皆様、おはようございます。今日は2026年8月10日です。8月10日といえば京都では宇治の花火大会が有名で、こちらも何度も訪れる観光イベントだったのだが、最近はコロナ禍で中止になって以降、全く開催されてないという。こちらは8月10日のイメージは花火一色なのも、昔の思い出となってるわけだ。
そのうち花火大会が復活することを期待したいが、とにかく今年の夏も暑いてこと。だから、わりと同じ作業やっていても疲労度がたまりやすくなっている。起きるのが遅くなってる時点でもう駄目だろうと思って、昨日の動画は夜の1本だけにしたのだが、無理して倒れるよりはましだと思うので、楽しみにしていた読者さんや、視聴者に申し訳なかったが、今は本当に自分の体調を優先する時期だと思っている。
それだけ今年の夏はヤバイ。特に熱中症に気を付けてほしい。部屋にいてもエアコンつけて、水分と塩分補給を忘れないでほしい。こちらは塩分チャージにタブレッツ舐めてるのだが、暑い夏は数ヶ月続くと思うのでくれぐれも無理をしないように過ごしてもらいたい。
そして、今回の韓国記事も「猛暑」である。もちろん、経済記事なので猛暑が与える影響。ヒートフレーションの深刻化を見ていく。
それでは韓国経済の専門家の視点で解説しよう。
猛暑が韓国の食卓を直撃
野菜高騰に続き、水産物価格も急騰。「ヒートフレーション」が深刻化
韓国では記録的な猛暑が続き、農産物だけでなく水産物の価格まで急騰する「ヒートフレーション(Heatflation)」が深刻化している。ほうれん草、キュウリ、ズッキーニなど夏場の野菜価格が急騰したのに続き、海水温の上昇による養殖魚の大量斃死が発生し、刺身用魚種の価格が大幅に上昇している。
■ 水産物価格の急騰:ヒラメ・クロソイが高騰
海水温の上昇により、ヒラメやクロソイなどの養殖魚種で斃死が増加。これが市場価格の上昇につながっている。
ヒラメ刺身300g:2万5000ウォン前後(Eマート:2万3000ウォン台、ロッテマート:2万6000ウォン台)
5月の割引時は360gが1万9000ウォン台で販売されており、消費者の体感価格は大幅に上昇
産地価格も上昇しており、養殖ヒラメ1kgの平均競売価格は 前年比13.2%上昇。
コノシロも1kgあたり1万7000ウォンと、前年の7000ウォンから 1万ウォンの値上がり。
■ 野菜価格も記録的な上昇
陸地では猛暑に弱い葉物野菜を中心に供給が減少し、価格が急騰している。
ほうれん草100g:1974ウォン(1ヶ月前より131.7%上昇)
ズッキーニ:47.7%上昇
サンチュ:42.6%上昇
猛暑の影響は今後も続く可能性が高く、海水温は通常8月末〜9月初めに最も高くなるため、水産物価格の高騰は9月まで続くとの見方が出ている。
■ 「ヒートフレーション」が家計を圧迫
今回の価格上昇は、単なる季節要因ではなく、気候変動による猛暑が直接的に農水産物の供給を圧迫している点が特徴だ。
野菜:高温で生育不良 → 供給減少 → 価格急騰
水産物:海水温上昇 → 養殖魚の斃死 → 価格上昇
今後:海水温ピークは9月 → 水産物価格はさらに上昇の可能性
韓国の食卓物価は、今後も高水温の影響を受け続ける見通しで、家計への負担が一段と増すことが懸念されている。
それで韓国の食料インフレがなぜ日本よりも深刻なのか。簡単に言えば韓国は市場が小さいのでそれだけ反映するのが早い。
韓国:海水温・気温の上昇が即座に価格へ反映
韓国は海水温上昇 → 養殖魚の大量斃死
高温で葉物野菜の生育不良が即座に市場価格へ反映される国。
理由はシンプルで、価格転嫁が早い・市場が小さい・供給が集中している ため。
特に水産物は養殖依存度が高く、海水温の変化に極端に弱い。
後は食糧自給率の差もある。日本の自給率は約4割だが、韓国の場合は3割程度になっている。特に水産物は養殖依存度が高い。さらにウォン安もある。
ウォン安+ヒートフレーションが輸入物価上昇で食糧インフレにつながるわけだ。
■ まとめ:猛暑がもたらす「新たな物価リスク」
今回の農水産物価格の急騰は、気候変動が生活必需品の価格に直接影響を与える典型例となっている。特に水産物はこれから高水温期に入るため、価格上昇が長期化する可能性が高い。
韓国では「ヒートフレーション」が新たな物価リスクとして浮上しており、政府・流通業界・消費者の三者が対策を迫られている。
今回、ヒートフレーションを取り上げたのはまだこれ初期段階ということ。魚や野菜の値段が高騰しているが、これからもっと値が上がる。当然、食料品価格の値上げはインフレの要因となるので、韓国にとっては厳しい。実際、これは韓国だけじゃない。猛暑は世界的な事象であり、欧州でもその被害は壊滅的だ。
世界的な「気候インフレ」が進行中

欧州では歴史的に冷涼な気候で、住宅にエアコンがない家庭が多い。そこに猛暑がきて、多くの人々が熱中症でなくなっている。つまり、欧州は涼しいから夏でもエアコンなんていらなかった。
しかし、そうなってくると暑さ対策が「都市システム」として組み上がってない。だから、スペイン・イタリアでは高齢者の熱中症での死者が急増。ドイツの都市部で熱中症搬送が過去最高。2026年6月に9600人も死亡した。フランスでは学校閉鎖まで起きている。
今回の猛暑は、韓国のヒートフレーションだけでなく、世界的な食料価格の上昇を引き起こしている。
欧州:農作物の枯死、収穫量減少
中国:高温で水産物の大量斃死
