トランプ氏、習主席との電話会談「なし」 中国「あった」

トランプ氏、習主席との電話会談「なし」 中国「あった」

記事要約:トランプ氏が米国大統領になったことで各国が慌てて祝辞や電話会談をする中、妙な食い違いが出てきた。それは中国の習主席との電話会談が、中国側が「あった」といい、トランプ氏は「なかった」ということ。トランプ氏の公約には中国を為替操作国と認定するというのがある。それを踏まえるとトランプ氏は中国に良い印象を持っているはずがない。そういったことを考えていくとこの電話会談は「なかった」と考えた方が良さそうだ。

問題はどうして中国がこんなすぐばれるような嘘をついたのか。各国が祝辞や電話会談を申し込んでいるので形だけでも新米政権の誕生を祝おうとして逆に拒否されたか。そもそも、中国の習主席が何もしていないのか。管理人は前者だと思う。つまり、相手にされなかったんだろう。

トランプ氏が中国との電話会談を「なかった」というのは中国にとっては屈辱的なことである。世界の皇帝を目指している習主席にとってこれはいきなり手痛い洗礼を受けたことになる。しかし、これが本当なら中々痛快であるな。大体、トランプ氏は不動産王だ。なら、中国の世界中の不動産の買い占め事情にも精通しているだろうな。

オバマ大統領の会談とは選挙中は対立しまくっていたのに急に大人しくなったりしていたので、いきなり丸くなったとか思いきや、中国にこの態度。うん。面白いと思う。

しかし、これあれだよな。朴槿恵大統領が中国に傾斜してようやくホットラインを繋げてもらったのに,今年の始めに北朝鮮が水爆実験を行ったときはまったく出てくれなかったという対応を思い出すと笑いがこみ上げてくるな。トランプ氏は中国の対応を覚えていたのかな。ただの偶然だろうか。都合の良いときだけ祝辞や電話会談を申し込んでも、相手にされてないということだ。これは中国と米国が両雄並び立たずという諺の通り、決して中国に都合が良いトランプ大統領にならないだろうな。

もちろん、日本にも都合の良い大統領にはならないだろう。だが、そんなことは今さら気にしても仕方がないことだ。相手がどのような交渉してくるかは安倍総理が17日にトランプ氏と会うわけだから、それまで待つしかないだろう。TPP廃棄。軍事基地の防衛費増額。色々問題はあるがそれらどのように話し合われるか。固唾を飲んで見守るしかない。

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トランプ氏、習主席との電話会談「なし」 中国「あった」

ワシントン(CNN) ドナルド・トランプ氏が米大統領選で勝利した後、他の外国指導者と同様、中国の習近平(シーチンピン)国家主席と電話会談をしたのかどうかをめぐり、トランプ氏側と中国の国営メディアの言い分がまったく食い違う事態となっている。

トランプ氏はその事実はないと主張しているが、中国中央テレビ局(CCTV)は習主席は電話で祝意を伝え、「両国は世界最大の先進国、世界最大の発展途上国として特別な責任を担っている」と説いたと報じた。

11日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルはトランプ氏との会見記事を掲載し、同氏は習主席を除き多くの外国指導者と電話で話し合ったなどと述べたと報道。トランプ氏陣営の報道担当者もCNNの取材に、同紙の記事は「正確」と認めていた。

 一方、CCTVは習主席が電話会談でトランプ氏に伝えたとする、「中国は中米関係を強く注視しており、米国との健全、長期的かつ安定した関係構築を期待している」などの発言を紹介。「対立を避ける原則に従って全ての論争を解決させることへの期待感を表明した」とも続けた。

トランプ氏は選挙戦で中国の貿易政策などを再三非難。5月の集会では「中国が米国をレイプし続けることは許さない」とまで言い放っていた。中国は米国国民の職を奪っているともし、中国からの輸入品に高率関税を課すとも主張していた。

(http://www.cnn.co.jp/world/35092066.html)