韓国経済、〔その名はヌリ号〕設計から製作まで100%韓国産ロケット 来月打ち上げ

韓国経済、〔その名はヌリ号〕設計から製作まで100%韓国産ロケット 来月打ち上げ

記事要約:韓国のロケット打ち上げが来月にあるのは知っているわけだが、ついに名前が出てきた。韓国型ロケット(KSLV-II)を「ヌリ号」と命名したそうだ。ナロ号でも、ヌリ号でも何でもいいんだが、10月に盛大な打ち上げ花火をあげてくれるのはとても楽しみなところだ。

>3段ロケットの「ヌリ」の1段目は75トンエンジン4つを束ねて製作される。2段目は75トンのエンジンが1つ、3段目は7トン級液体エンジン1つが搭載される。今回打ち上げる試験ロケットは2段目に該当する。

75トン級のエンジンをクラスター化。本当に韓国がそんなことできるかは知らないが、打ち上げまで順調にやってもらわないと花火は見れないからな。どんな風に飛んでいくのかが楽しみでならない。10月はノーベル賞の発表もあるのでイベントが目白押しだよな。

>試験ロケットは発射63秒後に音速を突破する。上空100キロに到達する時間は発射から164秒後だ。オク・ホナム韓国航空宇宙研究院ロケット技術開発団長は「試験ロケットが到達する最高高度は発射当日の大気密度や気象状況によって変わる可能性がある」と話した。

試験ロケットは発射63秒後に音速を突破する。これを第一宇宙速度という。宇宙速度というのはロケットの打ち上げの説明で良く登場するのだが、地表において物体にある初速度を与えたとして、ある速度(これを第一宇宙速度)を越えないと、弾道飛行の後に地表に戻ってしまう。この速度が約 7.9 km/s (= 28,400 km/h) 。つまり、これを越える速度を出して、第2宇宙速度未満で打ち出して楕円軌道に投入する。

そして、ロケットを大気圏に飛ばす(地球の重量を振り払う)速度がいる。これが地球圏脱出速度である。最終目標は1.5トン級のアリラン人工衛星を地上600-800キロの地球の低軌道に乗せることらしいので、つまり、地球圏脱出速度も出す必要があると。その後には「衛星フェアリング分離」という非常に難しい工程がある。

なんで衛星フェアリングにこだわっているのかは実はナロ号でその失敗があったからである。2009年8月25日韓国初となる人工衛星の打上げを行ったナロ号にも起こっている。フェアリングの片側が分離に失敗したことでSTSAT-2A衛星は予定された軌道から外れ地球に落下した。これを管理人が覚えていたからだ。

だいたいここまで順調にいって5分~10分ぐらいだ。この10分間で韓国のヌリ号はどこまで飛んでいけるか。楽しみである。

さて、韓国のロケットの打ち上げは来月だが、日本のロケット打ち上げは9月11日にある。確か読者様がコメントで宇宙イベントまとめてくれたのでまとめて紹介しよう。

09月11日(火) H-IIB 07;「こうのとり」7号機打ち上げ
09月11日(火) はやぶさ2;タッチダウン1リハーサル1
09月20日(木) はやぶさ2;MINERVA-II-1運用(日本製着陸機)

10月02日(火) はやぶさ2;MASCOT運用(欧州製着陸機)
10月18日(木) 水星探査ベピ・コロンボ、水星磁気圏探査機「みお」打ち上げ
10月中旬   はやぶさ2;タッチダウン1リハーサル2
10月下旬   はやぶさ2;タッチダウン1
10月29日(月) H-IIA 40;いぶき2号とハリーファサット打上げ

最新情報を確認すると、こうのとり、7号機の打ち上げは7時32分となっている。ちょうど通勤時間の人もいそうだが、もし、時間に余裕があるなら打ち上げを楽しんで欲しい。後で、今回の打ち上げのもう一つの目玉記事があるのでそれを紹介しようとおもう。さらに同日にはやさぶ2のタッチダウンのリハーサルもあるそうだ。

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〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ

韓国経済、〔その名はヌリ号〕設計から製作まで100%韓国産ロケット 来月打ち上げ

6日午前10時、全羅南道高興郡(コフングン)の羅老(ナロ)宇宙センターロケット組み立て棟。韓国航空宇宙研究院所属の研究員3人が横にした試験ロケットの下段部位の異質物を慎重に刃物で削り取っていた。白く輝くロケットの長さは25.3メートル。8階建てビルの高さに相当する。

試験ロケットは来月末に羅老宇宙センターで打ち上げられる。そのためか、組み立て棟には緊張感が漂っていた。航空宇宙研究院のパク・ジョンチャン研究員は「試験ロケットの組み立ては完全に終わり、再点検をしている」と説明した。ロケットの下段にはエンジンの部分が見える。これまで開発してきた75トンエンジンだ。試験ロケットには燃料のケロシンが11トン搭載される。さらに液体酸素が燃料の倍の23トンほど入る。

