制」「巨大企業規制」が人気。米国企業を規制する方が政治的に得。

つまり、事の発端は中国人の内部犯行なのに、それをクーパンが米国に本籍を置いてるという理由で、米国企業に差別的な法案を作ろうとしている。そして、米韓共同ファクトシートで合意したことは守らない。反米の李在明がやりそうなことである。

そして、なぜか韓国の原潜建造は都合良く進展中らしいぞ。100%嘘だろうけどな。こちらが調べたところによると韓国側の情報しかない。つまり、米国側の情報はないので、国内向けの演出てところだ。そもそも原潜の燃料はフランスから輸入と述べているが、フランスがわたすわけないだろう。

現時点でフランスが韓国に協力する理由が存在しない。実際、フランスが提供した前例もない。韓国が見返りにフランスから大量の兵器を購入するのも現実的ではない。なぜなら、韓国の兵器は米国製の劣化版なので、フランスの兵器とは仕様が全然異なるんだよ。買っても通信コード一つすら合わせるのに苦労するだけという。

米中間選挙を控えた外交リスク

米中間選挙まで約3か月。
韓国外交部は以下の点を慎重に分析していると説明した:

選挙情勢に応じて米国の対外圧力が強まる可能性

韓米関係への影響を複数シナリオで検討中

現段階で方針を決めるのは時期尚早

■ 最新の関連情報(追加)


2026年の米中間選挙では「対中強硬」「同盟国の経済政策監視」が争点化。

韓国企業(特にIT・造船・バッテリー)が米国政治の影響を受けやすい状況。

上の回答を読んでも、実際、何も答えてませんよね。3ヶ月前で方向性を決めるのは時期尚早?そんなわけあるか。むしろ、今、本当に決めてないなら無能である。

これを見ればわかるが、この韓国の外交部の回答こそがまさに蝙蝠外交の模範解答なんだよ。

こんな国内向けの回答に記者はもっと突っ込めばいいと思うが、締め出し食らっても困るから、しないんだろうな。

しかし、韓国さん。超甘いです。このままだと韓国は通商法301以上を確実に食らいますよ?そして、狙われるのはなんだとおもう?もちろん、半導体だ。

それでは追加記事を出そう。

米政府、韓国半導体企業に「超過利益の分配」を要求

韓国国内の“超過利益議論”が米国に飛び火、政治的波紋が拡大


米国政府が、韓国の半導体企業(サムスン電子・SKハイニックス)がAI半導体の好況で得た「超過利益」の一部を、米国側にも分配すべきだと主張したと報じられた。このニュースは韓国国内で大きな論争を呼び、進歩・保守を問わず批判が噴出している。

1. 米政府の発言内容


コリアタイムズの報道によると、先月の会議で USTR(米国通商代表部)副代表リック・スウィッチアー氏が、韓国産業通商資源部の余韓九(ヨ・ハング)通商交渉本部長に対し次の趣旨を伝えたという。

「SKハイニックスとサムスン電子の莫大な利益の中で、アメリカ側も一定の分け前を受け取る権利がある」

米国側の論理はこうだ。

米国企業が韓国半導体を大量購入し、韓国企業の業績に大きく寄与している

韓国国内で「協力企業への超過利益分配」を議論しているなら、米国企業にも同じ論理が適用されるべき

つまり、韓国国内の“超過利益分配”議論が米国に飛び火した形だ。

韓国政府高官も「米国側がそのような趣旨の言及をした事実はある」と認めている。

韓国国内で進歩・保守を問わず批判が噴出このニュースは韓国オンラインコミュニティで大炎上した。

■進歩系(2030世代)


「国内で無駄な議論をしてアメリカに餌を与えた」

「黄金の卵を産むガチョウの腹を裂くどころか、ガチョウを食べるようなもの」

■保守系(2030世代)


