野望着々…「人民元」国際化へIMF準備資産への採用促す声明 欧州では容認論も

野望着々…「人民元」国際化へIMF準備資産への採用促す声明 欧州では容認論も

記事要約:中国人民銀行が人民元への国際化のため、IMF準備資産への採用を促した。これって変動相場制でもないものを準備資産にすれば、IMFそのものが崩壊するんだが。ATMから偽札が出てくるぐらいは可愛いもの。

さすがに採用するのは難しいと思うが、中国の人民元など誰が使うんだろうか。そもそも、ハードカレンシーでもないよな。固定相場なら刷りまくっても価値はほとんど下がらないので、中国は大儲けというわけか。ただ、イギリスが賛同しているのが不思議ではある。

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)

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韓国経済、野望着々…「人民元」国際化へIMF準備資産への採用促す声明欧州では容認論も

中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は18日、国際通貨基金(IMF)の運営方針を決める国際通貨金融委員会(IMFC)の出席にあわせて声明を発表し、 IMFの準備資産を構成する通貨に「人民元が新たに含まれるかどうかが大きな問題だ」と、人民元の採用を働きかけた。

今年は5年に1度の構成通貨の見直しの年にあたる。 アジアインフラ投資銀行(AIIB)設立とともに、中国は人民元の国際化に向けた動きを強めている。

周総裁は声明で資本取引を自由に行えることが構成通貨の条件のひとつとされることを踏まえ、「中国は人民元の資本勘定の自由度をさらに高める一連の改革を準備している」とした。

特別引き出し権(SDR)といわれるIMFの準備資産は、通貨危機時などに加盟国同士の通貨交換などに使われ、ドル、ユーロ、ポンド、円の4通貨で構成されている。

SDRの構成通貨に採用されれば、事実上、国際的な主要通貨として認められる。 人民元をSDRの構成通貨とすることについて、英国のオズボーン財務相は17日に「どこかの段階では理にかなった判断だ」と発言。

また、IMFのラガルド専務理事も3月に「加えるかどうかの問題ではなく、いつ加えるかの問題だ」と述べるなど、欧州では人民元の構成通貨入りは避けられないとの見方も出ている。

ただ、人民元は変動幅が管理されており、他の構成通貨とは違いが大きい。中国側は声明でも、過去の金融危機の教訓を踏まえ、「中国が完全な資本の自由化を目指すわけではない」と強調。

短期的な投機資金の流出や、国際金融市場の異常な変動などを阻止するため、資本市場の管理を続けるとしている。

このため「現段階では構成通貨となることは難しい」(国際金融筋)との見方も根強い。

IMFCは18日、新興国の出資比率を引き上げるIMF改革の実現が遅れていることに対し、「深く失望している」とした声明を採択して終了した。

(http://www.sankei.com/economy/news/150420/ecn1504200003-n1.html)

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