試験ロケットは発射63秒後に音速を突破する。上空100キロに到達する時間は発射から164秒後だ。オク・ホナム韓国航空宇宙研究院ロケット技術開発団長は「試験ロケットが到達する最高高度は発射当日の大気密度や気象状況によって変わる可能性がある」と話した。

科学技術情報通信部は公募を通じて韓国型ロケット(KSLV-II)を「ヌリ号」と命名した。試験ロケットは「ヌリ」の主力エンジン、75トン液体エンジンの性能を検証するためのモデルだ。

3段ロケットの「ヌリ」の1段目は75トンエンジン4つを束ねて製作される。2段目は75トンのエンジンが1つ、3段目は7トン級液体エンジン1つが搭載される。今回打ち上げる試験ロケットは2段目に該当する。

これに先立ち航空宇宙研究院は7月、最終燃焼試験を実施した。エンジンだけを切り離して外部から燃料を供給する地上燃焼試験とは違い、最終燃焼試験では完全なロケットを製作して燃焼試験を行った。これは打ち上げを控えて実施された最後のテストだった。合格点は140秒だったが、計154秒燃焼した。

組み立て棟からバスで2分のエンジン試験棟では国内で10件目の製作となるもう一つの75トンエンジンがあった。オク・ホナム団長は「最近試験テストを通過したエンジン」と説明した。ロケット開発過程は飛び石と似ている。各段階を一つずつ踏んでこそ前に進むことができるからだ。その間、航空宇宙研究院は75トンエンジン燃焼試験を90回実施した。累積試験時間は7000秒(1時間56分40秒)にのぼる。2016年5月に75トンエンジンの最初の燃焼試験が成功したため、エンジン試験からロケット組み立て完了まで2年以上かかったということだ。

10月末の試験ロケット発射が成功すれば、韓国独自の技術で製作した最初のロケットが飛行した日として記録される。打ち上げ成功率を尋ねる質問に対し、オク団長は「予期せぬ問題が飛行中に発生すれば分からないが、そうでなければ失敗はないとみる」と答えた。通常、新しく開発されたロケットの最初の発射成功率は30%程度にすぎない。

1、2、3段目が一つになった「ヌリ」は2021年の打ち上げを目標にしている。最終目標は1.5トン級のアリラン人工衛星を地上600-800キロの地球の低軌道に乗せることだ。2013年に2回の失敗の末に打ち上げに成功した「羅老」はロシアの技術を導入して飛行に成功した。「羅老」は重量100キロの衛星を300キロの軌道に乗せることができる性能だが、「ヌリ」はより重い衛星をより高い軌道に乗せることができる。

科学技術情報通信部のチョン・ビョンソン研究開発政策室長は「世界宇宙市場が持続的に成長しているだけにロケット技術の確保は必要」とし「ロケット開発工程は人の手で進められるため、他の産業に比べて多くの雇用が生じる可能性がある」と述べた。

(https://japanese.joins.com/article/880/244880.html?servcode=300&sectcode=330)

韓国経済、〔その名はヌリ号〕設計から製作まで100%韓国産ロケット 来月打ち上げ」への6件のフィードバック

  1. こんばんは。日本中あちこちで自然災害にやられていますが、管理人さま始め皆さんの所はいかがですか。
    昨日の午後に電気がつき、電気のおかげで水も出ました。食料品も買えるようになりました。ありがたいです。

    ニュースから遠ざかっていた間に、ムンジェインさんの支持率が5割以下になっていたんですね。韓国人が二万人も日本に就職したとか、するらしいとかの記事もありました。いま日本は大変なんだから、こっち見ないで!来ないで!と言いたい。空も宇宙も各国共有なんだから、韓国製のモノを飛ばすのもやめて!

    1. コメントありがとうございます。

      まあ、このサイトの記事は毎回、韓国経済なので数日、閲覧できなくてもそこまで大きな動きはないと思うのですが、最初にコメントしていただいておかげで、安心しておりました。ただ。色々とニュースを見ると電気が使えなくて、不自由にしているとは思っていました。でも、復旧されているようで何よりです。しかし、本当に電気社会ですね。我々は電気がなければ数日、生きていくのも難しいことを痛感させられました。大阪の台風の停電もそうですが、自然災害の脅威を見つめ直す良い時期かもしれませんね。平成も終わりますしね。

  2. 本当に韓国製100%なら盛大な花火が見れるんじゃないか。期待してます。

    1. コメントありがとうございます。

      一週間かかるといいながら、数日でほとんど復旧させるとは…。凄いですね。確かに地震対策で北海道電力はお粗末だったと指摘されていますが、それは今後の検討課題ということで、頑張って1日でも速く復旧させた作業員に脱帽ですね。お疲れ様でした。

  3. そんな中あの 鳩山元馬鹿首相が 馬鹿なツイートをして 炎上しているそうです 元地元らしいのですが あの停電が 不思議だそうです 何の何処が不思議なのか 分かりませんが まあ 奴の存在事態が不思議な事ですからね。

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