8月28日、昨日、エヌビディアの決算については色々と見てきたが、市場予測を軽く超えてくる超絶サプライズレベルだった。それで時間外で4%上がって、今朝の米国市場ではなんと8%の急騰である。あの決算で内容ならそれも当然かと思うのだが、実はマイクロンやサンディスクなどを見ると半導体株は売られているという。
ええ?エヌビディア好決算なのになんで半導体株が売られてるの?さすがにこちらもよくわからないという。
それでは韓国経済の専門家の視点で解説しよう。
エヌビディア(NVIDIA)が極めて強い決算を発表しても、マイクロン・テクノロジーやサンディスク(ウエスタンデジタル等のメモリ関連)などの株価が下落する背景には、主に以下の4つの要因があります。
- ビジネス構造と価格決定権の差(シクリカル性)エヌビディアはAI半導体(GPU)市場で圧倒的なシェアと価格決定権を持ち、高い粗利益率を維持できます。一方で、マイクロンやサンディスクが扱うメモリ(DRAMやNANDフラッシュ)は市況連動型(コモディティ)の商品です。
- 市場の過度な期待と「材料出尽くし(Sell the Fact)」決算発表前に「エヌビディアの好決算でサプライチェーン全体が押し上げられる」という期待から、周辺の半導体株も買われて上昇していました。決算通過によって好材料が出尽くし、短期筋の利益確定売りが先行した形です。
- メモリ領域における競争激化とシェア争いAI向け広帯域メモリ(HBM)などの高付加価値分野では、SKハイニックスやサムスン電子との激しい開発・供給シェア競争があります。
- AI以外の汎用需要(PC・スマートフォン向け)の温度差AIデータセンター向け需要は旺盛な一方、メモリ企業全体の収益を支える一般消費者向け(PCやスマートフォン)のメモリ需要の回復ペースは相対的に緩やかです。全社的な業績の牽引力として不安視される要因となっています。
このように、「市場を牽引するAIアクセラレータ専業トップ」と「市況や競合の影響を強く受けるメモリ供給企業」とで、投資家が織り込むリスクの種類が異なることが株価の明暗を分ける要因となっています。
上の解答はGeminiによるものだが、将来的な供給過剰といっても、2028年まではDRAM不足という分析がトレンドフォースから出ているんだよな。確かにNANDのほうは層を増やせば容量が増えるとか。そういう技術開発でなんとかなるという話だったが、DRAMやHBMはそうはいかないという話だ。
むしろ、決算前から下げていたから材料出尽くしというのもよくわからない。それなら、決算前に上がっているんじゃないのか。しかも、エヌビディアの決算は材料出尽くしというよりな内容ではなかったぞ。短期確定売りするほど上昇してないという。
それで次は選別意識。SKハイニックス、サムスン電子、マイクロンの3つしか、HBMを作ることはできない。実際、需要の方が遙かに上回っているから、あの超絶決算。三社のHBMは作った分、エヌビディアが全部買い取ったんじゃないか。
それで、最後はAI以外の汎用需要(PC・スマートフォン向け)の温度差。メモリー需要の回復ペースが緩やかというか。全く足りてないから数倍に値上げしているんだよな。それが2028年まで続くと。
うーん。Geminiにきいても、エヌビディア爆上げで他のメモリー株が下げている納得できそうな答えは返ってこなかった。別の視点が必要だ。ということで、朝に探した記事で毎日経済の分析が出てきた、これを見ていこうか。
NVIDIA、過去ではなく「未来」でウォール街を動かす──来年70%成長予測が市場を再点火
NVIDIAの最新決算で市場を本当に動かしたのは、驚異的な売上数字ではなく、「来年も70%成長する」という未来予測だった。 売上962億ドルという記録的数字にもウォール街は冷静だったが、CFOの一言で株価は急反発した。AI投資鈍化への懸念を吹き飛ばす強烈な成長ストーリーが提示されたためだ。
1. 過去の数字では市場は動かない。株価を変えたのは“未来”
NVIDIAは2027年度第2四半期、売上962億ドル・純利益597億ドルを発表した(106%増) 。
しかし市場はこの“アーニングサプライズ”に冷淡だった 現在のページ現在のページ. Advertisement しかし、繰り返されるアーニングサプライズに市場は冷淡だった。。
雰囲気を一変させたのは、CFOコレット・クレスの発言だ。
「2028年度の売上は70%増える」
