韓国経済、日本に配備されたXバンドレーダーには何も言わない中国

韓国経済、日本に配備されたXバンドレーダーには何も言わない中国

記事要約:朴槿恵前大統領の弾劾罷免から一夜明けたわけだが、昨日はそちらに特化して特集したので以前に紹介したいニュースがあまり出来ていなかった。土日でその辺りを補いつつ、罷免後の韓国を見ていきたい。罷免の理由が「国民情緒法」だったのは予想通りというのか、なんというのか、管理人の最悪な予想は良く当たるということだな。本当、的中率高いな。

さて、それは良いとして韓国は朴槿恵前大統領が決定した韓国のTHAAD配備によって中国から様々な経済報復を受けている。しかし、次の大統領筆頭候補である文在寅(ムン・ジェイン)氏がTHAAD配備には次の政権で検討などとしているので一体どうなるかはわからない。

THAAD配備が完了される可能性は高いが、次の大統領選挙はただの出来レースなので、これからは彼の発言が最重要な外交ポイントとなる。では、記事に戻る。今回の記事はTHAAD配備で経済報復受けている韓国メディアがいつものように「日本ガー」である。

日本にもXバンドレーダーが配備されていることは既に紹介したとおりだが、それについてどうして中国が何も言わないで韓国だけ経済報復するのか。また、ロシアももっと高性能レーダーを配備したのにどうして批判しないのか。そんなの不公平だという記事である。

>ところが中国は韓国のTHAADについてだけは、韓国政府がいくら説明しようとしてもそれを聞こうともしない。これでは韓国政府としても対応のしようがない。

それは簡単なことだ。韓国の朴槿恵前大統領が中国の軍事パレードに参加して中国の属国になりますと宣言したからだ。そして、THAAD配備しなければ韓国の悪いようにはしないということで韓国の輸出や輸入で大きな譲歩をしてきた。

これは多少、書類に不備があり、安全性に問題がありそうな商品でも輸入していた。多くの中国人観光客は韓国旅行に出かけた。韓国の車を購入した。サムスン製のスマホだってそうだ。ここ数年間で貿易総額だけを見れば1兆ドルを突破したことは過去に4度もあった。AIIBで副総裁の地位まで与えた。それらが全て中国との貿易が貢献していることは言うまでもない。

そうした甘い汁をとことん吸わせたにもかかわらず、韓国はいきなり裏切ってTHAAD配備をすると宣言した。中国にとっては屈辱的だろうに。

>一時は韓国、米国、日本の三角同盟から韓国を引き離す意図が中国にあるとの見方もあった。しかし最近は「習近平・国家主席が公の席で反対を表明したにもかかわらず、韓国がこれを聞き入れなかったことへの怒り」という見方の方がより説得力があるようだ。

宗主国の当主の意向に従わない韓国に怒りを覚えるのは当たり前だ。説得力があるかは知らないがな。

>このように韓国を単にくみしやすい相手と考え、自分たちに従わせようとする中国の時代錯誤的な考え方は大きな問題だ。

何度も述べるが甘い汁を吸ってきて儲けてきた韓国は中国に恩義を感じないのかと。むしろ、中国は韓国をTHAAD配備さえしなければ好待遇していただろうに。自分たちがTHAAD配備をしないときに得ていた莫大な利益を指摘しないで相手を批判するのは公平性があるとはいえない。

韓国の一体どこが嫌われるかという土壇場で裏切るところだろうな。以前に日本は世界遺産登録で韓国に土壇場で裏切れたことがあった。管理人はあのとき、韓国を信用するほうが愚かだと述べたが、韓国はそういう相手が1番ダメージを受けるときに平気で裏切るのだ。だから、元々、裏切られる前提で行動しないと泣くことになる。中国の場合も味方だと思っていた韓国に後頭部を殴られた気分を味わっての怒りだろう。

>在韓米軍が何らかの兵器を配備する際、国会の批准が必要となったことはこれまで1回もなかった。ところが韓国の最大野党「共に民主党」は昨日、THAAD配備に対する国会の批准を党として主張し始めた。

これ外交が立法で縛るってことか?むしろ、軍事をか?よくわからないがこのような縛りを入れると米国との連携でギクシャクするだろう。それが狙いかもしれないが。

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韓国経済、日本に配備されたXバンドレーダーには何も言わない中国