「こんな前例を作ったからこうなる」

「財閥解体と企業敵対政策がこの結果を生んだ」

進歩・保守の両方が政府の政策を批判するという、韓国では珍しい構図になっている。

3.韓国政府・米政府はコメントを避ける

コリアタイムズはUSTR・商務省・財務省に事実確認を求めたが、回答は得られなかった。

韓国産業通商資源部も

「関連内容を把握しておらず、現時点では確認または言及する事項ではない」
と回答。

つまり、米韓双方が“本音を言わない”蝙蝠外交状態になっている。

背景:韓国国内の「超過利益分配」議論

韓国では最近、サムスン電子・SKハイニックスのAI半導体好況を受け、

協力企業への利益分配

社会への還元

財閥の超過利益規制

などが議論されている。

この国内議論が米国に伝わり、「なら米国企業にも分配しろ」という要求につながったという構図だ。

一件、これを読むと韓国人が怒るのも無理はない。米国が酷いことを述べていると思うだろう。でも、韓国経済の専門家からすれば、むしろ、サムスン電子とSKハイニックスは米国企業に分配して当然である。ええ?なんでなの?それを解説しよう。

韓国人が怒る理由(感情的反応)

亜洲日報の記事を読むと、韓国人はこう感じる。

「米国が韓国企業の利益を奪おうとしている」

「アメリカは強欲だ」

「韓国企業が稼いだ金をなぜ米国に渡す必要があるのか」

「韓国の半導体を利用して儲けているのは米国企業なのに逆だろ」

これは“国民感情としては自然”なんだよ。

しかし、経済の専門家から見ると、むしろ逆。米国が要求するのは当然で、韓国企業は分配すべき立場にある。

経済の専門家が見る「本当の構造」

サムスン電子とSKハイニックスのAI半導体利益は、
米国市場がなければ成立しない。

■① AI半導体の需要の9割は米国企業


NVIDIA、Meta、Google、Amazon、Microsoft、Tesla、OpenAIなど。

各種AIスタートアップ

韓国企業の利益は 米国企業の投資によって生まれている。

つまり、利益の源泉は米国。韓国企業は米国のAI投資の“受益者”。

米国企業が韓国企業の利益を“作っている”

SKハイニックスのHBM需要はほぼ全て米国企業。サムスン電子のDRAMも同じ。

米国企業が買わなければ、韓国企業は利益ゼロ。だから米国はこう言える。

「利益の源泉は我々だ。なら分配しろ。」

これは経済学的には完全に正しい。

ここからさらにあげれば、ウォン安というのもある。米国企業が韓国から半導体メモリーを調達しやすいのはウォン安だから。でも、米国は韓国を為替操作監視国に指定している。

韓国企業は半導体特需+ウォン安で二重に儲けている。それが輸出にも出ているじゃないか。2026年1月から6月の韓国の輸出額は正式データで「4967億ドル」である。前年比で48.4%である。

その中で半導体が1924億ドルで(前年比 +162.5%)となっている。6月の単月だけで、まさかの1022億ドルである。

誰が見ても儲けすぎなんだよ!しかも、米国がほとんど買っている。この調子だと韓国は米国の輸入企業トップ3に入り、EUを抜くかもしれないぞ。まじか。そんなの嘘だろう。そうでもないんだよ。

2025年のEUの米国は輸出額は約4600億ドルだ。今、韓国の輸出が6月で5000億ドルしよう。その半分が対米輸出だとすれば2500億ドル。残り半年で2100億ドル稼げば抜けるんだよ。つまり、十分、射程圏内なんだ。これは明らかに異常である。何しろ、トップの中国が5000億ドルだからだ。

もはや、こんな状態で米国が何もしないわけないじゃないか。だから、韓国はこのままだと「通商法301以上」を確実に食らうてこと。それが今回の記事で裏付けされたわけだ。

総合結論

韓国企業は半導体特需+ウォン安+米国需要で三重に儲けすぎている。2026年上半期の輸出4967億ドルは異常値であり、半導体1924億ドル(+162.5%)は儲けすぎ。

米国が利益分配を要求するのは経済学的に完全に正しい。このままでは韓国は米国の輸入相手国トップ3に入り、EUを抜く可能性すらある。そして韓国は通商法301の制裁対象になる。

