日別アーカイブ: 2026年8月12日

韓国物価危機へ猛暑と原油高が直撃

日本では明日からお盆休みにはいるわけだが、
まだまだ暑い夏が続く。それは韓国でも同じで
猛暑が韓国の食卓物価に影響を及ぼしている。
しかも、イラン情勢の悪化で
原油価格高騰というのも朝に取り上げた。

最近はウォンは1400ウォン台になっているが、
これでもウォン安であることに変わりなく、
このままだとウォン安+猛暑+原油価格高騰が
韓国の消費者物価を直撃するという。

それでは韓国経済の専門家の視点で
解説しよう。

下半期の物価に赤信号!広がるダブル悪材料

韓国の消費者物価が下半期に再び上昇圧力に晒されている。
背景には、記録的猛暑による農産物価格の急騰と、中東情勢不安による国際原油価格の急騰という二つの外部ショックが同時進行していることがある。
政府は「汎省庁での物価安定努力」を強調するが、物価の上方圧力はすでに複数の経路で顕在化している。

猛暑が直撃──葉物野菜・施設野菜の価格が短期急騰

韓国農食品部とaTの統計によると、8月に入り高温に弱い野菜を中心に価格が急騰している。

キュウリ(10本):
6月 7,799ウォン → 8月 12,144ウォン(+56%)

白菜(1株):
6月 3,691ウォン → 8月 4,287ウォン

ほうれん草(100g):
6月 817ウォン → 8月 1,890ウォン(2倍以上)

葉物野菜は高温で葉が枯れたり焼けたりし、商品性が落ちることで出荷量が減少する。
キュウリ・ズッキーニは生育不振や奇形果が発生しやすく、供給が一気に細る。

一方で、白菜・大根・キャベツなど一部品目は平年より低い水準にあるが、価格上昇の波及が懸念されている。

2畜産物にも影響──家禽類の大量斃死
猛暑は畜産にも深刻な影響を与えている。

斃死家畜:90万1602頭(7日時点)
そのうち 95% が鶏・鴨など家禽類

秋夕(チュソク)を控え、果物(リンゴ・梨)でも高温による生育不振や一掃被害が発生すれば価格上昇が避けられない。

中東情勢が原油価格を押し上げる──ホルムズ海峡リスク

猛暑による農産物高騰に加え、国際原油価格の急騰が物価の“第二波”となっている。

ホルムズ海峡の不確実性上昇で、原油価格が1日で約5%急騰

ブレント油は80ドル台で乱高下し、政府の下半期予想値(ドバイ油78ドル)を上回る

原油高はガソリン・軽油だけでなく、運送費・生産費 → 加工食品・外食へと広範囲に波及する。
韓国開発研究院(KDI)は、原油価格が10%上昇すると消費者物価を最大 +0.2%pt 押し上げると分析している。

物価は再び3%台へ──通信料金の基底効果も重なる

7月の物価上昇率は2.8%で一時的に落ち着いたが、これは昨年の通信料金割引の基底効果によるもの。
この効果が消える8月は、物価上昇率が約+0.6%pt押し上げられると政府は見ている。

そのため、8月の物価上昇率が3%台に復帰するのは既定路線とされる。

ここに猛暑と原油高という二つの外部ショックが加わり、物価の上方圧力はさらに強まっている。

🏛️ 5. 政府の対応──エネルギー・食料を同時管理

政府はエネルギーと食料の両面で対策を進めている。

エネルギー対策
代替原油の導入

備蓄油スワップの再稼働

国際共同備蓄の拡大

農畜水産物対策
猛暑・日照り特別管理期間の運営

産地の作況・価格の集中点検

供給不足に備えた白菜1.5万トン、大根6000トンの市場投入

水産物
高水温被害に備えた早期出荷・緊急放流支援

加工食品の価格抑制
ラーメン・即席食品・氷菓類など 3838品目を最大57%割引

副総理は「猛暑などにより物価の上方圧力が常在する状況」とし、汎省庁での物価安定努力を強化すると述べた。

展望 秋夕ショックの可能性と、韓国物価の脆弱性

今回の物価上昇は、
①気候ショック(猛暑)
②地政学ショック(原油高)
という、韓国が構造的に弱い二つの領域から同時に発生している点が特徴だ。

特に秋夕(チュソク)を控え、果物・畜産物の価格上昇が重なると、家計負担はさらに増す可能性が高い。
また、原油価格は中東情勢次第で変動幅が大きく、下半期の物価安定は不確実性が高い。

