日別アーカイブ: 2026年8月18日

単一レバレッジETFで韓国アリ全滅の真相

以前にもゴールドラッシュのスコップを例にして取り上げたが、東亜日報がレバレッジETFで個人投資家の損失と証言会社の莫大な手数料収入について記事を掲載している。

予想通り、スコップに当たる証券会社が893億ウォンのぼろ儲けという。そりゃ、1日の回転率が2600%だったもんな。あり得ない回転率で韓国アリがギャンブルに勤しんで全滅したんだよ。

つまり、今回の記事は5月27日から、レバレッジETF規制強化された8月1日までの総仕上げの内容となる。もう、涙なくして読めないほどの一大、感動巨編である。

それでは韓国経済の専門家の視点で解説しよう。

【韓国】単一銘柄レバレッジで個人投資家が巨額損失

証券会社はわずか2カ月で手数料収入893億ウォンを獲得

韓国市場で急速に拡大した「単一銘柄レバレッジ商品」が、個人投資家に深刻な損失をもたらす一方、証券会社には巨額の手数料収入をもたらしていたことが明らかになった。

国会政務委員会の朴成訓議員が金融監督院から受け取った資料によると、証券会社36社は約2カ月間で合計893億5000万ウォンの委託売買手数料を得たという。

単一銘柄レバレッジとは何か

サムスン電子やSKハイニックスの1日の騰落率の2倍に連動するレバレッジ型商品で、今年5月27日に上場したばかりの新しい金融商品だ 。

この商品は短期売買を誘発し、KOSPI市場全体のボラティリティを急激に押し上げた。
KOSPI200ボラティリティ指数は、2009年の導入以来最高となる96.94を記録した

個人投資家は大損失、証券会社は巨額収益

単一銘柄レバレッジ商品の価格急落により、個人投資家は大きな損失を被った。


代表的な商品である「KODEX・SKハイニックス単一銘柄レバレッジ」は、上場時価格から65.69%下落した。

一方で証券会社は、

総額893億5000万ウォンの手数料収入(36社合計)

1社平均24億8200万ウォンの収入を得ていた。

さらに、取引所と金融投資協会も収益を上げており、

韓国取引所:279億1000万ウォン(取引手数料)

金融投資協会:32億ウォン(動画研修の受講料)

と、関連機関全体が利益を得る構造となっていた。

韓国政府も手数料で3兆円の税収を得てウハウハである。

手数料無料キャンペーンの裏側

一部証券会社は投資家を呼び込むため、期間限定で手数料無料や割引キャンペーンを実施していた 。そのため、実際の取引規模に比べると手数料収入は少なく見えるが、キャンペーンがなければ収益はさらに膨らんでいたと指摘されている。

規制強化で市場は落ち着きへ

急激な変動を受け、金融当局は基本預託金を1000万ウォンから3000万ウォンへ引き上げる規制を導入して終わりを迎える。その後、取引量は10分の1に急減した。追証120万口座。強制決済36万口座。損失はまさかの6兆円。

まさに韓国アリは全滅といっていい。誰も帰還できなかった。ここからは感動巨編のように振り返ろうじゃないか。

【韓国】レバレッジETFの黄金狂時代、ついに完結

個人投資家は全滅、証券会社は893億ウォンの“スコップ特需”

韓国市場で今年もっとも激しい熱狂を生んだ「単一銘柄レバレッジETF」

その最終章が、東亜日報の最新記事で明らかになった。

レバレッジETFで確実に儲かったのはサムスン電子でもSKハイニックスでもなく、証券会社だった。まさにゴールドラッシュで金を掘る人ではなく、スコップを売る商人が儲かるという構図がそのまま再現された。

5月27日、単一銘柄レバレッジETFが上場した瞬間、 市場にはまるで「冒険者たち」のBGMが流れ始めた。韓国アリは秘宝を求める冒険者のように、レバレッジETFという危険なジャングルへ突っ込んでいった。

モンタナ・ジョーンズを知らない?そんなわけないですよね。若い子は知らないかもしれないけど。名探偵ホームズと同じで主人公が動物なんだよ。ちょっと解説させてください。

モンタナ・ジョーンズ=韓国アリのメタファーが完璧にハマる理由

あの作品の特徴は:

主人公が動物(キツネ)

冒険心だけで突っ走る

危険を前にしても妙に楽観的

そして毎回ギリギリで生還する

これ、今回の韓国アリの行動と“完全一致”している。

レバレッジETFという名の秘宝を求めて、危険なジャングルに突っ込んでいく。


BGMはずっと「冒険者たち」。でも最後は罠に落ちて全滅。

この構図があまりにも物語的で「感動巨編」と言った理由である。ちなみの冒険者たちはSpotifyで検索すれば出てくるのでお勧めだ。THE ALFEEが歌ってます。死ぬか生きるかはゼロから始まるんだよ!

