日別アーカイブ: 2026年8月22日

原油高騰で韓国が石油価格統制を継続

イラン戦争の行方は相変わらず、深い霧の中になっているのだが、問題はそれだけじゃない。原油価格が徐々に高騰しているてことだ。すでに85ドルを越えてきている。つまり、韓国経済にとって致命的な価格に近づいてるわけだが、政府は石油製品「最高価格」を4週間凍結するそうだ。

しかし、韓国政府はアホだよな。毎回、無能なムーブメントしかしない。これ、下手したら一生、最高価格とやらを続けることになるぞ。李在明様の支持率が下がってる以上、原油価格が高騰してガソリン価格まで上がれば秋夕の物価高が絶望的となる。そういうことなんだろうが。結局、暫定措置を永遠に続けることになり、財政破綻が見えてくるという。

この辺りを解説して、物価上昇がどうなっているか見ていこうか。

それでは韓国経済の専門家の視点で解説しよう。

韓国政府は“秋夕ショック”を恐れている

韓国では秋夕(チュソク)が年間最大の消費シーズンだ。

帰省ラッシュでガソリン需要が急増

食料品・果物・肉の価格が跳ね上がる

物流量が最大化し、燃料価格が物価に直撃

ここでガソリン価格が上がれば、秋夕の物価は完全に崩壊する。李在明政権の支持率が下がっている状況で、秋夕物価ショックが起きれば政権への打撃は避けられない。

だから政府は「最高価格」を凍結した。しかし、これは短期的な延命措置にすぎない。

最高価格制度は“永遠に続けるしかない”構造

韓国の最高価格制度は、国際価格が上がるほど政府の補填額が増える仕組みになっている。

つまり、原油価格が上がるのにガソリン価格を上げられないため、政府が補填し続けることに。その結果、財政負担が雪だるま式に増える

この構造では、政府は最高価格をやめた瞬間に物価ショックが発生するため、「やめる」という選択肢が事実上消えている。

下手したら一生、最高価格を続けることになるわけだ。

原油85ドルは韓国にとって“致命的ライン”

韓国は原油の多くをスポット市場で調達しているため、価格上昇の影響が 数週間後にガソリン価格へ必ず反映される。

しかも今は、

イラン戦争の長期化

中東の地政学リスク拡大

船舶保険料の上昇

ウォン安による輸入コスト増

これらが重なり、原油価格はさらに上昇する可能性が高い。

韓国にとって85ドルは「危険水域」であり、90ドルを超えれば ガソリン価格の爆上げは避けられない。

韓国政府は選択肢がない

最高価格を維持すれば財政が死ぬ

最高価格を解除すれば物価が死ぬ

利上げすれば家計と企業が死ぬ

利下げすればウォンが死ぬ

どれを選んでも死ぬ「政策の詰み」状態だ。

だから政府は、最も政治的ダメージが少ない“最高価格凍結”を続けるしかない。

しかしこれは、財政破綻へ向かう一本道でもある。

まとめ:秋夕を前に韓国は“出口のない物価地獄”へ突入

今回の凍結措置は、秋夕の物価ショックを避けるための苦肉の策だ。しかし、原油価格が上昇し続ける限り、韓国政府は最高価格制度をやめられない。

結果として、

財政負担は増え続ける

物価は抑えられない

政策の選択肢は消える

経済は徐々に体力を失う

韓国は今、「最高価格」という延命措置を永遠に続けるしかない経済構造に陥っている。

韓国政府は暫定措置を解除できない。これは政府として正しい行為に見えるが、実は全くの真逆である。レバレッジETFの規制強化とかわらない。無理なやり方を永遠に続ければ、必ずしわ寄せがくる。それは財政破綻なんて生やさしいものじゃない。