この猛暑がいつまで続くかわからないが、このままだと
韓国の最大の連休である秋夕に直撃する。
これで消費者物価3%とかになれば、韓銀は利上げも考えないといけなくなる。
ただ、韓国経済は半導体以外は死んでる状況で利上げなんてものは
選択肢にはいらない。だが、ガソリン価格が中々、下がらない中で
原油価格高騰はまたガソリン価格を上げるきっかけにもなる。

淡々と状況を解説しているが、これは非常に不味いことになる。

  1. 猛暑が秋夕に直撃すると何が起きるか

秋夕は韓国最大の連休であり、
果物・野菜・畜産物の需要が年間で最も跳ね上がる時期。

そこに今回の猛暑が重なると:

葉物野菜:供給減 → 価格急騰

果物:高温障害 → 秋夕用リンゴ・梨が不足

家禽類:斃死90万羽 → 鶏肉価格上昇

施設野菜:高温で収穫量減少

つまり、秋夕の食料価格が一斉に上がる。

韓国の物価は食料の比率が高いため、
秋夕ショックはそのまま 消費者物価指数(CPI)を押し上げる。

2.物価が3%台に乗れば、韓銀は利上げ圧力に晒される

韓国銀行は「物価安定」を最優先にしているため、
CPIが3%台に戻れば、次のような圧力が発生する。

国際金融市場

「韓国はインフレを抑えられない国だ」と判断 →
ウォン売りが加速 → さらにウォン安 → さらにインフレ

国内世論

物価高騰 → 政府批判 → 韓銀に“利上げしろ”圧力

政府

秋夕の物価高騰は政治的ダメージが大きい →
韓銀に「物価を抑えろ」と暗黙の圧力

つまり、物価3%台は利上げ圧力を一気に強める。

経済が半導体以外ほぼ死んでいる

韓国経済は現在、次のような構造になっている:

半導体:黒字

自動車:EV競争で中国に押され始める

造船:受注はあるが利益率が低い

建設:不動産不況で壊滅

家計:債務世界最悪レベル

中小企業:金利上昇で倒産リスク急増

つまり、利上げした瞬間に家計と企業が破綻する。

韓国銀行自身も理解している:

利上げは韓国経済を破壊する
しかし利上げしないとウォン安で物価が暴騰する

これが韓国の「政策の詰み」

ガソリン価格が下がらない中で原油高騰が起きるとどうなるか

韓国のガソリン価格は早くて8〜12週間後にしか下がらない。
これは何度もイラン戦争時に解説してきた。

理由は:

高値仕入れ分の消化に時間がかかる

タンカー供給の遅延

備蓄が少ないため価格調整ができない

ウォン安で輸入価格が高止まり

ここに原油価格の再上昇が起きると、

ガソリン価格が下がる前に、再び上昇する

という最悪の展開になる。

ガソリン価格は韓国の物価に直結するため、

運送費上昇

食料品価格上昇

外食価格上昇

加工食品価格上昇

という物価の第二波が発生する。

まとめ:韓国は「利上げできないのに利上げせざるを得ない」地獄

猛暑で秋夕の食料価格が急騰
原油高でガソリン価格が再上昇
物価3%台で韓銀は利上げ圧力
しかし利上げしたら家計と企業が破綻
でも利上げしないとウォン安で物価がさらに上昇
韓国は利上げしても地獄、利上げしなくても地獄。
そして秋夕がその引き金になる。

イラン戦争はホルムズ海峡を巡っての衝突で
結局、そこを通航する船は激減した状態。
韓国の原油が枯渇する事態は現在のところ
なさそうだが、スポット価格で買っているなら
原油価格高騰が数週間後にガソリン価格に
急騰させるのは目に見えている。
ちょうど秋夕の季節となれば、当然、
消費者からすれば地獄である。

それで絶望的なのは秋冬がスタート地点であって
ここからが本当の地獄となる。

かなりヤバそうな感じなので今後もシナリオも
考えておこうか。

秋夕後の最悪シナリオ:3段階で韓国経済が崩れる

【第1段階】秋夕後に「物価の第二波」が到来する(10月〜11月)
秋夕で食料価格が跳ね上がった後、ガソリン価格の遅行上昇
(原油高の反映)が10〜12週間後に到来する。