最後に韓国アリはエルドラド(黄金郷)に到着した瞬間、絶望的な真実を知る。なぜなら、黄金郷の時代は半導体セクターの長い調整の直撃を受けた後、韓国政府がレバレッジETF規制でトドメを刺したからだ。

つまり、キツネの主人公をアリの主人公にすれば完璧だよ!

しかも今回は“モンタナのように生還しなかった”

モンタナ・ジョーンズは毎回ギリギリで助かる。
しかし韓国アリは違った。

2600%回転率

−65.69%の暴落

ボラティリティ指数96.94

証券会社は893億ウォンのスコップ特需

この数字の羅列は、まるで“冒険の最終回で主人公が帰ってこなかった”ような重さがある。

エンディングの「エルドラド」が最後に流れてくるよ。

「悲しみを越えてエルドラドへ」

モンタナ・ジョーンズのエンディング曲「エルドラド」


あの曲は、冒険の果てに“黄金郷”へ向かう希望を歌っている。残念ながらSpotifyで検索してもエルドラドはないな。これもTHE ALFEEが歌っているんだが。

悲しみを越えてエルドラドへ。

黄金を求めて走り続けた韓国アリたちは、幻の光に導かれて、
そのまま市場の深い森に消えていった。

残ったのは、スコップを売って笑う証券会社だけだった。

でも、確かに「黄金郷」は存在したんだよ。それがコスピ9000という大台を越えた瞬間である。黄金郷は砂漠の砂嵐の向こうに確かに見えた。アリたちは一斉になだれ込む。だが、黄金郷は既に外国人の支配領域にあった。

これは歴史的にもよくあることだ。ほら、大航海時代に新大陸を求めた航海者が米国大陸を発見したが、そこは既に違う文明の支配下だったとか。

黄金郷(エルドラド)は確かに存在した

それが「コスピ9000」を突破した瞬間だった。

韓国市場は、ほんの一瞬だけ“黄金郷”を見た。

KOSPIは9000を突破

韓国アリは人生最高の瞬間を味わい

SNSは歓喜で溢れ

半導体は国民的英雄となり

政府は「韓国経済は世界最強」と自賛した

あの瞬間だけは、確かに黄金郷は存在した。

これは幻ではなく、実在した“黄金の瞬間”だった。

しかしその黄金郷は、すでに外国人の領土だった

ここが物語の残酷な真実。

韓国アリが歓喜していたその瞬間、黄金郷の中心で旗を立てていたのは

外国人投資家だった。

SKハイニックスの主導権

サムスン電子の需給

KOSPIの上昇圧力

レバレッジETFの価格形成

市場のボラティリティ支配

すべてが外国人の手の中にあった。

韓国アリは黄金郷に入ったつもりだったが、実際には “外国人の庭に迷い込んだだけ” だった。

そしてその庭で、彼らはレバレッジETFという罠に落ちていった。

韓国アリが求めていた黄金は、最初から外国人の支配領域にあった。

彼らが見た黄金の光は、自分たちの未来ではなく、外国人の利益が輝いていた光だった。

彼らが砂漠を彷徨いながら必死にたぐり寄せた黄金郷。しかし、到着しても、既に黄金の「金脈」は彼らによって支配されていた。だから、どうしようもなかったんだよ。

株の世界ではいかに先「底」で買うかが勝ち負けでもっとも大事である。外国人は韓国アリが群がる前に既にサムスン電子やSKハイニックスを支配下に置いていた。

韓国アリは黄金郷を確かに夢見てとうとう掴んだ瞬間、外国人の売り浴びせで全滅したんだよ。単一レバレッジETF銘柄が65%も下がるということは誰1人も生還できなかったんだよ。まさに韓国アリにアーメンである。

しかし、まだ終わらない。物語にはスピンオフがあった!韓国アリは別の黄金郷を求めて米国大陸に向かったんだよ。

もちろん、その結果は5兆円の損失出して完全消滅である。スピンオフでも全滅じゃないか!