むしろ、韓国の半導体に100%関税かけても足りないわ。

サムスン・SKハイニックスが一流でも 政治が五流なら“Kショック”は必ず起きる

昨日、朝と夜の二回に分けて韓国市場をギャンブル相場にさせたレバレッジETFについて、最新データを入れて、かなり詳しく解説したのに、朝起きて記事を見ると、3回目の解説が必要な記事が色々出ているという。

こちらのやっていることは記事に突っ込みを入れて、実はこうですよという話をしながら、レバレッジETFがどれだけ危険な金融商品であることを訴えてきたわけだ。問題はここからだ。

5月27日から始まってサムスン電子SKハイニックスの単一銘柄レバレッジETFは約1ヶ月半経過して、とんでもないデータが色々出てきた。

昨日の記事だけでもあまりにも酷い。SKハイニックスがマイナス7%しか下がってないのに、レバレッジETFはマイナス35%下がったとか。単一株レバレッジETF、9取引日で8.8兆ウォン消失でその損失のほとんどは韓国アリとか。

さらにその前の記事ではレバレッジETFが選挙票目当てに半年も「前倒し」されていたというとんでもない事実まで出てきた。

これら3つの動画だけ見ても、韓国経済にとって最悪のリスクとなりかねない核爆弾級の内容が詰まっている。

こちらは韓国経済の専門家なので、今の韓国にとって何が致命的かを分析して、その順位が高い方から記事化していくわけだ。そして、それが既に連続でシリーズみたいに特集しているてことは、そういうことなんだ。

まさか1ヶ月半で韓国経済を崩壊させる核爆弾に成長するとは、こちらも最初に取り上げたときにリスクは解説したが、そんな意味不明なことになるとは思ってなかった。せいぜい、個人の一部が養分になる程度だと思っていた。

問題はこの核爆弾は韓国内だけにとどまらない。それを昨日、こちらはマイクロンやキオクシアの掲示板の投資家のコメントや、リアルな数字の動きから日本や米国にまで影響を与える。国際金融リスクとして解説した。

さらにいえば、7月10日のSKハイニックスのナスダック上場が、新時代の幕開けと称したが、それは良い意味でも、悪い意味でもある。

こちらが別に狙ってたわけではないのだが、今の韓国経済は半導体しかないので、半導体が転けたら全てが崩壊する。その鍵を握るのはAI半導体の動きであり、それら全ての企業の動向である。

特に重要なのはアップル、Google、アマゾン、メタ、NVIDIA、マイクロソフトなどビッグテックと呼ばれる米国最強のグローバル企業。さらにSKハイニックスやサムスン電子SKと同じ半導体企業であるマイクロンやサンディスクといったメモリー関連。その他、AnthropicやOpenAIなどの動向。さらに電力センターまで入れると関連企業は膨れ上がる。

気がつけばトレンドの最先端である。こちらからすれば元々、韓国経済だけではなくて国際金融についても色々と解説しており、数年前は別々でやっていたことが、新時代はまとめて韓国経済のジャンルで扱えるようになった。点と点がAIの登場で一本に繋がっただけなんだが、もはや、ただのマイナーなジャンルを扱うサイトやチャンネルではなくなっていること。

しかし、それだけこちらはわりとやり甲斐も感じている。やっていることに大きな変化があるわけでもないが、ガジェット好きとしてもAIがこの先、どのような進化を見せるのか。その未来にはとても興味あるわけだ。

問題はその未来が韓国のサムスン電子やSKハイニックスの動向に大きく影響するてこと。この二つはトレンドの最先端であり、同時に韓国経済の急所でもある。ここが米国と違う。別に米国はアマゾンやマイクロソフトが低調になろうが、他にも超企業が並んでるので、株価に大きな影響は与えない。しかし、韓国は違う。

韓国はサムスン電子やSKハイニックス、つまり、AI半導体が転けたら、その時点で崩壊する。つまり、流行の最先端と韓国経済危機はリアルタイムで繋がっているわけだ。レバレッジETFの超爆弾は韓国経済を短期で崩壊させるポテンシャルを秘めている。1ヶ月半で出てきたデータがまさにそれ。

