韓国経済、韓・中米FTA仮署名…韓国産自動車など95%品目の関税を撤廃

韓国経済、韓・中米FTA仮署名…韓国産自動車など95%品目の関税を撤廃

記事要約:今日の朝一番紹介した韓国・中米FTA仮署名。韓国が輸出したいのは自動車だろうということで予想通りの内容だったわけだが、とりあえず、朝の方を記事を先に読んで欲しい。今回の中央日報の記事はその後、読めばかなり理解が広まると思われる。

韓国経済、中米5カ国とのFTAに仮署名

>中米5カ国は自動車、鉄鋼など韓国輸出品の約95%(品目数基準)に対して関税を撤廃することにした。コスタリカは自動車に対する関税をFTA発効後、直ちに撤廃する。他の国家も発効後5~10年以内に韓国自動車にかけていた関税を次々と撤廃する。また、冷延鋼鈑のような鉄鋼製品に対しても5カ国いずれも発効後10年以内に関税を撤廃する。現在、この国々は、韓国自動車に最高30%、鉄鋼製品に最高15%の関税を課している。

まず、重要なのは韓国は自動車、鉄鋼などの韓国輸出品の約95%に関税を撤廃する。コスタリカのように最初から関税が撤廃する国もあれば、発行後5年~10年かかる国もある。この場合、韓国の方が損をする。いずれは関税がなくるわけだが、相手の輸出品は先に関税が撤廃されるだろう。今は損して後で得になると。

>代わりに韓国はコーヒー、原糖(サトウキビ樹液)に対して発効後、直ちに関税を撤廃する。牛肉は国家別に発効後16~19年、豚肉は10~16年後、無関税で輸入する。米・ニンニクなどは関税撤廃・縮小の対象から外された。韓国と中米5カ国間交易規模は昨年25億7500万ドル(約2958億円)だ。

確かにいくつかの国ではコーヒーや砂糖などの輸入品があった。これについては直ちに関税が撤廃される。つまり、これによって韓国内では中南米のコーヒーや砂糖が安く出回る。しかし、牛肉や豚肉の場合はかなり時間がかかると。

以前に読者様の返信コメントで韓国の肉の生産量について少し解説したが、韓国の牛肉生産量の自給率はおよそ5割ほど。後は輸入。それと、口蹄疫の影響でしばらく落ちていた豚肉生産量の時給が8割。鳥肉も8割は自給している。つまり、わりと韓国は肉と米は自給しているのだ。だから、FTAで安い中南米産の肉が急に入ってくるのは困る。そして、米の場合は対象から外れたと。

韓国も米だけは守ろうとしているわけだ。実際、それは正しい。世の中、米さえ自給できればなんとか生きられるからな。それで韓国と中米5カ国間の交易規模は昨年25億7500万ドルと。だいたい3000億円だ。これって韓国に訪れる中国人観光客の免税店の売り上げと同等ということになる。これだけ見ても韓国がどれだけ中国に儲けさせてもらっているかがよくわかる。

>2012年(58億2200万ドル)以降、4年連続で減少している。韓・中米FTAが発効すれば、この地域との交易量が増えるだろうと韓国政府は期待している。産業部のクォン・ヒョクウFTA交渉総括課長は「日本、中国など競争国より先駆けて中米地域の市場を先取りすることになった」とし「特に、最近保護貿易による懸念が大きくなっている中で韓国企業が北米市場に進出できる迂迴路を設けることになった」と述べた。

実際、韓国と中南米とのFTA政策は悪くない。ただ、中南米は内戦がずっと起きていた地域だ。決して豊かな地域というわけでもない。貿易拡大は見込めるだろうが、それでも100億ドル行けばいいところじゃないか。100億ドルが大きいと思うかの判断は人それぞれだが5カ国で100億ドルという貿易規模はそれほど大きくない。何しろ、韓国の貿易総額は昨年は1兆ドルには到達しなかったが、その100分の1ぐらいでしかない。