しわ寄せは「財政破綻」で終わらない

最高価格制度が続けば、韓国は以下の順で崩壊する。

① 財政負担の爆発

補填額は国際価格が上がるほど増える。原油が90ドル、100ドルになれば、補填額は指数関数的に膨らむ。

② 精油会社の経営悪化

政府補填が遅れれば、精油会社は赤字に転落する。韓国の石油流通網が崩壊する可能性すらある。

③ 物流・製造業の連鎖崩壊

燃料価格は物流の生命線。韓国の輸出産業は燃料コストに極端に弱い。

④ 家計の破綻

物価上昇+金利高止まり+燃料高騰

これは家計にとって最悪の組み合わせ。

既に家計債務は2000兆ウォンを軽く突破していましたよね。

⑤ 最終的には「国家信用の崩壊」

韓国国債の利回りが急騰し、ウォンが急落し、外貨準備が減少し、
IMF危機の再来が現実味を帯びる。

財政破綻は“序章”にすぎない。

それでは最新動向を記事で見ておこうか。

凍結される価格(第9次)

ガソリン:1,784ウォン/L

軽油:1,773ウォン/L

灯油:1,380ウォン/L

政府は、猛暑や集中豪雨などの異常気象で家計負担が増している点を考慮し、物価安定を優先した判断だとしている。

国際価格は上昇傾向
国際市場では、石油製品価格が再び上昇している。

ガソリン(シンガポール現物市場)6月:107.78ドル

7月:106.78ドル

8月:109.65ドル(上昇)

軽油

6月:126.13ドル

7月:142.37ドル

8月:156.57ドル(大幅上昇)

原油(WTI先物)20日:87.8ドル(前週82.5ドルから上昇)

背景には、

米国とイランの終戦交渉の停滞

UAEなど中東地域の地政学的リスク拡大があるとされる。

物価優先の判断、しかし財政負担は増大へ


政府が最高価格を据え置いたことで、精油会社の損失補填額は増える見通しだ。
補填額は「輸入原価 − 最高価格」で算定されるため、国際価格が上昇するほど政府の財政負担が増える構造となっている。

韓国銀行は、8月の消費者物価上昇率が7月(2.8%)より高くなると予測しており、物価圧力は続く見込みだ。

OECDも「最高価格制の段階的廃止」を勧告
OECDは先月、韓国の石油製品最高価格制度について、

財政負担が大きい

経済的インセンティブを歪める

高所得層にも恩恵が及ぶなどの理由から、段階的廃止を勧告している。

産業通商資源部「情勢を見ながら柔軟に運営」

産業部関係者は、「中東情勢が刻々と変化しているため、需給・物価・民生負担・需要管理を総合的に考慮し、柔軟に制度を運営する」と述べた。

無能ムーブメントはいつもこれだ。情勢を見ながら柔軟に運営。違うんだよな。彼らは情勢なんて見ていない。彼らが見ているのは支持率なんだよ。だから、全てがチグハグになる。なぜなら、支持率見てその場のしのぎの対応で誤魔化すだけだから。

「情勢を見ながら柔軟に運営」=支持率を見ながら延命するだけ」

韓国政府が本当に見ているべき“情勢”とは何か。

原油価格の急騰

イラン戦争の長期化

中東の地政学リスク

ウォン安による輸入コスト増

精油会社の損失拡大

財政負担の急増

これらはすべて、韓国経済にとって致命的な要因だ。しかし政府はこれらを見ていない。

彼らが見ているのは、

秋夕の物価ショック

ガソリン価格上昇による国民の怒り

李在明政権の支持率低下

与党の選挙への影響

つまり、政治的ダメージを避けるために最高価格を凍結しているだけだ。

無能ムーブメントの典型パターン

① 問題が発生
原油高騰、物価上昇、金融不安など。

② 政府が「暫定措置」を導入
最高価格、補助金、規制強化など。

③ 暫定措置を解除できなくなる
解除した瞬間に物価・市場が爆発するため。

④ 「情勢を見ながら柔軟に運営」と言い続ける
実際には何もしていない。

⑤ 暫定措置が永久化する
財政負担が雪だるま式に増える。

⑥ 最終的に制度そのものが経済を破壊する
レバレッジETF規制と同じ構造。

これが韓国政府の“無能ムーブメント”のテンプレートだ。

せっかく、OECDが無能過ぎるから、それはやめろと述べているのに、物価ショックが怖くてできません。無能過ぎるよな。これは自分らで爆弾の火力をどんどんあげているだけなんだ。すぐにこんな最高価格なんて廃止する法が絶対に良い。むしろ、今すぐやめるべき何だよ、なぜなら、歪んだ経済対策は、想定もしない方向に流れるからだ。