そして、1ヶ月半経過して、韓国政府は取って付けたような規制を打ち出した。だが、一度、動き出したシステムを止めるには遅すぎた。

それが今から伝えるの毎日経済からのデータでも判明する。

それでは韓国経済の専門家の視点で解説しよう。

サムスン・SKハイニックス単一銘柄レバレッジETFが韓国市場を破壊する構造

韓国証券市場で、サムスン電子とSKハイニックスを基礎資産とする単一銘柄レバレッジETF(2倍) が、市場変動を“増幅する危険商品”として深刻な問題になっている。政界では上場廃止まで議論されるほど事態は悪化している。

レバレッジETFが「負の複利」で投資家を破壊する

韓国取引所によると、サムスン電子・SKハイニックスの単一銘柄レバレッジ/インバースETFの取引代金は18兆2827億ウォン。これはコスピ全体の 約40% に達する。

新しく出てきたレバレッジやインバースETFの取引代金はなんと18兆ウォン。コスピの40%である。そして、9営業日だけで8兆8000億ウォンの韓国アリの損失。個人の大半が焼かれてるわけだ。

サムスン電子SKハイニックスの時価総額が50%、その二つの関連だけでコスピの40%だぞ。もはや、他の株なんて誰も買ってないじゃないか。

レバレッジETFの仕組みについても簡単に復習しておくと。

この商品は「1日の値動きを2倍にする」だけであり、上下を繰り返すと 元本が削られる“負の複利” が発生する。

具体例(記事より)

指数が20%下落 → 20%上昇

通常ETF:100 → 80 → 96(−4%)

レバレッジETF:100 → 60 → 84(−16%)

つまり、市場が上下するほど資産が溶ける構造になっている。

変動性ドラッグ(Volatility Drag)が収益を削り続ける

レバレッジETFは毎日リバランスされるため、急騰・急落が続く市場では 収益率が削られる。これが「変動性ドラッグ」だ。

さらに、先物と現物の比重調整で追加売買が発生し、変動性をさらに拡大する。

毎日経済は、これを変動性ドラッグと呼んでるが、こちらがボラティリティ・デケイと呼んでるヤツと同じ内容である。ただ、こちら昨日の記事で解説したように大きな損失を出したレバレッジETFは、資産が回復できない「構造」であることを実際に計算している韓国紙は存在しない。

つまり、この内容では不十分なのだよ。元本のように持っていても、損失回避出来ないなんだから。毎日経済の記者がそれを知らないわけない。だから、意図的に隠してる可能性がある。韓国紙である良くあるやつだ。さらに突っ込むと韓国政府が率先して提供してきた事実も隠している。

毎日経済の記事は“意図的に不十分”である可能性が高い

韓国メディアは証券会社の広告収入に依存

レバレッジETFは証券会社の手数料源
投資家が“元本が戻らない”と知れば取引が止まる
政府も選挙前に前倒し承認したため責任問題になる
メディアは“危険性の半分だけ”を伝えている

つまり、韓国メディアはレバレッジETFの“本当の危険性”を隠している。

このように邪推できるわけだが、韓国紙では良くあることだ。表だっての政府批判すると、李在明に嫌がらせを受ける可能性が高いからな。スポンサーを怒らせたら広告収入は激減である。でも、こちらのサイトは経済ニュース解説しながら、日本人も苦手な金融リテラシーを身につけてもらうことも目的としている。

コメントでレバレッジETFが恐ろしいと感じてくれてるなら、こちらの意図は伝わっているてことだ。だから、こちらは専門家として意図的に何かを隠すような解説はしない。

半導体株への資金集中が市場全体を歪める

サムスン電子・SKハイニックスはコスピの時価総額の半分以上を占める。
ここにレバレッジETF資金が集中したことで、市場全体の偏りがさらに悪化した。

金融監督院長も「横になってでも防ぐべきだった」と自責するほど深刻だ。

海外メディアも「サムスン電子のレバレッジ商品がグローバル金融市場を撹乱している」と批判している。

レバレッジETFが海外メディアに指摘されるほど問題が大きくなっていると。そりゃそうだよな。毎回、サーキットブレーカー出されて、1日の変動率ナンバーワンがビットコインじゃなくて、韓国コスピなんだから。