猛暑 → 野菜・果物価格上昇(秋夕前)

原油高 → ガソリン価格上昇(秋夕後)

という二段階インフレが発生する。

さらに悪いのは、秋夕後は季節的に:

暖房用エネルギー需要が増える

物流量が年末に向けて増える

外食・加工食品の値上げが連鎖する

秋夕後の方が 物価上昇圧力が強い。

結果として、

韓国の物価は3%台後半〜4%台に乗る可能性がある。

これは韓銀にとって“利上げ圧力の臨界点”

【第2段階】韓銀は利上げできないまま
ウォン安が加速(11月〜12月)物価が3〜4%台に乗れば、
韓国銀行は利上げ圧力に晒される。

しかし、韓国は利上げできない。

家計債務:世界最悪

金利を上げれば住宅ローン破綻が連鎖する。

中小企業:金利上昇で倒産

すでに利払い負担が限界。

不動産:利上げした瞬間に崩壊

建設会社の破綻が連鎖する。

利上げしたら韓国経済が死ぬ。
利上げしなくてもウォン安で物価が暴騰する。

この二重の罠が秋夕後に最大化する。

そして、利上げできない韓国を見た海外投資家はこう判断する:

「韓国はインフレを抑えられない国だ」

結果として、

ウォン売り加速

1,450〜1,500ウォンへ

輸入物価がさらに上昇

物価が再び上昇(悪性インフレ)

という通貨危機の前兆 が現れる。

【第3段階】景気が急速に悪化し、半導体以外の産業が崩壊(12月〜翌年)

秋夕後のインフレとウォン安は、
韓国の産業構造に致命的なダメージを与える。

自動車

EV競争で中国に押されている中、
原材料価格上昇で利益が消える。

造船

燃料価格上昇でコスト増。
受注はあっても利益が出ない。

建設

金利上昇圧力で資金繰りが崩壊。
倒産が連鎖する。

中小企業

原材料価格上昇+金利負担で大量倒産。

消費

秋夕後の家計負担増で消費が急減速。

結果として、

半導体だけが生き残り、他の産業は“ほぼ全滅”状態になる。

韓国経済は「K字型崩壊」に入る。

最悪シナリオの総括:秋夕は“序章”本番はその後に来る

冬に暖房費の高騰となってさらなる物価を押し上げる。
このままだと最悪の「冬」がやってくるわけだ。

韓国ネットの反応

  1. 「物価が上がりすぎて生活できない」
    猛暑による野菜価格の急騰(キュウリ+56%、ほうれん草2倍以上)に対して、
    生活者層からは強い不満が噴出。

「野菜が贅沢品になった」

「サンチュもほうれん草も買えない」

「秋夕の果物は絶対に高騰する、もう地獄だ」

農産物価格の上昇は韓国の家計に直撃するため、反応は非常に敏感。

  1. 「猛暑で家禽が大量死?これは本当に危険だ」
    家禽類の斃死が90万羽という数字に対して、
    食料供給への不安が広がっている。

「鶏肉も秋夕で値上がり確定」

「農家は壊滅状態、政府は何をしているのか」

  1. 「原油価格まで上がったらもう終わり」
    ホルムズ海峡の不安定化による原油価格急騰(1日で+5%)に対しては、
    韓国ネットは非常に敏感に反応。

「ガソリン価格がまた上がる」

「物流費が上がれば全部の物価が上がる」

「政府は何もできない」

  1. 「物価3%台復帰?利上げしたら家計が死ぬ」
    記事が示すように、通信料金の基底効果消失で物価が3%台に戻る見通しに対しては、
    韓国ネットは強い危機感を示している。

「利上げしたら住宅ローン破綻する」

「利上げできないのに物価は上がる、最悪の状況」

「韓国銀行は何もできない」

  1. 「政府の割引政策は焼け石に水」
    政府がラーメン・加工食品3838品目を最大57%割引すると発表したが、
    ネットでは冷ややかな反応。

「一時的な割引では意味がない」

「根本的な物価上昇は止められない」

「秋夕の物価は絶対に上がる」

(参考:加工食品割引の記述 )

