韓国経済、〔韓国自動車危機〕自動車大国の韓国、輸出3位・生産5位の座も危ぶまれる

韓国経済、〔韓国自動車危機〕自動車大国の韓国、輸出3位・生産5位の座も危ぶまれる

記事要約:韓国の自動車輸出が今年はかなり減少していることは月のデータで知っていたがどうやら1年を通しても輸出3位、生産5位も厳しいようだ。輸出はメキシコに、生産はインドに抜かれそうだという。ただ、3位から落ちたとしても自動車輸出で稼いでいるのはご覧の通りでこれが急減するということはあまり考えられない。

また、メキシコの方はアメリカとの貿易関係でトランプ大統領になってからがかなり未知数であって、メキシコの自動車生産がこのまま順調に増えるかと考えても中々、難しいところだ。少なくともフォードはメキシコから撤退すると述べているわけだしな。

後、インドの方だがインドは日本のスズキ以外はわりと苦戦している状況である。インドの社会そのものにまだまだ問題があるといってもいい。日本企業も色々と進出しているのだが、どうもそこでシェアを取るのが難しい現状。ここで少しインドシェアについて触れておこう。

(https://www.marklines.com/ja/statistics/flash_sales/salesfig_india_2016)

自動車産業ポータルズマークラインによるとこのようなシェアになっている。

スズキのシェアが44.1%、次に現代が14%、TaTaはインドの大きな財閥グループだが、11.6%。4位のMahindra & Mahindraもインドの自動車メーカーだが9%、そしてトヨタが3.9%である。つまり、上位3社が7割占めていて、後はほとんどシェアを取れてないのだ。1年前と比べるとわかるが上位ではスズキがシェアを順調に伸ばしている。それ以外は減少している。

これがインドの自動車生産の実態である。ということで現代はインドでもわりと苦戦していることがうかがえる。これを見る限りではインドは自動車生産が活発であるが、現代がシェアを伸せばるかは難しい。後、不況でどうとか述べているがインドのトータル生産数はそれほど減ってないんだよな。用はどこで生産するかということ。韓国が生産台数でこれから抜くことは難しいのは国の大きさを考えれば一目瞭然だ。

そんな中で現代自動車がどう立ち回るかであるが、そこで重要となるのが電気自動車といった新世代の自動車技術となる。管理人はハイブリッド車である「アイオニック」次第だと考えている。トヨタのプリウスに燃費で勝ったとか韓国メディアが報じているが逆に述べれば勝ったのは燃費だけである。しかも、それもただ単にバッテリーの容量が二倍近くあるだけ。

トヨタのプリウスが0.75kWhなのに対し、アイオニックは2倍以上となる1.56kWhのバッテリーを搭載している。そして、そのバッテリーの容量で高トルクのモーターを動かしている。ここから車に詳しくない(イニシャルDを読んだり、グランツーリスモシリーズで車を改造して遊ぶぐらいの管理人)専門的な話になるのであっているか微妙だが、トルクというのは自転車でいうとペダルを押す力である。すなわち瞬間の速さに関係する。

だから、高トルクのモーターだとスタートダッシュが良くなるわけだ。そして、高トルクモーターを動かすには大きな容量のバッテリーを動かして一気に加速させる。後、アイオニックはDCT(デュアルクラッチトランスミッション)を採用してるので熱伝導率が良いというのも燃費が良い理由である。DCTについても難しいのだが用は車のエンジンの回転数を上げて、走行速度を上げていくのに適したトランスミッションである。トランスミッションというのは自動車の変速機のこと。

車というのはギアでエンジンの回転数を調整している。だから、最初から6ギアにしてもスピードはでない。最初は1ギア、それから2ギアという感じでエンジンの回転数をあげていくことで徐々に速度が増す。だから、燃費の良い車というのはギアがスムーズに変換して回転数を通常の走る速度にどれだけ速い時間で到達できるかも大きく関わる。そのため、初動の加速が良い車は燃費が自然と良くなるわけだ。

だが、燃費以外は負けてるというのはつまり、これは燃費だけ勝ったと「宣伝」するためのものだろう。そして、トヨタも同じようなことはすぐに出来るということ。

いきなり自動車の難しい話に飛んだが、現代自動車のアイオニックがどこまで売れるかは今後、重要な視点となる。しかし、覚えておいて欲しいのは韓国車の技術が日本の自動車技術を上回るようなことはまずないということだ。燃費で負けたから韓国車は凄いというのは木を見て森を見ずである。

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韓国経済、〔韓国自動車危機〕自動車大国の韓国、輸出3位・生産5位の座も危ぶまれる

 今年の韓国の自動車輸出と生産が減少し自動車大国の地位が揺らいでいる。

韓国メディアのソウル新聞が13日に報じたところによると、韓国は2005年に自動車輸出国3位に上がってから昨年まで11年間にわたり3位の座を守ってきた。しかし今年の生産台数減少と世界的な景気後退にともなう販売鈍化などでメキシコに3位の座を明け渡すものとみられると同紙は伝えた。

今年に入り10月までのメキシコの完成車輸出は230万6293台で韓国の206万5648台を24万台ほど上回っている。

また、韓国は2005年に生産台数で5位に上ったが、生産台数でもまたインドに押されるものとみられる。韓国の自動車生産台数は今年に入り9月までで303万1083台となり昨年6位だったインドの337万2086台より34万台ほど少なかった。今年の韓国の自動車生産台数は420万台水準と予想されるが、インドの生産台数は過去最大となる440万台を超えるものとみられると同紙は伝えた。

(http://japanese.joins.com/article/493/223493.html?servcode=300&sectcode=320)

韓国経済、〔韓国自動車危機〕自動車大国の韓国、輸出3位・生産5位の座も危ぶまれる」への5件のフィードバック

  1. 燃費を良くしようとするならば、他の性能(安全性、操作性、居住性など)を犠牲にすれば簡単にできます。 たとえば2輪車ですがホンダのスーパーカブは1リットルで何と180キロも走行します。 プリウスとアイオニックの燃費比較はコンセプトが違うのであまり意味がありませんね。

    1. コメントありがとうございます。

      その意味ない比較を韓国メディアがやってプリウスに燃費で勝ったとか述べていたので、管理人はそれに反論したわけですね。本来、比較できるものじゃないというのはその通りかと。

  2. 車の説明するときに、ギアつきの自転車でした方がイメージしやすかったのでは?w

    1. コメントありがとうございます。

      ああ、そうですね、ギアつきの自転車の方が良かったか。でも、最近は電動アシスト自転車ですよね。ギア付きってまだあるんですかね。確かにギア付きの説明の方がペダル漕ぐのが重くなるのはわかりやすいです。

  3. 俺、アイオニックを知らない、でもプリウスと比較など出来ないよな、個人的にはプリウスは買わない、俺耳鳴りがして、6気筒、ターボ車、ちょっとな・・・
    だから4気筒の圧縮比が低い車選んでる、でも日本車良くなった、最近y基地の
    軍人さんが軽に乗ってんだ、「おい、よく入るな~」てな感じ、日本の道は狭い
    、一昨日中古の軽を見てきたんだが、10年たっても何でもないし、値段も普通車より高い、「ん~~今の車で、今少しハンドルの切り返しで頑張るかー」てな感じ。。。

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