韓国株が連日急落:半導体投資心理が完全崩壊、6兆ウォンが消える日

勝てるはずがない勝負を挑み、昨日の外国人と機関が売りに来ている状況でも、韓国アリは6兆ウォンの過去最大規模の資金を投入して下落するコスピを支えた。でも、それは外国人の養分になるためじゃない。彼らには「希望」があった。

ナスダックが大きく落ちた後は、普通に考えたら反発するだろうという希望である。確かに彼らの希望は理に適っている。株というのは調整機能が働くので個別株はよほど悪材料がない限り、二回連続で急落することはない。しかも、昨日の朝はマイクロンやサンディスク、SKハイニックスADRははあの劣勢な状況でもプラスだった。

まさにAI半導体メモリー株だけがナスダック急落の場面で輝いていた。それは希望だった。

Micron:+2.56%

SanDisk(SNDK):+0.66%

SK hynix ADR(SKHY):+2.55%

韓国アリはこの「希望」に6兆ウォンかけたんだ。例え、サイドカー発動して、今日を焼かれてもまだ追証ラインではギリギリない。月曜日に反発すれば助かる。

・・・。人は焼かれながらも希望があればついてくる。その希望を絶やしてはいけない。

だが、その藁にも縋る希望が土曜の朝に米証券市場の惨状を見れば「絶望」に変わったのは言うまでもない。昨日、頑張っていたマイクロンが-7%だと、SKハイニックスADRはなんて-8.8%。嘘だろう!これは夢だ。悪夢だ。そうだ。もう一度寝ればプラスで終わってるはずだ。そして、1時間後に目が覚める。

だが、数値は変わらない。絶望の数値ははっきりと示されている。月曜日に待っているのは追証&強制決済へのダイブ。6兆ウォンが解けていく時間である。

一体どうしてこんなことに・・・。彼らの何がいけなかったのか。米市場で何が起きているのか。

それでは韓国経済の専門家の視点で解説しよう。

朝の米主要指数の動き

NYダウ:+0.46%(+235.60)

S&P500:+0.05%

NASDAQ:-0.64%(ハイテク売り)

NASDAQ100:-1.15%(大型テックが重い)

FANG+:-0.73%(メタ・アマゾンなどが下落)

ダウは強いが、ハイテクは弱い。完全に“二極化”の地合い。

半導体セクター(SOX)=-4.25%の大暴落

フィラデルフィア半導体指数(SOX)は -4.25% と、主要セクターで最大の下落。

主要半導体銘柄の動き(すべて下落)
■ メモリー系

Micron(MU):-7.00%

SanDisk(SNDK):-10.80%

Western Digital(WDC):-6.90%

SK hynix ADR(SKHY):-8.79%

昨日まで強かったメモリー株が“完全に崩壊”。

■ GPU・AI系
NVIDIA(NVDA):-0.92%(比較的軽傷)

AMD:-3.28%

TSMC(TSM)※ADRは未掲載だが関連株は総じて弱い

AI関連は「小幅安〜中幅安」。メモリーほどの崩壊ではない。

■ 装置系(製造装置)


ASML:-2.55%

Lam Research(LRCX):-4.57%

KLA(KLAC):-3.75%

Applied Materials(AMAT):-4.71%

装置系も 一斉に4〜5%安。

半導体バリューチェーン全体が売られている。

半導体が崩れた理由(地合いから読み取れる要因)

  1. AI投資の過熱警戒
    ハイテク全体が売られ、特に半導体は利益確定売りが集中。
    (FANG+も-0.73%)
  2. 金利上昇(米10年債 4.681%)
    高金利は半導体の将来キャッシュフローを圧迫。
  3. 原油高→インフレ再燃懸念
    WTIは90ドル台(高止まり)。
  4. 韓国・台湾などアジア市場の急落が連鎖
    韓国KOSPI -5.72%(世界最悪)

このように希望は完全に潰えた。韓国アリの6兆ウォンは月曜日に消えていく。なぜこうなったのか。それは彼らは時勢を読み切れてないから。値動きだけを追った。

金利上昇してFOMCを迎える来週の米市場で、イラン戦争の長期化懸念で原油価格高騰は利上げというシナリオを際立たせる。ハイテク株は金利上昇に弱いのは昨日、解説したとおり。

だから、昨日の売りは当たり前であって、半導体メモリーだけが耐えたのがおかしな話だった。次の日、落ちていくのは普通のことだ。メモリー株以外の下げが少しましなのは昨日大きく下げたから。

せっかくのGoogleやインテルの好決算も、米金利上昇に勝てない。

これだけの判断材料があったのだから、普通はハイテク株を買おうとなんていう話にならない。ましてや、6兆ウォンの突撃なんて韓国アリにしかできんよ。

こちらは看取るだけなので、個別に韓国アリが焼かれようが、養分になって天に召されても、それはただの数値だけの動きとして認知するだけでいい。しかし、こちらは韓国経済の専門家であるが、それ以前に血の通った人間である以上、彼らの無謀な行動が少しでも抑えるために、こうやって記事を書いて動画配信をしている。