ウォール街予想(44%)を大きく上回り、株価は時間外で4%以上急騰した 。
AIは“収益を生む段階”へ。ジェンスン・ファンCEOの強い確信
ファンCEOはAIが「変曲点を過ぎた」と繰り返し強調し、AIが実際に収益を生み始めていると説明した 。
さらに投資主体が研究所からスタートアップ、オープンモデル生態系へと広がっていると指摘 。
AmazonもNVIDIA GPUを200万個追加導入することを決定し、AI投資の広がりを象徴する動きとなった
次世代GPU「ルービン」量産開始──供給不足は2028年まで続く
第3四半期の売上は1080億ドルと予想され、次世代チップ「ルービン」の量産出荷が本格化する 。
しかし課題は供給不足だ。
「少なくとも2028年1月まで供給不足が続く」(クレスCFO)
購買契約は1四半期で1190億ドルから2790億ドルへ倍増し、その多くがHBM確保のための契約で、三星電子・SKハイニックスには追い風となる 。
Hugging Faceを129億ドルで買収。AI生態系の“掌握”へ
NVIDIAは世界最大のオープンソースAIプラットフォーム「Hugging Face」を129億ドルで買収することで合意した 。
Hugging Faceは「AIモデルのGitHub」と呼ばれ、オープンソースモデルがNVIDIA GPU上で開発されるほどGPU需要が増える構造だ 。
これは、チップメーカーからAIプラットフォーム企業へ進化する戦略の一環と解釈されている
株主還元も“破格”260億ドル規模に拡大
第2四半期の株主還元は260億ドル(自社株買い200億ドル+配当60億ドル)と大幅増加した 。
FCFは486億ドルと急増し、余剰キャッシュの50%を還元する方針を示した 。
自社株買いの残高は約990億ドルあり、株価の下支え要因となる見通しだ。
毎日経済は、サムスン電子やSKハイニックスの広報誌なので、書いてあるメモリー有利とかいう内容をそのまま鵜呑みにはできない。だって、この内容を見れば、サムスン電子やSKハイニックスは昨日のうちでもっと上がっていたはずだ。しかし、実際はあまりあがってない。
HBMの供給不足は続くが、それでも投資家が未来を不安視する理由。残念ながら毎日経済にはそのような答えは出てこない。だとしたら、次の材料待ちてことか。当然、9月に入ればマイクロンの次の決算が待っている。7それが9月28日辺りにでるんじゃないか。まあ、直近になれば知らせると思うのだが。
ああ、その前にブロードコムがあったな。AI半導体株急落の先駆けはここだった。しかし、ブロードコムは今朝は上げているんだよな。全然、よくわからない。ブロードコムも決算良いだろうと予想で買われて、他が下げるとか。
エヌビディアはAIが確実に利益をもたらすことを確定させた。実際、Amazon、Google、マイクロソフトなどがAIで収益を上げている。エヌビディアの利益は桁違いだったが、さすがにこれはゴールドラッシュでいう、スコップに当たるのがエヌビディアなので仕方がないだろう。
だから、AIの未来は明るい。それによってエヌビディアだけは高騰した。もっともセールスフォースも22%あげてるんだが、ソフトウェアは終わったんじゃなかったのか、よくわからないという。
では、今朝の動きも振り返ろう。
NYダウ105ドル高、AI期待再燃でハイテク株が全面高
概要(3行まとめ)
NYダウは105.56ドル高、ナスダックは411ポイント高と米株市場は大幅反発。
牽引役はNVIDIA。来年度の大幅増収見通しと「需要は非常に強い」とのCEO発言でAI関連が急伸。
雇用指標の強さ、セールスフォース・オクタ・クラウドストライクなどソフトウェア株も買われ、ハイテク主導の上昇となった。
- 米株市場は反発──ダウ105ドル高・ナスダック411ポイント高
米国株式市場は8月28日、ハイテク株を中心に反発した。
ダウ平均は105.56ドル高の53,569.44ドル、ナスダックは411.15ポイント高の26,541.35で取引を終了した。
上昇の背景には、AI関連株の強い買いがある。
NVIDIA決算が市場を牽引
半導体大手NVIDIA(NVDA)が発表した決算が市場心理を大きく改善した。
記事によると、
来年度の大幅な増収見通し
CEOの「需要は非常に強く、加速している」との発言
これらがAI投資への懸念を払拭し、株価を押し上げた。
AI関連の強気姿勢が、ハイテク株全体の買い戻しにつながった。