スピンオフ:韓国アリ、米国大陸へ渡る

本編で黄金郷を掴んだ瞬間に全滅した韓国アリは、それでも諦めなかった。

砂漠で倒れた冒険者たちは、再び立ち上がり、新たな黄金郷を求めて“米国大陸”へ向かった。

彼らが目指したのは米国半導体レバレッジETF。SOXL、NVDA連動商品、AIバブルの光。

「ここにこそ本物の黄金郷がある!」

そう信じて、彼らは再び旅立った。

しかし、そこでも待っていたのは“同じ結末”だった

米国市場は、韓国市場とは比較にならないほど巨大で、外国人(=米国機関投資家)の支配力は桁違いだった。

韓国アリが米国半導体レバレッジ商品に群がった瞬間


米国機関投資家の売り浴びせが始まった。

結果は、

5兆円の損失。 完全消滅。 スピンオフでも全滅。

本編で死んだ主人公が、スピンオフでも死ぬなんて、そんな物語あるか?

あるんだよ。韓国市場には。

その結果、本編で6兆円。スピンオフで5兆円。合計11兆円という最大の損失を出した。これが韓国アリの感動巨編の涙なくして読めない悲しき結末である。本編でも、スピン婦筆も、全滅する韓国アリたち。この物語に救いはないんだろうか。

いや、ある!あるんだよ!だって、それを記録するものがここにいる!この真実を動画で知った日本人がいる。

韓国アリが死んでも、この物語は未来永劫語り継がれる。そう彼らは消えないんだよ。我々が記憶する限り、彼らの冒険は永遠なのだ。

どんな悲しい結末だって時が経過すれば、ただの物語である。そんな黄金郷の時代があったんだと。次の世代の韓国アリが知ることになるだろう。そして、悲劇は繰り返される。その目撃者も・・・きっとこちらだろうな。

悲劇は繰り返される

市場は記憶しない。
韓国アリは3日経てば忘れる。
そして、欲望とFOMOが必ず再び燃え上がる。

次の世代の韓国アリは、また新しい黄金郷を夢見るだろう。

新しい半導体バブル

新しいレバレッジ商品

新しい米国大陸

新しいAI銘柄

新しい「第二のエルドラド」

そして、同じように砂漠を歩き、同じように蜃気楼を追い、同じように罠に落ちる。

悲劇は繰り返される。それが市場の本質だから。

もっとも、今の瞬間ですら、もう外国人は新たなエルドラドに旗を立てていますが。コスピ7000まであがったのになぜ、売られているんですかね。それはほとんど外国人が買うのをやめたからだ。まじなのか。まじですよ。

物語は第2のエルドラドを目指す。その山場がコスピ7000攻防戦である。では、その真実を見ていこうじゃないか。

15時半の結果

韓国アリは行動が遅すぎる。こちらは外国人と一緒に買えば、大丈夫だと太鼓判を押したのに、4日間連続で売り、買い始めたのがまさかの今日だよ。

そして、朝に半導体セクターが強かったので、その勢いでコスピは最初に7200まであがった。しかし、こちらは7000から外国人の売りが来ることを何度も警告していた。だから、コスピ7000を維持できるかが重要だった。

韓国アリは半導体株は大丈夫だと突撃。しかし、外国人はもう既に撤退モードである。

結果は6,869.84。マイナス108.11。マイナス1.55%。

投資主体別売買動向

個人が7415億で買い。外国人が914億で買い。機関が7951億で売り。

まさかの機関が売り浴びせてコスピ7200から6869まで落とされた。さあ、韓国アリはここから第2のエルドラドを掴むことはできるのか。しかし、第二章にはレバレッジETFという最大のブーストがない。まさに飛車と角を失って将棋を指すようなものだ。

韓国中小企業が延滞率4倍で土台崩壊

こちらは暇なときにEDFチャンネルの隊員募集を視聴することが多いのだが、そこで出てくるEDF広報官の本田さんは、こんな例えをよく使う。

これは「組み体操」と同じですよ。EDFの隊員は戦争にほぼ勝利できるぐらいいますが、下の人間がいないと崩れてしまう。だから、そこを補充するための募集なんです。

重要なのは経済も組み体操と同じてこと。下のものがいないと崩れてしまうんだよ。そして、韓国経済はその下のものがドンドンいなくなってる状況である。

経済も「組み体操」である

経済は、華々しい大企業や輸出産業だけで成り立っているわけではない。その下には、膨大な数の中小企業・零細企業・自営業者が存在し、彼らが土台となって経済全体を支えている。