もちろん、韓国へのコーヒーや砂糖といった農産物の輸入が増えるわけだから、自動車の関税がなくなる前にどれだけ利益差をあげられているかが問題となる。しかも、5年~10年だ。韓国が存続しているかすら怪しいので、そのまま相手国だけ関税なしで儲かるだけという事態にもなりかねない。

ぶっちゃけると5年後に韓国ってあるんだろうか。管理人は2020年、韓国経済破綻説を唱えているのだから、そのまま経済破綻しても国はあるかな?まあ、中国の属国になっていたり、北朝鮮に統一されていたりしているかもしれないが。

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韓国経済、韓・中米FTA仮署名…韓国産自動車など95%品目の関税を撤廃

韓国の経済領土が中米地域に拡大する。12日、韓国産業通商資源部によると、韓国政府は10日(現地時間)、コスタリカ・サンホセで中米5カ国(コスタリカ・エルサルバドル・ニカラグア・ホンジュラス・パナマ)と自由貿易協定(FTA)の仮署名を完了した。

両側は2015年6月、交渉を始めて昨年11月に交渉妥結を公式宣言したことに続き、仮署名も終えた。韓国政府は今後、国内の補完対策などを策定し、早ければ今年上半期にも正式署名を行うという方針だ。韓国はアジア諸国のうち初めてこの5カ国と同時にFTAを結ぶことになった。グアテマラの場合、FTAを発効してから協定に参加することになり、今回の仮署名の対象からは外された。

中米5カ国は自動車、鉄鋼など韓国輸出品の約95%(品目数基準)に対して関税を撤廃することにした。コスタリカは自動車に対する関税をFTA発効後、直ちに撤廃する。他の国家も発効後5~10年以内に韓国自動車にかけていた関税を次々と撤廃する。また、冷延鋼鈑のような鉄鋼製品に対しても5カ国いずれも発効後10年以内に関税を撤廃する。現在、この国々は、韓国自動車に最高30%、鉄鋼製品に最高15%の関税を課している。

代わりに韓国はコーヒー、原糖(サトウキビ樹液)に対して発効後、直ちに関税を撤廃する。牛肉は国家別に発効後16~19年、豚肉は10~16年後、無関税で輸入する。米・ニンニクなどは関税撤廃・縮小の対象から外された。韓国と中米5カ国間交易規模は昨年25億7500万ドル(約2958億円)だ。

2012年(58億2200万ドル)以降、4年連続で減少している。韓・中米FTAが発効すれば、この地域との交易量が増えるだろうと韓国政府は期待している。産業部のクォン・ヒョクウFTA交渉総括課長は「日本、中国など競争国より先駆けて中米地域の市場を先取りすることになった」とし「特に、最近保護貿易による懸念が大きくなっている中で韓国企業が北米市場に進出できる迂迴路を設けることになった」と述べた。

(http://japanese.joins.com/article/777/226777.html?servcode=300&sectcode=300)

韓国経済、韓・中米FTA仮署名…韓国産自動車など95%品目の関税を撤廃」への3件のフィードバック

  1. いつも、管理人さんのコメント、とてもたのしみにしています。さて、私がとても不安に思っているのは、韓国が崩壊した場合、大量の難民韓国人が押し寄せて来るのではないか、ということなんですが、大丈夫でしょうか。

    1. コメントありがとうございます。

      韓国の崩壊が何を意味しているかはわかりませんが、仮に韓国経済破綻程度では韓国の出稼ぎは増えますが、難民が来ても日本は経済難民を受け入れない国であるので送り返すことは可能です。もちろん、やることは既に読者様も述べていますがビザの復活、指紋制度復活といった入国を厳しく取り締まる規制です。今の日本でこれをやるのは難しいでしょうが、日韓慰安婦合意の慰安婦像を撤去出来ない限りは日本だって何十年も待っているわけないので、どこからか対抗措置を検討してくれるでしょう。後、韓国が火の海になった場合は難民が日本にやってきますが、今のところ、その可能性は低いです。北朝鮮が滅亡覚悟で挑んで来るとは思えないので。

      1. ありがとうございます。本当に勉強になっています。これからも、ためになる、コメントをお願いします。心から応援します

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