こちらのチャンネルはたまに韓国語のコメントもあるので、実は韓国人も見ているのだ。だから、彼らの財産が少しでも減らないように、その流れを正確に解説してるわけだ。

別に人助けとか。高尚な話ではないんだが、こちらのサイトやチャンネルの目的は金融リテラシーを身につけてもらうことにある。地合いが悪いのに突撃しても焼かれるだけ。当たり前のようでその当たり前が出来ないから彼らはいつでも負けるんだよ。

投資とは様々な不確定未来の中において、その企業や国家の未来を予測して行うものだ。投資の種類はたくさんあるので、インバースみたいに下げる未来を予測するのもあるが、基本的に投資という言葉が持つ意味は全てに共通する。

その未来を予測するには正しい情報が必要だ。そして、その情報を集めて投資することが、投資であって、ここがギャンブルとは違うんだよ。韓国アリがやってるのはオッズを見てから突撃しているだけ。大穴にかけているだけ。逆張り大好き。こんな歪んだスタイルで120万口座が追証。36万口座が強制決済されたんだよ。

もちろん、個人が6兆ウォン投資するなかでも、10人に1人ぐらいは逆に動いて勝ててる韓国アリもいるだろう。でも、1人が勝つ間に9人が犠牲になってしまうのが現状だ。逆に言えば、外国人は10人の中で9人は勝ってて、1人は負けてる程度なんだよ。機関からすれば10人中10人が勝っている状況だ。

こんな状況でも韓国アリが投資を増やすんだから、過去の成功体験がない限りはそうはならない。しかし、トータルで大きく負けている連中が多い。だから、こちらはこの現状を10人中、2人が勝って、8人が負けている現状ぐらいに改善したい。ええ?あんまり変わらない?そりゃ、こちらのチャンネルは韓国で知名度はまったくないからな。

さすがに7月から市場の動きを特集しているが、ここまで韓国アリだけが全滅しており、今週なんて、毎日サイドカーが発動するギャンブル相場だった。これを見てなんとも思わないわけないじゃないか。こちらはリアリストなので甘い予測はしない。残酷な真実を伝える。でも、その真実は必ず論理と結びついてる。

だからこそ、このサイトやチャンネルは毎日、視聴すればするほど金融リテラシーが向上するんだよと最後に宣伝して、次に行こうか。

では、毎日経済で昨日の市場を振り返る。

韓国株が連日急落:半導体株投資心理が崩壊


原油高・米利上げ懸念・中東不安が重なり「サイドカー毎日発動」という異常事態
韓国証券市場が歴史的な乱高下に見舞われている。

サムジョンニックスをはじめとする半導体株の投資心理が急速に冷え込み、今週はサイドカーが毎日発動されるという異例の展開となった。市場は連日で急騰落を繰り返し、投資家の不安心理が極度に高まっている。

📉 コスピ・コスダックが大幅下落


24日の韓国株式市場は、主要指数が一気に5%超の急落を記録した。

コスピ:-5.72%の6690.62で終了

コスダック:-5.32%の748.22で終了

正午頃には両市場で売りサイドカーが同時発動

市場の急落は、単なる短期ショックではなく、複合的な外部要因が重なった結果だ。

市場を押し下げた3つの外部要因


① 中東情勢の不安
解決の兆しが見えず、地政学リスクが継続。

② 原油価格が100ドル超え
物価上昇懸念が再燃し、世界的なインフレ圧力が強まる。

③ 米国の利上げ観測が急上昇
来週のFOMCを控え、利上げ確率が急上昇。

7月FOMC:利上げ確率 12.8% → 33.7% に急上昇

9月FOMC:利上げ確率 57.8% → 80.8% に跳ね上がる

もし利上げが実施されれば、2023年7月以来3年ぶりの米国金融引き締めとなる。


韓国銀行も今月、3年6カ月ぶりに利上げを断行しており、世界的な流動性縮小が市場を圧迫している。今月初め、韓国銀行が3年6ヵ月ぶりに基準金利引き上げを断行した中で、グローバル流動性縮小の懸念が深まっている。

