韓国経済、【米中貿易戦争】中国との貿易協定阻止「毒薬条項(ポイズンピル)」、日欧にも条項盛り込む可能性=米商務長官

韓国経済、【米中貿易戦争】中国との貿易協定阻止「毒薬条項(ポイズンピル)」、日欧にも条項盛り込む可能性=米商務長官

記事要約:米中貿易戦争の激化で米中対立がクローズアップされる中、米国が中国との貿易協定阻止「毒素条項」を日欧にも条項盛り込む可能性が米国務長官が示唆された。一体、これは何なのか。毒素条項そのものは米韓FTAできいたことがあるとおもうが、今回のはかなり、内容がきわどい。

>ロス長官はロイターとのインタビューで、毒薬条項は中国の知的財産権侵害や助成金供与などの慣行を「正当化する」貿易協定の「抜け穴をふさぐ」ことが目的と説明した

どこまで正確かはわからないが、おそらく、これ基準だと日中通貨スワップ協定もだめかもしれない。さらにあまり進んでいないが日中韓FTAも駄目ということになる。要するに中国との貿易協定阻止だから、AIIBとか駄目なんじゃないか。だから、管理人の想像通りだとすると、これは現代版ハルノートを中国に突きつける代わりに、他で迂回する貿易に対して対策を打ってきたことになる。つまり。メキシコやカナダはもう中国との貿易協定はできないことになる。

>同条項が、他国と将来締結する貿易協定にも盛り込まれる可能性はあるかとの質問には「状況を見守ろう」としつつも、USMCAが先例となり、他の貿易協定に盛り込むことは容易になるとし、条項が「貿易協定締結の必須要件になるとの考えが理解されることになるだろう」と語った。 

だいたいこれを日欧の条約か何かに盛り込んでいくなら、完全なるブロック経済政策である。なぜなら、中国との貿易協定ができない以上、中国は大きな枠組みを作ることが難しくなる。ああ。中国。これが完全に他国から貿易そのものが奪われていく流れだな。まさか、こんなことを考えていたとか。米国、本気だな。でも、中国が輸出で儲けるなら、その抜け穴(迂回貿易)を塞ぐのは当然か。

日本は米国側に付くのは尖閣諸島防衛の強化において必須なのでそこまで大きな影響はない。問題は欧州と韓国だな。でも、欧州企業だって知的財産侵害されているわけだしな。乗ってくる可能性はある。韓国はどうなんだ。これを機会に中国側に取り込まれるか。

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韓国経済、【米中貿易戦争】中国との貿易協定阻止「毒薬条項(ポイズンピル)」、日欧にも条項盛り込む可能性=米商務長官

中国との貿易協定阻止、日欧にも条項盛り込む可能性=米商務長官

[ワシントン 5日 ロイター] – ロス米商務長官は5日、新たな米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に盛り込まれた中国との貿易協定締結を阻止する「毒薬条項(ポイズンピル)」について、米国が今後締結を見込む日本や欧州連合(EU)などとの貿易協定にも取り入れる可能性があるとの認識を示した。

ロス長官はロイターとのインタビューで、毒薬条項は中国の知的財産権侵害や助成金供与などの慣行を「正当化する」貿易協定の「抜け穴をふさぐ」ことが目的と説明した。

同条項が、他国と将来締結する貿易協定にも盛り込まれる可能性はあるかとの質問には「状況を見守ろう」としつつも、USMCAが先例となり、他の貿易協定に盛り込むことは容易になるとし、条項が「貿易協定締結の必須要件になるとの考えが理解されることになるだろう」と語った。

長官はまた、11月6日の米中間選挙まで米中通商協議に大きな展開があることは想定していないと語った。

(https://jp.reuters.com/article/usa-trade-ross-idJPKCN1MF2OD)

韓国経済、【米中貿易戦争】中国との貿易協定阻止「毒薬条項(ポイズンピル)」、日欧にも条項盛り込む可能性=米商務長官」への7件のフィードバック

  1. ロイターのこの記事だと「中国を締め出す」と名指しして書いてますが、
    あくまで今回結ぶのは、「非自由市場国と貿易をした場合、この協定から締め出す」という内容ですよね。
    ……いや、結局同じことなのかもしれませんが(苦笑)
    「米国から対日欧の貿易交渉で」どころか、TPPもこの条項を見習うべきだったと言われていますし、まず確実に広がっていく方向でしょう。
    (付言すれば、不当廉売を締めだすことで国内の中小企業が活気づくと好評なようで、
    ますます中国の「そちらも不利益を被るぞ!」という脅しが空振りしています)

