韓国経済、世界で際立つ中国株安、年初から3兆ドル超消失-フランス株式市場の時価総額を上回る規模
記事要約:先ほど、記事で少し触れたが中国経済についてのNEWSを見ておく。まずは今年の中国株安の話題である。年初から3兆ドル超消失。これはフランス株式市場の時価総額を上回る規模という。といっても、わかりにくいだろう。でも、こういうのはチャートを見れば一目瞭然だ。
これが1年間のチャートである。まず、米国が鉄鋼・アルミニウムに関税上乗せしたのが3月23日のこと。その頃は3200ぐらいあった。それからZTEの制裁発動でZTEは営業停止に追い込まれたが株価はむしろ、上昇していた。
ところが、米中貿易戦争が長期化、規模の拡大が見え始めた6月ぐらいから一気に売られる。そして、7月6日に米国が対中制裁関税第一弾を発動した。これが500億ドル規模だった。それから、第2弾。第3弾と次々に発動して2500億ドル規模へ。気が付くと、10月19日には2449まで下がった。つまり、ここ半年ぐらいで30%ほど下がったわけだ。
しかも、この上海総合指数は米国の制裁がさらに強まれば下げていく。このままでは上海総合指数は1年で半分ほどになってしまうかもしれない。
>中国株の下げは世界で最も大きくなっており、時価総額は今年1月から3兆ドル(約336兆円)余り減少。フランス株式市場の時価総額を上回る規模となっている。民間企業が流動性懸念に直面しているほか、対米貿易摩擦の激化で景気の先行きも悪化、人民元の下落が資本流出を促しつつある。
明らかに中国が窮地に陥ってると投資家が判断している証拠である。しかも、7月~9月の国内総生産の速報値は前年比より6.5%増という。中国の統計は信用できないので、本当に6.5%成長なんて考えている投資家はいない。だが、それでも低成長を隠し切れてないわけだ。つまり、キャピタルフライトである。30%も減少している時点でキャピタルフライトといっても何の問題もないだろう。そして、中国に輸出依存している韓国もその影響で株価を下げているわけだ。
規模は全然違うが、どこが上海総合指数と動きが似ていると感じないだろうか。それが韓国が中国に依存している証拠というわけだ。前にも述べたが、韓国経済を見る上で「KOSPI2000」というのが重要だ。今、2156まで下がってきた。後、150ほどで韓国市場は完全に停滞モードとなる。
しかし、ここ1年で高いときは2600近くあったのだ。それがトランプ大統領の鉄鋼・アルミニウムに関税を課すというNEWSが出てきて、雲行きが変化した。さらに米中貿易戦争に巻き込まれていくわけだ。
当事者でもない韓国の株価がピーク時よりも、15%近く下落していることになる。これもキャピタルフライトといえば、言えなくもないな。
では、来年はどうなるのか。おそらくKOSPIは2000以下を割ってくるだろう。なぜなら、上海総合指数はまだまだ下がりそうだからだ。米中対立の激化が解消に向かわない限り、中国から資本流出は避けられない。このまま韓国経済が中国と共倒れになるかはしらないが、中国はまだ耐えられても先に破綻するのは韓国となることはいうまでもない。
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韓国経済、世界で際立つ中国株安、年初から3兆ドル超消失-フランス株式市場の時価総額を上回る規模
中国本土株のバブル崩壊から3年。投資家は再び大きな値下がりに動揺している。
中国株の下げは世界で最も大きくなっており、時価総額は今年1月から3兆ドル(約336兆円)余り減少。フランス株式市場の時価総額を上回る規模となっている。民間企業が流動性懸念に直面しているほか、対米貿易摩擦の激化で景気の先行きも悪化、人民元の下落が資本流出を促しつつある。
運用資産が500億ドル余りに上るCIBCプライベート・ウェルス・マネジメントのシニアバイスプレジデント、ドン・ギンベル氏は「相場反転の時期はかなり近いはずだが、正確な時期は誰にも分からない」と指摘。「私のポートフォリオのパフォーマンスも急落による著しい影響を受けており、落ち着かない状況だ。私は長い間この業界に関わっており、顧客には『良い結果を出すには乗り越えなければならない時期だ』と伝えている」と話す。
上海株は18日、14年11月以来の安値を付けた。マージンコールを巡る懸念が広がる中で、中国のテクノロジー銘柄が集まる深圳株も軟調。オフショアに上場する銘柄も例外ではなく、テンセント・ホールディングス(騰訊)やアリババ・グループ・ホールディングなど主要テクノロジー企業も上場先の香港やニューヨーク市場で売られている。
以下、省略。リンク先で確認してください。
(https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-19/PGTJGF6K512W01)
上海総合指数 本当はもっと暴落しているはずなんですが、中国中央政府の指示で多くの
銘柄(数百)が売買停止になっています。これが一党独裁共産党の怖さ こんな国で資本
市場が育つ訳がありません。極端な暴落を恐れているのは中央政府 それにより民衆によ
る反政府運動が起こるのを一番恐れているからです。
もう一つ 中国中央政府は中国経済の減速・減少・景気悪化・失業率悪化など経済が悪化
している文言は一切使用するなと各マスコミに通達 いつもの様な言論封鎖に乗り出して
います。裏を返せば相当 深刻な経済状態になりつつあるという証拠です。
国際経済学者で中国政府の各種統計を信じる経済学者は殆どいないのが現実・・・・
何時も感心している『退職者』様のコメント、『退職者』様を失った組織は喪失感全開でしょうね。
そのくせ、トランプ大統領の関税攻勢に対して
「自由貿易主義を断固として守る」と、大見得を吹きまくっておりますよね。
どの口が言うのか飽きれます。