半導体株が総崩れ:サムスン電子・SKハイニックスが急落


韓国市場を牽引する半導体株が大きく売られた。

サムスン電子:-7.59%(24万9500ウォン)
 週間では -2.16%

SKハイニックス:-8.34%(175万9000ウォン)
 週間では -4.51%の下落

サムジョンニックスも反発が止まり、週間で下落に転じた

半導体株の急落は、韓国市場全体のセンチメント悪化を象徴している。

投資家動向:外国人が3.2兆ウォン売り越し


外国人投資家はコスピで3兆2827億ウォンの大規模売り越しを記録。これは7月2日以来22日ぶりの最大規模。

一方、個人投資家は逆に5兆1783億ウォンの買い越しで市場に再参入。

専門家コメント


新韓投資証券のカン・ジンヒョク研究員は、「高金利・原油高が持続的な下方圧力として作用している」と分析している。

記事をまとめるとこんな感じだが、さすがに7月のFOMCで利上げないですよね。3割まで上がってるのは気になるが、ちょっと専門家の意見を見ておこうか。

◆ 結論:専門家は「据え置き多数、利上げは少数派」


● エコノミスト76人全員が据え置きを予想BigGoファイナンスの調査では、取材に応じた76人のエコノミスト全員が据え置きと回答している。

● ただし、複数の地区連銀総裁は利上げを提案する可能性


第一生命経済研究所のレポートでは、

ダラス連銀ローガン総裁

クリーブランド連銀ハマック総裁

などが利上げを提案する可能性があると分析している。

● 投票結果は「据え置き 8:利上げ 4」程度が中立シナリオ

専門家の分析では、今回のFOMCは8対4で据え置きが多数派になる可能性が高い。

◆ 市場はなぜ“利上げ3割”まで織り込んだのか

  1. 原油高(イラン戦争)でインフレ再燃懸念
    原油価格が再び上昇し、インフレ再燃のリスクが高まった。
    これが利上げ観測を押し上げている。
  2. 利上げ確率が3割超に急上昇:FRC議事まで秒読み、市場が完全に迷走する理由
  3. ウォーシュ新議長の「フォワードガイダンス廃止」
    ウォーシュ議長は、パウエル時代の“事前に方向性を示す”手法を廃止。
    市場は“霧の中”で予測が難しくなり、利上げ確率が乱高下している。
  4. 金利スワップ市場がテールリスクを織り込んだ
    シティグループは、
    「30%という利上げ確率は“実際に3割で利上げする”という意味ではなく、
    市場がテールリスクに備えて払うリスクプレミアムだ」と分析している。

◆ 専門家の総合見解(最新)
● 7月FOMC
据え置きが本線(64〜70%)

利上げは3割前後の“少数派シナリオ”

ただし、利上げ提案は複数名から出る可能性が高い

● 9月以降


市場は9月利上げをほぼ完全に織り込んでいる(0.25%利上げ確率48.5%)。

● 年内の方向性
原油高

中東情勢

インフレ再燃


これらが続けば、年内に追加利上げ(累計0.5%)の可能性が高いと市場は見ている。

┌──────────────────────────────────────────┐
│ 7月FOMC(必須条件) │
├──────────────────────────────────────────┤
│ ● 据え置き(専門家の大多数) │
│ ↓ │
│ AI半導体株:下落停止 → 反発の土台形成 │
│ │
│ ● 利上げ(市場の3割=リスクプレミアム) │
│ ↓ │
│ AI半導体株:さらに売られる(復活不可) │
└──────────────────────────────────────────┘

            ▼ 7月の結果で分岐 ▼

┌──────────────────────────────────────────┐
│ 9月FOMC(復活条件) │
├──────────────────────────────────────────┤
│ ● 据え置き(様子見) │
│ ↓ │
│ AI半導体株:本格的に復活 │
│ 半導体サイクル:上昇トレンド再開 │
│ │
│ ● 利上げ(可能性5割) │
│ ↓ │
│ AI半導体株:上昇は難しい │
│ 市場:年内ずっとボラティリティ高い │
└──────────────────────────────────────────┘

            ▼ 9月の結果で最終判断 ▼

┌──────────────────────────────────────────┐
│ 12月FOMC(本命) │
├──────────────────────────────────────────┤
│ ● 利上げ(あなたの予測と一致) │
│ ↓ │
│ AI半導体株:短期調整だが長期は維持 │
│ FRB:インフレ最終調整の可能性 │
│ │
│ ● 据え置き(低確率) │
│ ↓ │
│ AI半導体株:年末ラリーの可能性 │
└──────────────────────────────────────────┘

このように専門家のほとんど7月に利上げは無いとみている。3割予測はただのリスクプレミアムだよ。でも、9月は可能性高いですよ。といっても5割程度だが。

だから、AI半導体株が復活するなら。まず、このFOMCで据え置きが必須となる。仮に利上げされたら、もっと売られる。次に9月の利上げ動向についてだ。これで9月も様子見だった場合、半導体株は復活する。しかし、利上げ圧力高まれば、上昇は難しい。

そもそも、こちらは12月の利上げを予測していたので、今でもそれはかわらない。確かに原油価格高騰しているが、それがいつまで続くか読めない以上、その数値だけ拾って判断するのも難しい。

来週はFOMCが28日から始まる。ここを通過しない限り、AI半導体の未来は読めない。せっかくGoogleやインテルは頑張ったのだが、金利高騰の前にその効果も消えた。韓国アリの6兆ウォンの買い超しはどうなるのか。このままだと焼かれる可能性9割ですけどね。