韓国経済、サムスン重工業、米船会社から15億ドル規模の受注へ

韓国経済、サムスン重工業、米船会社から15億ドル規模の受注へ

記事要約:韓国の輸出が回復してきている業種に造船が上げられるわけだが、サムスン重工業が米船会社から15億ドル規模の受注契約するとみられるようだ。

うん?受注契約したのか、してないのか。どっちなんだと思うかもしれないが、これからするかもしれないというのが今回の記事である。

>サムスン重工業が米国の船会社と15億ドル(約1700億円)規模の受注契約をするとみられ、今年の受注目標を早期達成が期待される。

こういうのはどう見ても株価対策なんだよな。まあ、とりあえず、そんな計画があるということにしておくか。

>造船業界によると、サムスン重工業は先月中旬、米国船会社シーワン(seaone)と連結式曳航・バージ船(AT・B)12隻を建造するという内容の建造意向書(LOI)を締結した。本契約は遅くとも11月までに締結される見込みだ。

サムスン重工業と米国船会社シーワンが連結式曳航・バージ船(AT・B)12隻を建造するという内容の建造意向書(LOI)を締結と。ふむ、これは難しいな。

■米国船会社シーワン

SeaOne Holdings、LLC(以下「SeaOne」)は、完全に生産されたガス流を調整し、液化し、輸送し、配送する、特許取得済みのCompressed Gas LiquidまたはCGL®海洋ガス貨幣化システム(このウェブサイトでは「システム」とも呼ばれます) 1400 psigおよび-40°F(100 barおよび-40°C)の適度な動作条件で市場に参入します。
SeaOne Holdings、LLC(以下「CGLシステム」)は、この業界の創業以来50年近く前から、天然ガスおよびガス液体の収益化に対する最初の大きな新しいアプローチです。 SeaOneは、ガスとNGLを低コストで顧客にやさしい方法で市場に投入する手段を提供します。

(https://seaonecorp.com/)

シーワンという米国船会社らしいHPではあるのだが、とりあえず、天然ガスやガス液体の輸送し、配送するのが主な仕事の内容のようだ。そして、新しい船をサムスン重工業と共同で建造すると。今回の連結式曳航・バージ船(AT・B)1の設計はシーワンがしたようだ。

>サムスン重工業は国内で初めてAT・Bという新しい船種を受注することになり、技術力でも優位に立つ。この船舶は貨物倉の役割をするバージ船と船を曳航する曳船が結びついた形態であり、いつでも分離できる。

まず、バージというのは港や川で貨物を運ぶ平底のはしけのこと。バージ船とは河川や運河などの内陸水路や港湾といった場所で荷物を運ぶ船のことをいう。特徴は平底の船舶でエンジンを積んでないので自力で航行ができない。だから、これを曳航(えいこう:船が他の船を引いて航行すること)するのが曳船(えいせん)である。

AT・Bというのはパージ戦と曳船が2つ連結していて、いつでも分離できると。まあ、貨物列車の内陸水路用といったところか。

>シーワンがサムスンに発注したAT・Bは曳船とバージ船を結びつけた場合、全長234メートル、幅38.7メートル、高さ21.7メートルとなり、この分野で世界最大の船舶となる。

これ凄いな。でも、全長234m、幅38.7m、高さ21.7mとかそんなでかい船が内陸水路に入るんだろうか。日本じゃ難しそうな気がするが、分離できるからなんとかなるのかな。さて、最後は一番難しい。

■液化ガス運送技術「CGL」とは

液化ガス運送技術「CGL」とは、液体溶媒内の天然ガスの貯蔵および輸送方法をいう。

【課題】液体溶媒内の天然ガスの貯蔵および輸送方法の提供。

【解決手段】80°F未満から約−120°Fまでおよび約300psigから約900psigまでの同じ温度および圧力におけるCNGおよびPLNGと比較して貯蔵天然ガスの向上した体積比を促進する温度および圧力下において軽質炭化水素溶媒に吸収された天然ガスの液相混合を生成および貯蔵するシステムおよび方法。

好ましい溶媒は、エタン、プロパンおよびブタンならびに天然ガス液体(NGL)および液体加圧ガス(LPG)溶媒を含む。原生産または半調整天然ガスを受容しガスを調整し軽質炭化水素溶媒に吸収された天然ガスの液相混合を生産しCNGシステムよりも天然ガス組成の良好な貨物質量対格納質量比とともにCNG、PLNGまたはLNGシステムよりも少ないエネルギーを利用した方式でパイプライン品質のガスまたは分画生成物が送達される混合を市場に輸送するシステムおよび方法。

(http://patent.conceptsengine.com/patent/application/2016145646)

ここまで行くと専門すぎてよくわからないが、液化ガス運送技術「CGL」は米国船会社シーワンの発明品であり、日本でも特許取得済みということだ。

韓国経済危機の軌跡(過去のメルマガ無料公開(1回~225回)

人気ブログランキング の応援(1日1回クリック)をお願いする。

〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

サムスン重工業が米国の船会社と15億ドル(約1700億円)規模の受注契約をするとみられ、今年の受注目標を早期達成が期待される。

造船業界によると、サムスン重工業は先月中旬、米国船会社シーワン(seaone)と連結式曳航・バージ船(AT・B)12隻を建造するという内容の建造意向書(LOI)を締結した。本契約は遅くとも11月までに締結される見込みだ。

2日に超大型海洋プラント(浮体式液化天然ガス生産設備)を受注するなど今年に入って48億ドルを受注したサムスン重工業は、今年の受注目標(65億ドル)を早期に達成すると予想される。

サムスン重工業は国内で初めてAT・Bという新しい船種を受注することになり、技術力でも優位に立つ。この船舶は貨物倉の役割をするバージ船と船を曳航する曳船が結びついた形態であり、いつでも分離できる。

シーワンがサムスンに発注したAT・Bは曳船とバージ船を結びつけた場合、全長234メートル、幅38.7メートル、高さ21.7メートルとなり、この分野で世界最大の船舶となる。

シーワンは新概念の液化ガス運送技術「CGL」を適用するため、この船舶を設計したという。

(http://japanese.joins.com/article/929/229929.html?servcode=300&sectcode=320)

韓国経済、サムスン重工業、米船会社から15億ドル規模の受注へ」への1件のフィードバック

  1. 本契約前に日本の造船会社がかっさらったら最高にウケるんだがなぁww

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です