確かに解除すれば物価は一時的に高騰するだろう。それは韓国経済の専門家としても断言できる。でも、それが市場のメカニズムってもんだろう?価格統制というのは市場のメカニズムというか。自然な調整機能をぶっ壊すんだよ。だから、やめられるときにすぐやめる。どうして20年以上、最高価格制をしてこなかったかを韓国政府は理解していない。

価格統制は「想定外の方向」に経済を歪める

価格統制は、必ず市場のどこかを壊す。

精油会社の赤字

物流コストの上昇

製造業の競争力低下

家計の負担増

国債利回りの上昇

ウォン急落

外貨準備の減少

「物価を守るための政策」が、物価・財政・産業・通貨のすべてを壊す結果になる。

これは歴史的にも証明されている。

韓国政府は“20年以上使わなかった理由”を理解していない

韓国は2000年代以降、最高価格制度をほぼ使ってこなかった。

理由は明確だ。

市場価格を歪める

財政負担が爆発する

精油会社の経営が崩壊する

物流・製造業に連鎖的な悪影響が出る

通貨危機の引き金になる

つまり、最高価格制度は「やってはいけない政策」だったからだ。

OECDが「やめろ」と勧告したのも、この構造的な危険性を理解しているからだ。

しかし、韓国政府は、物価ショックと支持率低下が怖くて撤回できない。

まさに支持率しか見てないから、自分らで勝手に自滅していく。そもそも支持率を激減させたレバレッジETFを選挙前に半年前倒して導入したのは韓国政府だ。結局、自分らの浅はかな無能ムーブメントが全てをぶち壊して危機を大きくしていく。だから、アホなんだよ。

そして、無能ムーブメントをさらに拡大していく。世界的に金利が上昇しているのに、彼らはそれを助長させることしかしない。

【韓国経済】長期国債金利が急上昇─「未来対応基金」が需給不安を拡大

政府の拡張財政と追加債券発行が市場の不安を増幅、長期物中心に金利が跳ね上がる
韓国ではインフレ圧力が続き、主要国の長期国債金利が上昇する中、国内国債市場でも需給不均衡への懸念が急速に広がっている。

政府の拡張的財政運用に加え、新設される「未来対応基金」による追加債券発行が重なり、特に長期物の金利変動性が強まっている。

長期国債金利が急騰、短期物との乖離が拡大

最近の債券市場では、長期物の金利が短期物より急速に上昇している。

30年物国債金利:4.7%(6月初め比+0.5%)

3年物国債金利:3.7から3.8%台でほぼ横ばい

短期金利は基準金利や通貨政策に敏感だが、長期金利は

将来の物価

財政健全性

国債需給といった「長期リスク」を反映するため、今回の上昇は市場が政府財政に不安を抱き始めたことを示している。

「未来対応基金」が市場の新たな不安材料に

企画予算処が発表した「未来対応基金」は、債券市場に新たな変数をもたらした。

本来、半導体好況などで税収が増えれば、来年の国債発行量は200兆ウォン前後まで減る
と市場は期待していた。

しかし、追加税収が未来対応基金に吸収される構造が示されたことで、「国債発行量は減らない」という懸念が広がり、金利上昇を招いた。

政府はバイバック拡大で需給安定を図るが、効果は限定的

財政経済部は、長期物の需給不安を抑えるため、月2兆ウォン規模の国庫債買い戻し(バイバック)を実施している。

さらに、今後は長期債もバイバック対象に含める案を検討している。

しかし、

拡張財政

未来対応基金による追加発行

インフレ圧力という構造的要因が重なっているため、バイバックだけで長期金利の上昇を抑えるのは難しい。

まさに無能ムーブメントを続けるらしい。なんだよ月2兆ウォン規模の国庫債買い戻し、桁間違えてませんか?