  2. 日米共同声明に既にある話。
    9/26の日米共同声明での6項目、
    「日米両国は,第三国の非市場志向型の政策や慣行から日米両国の 企業と労働者をより良く守るための協力を強化する。……日米、また日米欧三極の協力を通じて,緊密に作業していく」

    「第三国の非市場志向型の政策や慣行」
    「知的財産の 収奪,強制的技術移転,貿易歪曲的な産業補助金,国有企業によって 創り出される歪曲化及び過剰生産を含む不公正な貿易慣行」
    が主にどこの国を指しているかというと……

  3. 話は全然違うのですが。

    立憲・枝野氏「いま消費増税、とても考えられない」
    https://www.asahi.com/articles/ASLB56HWFLB5UTFK016.html?iref=comtop_list_pol_n02
    > 消費税をいま上げるだなんて、この社会経済状況でとても考えられない。

    この前まで、絶対増税すべきという石破氏を応援してたよねこの党。全く定見がないなぁ。これで「絶対増税すべき」と叫んでいた特定野党応援団のマスコミはどうするのかな。

    来年の参院選で争点にするつもりなのでしょうけど。自民党総裁選でスルーされた消費増税が、まさかこんな形で浮上するとはねぇ。個人的には増税反対なので、争点化するのは歓迎しますが。

  4. 管理人さんに質問!私、あまり難しいことは解らないのですが、日本と中国の3兆円の通貨スワップ協定の意味とメリット、デメリットと中止の可能性をどう考えていますか?個人的にはAIIBへの協力だとか、このスワップ反対です。中国の挑発が止まっていないですし。

    1. コメントありがとうございます。

      そうですね。日本は中国経済圏に位置しており、中国に進出している日本企業はたくさんあり、中国経済が失速したから経営危機になってしまう。それを全て自業自得だと述べるのは簡単なのですが、国としてはそういうわけには行かない。だから、日中通貨スワップで外貨危機に陥った日本企業の救済という意味ではメリットはあると。中止はどうでしょうね。どのみち、米国に従うことになるでしょうから、その可能性は結構あると考えています。AIIBに協力することはないかと。

      韓国といっていることが違うと思うかも知れないですが、それだけ中国への輸出は日本は大きいですからね。日中の貿易をジェトロによるとこうなっています。

      2017 年の日中貿易を双方輸入ベースでみたところ、総額は前年比9.2%増の 3,292 億8,936 万ドルとなり、3 年ぶりに前年比で増加に転じた(注)。
      輸出(中国の対日輸入、以下同じ)は 13.7%増の 1,648 億 6,566 万ドル、輸入は 5.0%増の 1,644 億 2,370 万ドルとなった。その結果、日本の中国に対する貿易収支は 4 億4,196 万ドルと、6 年ぶりに黒字に転じた。

      一方、日韓貿易は7.74兆円。ドルだと770億ドルぐらいでしょうか。韓国の4倍以上の貿易総額はあるわけですね。さすがにこれだけの総額となれば韓国のように無視はできないてことです。

  5. 本来ならば日本側は不要な日中スワップ(為替スワップであり、通貨スワップではない)にやる意味を日本側に持たせてしまったのはみずほやUFJ銀行であり、金融庁や財務省の特ア汚染の輩の仕業では?
    この輩のごまかしが「中国と取り引きしてる企業の為……」全く嘘ではなくても根本はパンダ債を人民元建てで起債という事をした銀行救済の必要性が出そうだからだろうという分析もできる。
    日中スワップの大義名分作る目的の為に特ア汚染の輩が最初からこれらの件も動いたのではないかという疑念すらある。

    円の方が当然元よりも高信頼度で便利なのは当然だが、中国側にとっても日本とのスワップは「もともとは」そこまで不可欠なものではなかっただろう。米国に追い詰められなければだが。
    9/26の日米共同声明の内容から日中スワップ締結の可能性は更に低くなったかなと思ってる。今月に「予定」されている安倍訪中でどうなるか?(個人的には別に締結しても良いが、どちらかというと反対)

    ああ、日韓通貨スワップは今後一切永久的に締結しない。

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