〔日本の防衛〕米軍艦が南沙諸島付近航行 トランプ政権初、中国反発も
記事要約:南沙諸島を中国が本格的に支配しようとしている動きがある中、各国がその動きを警戒している。そして、米国も中国の横暴を批判しており、どうやら久しぶりに米軍艦を南沙諸島付近航行したようだ。
これでトランプ政権が中国に対して南沙諸島をそのまま実効支配させる気はないということを証明した。北朝鮮有事でトランプ大統領が折れるか、心配だったのだが、どうやらそのつもりはなかったことにとりあえず、管理人は一安心である。この南沙諸島での米国の動きは周辺諸国にとっては非常に重要だ。米国がどこまで本気か、介入するかを各国は見ている。
日本も直接関係ないとしても、尖閣諸島での中国の不法侵入が続く中で、こういった動きはしっかり監視しないといけない。既に中国は南シナ海の海底からメタンハイドレート掘り出しに成功したんだったかな。しかし、中国の技術ではコスト面で世界的な石油・石炭の下落までは行かないとみている。でも、中国の掘削技術が確実に向上していることは注意だろう。尖閣諸島の海底資源も狙われているわけだ。
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〔日本の防衛〕米軍艦が南沙諸島付近航行 トランプ政権初、中国反発も
米当局者の話としてロイター通信が24日に伝えたところによると、中国が実効支配する南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島付近を米海軍の艦船が航行した。トランプ政権で初めての「航行の自由作戦」の一環とみられ、中国の反発が予想される。
同通信によると、航行したのはミサイル駆逐艦デューイ。中国が人工島を建設しているミスチーフ礁から12カイリ(約22キロ)内を航行したという。米CNNは今月、米軍による「航行の自由作戦」の申請を国防総省が却下していたと報じており、北朝鮮の核・ミサイル問題で協力を求める中国に配慮しているとの見方が出ていた。
オバマ前政権下では、中国による軍事拠点化に対抗するため、「航行の自由作戦」として軍艦を派遣。同様の航行を4回実施したが、昨年10月を最後に行われてこなかった。
(http://www.asahi.com/articles/ASK5T32R1K5TUHBI00J.html)
中国の北朝鮮圧力に、あまり期待できないと判断した為ではないかと思われます。
朝鮮半島有事のリスクは高くなったのではないでしょうか。
このままズルズルと北の核戦力増強を放置するよりは、有事の方がマシではありますが。
中国の海洋進出によって日本のシーレーンが脅かされれば、食料やエネルギーを輸入に依存している日本にとっては、日米同盟とか集団的自衛権とか一切関係なく、国の安全保障に直結する個別的自衛権の問題となる。
たがが島ひとつ、たかが岩礁ひとつと、中国の行動を容認する姿勢を見せてしまえば、さらに中国の行動がエスカレートしていって、将来的に周辺海域の封鎖なんてやられたら日本は干からびるかもしれない。
実際にそうなってしまってからでは手遅れなのだから、「中国の好きにはさせない」という明確なメッセージを送るために、日本も海上自衛隊を派遣して米軍に協力すべき。