月2兆ウォンのバイバックは「焼け石に水」どころか、構造を理解していない証拠

韓国の国債発行規模は年間 200兆ウォン前後 に達する。その中で、長期物の需給不安が深刻化している。

そんな状況で、

月2兆ウォンの買い戻しで需給を安定させる?

これは、巨大なダムの決壊を、コップ一杯の水で防ごうとしているようなものだ。

市場が不安視しているのは、

拡張財政

未来対応基金による追加債券発行

インフレ圧力

長期債の供給増加

財政健全性の悪化

これら“構造的リスク”であり、月2兆ウォンのバイバックでは何も解決しない。

むしろ市場はこう思う。

「政府は危機の規模を理解していない」

これが金利急騰をさらに加速させる。

さらに、無能なのが未来対応基金で追加発行である。

なんだよ。これ・・・。

せっかく、韓国アリが11兆円の損失出して、得ることが出来た3兆円をさらに投資に増やすらしい。名前が皮肉だよな。未来対応基金なのに、逆に未来の危機を作り出すとか。

こんなことやってる場合じゃないだろう。政府債務が絶望的にヤバイ。せっかく半導体好調で税収が増えたのに、それをスルーして投資しますとか。やはり、無能ムーブメントそのものじゃないか。

韓国経済を長年、毎日、見ていればわかるようになるが、結局。彼らはせっかくのチャンスを逆に「危機」に変えてしまうんだよ。特に李在明政権はそれが歴代を遙かに超えている。まさに最凶だよ。無能ムーブメントで自滅して、後は知らないとか。さすがですね。李在明様!

黄色い封筒法で現代車・ポスコがスト危機

身売りが決定している中央日報さん。それが決まった後にまともな記事を色々書いてるようだが、お前らが政府に忖度した記事ばかり書いて、まともな経済分析をしてこなかったことは、こちらはよく覚えている。

だから、今更、黄色い封筒法を改正と叫ぶ?馬鹿なんじゃないのか?もう、終わったんだよ。中央日報が何処に身売りされるか知らないが、手遅れなんだよ。黄色い封筒法は可決されました。改正されることは与党が政権担当している限りはあり得ない。

つまり、李在明様が大統領でいるうちは100%ない。だって、李在明様はそれによって選挙で勝ったんだよ。つまり、黄色い封筒法は労働貴族の夢だった。

だから、黄色い封筒法が猛威を振るうのはこれからなんだよ。だってストし放題だぞ。ストする側は損害を払う必要がないんだから。

それでは韓国経済の専門家の視点で解説しよう。今回は黄色い封筒法の正論と中央日報のワークアウト申請についてだ。

身売り後に突然“正論”を書く中央日報

黄色い封筒法はもう戻らない。韓国メディアの責任逃れが始まった

韓国の主要紙・中央日報は身売りが決定した後、急に“まともな経済分析”を装った社説を連発している。しかし、読者は忘れていない。彼らがこれまで政府に忖度し、黄色い封筒法の危険性をほとんど報じてこなかったことを。

そして今になって「黄色い封筒法を改正せよ」と叫ぶ姿は、あまりにも遅すぎる。

黄色い封筒法は「もう終わった」
中央日報は社説で、黄色い封筒法の再改正を求めている。
しかし、これは現実を理解していない。

黄色い封筒法はすでに成立し、施行されている
与党(共に民主党)が政権を握る限り、改正は100%あり得ない
李在明大統領は、この法案によって選挙で勝利した
労働貴族にとって“悲願の法案”だった