超短期売買が市場を揺らす

14日、SKハイニックス2倍レバレッジETFの回転率は 2431.93%。つまり、1株が1日で24回も持ち主が変わった計算になる。

おいおい、回転率がまた増えてるじゃないか。前は500%ぐらいじゃなかったか。なんで、気がつけば2431%なんだよ。確かに市場規模が小さいので回転率は高くなると説明したが、明らかに数千%は異常だよ。

これは完全に「ギャンブル市場」であり、指数全体を揺るがすレベルの短期資金が流入している。

コスピはサーキットブレーカー連発

レバレッジETF上場後、コスピは以下のように乱高下した:

9114 → 6806(急落)

7284まで回復 → 再び6.4%急落

さらに、サーキットブレーカー:5回

サイドカー:17回(今年37回)という異常事態。

政府が緊急対策へ

基本預託金:1000万ウォン → 3000万ウォン

売買単位:1座 → 20座

乖離率管理:3% → 2%

投資家教育:2時間 → 3時間

新規上場の暫定中断

広告・マーケティングも禁止

そもそも問題になってから、対策するのはいつもの韓国政府である。儲かってるときは何も言わないんだから、バカの集まりなんだよな。

こちらは出てきたときからリスクを指摘した。危険な商品だと。まとめておこうか。

韓国政府は「事後規制」しかできない国家構造

韓国政府の金融行政は常にこうだ:

儲かっている時は放置

問題が起きてから慌てて規制

被害者が出てから責任論が浮上

証券会社と政治家は責任を回避

これはレバレッジETFだけではなく、仮想通貨、コイン詐欺、P2P融資、株式信用取引、
すべて同じパターン。他にもSKハイニックスやサムスン電子の成果給問題でも、自分らが黄色い封筒法で焚きつけておいて、問題になったら株式市場の承認が必要な法改正と後出しじゃんけんをしようとしている。

2. レバレッジETFも“儲かっている間は放置”だった

今回の単一銘柄レバレッジETFも同じ。

SKハイニックスが上昇していた時期

サムスン電子がAI期待で買われていた時期

個人投資家がレバレッジETFで利益を出していた時期

この間、政府は 一切警告しなかった。

むしろ、選挙前に前倒しで承認。審査はわずか2時間。投資家教育は形だけの講習

完全に“票目当ての人気取り政策”だった。

それで、問題が起きてから規制強化である。

だから、ここから導き出される解答は韓国政府に国を運営する能力がないてことだ。制度というのはしっかり吟味してから導入するために政治家や専門家が長い時間をかけて作りあげるものだ。だが、韓国政府は選挙票目当てに半年前倒しして、それを完全にスルーした。その結果がご覧の有様なんだよ。

結局、最後は韓国は国家規模は大きくなったが、中身は三流国家であり、韓国メディアにも韓国企業は1流だが、政治は5流だと揶揄されるわけだよ。韓国市場をギャンブル相場に変えた事実からでもわかるが、彼らが国を運営していれば、いつか世界的な崩壊の引き金となりかねない。まさに「Kショック」が起こるかもしれないてこと。

視聴者さんのコメントはいつも鋭い。こちらの解説から、次のリスクを正確に読み取ってくれる。実際にあり得ない話ではない。既にレバレッジETF導入から1ヶ月半でこれだ。

証券会社もリバランス時間の分散を検討

金融投資協会は証券会社CEOと協議し、リバランス取引時間の分散などを議論。

政府も参入障壁を高め、新規流入を制限する方向で動いている。

全体まとめ

韓国は国家規模こそ大きくなったが、 制度を設計する政治の能力は三流のまま。 企業は世界一流でも、政治は五流。この歪んだ構造こそがレバレッジETF問題を生み、 韓国市場をギャンブル相場へと堕落させた。 そしてこの無能な政治が続く限り、 “Kショック”はいつでも世界を揺らす火種となり得る。