大企業=上に乗る人

中小企業=土台を支える人

この構造が崩れれば、どれだけ上が強くても全体は崩壊する。

それが、韓国中小企業の延滞率が4年で4倍に急増というニュースだけでもすぐにわかるという。

それでは韓国経済の専門家の視点で解説しよう。

韓国経済の問題:土台が消えている

そして今、韓国経済ではその土台が急速に崩れつつある。

最新のニュースが象徴的だ。

中小企業の延滞率が4年で4倍

MKの報道によれば、韓国中小企業の融資延滞率は以下のように急増している。

2021年:0.70%

2026年:2.87%(約4倍)

さらに延滞額は 9.3兆から47.8兆ウォン(5倍以上)

これは「土台が耐えられなくなっている」ことを示す典型的な兆候だ。

なぜ中小企業だけが崩れていくのか

① 半導体だけが好調という“偏った成長”

韓国の成長率が高いのは、サムスン電子とSKハイニックスという2社だけが異常に稼いでいるからである。

KOSPIの時価総額の約半分をこの2社が占めるという歪な構造。つまり、上の人間だけが巨大化し、下が痩せ細っている組み体操だ。

② 内需崩壊で中小企業が体力を失う

ウォン安による物価高で 消費低迷
イラン戦争で原油高となり輸入物価上昇してコスト増

内需を支える中小企業は、この二重苦で資金繰りが限界に達している。

非銀行圏で延滞が爆発している

さらに深刻なのは、延滞の8割以上が非銀行圏で発生していることだ。

貯蓄銀行

保険会社

相互金融

これらは金利が高く、体力の弱い企業が追い込まれやすい。
つまり、土台の中でも最も弱い層が崩れ始めている。

組み体操の崩壊は「上」も巻き込む

組み体操で下が崩れれば、
上にいる人間も落ちる。

経済も同じだ。

中小企業が倒れれば、

雇用が消える

内需が縮む

サプライチェーンが壊れる

大企業の生産にも影響が出る

つまり、半導体の好調だけでは韓国経済は支えられない。

これは昨日の記事でも半導体だけでは駄目だ。他の産業も裾野を広げるべきだという意見と一致する。でも、それは無理ゲーであることは昨日、解説したとおりだ。

今回の記事は無理ゲーだから、さらに状況が悪化している事実を確認しているに過ぎない。だって4年前から4倍ということは、2022年のコロナ禍から全く中小零細企業は立ち直ってない。崩壊の一途を辿っている証明である。

大企業は中小企業を搾取して利益を上げているかもしれないが、その搾取構造も下が倒れていけばいつかは終わりが来る。だからこそ、大企業の業績よりも、中小企業の動向を見ることが経済分析において重要となる。もちろん、大企業の業績が中小企業も業績を底上げするはずなのだが、なぜか4年前よりも酷くなっている。これは普通に考えれば異常事態である。大企業だけが儲けて中小は死んでる構図なのだから。

さて、ここから深掘りしていく。焦点となるのは二つだ。前者はなぜ中小企業は崩れ続けるのか?後者は大企業が利益上げても中小企業に還元されないのか。

なぜ崩れ続けるのか?

① 裾野を広げることが不可能


韓国はすでに以下の条件を失っている:

人件費が高すぎて中国に勝てない

労働規制が硬直化しAI転換できない

国内市場が小さすぎてスケールできない

中小企業の技術力が空洞化している

これは、新しい産業の土台を作る能力がない。

だから「裾野を広げろ」という主張は正論だが、現実的には不可能=無理ゲーと分析しかできないわけだ。そして、おまけで解説した日本も中国に支配されるのかという問いに対しては、日本も可能性は高いが、中小企業は死んでないと答えたわけだ。

ここが日本と韓国における最大の違いであり、韓国にとって致命的な理由の一つである。サムスン電子やSKハイニックスがいくら儲けようが半導体だけでは国を支えることは不可能だから、他の産業は中国勢に食われているんだよ。

経済分析では「大企業より中小企業を見るべき」

多くの人はサムスンやSKの業績を見て「韓国は大丈夫」と判断する。しかし、これは経済分析としては不十分だ。ここを理解しないと上辺だけのニュースに騙される。

本当に見るべきは

中小企業の動向である。

理由は明確だ。

雇用の90%を担う

内需の大部分を支える

サプライチェーンの基礎

地域経済の中心

つまり、中小企業が死ねば、経済全体が死ぬ。

こちらが定期的に中小や自営業の動向を追うのもそのためだ。結局、彼らが崩壊すれば、組み体操と同じで下で支えるものがいなくなれば、大企業も崩壊する。もっとも、大企業には韓国を見捨てるという選択肢があるので心配ご無用です!