  1. 「秋夕は地獄になる」

総合的に、韓国ネットの最大の懸念は 秋夕(チュソク)物価ショック。

「秋夕の果物は高温で不作、絶対に高騰する」

「ガソリン価格も上がる、帰省費用が地獄」

「今年の秋夕は“史上最悪”になる」

(参考:秋夕前の果物価格上昇懸念 )

🧩 総括:韓国ネットの空気は“物価地獄への恐怖”が支配的
記事内容に対する韓国ネットの反応は、
以下の3つに集約される。

① 生活必需品の価格上昇への強い不満
② 原油高 → ガソリン高 → 物流費上昇への恐怖
③ 秋夕の物価ショックを避けられないという諦め
特に「秋夕は地獄になる」という声が多く、
韓国の消費者心理はかなり悪化している。

15時半の結果

今日のコスピは朝に米市場の半導体株が強い動きを
見せたことでコスピも高騰したのだが、やはり、
サイドカーまでは行かなかった。
確かに4.8%ぐらいまであがったのだが、
その後はm利益確定売りに押されて終わった。
結果、6579.05。プラス233.51、プラス3.68%。
サムスン電子も8%近く上がってたのだが、
これも売られて最後はプラス6.68%。
SKハイニックスはプラス5.44%である。
そして、コスダックは0.12%上昇で終わった。
もう、韓国アリはコスダックはいらないらしい。
投資主体別売買動向
個人が3兆913億で売り。
外国人が2兆8157億で買い。
機関が5277億で買い。
ああ、せっかくの好材料も韓国アリは
売るのかよ。安値で外国人と機関に
拾われただけと。

韓国市場にITバブル末期の過熱感漂う

米CPI発表前であるので、何処の市場も様子見モードみたいになっているのだが、こちらが注目しているAI半導体メモリー関連はこの動きもないときでも、プラスで終わっている。さすがに売られすぎたサンディスクが少し戻しているのだが、今のところは以前のような高騰は見られない。

今日の問題は二つだ。米国とイランのホルムズ海峡を巡っての合意が進まないために原油価格が高騰していること。約79兆円規模のAI融資計画参画の報道でエヌビディア株が大きく下げていること。

ぶっちゃけ。どちらもAI半導体関連には悪い材料である。特にエヌビディアと組んでいるSKハイニックスはエヌビディアが落ちると、そのままSKハイニックスも売られる。しかし、本来は良いはずの巨額投資が悪い材料に扱われてきているよな。

それでは韓国経済の専門家の視点で解説しよう。

エヌビディアの時価総額が24兆円以上消失


8月10日の米国市場で、エヌビディアの株価は2.84パーセント下落し、217.55ドルで取引を終えた。フィナンシャルタイムズが報じた大規模な人工知能向け融資計画が市場の警戒感を高め、株価の売りにつながった。

この下落により、時価総額は1545億ドル、日本円で24兆5655億円が一日で消失した。

79兆5000億円規模の人工知能インフラ資金構想

フィナンシャルタイムズは、匿名の6人の関係者の話として、エヌビディアがウォール街の6社と協議し、5000億ドル、約79兆5000億円規模の人工知能インフラ向け資金供給枠を構築していると報じた。協議している企業は以下の6社である。

アポログローバル
ブラックストーン
ブラックロック
ブルックフィールドアセットマネジメント
ゴールドマンサックス
KKR

この資金枠は人工知能インフラ企業への投資を支援するもので、エヌビディアが従来から行ってきた債務調達支援モデルをさらに拡大する形となる。

債務調達支援モデルが生む集中リスク


エヌビディアは人工知能分野のパートナー企業が債務を調達できるよう資金面で支援してきた。この仕組みによって自社のチップ売上は押し上げられてきたが、特定分野への資金集中を招き、テクノロジー業界全体のリスクを高めるとの指摘がある。

モーニングスターの欧州中東アフリカ地域の最高投資責任者は、人工知能分野への集中が1999年の状況を思い起こさせると述べ、分散投資の必要性を強調した。

オラクル株は堅調 ラリーエリソンが世界7位の富豪に


エヌビディア株が下落する一方で、オラクル株は堅調に推移した。これにより、オラクル共同創業者のラリーエリソンの資産は1920億ドルに増加し、エヌビディアのジェンスンファン最高経営責任者の資産1886億ドルを上回った。エリソンは世界7位の富豪となった。