インド:コメ輸出規制強化
アメリカ:干ばつで畜産飼料価格が上昇
世界の食料供給網が同時にダメージを受けており、グローバル食料インフレのリスクが高まっている。
ただでさえ、ホルムズ海峡や紅海などでイランや過激派組織が暴れており、食料を運ぶのが困難な時期に世界的な猛暑で食料品価格が上がる。
これが米国の消費者物価も押し上げていく。そして、今週は超注目な米経済指標でCPIと米小売売上高が発表される。今週の予定を見ていこうか。
世界的な気候インフレが米消費者物価を押し上げる
08/12(水)
21:30 ★★★★ 07月 消費者物価指数(CPI)[前月比] 0.2% -0.4%
21:30 ★★★★ 07月 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 0.2% 0.0%
21:30 ★★★★ 07月 消費者物価指数(CPI)[前年比] 3.5% 3.5%
21:30 ★★★★ 07月 消費者物価指数(CPIコア指数)[前年比] 2.5% 2.6%
08/14(金)
21:30 ★★★★★ 07月 小売売上高[前月比] 0.3% 0.2%
21:30 ★★★★★ 07月 小売売上高(自動車除くコア)[前月比] 0.2% -0.2%
23:00 ★★★★ 08月 ミシガン大学消費者信頼感指数 54.2 55.2
注目イベントは8月12日の7月の消費者物価指数と8月14日の米小売売上高である。
そして、もう一つ大事なのは先週の金曜日に出てきた米雇用統計である。実は予想を大きく下回る内容となっている。これも今週が始まる前に確認しておこう。
米国株式市場、7日の取引で反発
― 雇用統計の弱さで「9月利上げ見送り」観測が強まり、主要指数が上昇
2026年8月7日の米国株式市場は、予想外に弱い雇用統計を受けて、FRB(米連邦準備制度理事会)が9月の利上げを見送るとの見方が強まり、主要株価指数がそろって上昇した。
S&P500、ナスダック、ダウ平均のいずれも上昇し、投資家心理は改善した。
■ S&P500は過去最高値を更新
7日の取引で、S&P500は前日比 +47.68ポイント(+0.62%) の 7757.64 で終了し、過去最高値を更新した。
週前半に7700台で推移
週間では +3.6% の上昇
ナスダック総合指数:+1.30%(26,690.62)
ダウ平均:+0.28%(54,036.93)
主要3指数はそろって 2週連続の上昇となり、米株市場は再び強気ムードが広がっている。
■ 雇用統計が市場予想を大きく下回る
今回の株高を支えた最大の材料は、7月の雇用統計が市場予想を大きく下回ったことだ。
非農業部門雇用者数:
→ 前月比 20万3000人減(市場予想:8万3000人増)
失業率:4.1%(市場予想:4.2%)
労働参加率:61.4%(5年ぶりの低水準)
特に地方政府の教育部門で 5万人減 が発生し、雇用減少の大半を占めた。小売業・金融業でも減少が続き、民間雇用の弱さが鮮明になった。
ADPの民間雇用統計も市場予想を下回り、「雇用の減速」が複数の指標で確認された形だ。
■ FRBの9月利上げ観測が後退
雇用の弱さを受け、FRBが9月の会合で利上げを見送るとの見方が強まった。
CMEフェドウォッチ:
利上げ確率 58.3% から44% に低下
FRBは前週、政策金利を 3.50から3.75% に据え置いたばかりだが、複数の地区連銀総裁が「0.25%利上げ」を主張していたため、市場は警戒していた。
しかし今回の雇用統計で、「利上げは難しい」ので「据え置きの可能性が高い」という流れに一気に傾いた。
これが株式市場の反発を後押しした。
■ AI関連株が急騰:ドクシミティが32%上昇
この日の市場で特に目立ったのが、医療テクノロジー企業 ドクシミティ(Doximity) の急騰だ。
株価:+32.62%
同社は新たな AI検索製品がすでに高い収益性を生み出していると発表。CEOは「AI検索はまだ初期段階だが、1回あたりの収益はコストの10倍を超える」と説明し、AIモデルの効率向上で収益性がさらに改善する可能性を示した。
AI関連の好材料が、ハイテク株全体の上昇を後押しした。
■ まとめ:弱い雇用が株高を誘発する“逆説的展開”
今回の米国株反発は、「雇用が弱いので FRBが利上げできないが材料となり、 株が上がる」という典型的な金融相場の動きとなった。
雇用統計は弱い
労働参加率も低下
地方政府・小売・金融などで雇用減少
FRBの利上げ観測が後退
株式市場は安心感から上昇
AI関連株が市場を牽引
米国株は再び強気相場の流れに入りつつあり、今後のFRBの判断が市場の焦点となる。
ただ、このようにAI検索製品が高い収益を生みだしてるのはサプライズなのだが、問題はメモリー株はサンディスクショックから立ち直っていない。特にSKハイニックスADRはマイナス3.92%。137.91ドルだ。
エヌビディアとか他のAI株は買われてるのだが、せっかく利上げ後退もメモリーだけあまり恩恵を受けていない。個人的にスペースXが13%上がってIPO価格135ドルまで上げていることに驚きだが、買いそびれたな。ロックアップ解除されたのにまさかの爆上げだよ。
このように利下げ観測後退で韓国の半導体に良い材料が、月曜日のコスピのどう影響していくか。今週ものんびりとウォッチしていこうじゃないか。