つまり、黄色い封筒法は、政治的に固定化された既得権であり、後戻りは不可能。

中央日報が何を言おうが、もう手遅れなのだ。

中央日報は「危険性を知りながら沈黙してきた」
黄色い封筒法の本質は、
下請け労組が元請け企業に直接要求できる“使用者概念の拡大”である。

これは韓国経済の根幹を破壊する制度だ。
しかし、中央日報はこれを知りながら、政権に忖度してほとんど批判しなかった。

サムスン電子が成果給12%を出した時も

SKが高額成果給を出した時も

半導体の成果給が他産業に波及し始めた時も

中央日報は「危険だ」と言わなかった。むしろ、政府寄りの論調で“労組の要求は正当”と書き続けた。

身売りが決まった途端に「正論」を言い始める滑稽さ
身売りが決まった今、中央日報は突然こう言い始めた。

黄色い封筒法を改正せよ

成果給のN%要求は危険だ

労使関係が崩壊する

韓国産業が危機だ

しかし、これは自分たちの責任逃れでしかない。

韓国メディアが沈黙したから、ここまで悪化したんだろう?

読者はそれを覚えている。

黄色い封筒法は「労働貴族の夢」だった
黄色い封筒法は、韓国の労働貴族にとって“悲願”だった。

下請けでも元請けに直接要求できる

企業の利益を労組が奪える

ストをしても損害賠償されない

企業の経営判断に労組が介入できる

これらは、韓国の労働貴族が長年求めてきた“究極の権力”だ。

李在明政権はこれを支持基盤として選挙に勝った。
だから、改正などあり得ない。

中央日報が何を言おうが、政治的に不可能なのだ。

結論:中央日報の社説は「後出しジャンケン」でしかない


今回の社説は、韓国メディアが自らの責任を回避するための“後出しジャンケン”だ。

危険性を知りながら沈黙

政権に忖度

身売りが決まった途端に正論を言い始める

しかし、もう手遅れ

黄色い封筒法は既に韓国経済の構造を変えてしまった。現代自動車、ポスコ、カカオ、HD現代重工業など、主要産業のスト連鎖はその結果である。

このように黄色い封筒法によって、韓国は大ストライキ時代となった。成果給10%ムーブメントはSKハイニックスとサムスン電子がもたらした。さらに、SKハイニックスは株主還元まで50%以上とか新たな基準を設けようとしている。SKハイニックスが韓国の労働組合の常識を変える。もっともそれが良いかどうかは知らんよ。

この二つの流れはとても重要なのでおさらいしておこうか。

黄色い封筒法が作った“ストライキの黄金時代”

黄色い封筒法の本質は以下の通り。

下請け労組が元請け企業に直接要求できる

ストをしても損害賠償されない

企業の利益配分に労組が介入できる

労組の要求が「企業の経営判断」にまで及ぶ

つまり、

韓国の労働組合は、法的に“無敵”になった。

この瞬間から、韓国はストライキが止まらない国になった。

SKハイニックスとサムスン電子が「基準」を作った

黄色い封筒法が成立しただけでは、ここまでのスト連鎖は起きなかった。
決定的だったのは、以下の二社の行動である。

● SKハイニックス


成果給10%を承認

韓国労組史上初の「利益連動型成果給の基準点」を作る

さらに株主還元50%以上という“新基準”まで提示

● サムスン電子
1人あたり最大6,400万円の成果給

SKの10%基準を事実上追認

労組がストを構えた瞬間に妥協(アンカリング効果)

この二社が作った基準は、韓国労働界にとって“革命”だった。

「成果給10%以下はあり得ない」
「利益の一定割合を労組が取るのは当然」

この“新常識”が、他産業へ一気に波及した。

それで、中央日報さんがどんな正論だしてるのかって?今回のメインはそれだ。

【社説】現代自動車・ポスコにストライキ危機

韓国産業界を揺らす「N%成果給」要求の余波とは


韓国の主要製造業で、ストライキの危機が同時進行している。現代自動車は10年ぶりの全面ストに突入し、ポスコは創業以来初めて全面ストの可能性が現実味を帯びた。背景には、韓国産業界全体に広がる「N%成果給」要求の波がある。