中国の王毅・外相は8日「韓国はTHAAD(米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」)配備を直ちに中断し、間違った道をさらに進んではならない」「THAADの観測範囲は韓半島(朝鮮半島)をはるかに超えており、中国の戦略的かつ安全保障上の利益を侵害している」「THAADは明らかに間違った選択であり、これは隣国としての道理に反し韓国の安全保障をさらに危険にさらしてしまう」などと発言した。

今月6日にTHAADの一部が韓国に到着すると、中国ではこのような厳しい反応が相次いでいる。もちろん中国が何を言おうと、北朝鮮の核とミサイルの脅威に対抗するための軍事的備えを怠るわけにはいかない。

このように中国が神経質な反応を示す理由は、THAADには高性能Xバンドレーダーがあるためだ。しかしこれと同じ種類のレーダーはすでに日本で2カ所に配備されている。日本に配備されているXバンドレーダーはフォワード・ベースト・モードと呼ばれ、最大探知距離は2000キロに達するが、韓国でTHAADと共に設置されるレーダーはミサイル迎撃に特化するターミナル・ベースト・モードで、探知距離は1000キロを下回る。

ところが探知距離が長い日本のレーダーを中国が問題視したとは聞いたことがない。韓国のレーダーは設置後に探知距離が伸ばされるという指摘もあるようだが、実際は北朝鮮のミサイルを迎撃するだけでも精いっぱいなため、中国を監視するモードに切り替えるべき理由などない。しかも米国は韓国のTHAAD以上に優れた中国監視用のレーダーをすでに十分確保している。

またロシアのメディアによると、ロシアが最近中国全土を監視するため設置したレーダーの場合、中国で1匹のハエが飛んでもそれを追跡できるほどの高性能だという。これについても中国政府は表向きには何の反応も示していないし、また中国も韓半島を監視するレーダーを稼働している。

ところが中国は韓国のTHAADについてだけは、韓国政府がいくら説明しようとしてもそれを聞こうともしない。これでは韓国政府としても対応のしようがない。

一時は韓国、米国、日本の三角同盟から韓国を引き離す意図が中国にあるとの見方もあった。しかし最近は「習近平・国家主席が公の席で反対を表明したにもかかわらず、韓国がこれを聞き入れなかったことへの怒り」という見方の方がより説得力があるようだ。

このように韓国を単にくみしやすい相手と考え、自分たちに従わせようとする中国の時代錯誤的な考え方は大きな問題だ。

在韓米軍が何らかの兵器を配備する際、国会の批准が必要となったことはこれまで1回もなかった。ところが韓国の最大野党「共に民主党」は昨日、THAAD配備に対する国会の批准を党として主張し始めた。

またTHAAD配備予定地の慶尚北道星州郡では配備を妨害しようとする動きも出ている。このように中国の意向に忠実な代弁者たちは今後も国内でいくらでも出てくるだろう。国を守ることを「人ごと」と考える国は、それが「自分のこと」となった場合は国を守ることなどできない。

(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/09/2017030900754.html)

韓国経済、日本に配備されたXバンドレーダーには何も言わない中国」への3件のフィードバック

  1. ちと酒飲みの意見、y基地 今日は3.11 静かだったな、在日米軍は日本に合わせてくれてるんだろう、在韓米軍も同じだと思うんだよな、「THAAD」いつも中国が~~「在韓米軍」はどうなんだ?
    だから 中国が~の意見と 在韓米軍の意見は 無いよな、
     俺は納得できないんだ。。。

    1. コメントありがとうございます。

      シビリアンコントロールがあるので軍隊が政治に介入してはまずいんでしょうね。だから、在韓米軍の意見とかは出てはこないと思います。それは日本の自衛隊もそうですし、上からの命令を忠実にこなすのが軍隊ですし。でも、在韓米軍はTHAAD配備すれば自分たちは守れるので良いんじゃないですかね。そもそも、THAAD配備って米兵守るためですよね?あれ、違うのかな。

      1. そうだと思います、だから 自分らがそこに いつずける手段としてではないのですか、もしそうだとしたら? 複雑なんですよ。。。

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