大企業は中小企業を搾取して利益を上げてきた

韓国の産業構造はこうだ。

大企業が価格を叩く

下請けが薄利で耐える

自営業が内需を支える

大企業は輸出で儲ける

しかし、この搾取構造は永遠には続かない。

なぜなら、搾取される側が倒れれば、搾取する側も支えられなくなる。

これは経済の基本原則。

そして韓国の大企業には「韓国を見捨てる」という選択肢がある

ここが最も残酷なポイント。

サムスン電子もSKハイニックスも、韓国国内に縛られていない。

生産は海外に移せる

投資は海外に向けられる

税制が不利なら逃げられる

韓国市場は小さく依存度が低い

つまり、韓国の大企業は、韓国経済が崩れても“逃げられる”。

たまに突っ込むが韓国経済が崩壊しても大企業は海外に支店を移せばいいので、彼らが死ぬことはない。これはアジア通貨危機、IMF入りしたときもそうだった。ダメージは受けたが韓国財閥は解体されてない。

日本企業は「日本を見捨てられない」

日本にも中国支配のリスクはある。

しかし、日本企業は韓国企業と違い

国内市場が大きい

中小企業の技術力が生きている

裾野が広い

地域経済が強い

海外依存度が低い

つまり、日本企業は日本を捨てられない構造になっている。

韓国企業は捨てられる。日本企業は捨てられない。

この差が、両国の未来を大きく分ける。なぜなら、日本企業は国内、内需だけでも普通に食べていける。日本人からすればトヨタが7年連続世界一になっても、凄いなで終わるんだよ。

韓国みたいに国中が祭りになるようなことはない。韓国には半導体しかない。それが、国民もわかっているから、サムスン電子やSKハイニックスのニュースに投資家でなくても一喜一憂する。もっとも、韓国では投資してない人間を探す方が難しいが。

なぜ底上げが起きないのか?

① 大企業の利益が国内に還元されない


海外生産比率が高い

海外投資が中心

国内下請けを使わない

AI化で国内雇用を減らす

つまり、大企業の利益が中小企業に流れない構造になっている。

② 中小企業の体力が限界


コロナ禍で資金が枯渇

ウォン安で輸入コスト増

内需崩壊で売上減

金利上昇で返済不能

この状態で半導体が好調でも、底上げされる体力が残っていない。

③ 韓国の産業構造が「一本足打法」


半導体以外の産業が壊滅しているため、裾野が広がらない。

大企業がいくら儲けても、その利益は国内に還元されることは少ない。海外投資を積極的に増やす。企業としては利益を上げられる方を選択するのは当然だが、内需が一向に回復しない理由もそれ。結局、韓国は半導体以外に国内投資がほとんど増えないから、そのまま死んだ状態が4年以上も継続している。

韓国の致命傷:中小企業・自営業が崩壊している

中小企業 → 延滞率4倍

自営業 → 廃業率過去最高

非銀行圏 → 延滞爆発

内需 → 歴史的低迷

これは、韓国経済の“土台”が消えている。

組み体操で言えば、下段が全員倒れている状態である。残念ながらこれは心配ご無用ではない!むしろ、完全崩壊目前である。

普通は経済というのは波があるので、景気が悪いときもあれば、良いときもある。しかし、韓国の5年間を振り返れば、状況は悪化の一途を辿っており、半導体だけズバ抜けて稼ぐが他が全滅している。5年もあって立ち直れない時点で、どうしようもないんじゃないか。日本の失われた30年なんて韓国では無理ゲーだぞ。

では、ここから韓国の大企業と中小企業の格差を見ていこうか。

大手企業の延滞率は0.29%。中小企業は2.87%で約10倍

中小企業の延滞率:2.87%(約10倍)

これは「倒産予備軍の山」そのもの。中小企業の延滞率は 2.87%。大企業の約10倍。

これは「延滞が多い」というレベルではなく、“返済不能が構造化している”状態。

さらに延滞額は47.8兆ウォン。大企業の43倍である。

もう、韓国の中小企業は、ほぼ壊滅している。

専門家も、こちらと同じことを述べている。

中央(チュンアン)大学経済学部の李正姫(イ·ジョンヒ)教授は、「大企業と中小企業の延滞格差が大きくなるのは、半導体など一部輸出大企業中心のK字型不均衡成長の影響」とし、「輸出好調業種と関係のない中小企業は、長期間続いた内需低迷の影響をより大きく受けており、資金事情と償還能力が相対的に急速に悪化している」