第2四半期決算の焦点は人工知能チップ需要


エヌビディアは8月26日に第2四半期決算を発表する予定である。投資家は人工知能インフラ投資の拡大に対して、人工知能チップ需要がどこまで追いついているのかを見極めようとしている。

第1四半期の売上高は816億ドルで前年同期比85パーセント増となり、純利益は583億ドルだった。人工知能関連資産への需要は依然として強く、株価は2026年初めから17パーセント上昇している。

アポロやブラックストーンはエヌビディアの債務調達支援モデルを活用し、人工知能企業のインフラ投資を支えてきたとされる。

まとめ


今回の株価下落は、人工知能インフラ投資の巨大化と、それに伴うリスク集中への懸念が市場に強く影響した結果である。エヌビディアは人工知能分野の中心的存在として成長を続けているが、投資家はその成長の持続性を慎重に見極めようとしている。
8月26日の決算は、人工知能投資ブームの行方を占う重要な節目となる。

記事を整理するとこんな感じだが、8月11日のエヌビディアの株価は217.50となっている。ほとんどかわってない。世界中の投資家がエヌビディアに期待している反面、何か悪い材料が直ぐ反応するのも、いつものことであるのだが、モーニングスターの責任者の言葉は気になるな。つまり、ITバブルの崩壊直前のような過熱感。

これについてはこちらもAI投資が巨大化しすぎているから、ピークだと判断するのは材料がない。実際、AIが収益化に動き出した実績がマイクロソフト、Google、Amazonなどに出てきたからだ。

先日だったか。こちらはこの企業については存じてないのだが、ドクシミティが30%と急騰していた。日本でもAI半導体の素材を提供する企業の業績が良くてそれが売上倍増させているニュースもたくさんある。

ただ、AI半導体メモリー関連で大きな調整がきたように、どれだけ実績を重ねても、株価は織り込んでいるの一言ですまされて、半値になるように投資家心理というのは極端過ぎる。

だから、こちらはAIをピークと断定するのはまだ早いと思われるが、とにかくエヌビディアは売られてるのは事実。ただ、決算まではまだ時間あるので、それよりは原油価格高騰と米CPIに注目だろう。とりあえず米主要株価指数を見ておこうか。

米主要株価指数

以下、画像を参考にしてほしい。

確かに動きはあるのだが、全体的に下げてる中でフィラデルフィア半導体指数は少し上げている展開。実際、ファングはここ最近、急騰していたので大型テック株は利益確定で売られていると。スペースXも少し下げてるしな。ファングにはいるか知らないが。

個別の銘柄で気になるのはAI半導体関連である。

メモリー関連


AIサーバーの中心部品であるHBM需要が強く、メモリー企業は堅調。

マイクロン
868.52
前日比で0.87パーセント上昇
HBM需要の強さが継続している

SKハイニックス
141.65
前日比で4.70パーセント上昇
HBMの世界シェアトップで買いが集中

サンディスク
1271.05
前日比で2.68パーセント上昇
ストレージ需要が強い

シーゲイト
820.52
前日比で2.44パーセント上昇
AI向けストレージ需要が追い風

ウエスタンデジタル
437.93
小幅な下落
ストレージは全体的に堅調

半導体製造装置

AIサーバー投資が続くため、装置メーカーは強い。

ASML
1799.38
前日比で3.80パーセント上昇
EUV装置の需要が世界的に増加

アプライドマテリアルズ
525.61
前日比で0.67パーセント上昇
AI向け半導体製造装置が堅調

ラムリサーチ
311.41
前日比で1.64パーセント上昇
HBM製造プロセスで需要増

KLA
200.47
前日比で4.01パーセント上昇
検査装置の需要が強い

マーベルテクノロジー
212.31
前日比で1.80パーセント上昇
AIネットワーク半導体が好調

テラダイン
379.56
前日比で3.96パーセント上昇
半導体テスト装置の需要が増加

このようにウェスタンデジタル以外はあげている。ウェスタンデジタルはこちらはそこまで興味ないが、、NANDがメインの会社である。しかし、AIサーバーの中心部品はHBMとDRAMであることは、以前にトレンドフォースの見通し、財経新聞の難しい話を紹介したときに一通りやっている。

