韓国経済、〔韓国造船危機〕韓国造船業界、受注確保でもドック閉鎖相次ぐ 下請け業者の連鎖倒産も懸念

韓国経済、〔韓国造船危機〕韓国造船業界、受注確保でもドック閉鎖相次ぐ 下請け業者の連鎖倒産も懸念

危機的だった韓国の造船が世界的な景気回復と原油価格の影響で受注が増えて、今年の受注量だけでは中国を抜いて世界1位になったはずなのだが、それらの効果が出るのは数年後という。これは2年間の受注が全くなかったことが原因。

>過去2年間に深刻な受注減少を経験した韓国造船業界は、受注残がなくなり、造船所で建造する船舶がない状態が本格化している。ドックの閉鎖が相次ぎ、今年四半期には6000人以上が遊休状態となりそうだ。上半期には黒字転換、新規受注の朗報が相次いでいるが、受注が生産現場に反映されるには設計、調達など1-2年間のタイムラグがあるためだ。

受注ができてもすぐに仕事を始めることはできない。とりあえず、設計と材料調達を一から始めてようやく現場に仕事が来ると。だから、6000人ほど今は仕事がない。でも、その6000人を辞めさせることもできないと。その6000人に無駄な給料を払っているわけだ。

船の建造・修理などを行うために構築された設備を「ドック」というわけだが、このドックも相次いで閉鎖されている。もっとも、管理人は「韓国の造船危機」はまだ過ぎ去ったわけではないと考えている。なぜなら、韓国のやることはいつも決まっているからだ。

どうせ利益を度外視した受注に十中八九間違いないからだ。シェア1位獲得するために中国企業と造船の受注数を争えば価格競争は当然、厳しいものになる。それでも獲得できたのなら黒字になるような受注ではないと推測できる。では、1年後どうなっているのか。簡単なことだ。さらに造船業の借金が増えて仕事があるのに造れば造るほど赤字になると。

造船分野はもう技術では中国に完全に追いつかれている状態だ。もう、韓国が優位に立てる材料が何一つない。数兆円の公的資金注入しまくってなんとか倒産は免れたが、どうせ同じことである。どこまで韓国人が造船業を助けてくれるかは見物だな。

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韓国経済、〔韓国造船危機〕韓国造船業界、受注確保でもドック閉鎖相次ぐ 下請け業者の連鎖倒産も懸念

過去2年間に深刻な受注減少を経験した韓国造船業界は、受注残がなくなり、造船所で建造する船舶がない状態が本格化している。ドックの閉鎖が相次ぎ、今年四半期には6000人以上が遊休状態となりそうだ。

上半期には黒字転換、新規受注の朗報が相次いでいるが、受注が生産現場に反映されるには設計、調達など1-2年間のタイムラグがあるためだ。

造船業界によると、現代重工業、サムスン重工業は下半期には最大で5カ所のドックの稼働を中断する見通しだ。造船所や港に立地するドックは船舶の建造や修理を手掛けている。

現代重工業は昨年6月以降、既にドック2カ所の操業を中断しており、今年下半期には群山造船所(7月1日稼働中断)を含め、ドック2-3カ所の稼働を中断するとみられる。

現代重工業が受注不足でドックの稼働を中断するのは1972年の創業以来初だった。今年末には全11カ所のうち5カ所で建造する船舶がなくなる可能性がある。

このため、ドックの全従業員約1万6000人のうち約5000人が下半期から遊休状態になる可能性がある。現代重工業はひとまず賃金削減に向け、労組と交渉を進めている。

サムスン重工業はドック8カ所のうち、今年下半期に1-2カ所を閉鎖する見通しだ。サムスン重工業では従業員約1万2000人のうち1000人以上が遊休状態となる。

業界関係者は「受ける仕事がない下請け業者の連鎖倒産に対する懸念が広がっている。今後1年程度がヤマになりそうだ」と話した。

リュ・ジョン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/06/19/2017061900611.html)

韓国経済、〔韓国造船危機〕韓国造船業界、受注確保でもドック閉鎖相次ぐ 下請け業者の連鎖倒産も懸念」への1件のフィードバック

  1. 成程ねぇ、管理人さんの要約が有って漸く理解が出来る。
    構造改革とか労組改革が先ですよね、きっと。

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