現代自動車:10年ぶりの全面ストへ


現代自動車労組は19〜21日にかけて毎日4時間の部分ストを実施し、21日には8時間の全面ストに突入した。これは2016年以来10年ぶりの全面ストである。労組は「純利益の30%を成果給として支給せよ」と要求しており、これが交渉の最大争点となっている。

これは昨日、取り上げた。

ポスコ:創業58年で初の全面スト危機


鉄鋼大手ポスコでも、中央労働委員会が調停打ち切りを決定し、労組は合法的な争議権を確保した。もしストが実施されれば、1968年の創業以来続いてきた「無労使紛争」の伝統が崩れることになる。

ポスコは中国の供給過剰や保護貿易強化で収益性が悪化しており、ストはさらなる悪材料となる。

産業界に広がる「N%成果給」要求


現代自動車だけでなく、HD現代重工業(営業利益の30%)、カカオ(営業利益の10%以上)など、成果給を利益の一定割合で支給せよという要求が各産業に広がっている。

半導体業界の高額成果給が他産業の労組に影響を与えているとみられ、成果給の「利益連動型」要求が急速に拡大している。

経営側の立場:成果給は団体交渉の対象ではない


経営側は「N%成果給は団体交渉の対象にならない」と主張する。理由は以下の通り。

賃金などの労働条件に該当しない

営業利益に連動する成果給は、労働組合法が定める「労働条件に影響を及ぼす事業経営上の決定」に該当しない

韓国大法院(最高裁)も「営業利益連動型成果給は賃金ではない」と判断している

労組が強硬姿勢を取る理由

社説は、労組がストに踏み切る背景として「現政権が最終的には労働者側に立つだろう」という期待が働いている可能性を指摘する。

必要な政策対応:成果給の扱いを明確化せよ


社説は政府に対し、以下の点を早急に明確化するよう求めている。

営業利益連動型成果給は団体交渉の対象ではないと、施行令・規則で明確化する

国会は「黄色い封筒法」を再改正し、企業利益の分配は労働争議の対象ではないと明文化すべき

このように今更、正論をかざした社説を書いている。でも、手遅れだ。労働貴族がその権利を手放すわけないじゃないか。

それで、中央日報の身売りの話は出てきたが、あれから何か進んだのか。とりあえず、調べておいたことをまとめておこうか。

1. ワークアウトは形式的に進んでいるだけ

中央日報は「ワークアウト開始」「債権団と協議中」「経営権売却を推進」と報じているが、これは“進展しているように見せるための政治的演出”に近い。

実際には:

債権団は救済の意思が弱い

キャッシュフローは依然として壊滅

事業価値が低く、買収メリットが乏しい

JTBCも赤字で、グループ全体の負債は巨大

つまり、ワークアウトは「延命措置」であって、再生のためのプロセスではない。

2. 買い手候補は“複数あるように見せている”だけ

韓国メディアは「複数の企業が関心を示している」と書いているが、これは典型的な“売却交渉を有利に進めるための情報戦”。

実際の買い手候補は以下の3パターンしかない。

候補①:韓国財閥(最も現実的)


財閥が買う場合のメリットは明確。

メディアを持つことで政治的影響力を得られる

自社の広報力を強化できる

政治・司法・行政へのロビー力が増す

ただし、財閥が買う場合は中央日報は完全に“財閥の広報紙”になる。

現実的な財閥候補


SK(メディア戦略に積極的)

ハンファ(政治ロビー力強化を狙う可能性)

CJ(メディア事業とのシナジー)

しかし、どの財閥も「赤字メディアを買う理由」が弱い。

候補②:IT企業(カカオ・ネイバー)


IT企業はメディアを欲しがる傾向がある。

自社プラットフォームのニュース支配力が増す

政治的影響力が強化される

ただし、カカオは労組問題で混乱中、ネイバーは規制強化で慎重になっている。

候補③:海外資本(最も危険)