雇用指標の強さも追い風。ソフトウェア株が続伸
雇用関連指標が強かったこともダウ平均を押し上げた。
さらに、主要ソフトウェア企業の決算が相次いで好感された。
好調だった銘柄
セールスフォース(CRM):決算好感で上昇。
オクタ(OKTA):AI関連のサイバーセキュリティ需要拡大で予想超え。
クラウドストライク(CRWD):強い決算と見通しで買われた。
AIとセキュリティの組み合わせは、今後も市場のテーマとして強い存在感を持ち続ける。
このようにハイテク株が大きく上がっているとかいてある。実際、ナスダック400ドルあげているのでそうなんだろう。でも、半導体、メモリー関連は売られている。
ということで、こうなってくると来週の予測が難しいな。ただでさえ、ジャクソンホール会議で金利動向が注目される時期なのに、半導体にとってはエヌビディアの決算の恩恵をあまり受けていない。
韓国ネットの反応まとめ
- “NVIDIAの成長率70%予測は衝撃”
「70%成長はやばい。もう半導体じゃなくて“AIインフラ企業”だ」
「アップルとグーグルを売上で抜く可能性って…歴史が変わってる」
「韓国企業でこんな成長率を出せるところはない」
NVIDIAが 2028年度売上70%増 と発言した部分への反応が最も多い
- “AIは本当に金を稼ぐ段階に入った”
「AIはブームじゃなくて産業革命だと確信した」
「研究所だけじゃなくスタートアップまで投資してるのがすごい」
「AmazonがGPU200万個追加って規模が狂ってる」
ファンCEOの「AIは収益を生む段階に入った」発言への共感が強い
- “韓国半導体(サムスン・SK)には追い風”
「HBM需要が爆発してるからSKはしばらく安泰」
「サムスンはHBMで遅れてるけど、NVIDIAの契約増加はプラス」
「韓国半導体が世界のAI成長に乗れるのは良いニュース」
- “循環金融(顧客に資金を貸してGPUを買わせる)問題は気になる”
「NVIDIAが顧客に資金を貸してGPUを買わせるのは危険じゃない?」
「AIバブルの兆候にも見える」
「CEOの説明は理解できるけど、リスクは確実にある」
記事の「循環金融」論争部分への慎重な声
- “Hugging Face買収はAI生態系の支配宣言だ”
「オープンソースまで握るならNVIDIA帝国になる」
「AIモデルのGitHubを買うのは賢すぎる」
「OpenAIが独自チップを作るなら、NVIDIAは生態系を囲い込む戦略か」
記事の 129億ドルでHugging Face買収 に対する反応
- “株主還元が強すぎる…韓国企業も見習え”
「260億ドルの株主還元って規模が違いすぎる」
「韓国企業は内部留保ばかりで株主還元が弱い」
「自社株買い990億ドル残ってるのは羨ましい」
記事の株主還元部分への比較的多い反応
- “韓国企業との比較で嘆きの声も”
「サムスンはスマホと家電で時間を浪費してる」
「韓国はAI投資が遅すぎる。国家戦略レベルで差がついた」
「NVIDIAのような企業が韓国にないのが残念」
このように韓国ネットの反応は賞賛や、期待、危機感という複雑な反応となっている。AI投資がどうとか書いてあるが、エヌビディアが強すぎて、これは他が稼げない構図が出来上がるんじゃないか・・・まさか。投資家がメモリー株を売ってるのはこれが理由か。
なるほど。これをまとめておこうか。
NVIDIAが強すぎて他が稼げない構図
① AI投資=NVIDIAだけが儲かる GPU・ソフト・クラウド・モデル・生態系まで握り、 AI投資の利益が“全部NVIDIAに集中する仕組み”が完成しつつある。
② メモリー企業は「量は増えるが利益は増えない」 HBM需要は爆発しても、価格決定権はNVIDIA。 SK・サムスンは“供給側の下請け”で利益率が上がらない。
③ 生態系支配で競争そのものが消える Hugging Face買収でモデル開発まで囲い込み、 AIの利益構造が“NVIDIA帝国”化。
④ 投資家はこの構造を理解してメモリー株を売っている AIブーム=NVIDIAの利益増 AIブーム≠メモリー企業の利益増 という現実が見えてきたため。
結論(最短)
AI投資が増えても儲かるのはNVIDIAだけ。他企業は“下請け化”して利益が伸びない。だからメモリー株が売られている。
なるほど。この理由なら、Ai関連で、メモリー株だけが売られた理由にはなるんじゃないか。でも、これだと9月以降のサムスン電子やSKハイニックスはかなりきついんじゃないか。