HBMを作るSKハイニックス
HBMやDRAMを増産するマイクロン
HBM製造装置を売るASMLやラムリサーチ

これらはHBMを作る上で欠かせない企業なので順調に推移していると。

特にSKハイニックスADRが4.7%上昇。エヌビディアが下げてるのに奮闘していますね。公募価格には戻ってないですが。

このように見ていけばAI関連がピークだと思えない。まあ、ITバブルの崩壊直前に似ているというのは気になるが、そこを気にしててもリスク分散といわれてもね。金価格は下がっているしな。

それではもう一つ不安材料、イラン情勢を見ておこうか。

トランプ大統領が示したイラン情勢の二つの選択肢

トランプ米大統領は、イラン情勢を巡る現在の選択肢について、イラン経済を破綻させるか、強力な軍事攻撃を行うかの二つしかないとの認識を示した。

これは保守系メディアのリアルアメリカズボイスに対して行った電話インタビューで語られた内容である。

大統領はイランと「ある意味、交渉中だ」と述べつつ、イランを非常に狡猾な交渉者だと批判した。

凍結資産を巡る発言


トランプ氏は凍結されているイラン資産について言及し、イラン経済は極めて厳しい状況にあり、資金を借りることもできないと述べた。さらに、イランが保有していた多額の資金を米国が完全に管理していると主張し、自らをイランの銀行家だと表現した。

軍事行動に伴う米国の備蓄懸念を否定


対イラン軍事行動によって米国のミサイルや弾薬備蓄が枯渇する可能性について問われると、トランプ氏は軍需品に関して問題はないと否定した。

一方で、備蓄が少ない理由はバイデン前大統領がウクライナに三千億ドル相当の支援を行ったためだと述べ、前政権を批判した。

このようにイラン情勢はどう転ぶかわからない。再び大規模な戦争になるのか。どちらかが手を引くのか。ただ、ここに来てイランは過激派に国を乗っ取られているので、交戦ムードや、強気対応が目立っている。

ホルムズ海峡での通航料徴収などもそうだが。彼らは自分らのやっていることがどれだけ世界から敵視されてるかを理解してない。

ただ、さすがにトランプさんも中間選挙が近づいてるので、このまま膠着状態を続けるのも難しいだろう。

韓国経済は以下の三重苦に直面

1 AI半導体は強いが、韓国は半導体以外が弱い
2 イラン情勢悪化で原油高・海運リスクが直撃
3 ウォン安・インフレ・家計債務が同時進行

つまり韓国経済は外部ショックに耐えられる体力がない状態で、イラン情勢という最悪の外部ショックが来ている。

イラン情勢の悪化は「韓国市場にとって最悪のタイミング」

韓国は今

家計債務世界最大

不動産不況

食品インフレ

ウォン安

半導体依存という弱点を抱えている。

そこに

イラン情勢悪化、原油高
ホルムズ海峡リスクが重なると
韓国市場は複合ショックで下落しやすい。

今日のコスピはSKハイニックスADRがプラス4%なので、サムスン電子やSKハイニックスには追い風の反応なのだが、それが凪市場となっているコスピを振るい動かせるパワーがあるかは微妙だ。いつもなら、これは良い材料だ。サイドカーとかいえるが、今のレバレッジETF規制強化で韓国コスピはまさに炭酸が抜けたコーラ状態だからな。

つまり、ただの甘味料で美味しくないんだよ。だから、コーラは飲みきりがいいと思います。お勧めは250ミリリットルぐらいだ。それ以上は飲みきれない。350でもいいが、500はきつすぎる。

ええ?何の話をしているのか?

今の韓国市場が250ミリリットルの飲みきりサイズ。 炭酸が抜けて甘味料だけの状態だから、強烈な材料があってもたいした動きません。もっとも米CPI発表前で取引規模が少ないのも理由だ。

でも、ウォッチ側からすれば、動かない市場なんて見ていても面白いわけもない。しかも、コスダックもインバースに逆張りで、何か流れは変わってきている。だから、ここは新品のコーラーのように飲んだ瞬間に爽やか炭酸に包まれるような爽快感のある市場を期待したい。