非銀行圏:延滞爆発

最弱層から破綻が始まっている。延滞の 81% が非銀行圏で発生。

貯蓄銀行

保険会社

相互金融

ここに頼る企業は、銀行から借りられない“最弱層”。

その層が壊滅しているということは韓国経済の土台が底から崩れている。

中小企業の体感景気は改善

中小企業の体感景気は改善の流れを見せているが、まだ基準線である100を下回っている。 韓国銀行(韓銀)の中小企業心理指数(CBSI)は今年1月の91.8から7月には97.6に上昇したが、依然として長期平均(2003~2025年)に達していない。

反面、大手企業のCBSIは5月103.4、6月104.5、7月105.3に上昇した。 大企業の企業心理は長期平均を上回る水準に改善された反面、中小企業は長期平均を下回り体感景気回復の格差が明確に現れているのだ。

この改善の流れを底とみるべきか。単なるバラマキによる消費増によるものか。ただ、100も超えてない時点で、改善にはほど遠いよな。大企業だって半導体関連が数値を押し上げてそうだしな。

しかし、以前の動画で解説したとおり、韓国のCPIは3%超えているので利上げする可能性が高い。ここからは利上げを含めたシナリオを考えよう。

利上げを含めた今後のシナリオ

利上げが続いても、中小・自営業は「延命」ではなく「整理・淘汰」が進むだけで、内需回復シナリオはほぼ存在しない。大企業と半導体だけが生き残る方向に、さらに構造が固定されていく。

シナリオ①:小幅利上げ継続(現状維持+ジリジリ悪化)

内容:0.25から0.5ポイント程度の追加利上げ+高金利長期固定

狙い:インフレ抑制・ウォン防衛・資本流出防止

結果:

中小企業:

延滞率さらに上昇(2.87%から3から4%ゾーン)


非銀行圏の破綻リスク増大、ゾンビ企業の整理加速

自営業:


廃業が「日常化」、新規開業がほぼ消える

内需:

消費はさらに絞られ、CBSIは100に届かず“悪いけど慣れた”状態で固定

大企業・半導体:


為替・金利環境を読みつつ海外投資を拡大、韓国内への依存度をさらに減らす

シナリオ②:利上げ+中小支援バラマキ

内容:利上げを続けつつ、

中小向け保証拡大

低金利融資

地域商品券・消費クーポンなどをばらまく。チュソクのために韓国政府が手厚いバラマキをするのはいつものこと。

結果:

CBSI:


中小企業CBSIが 97.6から100前後まで一瞬上がる可能性

「体感景気は少しマシ」だが、延滞構造は何も解決しない

延滞率:

延滞の“先送り”になるだけで、根本的な返済能力は改善しない

内需:

一時的な消費増だが、すぐに元通り

財政:

政府の財政負担が増え、将来の増税・緊縮リスクが高まる

シナリオ③:利上げ停止・利下げ模索(ウォン急落・スタグフレーションリスク)


中小・自営業の悲鳴を受けて、利上げ停止→利下げ検討に舵を切る。

結果:

為替:
ウォン安加速、輸入インフレ再燃

物価:
インフレ+成長低迷=スタグフレーション化

中小企業:

金利負担は多少軽くなるが、売上がない・内需が死んでいるので結局延滞は減らない

大企業:


為替メリットで輸出は一部好調だが、それでも国内投資には向かわず、海外投資を選択

結論:


利下げしても“土台が死んだまま”なので、回復にはつながらない。むしろ通貨・物価リスクが増えるだけ。

とりあえず、今後を利上げするとして、考えられるシナリオを3つ用意した。ただ、どれも無難過ぎて、面白みに欠ける。韓国の李在明ならもっと凄いことするかもしれない。例えば、米投資を遅らせて半導体関税100%引き上げとか。そこを考慮すると不特定因数が多すぎて難しい。だから、あくまでもシンプルなシナリオである。

ええ?異常系も知りたい?そうだな。簡単に言えば「即死」だ。一番起きそうなシナリオだけ出しておこうか。

米国との関係悪化 して半導体制裁

韓国が米国の要求を拒否

米国が韓国半導体に関税・規制

サムスン・SKが米国市場で不利に

韓国経済は即死

“半導体一本足打法の国が半導体を失う最悪シナリオとなる。

この予想は簡単だ。韓国半導体売上9割は米国だ。関税100%なら即死します。