必読!インベスコ・モーゲージ、追い証請求応じられず-支払い猶予で交渉中

必読!インベスコ・モーゲージ、追い証請求応じられず-支払い猶予で交渉中

記事要約:これは読者様から教えてもらってすぐさま、記事を確認してきたのだが必読に値すると思われる。韓国経済には直接関係ないので新サイトには更新しないが、時事的な話はこのサイトで見ていく予定だ。線引きが曖昧なのはご了承頂きたい。

さて、経済を扱うサイトで投資を否定しないが、株を買うときは信用ではなく、現物の方をオススメしている。それが、今回の記事と大きく関わる。それは「追証」である。

信用取引については以前にどこかで出したと思うが、自分が持ってない株や為替などの金融商品を証券会社のお金を一時的に借りて購入したり、売ったりする。信用買い。信用売りという。そして、これには委託保証金や委託証拠金の範囲内が条件となる。問題はFXでもそうだが、あまりにも上げたり、下げたりして、相場が言動したときにその損失によって「追証」が発生してしまうのだ。

つまり、担保にしていた委託保証金が不足したので、追加に金や株を出せということだ。その追加分を追証というわけだが、これが相場よりそこまで変動してない損失ならそこまで怖くはない。問題は2000ドルとか上げたときに、もし、売りのポジションで株を購入していた場合だ・・・。

はっきり述べておくが枚数次第で「破産」します。明日ぐらいに電車が止まる可能性だってある。これっぽっちも慈悲はない。投資は自己責任の世界だからだ。だから、管理人はどれだけ損失が出ても「ゼロ」以下にならない、「追証」が発生しない現物取引を勧めるわけだ。本当、人生が終わってしまうからな。信用の怖さがこれで伝わったかどうかはわからないが、前置きはこれぐらいにしよう。

>住宅ローン担保証券(MBS)に投資する米不動産投資信託(REIT)のインベスコ・モーゲージ・キャピタルは、追加証拠金(追い証)の請求に応じられなくなったと明らかにした。

追証証拠金については上で解説したとおり。そして、最悪のケースの場合が発生していると。そりゃそうだよな。ダウが1日で1000ドル上げたり、1000ドル下げたり、2000ドル上げたりするものな。どう考えても追証が発生しまくりだろう。問題はそれが、また米不動産投資信託(REIT)かよ。

さて、11年前のリーマンショックを思い出して頂きたい。リーマンショックで問題となったものがある。それはサブプライムローンである。サブプライムローンを説明すると長いので割愛するが、リーマンショックが発生したときに真っ先に売られたのが 米不動産投資信託である。

不動産投資信託というのは、銀行から金を借りて不動産を購入する。しかし、金融不安になると銀行は金を貸してくれなくなる。さらに不動産も売れなくなる。そうすると業績悪化するので、大きく売られたわけだ。はい、その金額はこれです。

>新型コロナウイルス感染拡大の影響で、16兆ドル(約1775兆円)規模の米住宅ローン市場は大きな打撃を受けている。

皆さん、16兆円ではないですよ?16兆ドルですよ。約1775兆円らしいです。もちろん、16兆ドル全てが危機的ではないとおもうが、これから先、不動産価格があがるとは到底思えない。なぜなら、米国はこれから失業者が10%超えるかも知れないからだ。10%の失業者が溢れて景気が良くなるはずもなく不動産も売れない。こうなってくると借り手が次々とデフォルトしていく。

>不動産投資家のトーマス・バラック氏は23日、米国の商業用不動産ローン担保証券(CMBS)市場が破綻の瀬戸際にあるとの認識を示し、借り手のデフォルト(債務不履行)回避に向け、銀行と政府が迅速に行動しなければ、壊滅的な経済的影響の「ドミノ効果」をもたらすと予想した。

トーマスさんのいうことはもっともだが、銀行と政府でどうにかできるのか。仮にこれがどうにもできないなら金融危機、帰ってきたリーマンショックである。こうならないことを願いたいが、新型コロナウイルスが世界の経済をぶっ壊しているという。

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必読!インベスコ・モーゲージ、追い証請求応じられず-支払い猶予で交渉中

住宅ローン担保証券(MBS)に投資する米不動産投資信託(REIT)のインベスコ・モーゲージ・キャピタルは、追加証拠金(追い証)の請求に応じられなくなったと明らかにした。

  インベスコ・モーゲージは24日の発表資料で、前日受けた追い証請求に応じられなかったほか、近い将来に見込まれる追い証請求にも対応できない可能性が高いと説明した。関係先と支払い猶予について交渉しているという。

  新型コロナウイルス感染拡大の影響で、16兆ドル(約1775兆円)規模の米住宅ローン市場は大きな打撃を受けている。

  不動産投資家のトーマス・バラック氏は23日、米国の商業用不動産ローン担保証券(CMBS)市場が破綻の瀬戸際にあるとの認識を示し、借り手のデフォルト(債務不履行)回避に向け、銀行と政府が迅速に行動しなければ、壊滅的な経済的影響の「ドミノ効果」をもたらすと予想した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-24/Q7P6YOT0AFB901

必読!インベスコ・モーゲージ、追い証請求応じられず-支払い猶予で交渉中」への4件のフィードバック

  1. ピンチだが ダウは上がった 持ち直すか!
    個人でも信用売買は最悪も想定して行わないと破産するわけです。証拠金20%で買いなら、現物の5倍買えて、損益も5倍なので最悪証拠金の5倍あれば破産しません。しかし、売は青天井なので、100円で売ったものが400円までストップ高を続ければ為す術もなく、300円の損、証拠金20%なら20円の証拠金に60円の追証が必要になります。売は早耳で時間が無いと出来ないと思いますし、信用は怖いと思う由縁です。
    追証を払え無ければ個人や法人は破綻しますが、顧客が払えない分は証券会社が代納してますから、資本力が弱い証券会社も破綻します。それでも、保険や取引所の資金で決済できれば市場は維持できますが、決済できなければ市場が崩壊します。市場崩壊は困るので、国が資金を出す訳です。
    まだ、支払い猶予を相談している状況ですが、一時、取引中止にしないとヤバイわけですね。

  2. 追証(増し担保請求)と聞いてソフトバンクの孫の事かな?と思ったら米国の住宅ローン担保証券か。少し前にFRBが対策打ち出したが……とても何とかなるレベルではなさそう、という感じかな?
    不動産や株を担保にして借金してたら今の状況で追証ガッツリ来て払えないとデフォルト危機か。不動産の担保掛け目がたとえば8割とかで上限迄借りていたら……。とりあえず猶予期間は設けるだろうし、保険がどうなっているか?まあ危険だからドミノ連鎖などと言っているのだろうけども。

  3. 過去にアメリカは戦費などで莫大な費用が必要になった時に、ブラックボックスと呼ばれる方法などでかなりグレーな資金調達をしてきた。
    今回もとんでもない歳出が発生しようとしている状況で、気になるニュースがロイターから出てきている。

    GPIF、来月から外債運用を25%に引き上げへ=関係筋

    https://jp.reuters.com/article/gpif-japan-pension-idJPKBN21B18N

    本当に利回り強化を目的とした、単なるポートフォリオの見直しなのか?
    アメリカからヤバい打診を受けているんじゃないだろうな。

    1. またアメリカに沢山債権やら株を買わされそうな感じですね。
      利子でドルが増えるのは良いですが円高を嫌ってあまり売れないし
      末端の国民まで利益が還元されにくいのが欠点ですが

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