韓国経済、韓国造船大手3社 年初から受注好調=不況脱出に期待
記事要約:世界的な景気回復と原油高によって中東諸国が息を吹き返すと、韓国の造船業にとっては朗報となる。これについては何度か説明したが、韓国では意外と中東諸国の繋がりが多い。建設や造船分野は特にだ。だから、原油高は韓国にとっては朗報にもなる。そして、2018年の年初にその効果が出てきたと。韓国のビッグ3がそれぞれ受注が好調のようだ。
>韓国造船大手3社の現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋が今年に入り受注を増やしており、長きにわたる造船不況からの脱出に期待が高まっている。
韓国の造船ビッグ3が受注に成功したとあるだけで、これで利益が出ているかはしらないが、以前は赤字受注だった。だから、これで黒字が数年続けば、韓国の造船業の危機は回避されたことになる。ただ、2018年の年初が好調だけでなんともいえない。
>造船業界によると、現代重工業は先ごろ欧州の船主から液化天然ガス(LNG)船2隻を受注した。受注額は公表されていないが、市場はLNG船の平均価格を2億ドル(約211億円)程度と算出している。
公開されてはいないと。気になるところではあるが、景気回復すれば燃料を運ぶ船の需要が増えるので、アメリカや中国が依頼することもあるか。もっとも、中国はこの手のLNG船の技術にはたどり着いてないのか。まだ韓国の造船の方が有利ということだろうか。けれど、最初に設計図を用意されるなら中国でもできるんじゃないか。
韓国経済、韓国造船大手3社 年初から受注好調=不況脱出に期待
【ソウル聯合ニュース】韓国造船大手3社の現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋が今年に入り受注を増やしており、長きにわたる造船不況からの脱出に期待が高まっている。
造船業界によると、現代重工業は先ごろ欧州の船主から液化天然ガス(LNG)船2隻を受注した。受注額は公表されていないが、市場はLNG船の平均価格を2億ドル(約211億円)程度と算出している。同社はこの受注のほか液化石油ガス(LPG)船2隻、大型オイルタンカー(VLCC)2隻、大型ガス運搬船(VLGC)2隻と、ここ1週間で計8隻(約8億ドル)の受注に成功した。1月には15隻(約10億ドル)を受注し、4年ぶりの最高実績を収めた。
サムスン重工業も先ごろ18万立方メートル級のLNG船1隻(オプション1隻)を受注。今年の受注実績はすでにコンテナ船8隻、オイルタンカー2隻などを含め12隻、10億3000万ドル超となっている。
大宇造船海洋も先週だけで8億ドル相当の船舶建造注文を受けた。年初からの受注実績はLNG船4隻、VLCC5隻、特殊船1隻など計10隻、約12億ドルで、これは昨年通年の受注額(30億ドル)の4割に相当する。
造船業界は市況の回復に合わせ、付加価値の高いLNG船などのガス運搬船に営業力を集中させている。ガス運搬船は米国や中国の政策に伴うLNGやLPGの輸送量増加で堅調な需要の伸びが予想されている。
(http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2018/03/05/0500000000AJP20180305002100882.HTML)
完成した船の引き取り拒否で売り上げ消滅までが様式美かと。