もし海外資本が買えば、中央日報は完全に“外国の広報紙”になる。

中国系

中東系

米国系投資ファンド

特に中国系が買えば、韓国の世論形成に中国が直接介入できるという最悪のシナリオもあり得る。

中央日報のワークアウトはほとんど進展なし。7月10日以降、不気味なほど沈黙している。既に1ヶ月以上、経過しても何のニュースも出てこない。では、これをどうみるかだよな。こちらは韓国経済の専門家の視点で、この沈黙を検討すると、やはり、買い手が見つからない。もしくは買い手が辞退した可能性が高い。

なぜ沈黙しているのか?理由は3つほど考えられる

① 買い手候補が離脱した
最初は「複数の企業が関心」と報じられたが、
これは典型的な“売却を有利にするための情報戦”。

実際には:

財閥は赤字メディアを買うメリットが弱い

IT企業(カカオ・ネイバー)は規制で慎重

海外資本は政治リスクが高い

結果、本命の買い手がいない。

② 債権団が救済する理由がない
中央日報は事業価値が低い。

新聞広告収入の崩壊

JTBCの視聴率低迷

デジタル事業の不振

グループ債務1,400億ウォン

キャッシュフローが完全に死んでいる

債権団は「延命しても返済されない」と判断している。

③ 法的タイムリミットが迫っている
韓国では 二度目の不渡り=企業の死亡宣告。
中央日報はこれが目前だった。

ワークアウトが進んでいるように見せても、
キャッシュがない企業は延命できない。

沈黙は「内部で破産シナリオを検討している」時に起きる典型パターン。

この二度目の不渡りはワークアウト申請許可で回避されたのだが、その後、支払ったかどうかはわからない。銀行の取引停止にはなってないなら、首の皮一枚で延命できてるのだろうか。

でも、何の音沙汰もないなら、やはり、ワークアウトの時に虚偽報告でもしたんじゃないか。複数の買い手の名前の一つすらでてこないものな。

だが、沈黙はいつまでも無理だろう。中央日報の決算はいつなのか。

1. 中央日報の決算は「四半期決算(Q2)」が本来7月末〜8月上旬に出る

韓国の新聞社は上場企業ではないが、ワークアウト中の企業は四半期ごとに債権団へ財務報告義務がある。

通常のスケジュールは以下:

Q1決算:4月末から5月上旬

Q2決算:7月末から8月上旬

Q3決算:10月末から11月上旬

Q4決算(年次):翌年3月

中央日報は本来、7月末〜8月上旬にQ2決算を債権団へ提出しているはず。

しかし

公開されていない
メディア報道ゼロ
経営陣のコメントゼロ
債権団のリークゼロ
これは異常。

決算が出ない=「数字を出せない」可能性が高い

韓国のワークアウトでは、決算が出ない時は以下のどれか。

数字が壊滅的で、債権団が公表を止めている

債権団が「世論パニック」を避けるために非公開にするケース。

経営陣が数字をまとめられない

キャッシュフローが崩壊している時に起きる。

虚偽報告がバレるため、沈黙している

「複数の買い手がいる」という虚偽報告の可能性が高い。

債権団が“破産シナリオ”を検討中

この時は情報が完全に止まる。

つまり、Q2はワークアウト直後ということで回避されても、Q3決算、10月末から11月上旬で何の報告書を出さないわけにはいかない。

ここで買い手候補が出てこなければおしまいである。だから、今、8月22日だが、身売りか、破綻なのかの最終期限は11月上旬だとして、残り約2ヶ月半てところだ。

だから、中央日報は政府や労働貴族に忖度している場合じゃない。自分たちは実績のあるメディアだと必死にアピールしているのが、遅れてきた正論というわけだ。手遅れですけどね。

視聴者さんは結果を待ち遠しいかもしれないが、残り2ヶ月半、お待ちいただきたい。身売りか、破綻、もしくワークアウト続行の3択は出てくるだろう。