中国抑止のため米軍が「台湾駐屯」を検討

中国抑止のため米軍が「台湾駐屯」を検討

記事要約:ニュースウィークの情報がどこまで信用できるかはあるのだが、どうやら、中国抑止のために米軍が「台湾駐屯」を検討しているようだ。つまり、新アチソンラインの要となる重要な戦略である。

昨日から、自由と繁栄の弧、セキュリティーダイヤモンド構想など、日本の戦略について出てきた記事を取り上げたが、新アチソンラインも覚えてほしい。このラインでもわかるとおり、台湾に米軍を駐屯させることで、中国や北朝鮮を包囲できる。もっとも、このラインは正確ではない。韓国が青に含まれているからな。

(http://wedge.ismedia.jp/mwimgs/5/e/-/img_5e4153fc11a371e36f69e8643cfd2625152507.jpg)

日本の戦略を考える上でこの地図は有能なのでもう一度、紹介した。ただ、さすがに台湾に米軍を置くとなれば中国も黙ってないだろう。しかし、中国の第一列島線を敷かれるのはまずいだろう。なんせ、日本のシーレーンが脅かされる。中国が普通の国家ならいいのだが、侵略する気まんまんで周辺国と領土紛争を繰り広げている。

>米海兵隊のウォーカー・D・ミルズ大尉は、米陸軍大学発行の軍事誌「ミリタリーレビュー」最新版で、米軍は台湾に駐屯すべきだとする論文を発表。これに中国共産党機関紙系のタブロイド紙「環球時報」の編集者・胡錫進が、ツイッター上で強い反発を表明した。

米海兵隊の大尉が論文か。米国政府が何かを主張したわけではないのだな。

>「龍の抑止」と題した論文の中で、ミルズは現在のパワーバランスでは台湾への奇襲攻撃の「可能性がより高まっている」と警告。米指導部は「中国との意図的かつこれまで以上に世界規模に及ぶ紛争」に反対する国際的圧力に「勇敢に立ち向かう」べきだとの考えを述べた。

これは本当にあり得る。今の香港を見ればわかるとおりだ。勝手な法律を制定して支配しようと企んでいる。しかも、中国、それに忖度したWHOが新型コロナウイルスを世界中に蔓延させた。既に世界での死者数は100万人を超えた。100万だぞ。中国の生物兵器か何か知らないが100万も人が亡くなったのだ。しかも、まだ増え続けている。

>「人民解放軍(PLA)の攻撃に対して米軍が迅速に対応できないとしたら、残された道は2つ。PLAがあっという間に台湾に侵攻するのを受け入れるか、時間もコストも代償も伴う上に成功の保証もない作戦の遂行を余儀なくされるかだ」とミルズは書いている。

実際、中国のほうが地理的に台湾に近い。日本から在日米軍、韓国から在韓米軍など送るにしても、奇襲されてしまえば厳しいだろう。もちろん、台湾の防衛だってあるので、人民解放軍が奇襲に成功するにはよほど上手く事を進める必要はある。

しかも、それを台湾や米国に悟られないように密かにだ。しかも、今は衛星で中国の動きは監視している。大規模な軍を集合、もしくは出動させればまず感づかれるだろう。これが、今の戦争における最大のウィークポイントなんだよな。大規模な軍を相手に気づかれないように集合させることの難しさ。特に米国は世界中を監視している。だから、奇襲は難しい。ごく少数の精鋭部隊を送り込んで勝てるほど現実の戦争は甘くない。

>「米軍が台湾に戻れば、PLAは中国の領土を保全するための正義の戦いを始める決意だ。中国には反国家分裂法がある」と胡は続けた。2005年に制定された同法は、台湾が独立を宣言した場合、中国政府は台湾への武力行使も辞さないと予告するものだ。

本当に中国が攻めてくるかは知らないが、武力行使をすれば戦争になる。台湾がいつ独立するかも重要だろうな。

>台湾国防部はこの一件について、「一つの中国」政策の下で台湾を吸収したいと考える中国本土による「嫌がらせであり脅し」だと非難した。アメリカは1979年に制定された台湾関係法で、台湾の防衛に協力することがアメリカの義務であると定めている。

そういうのがあるのか。1979年にか。それは知らなかったな。なら、米国はその法律を根拠に台湾防衛に参加できるのか。

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中国抑止のため米軍が「台湾駐屯」を検討

<このままでは敗北するというアメリカ側に対し、米軍が台湾に戻れば戦争だと中国>

米海兵隊のウォーカー・D・ミルズ大尉は、米陸軍大学発行の軍事誌「ミリタリーレビュー」最新版で、米軍は台湾に駐屯すべきだとする論文を発表。これに中国共産党機関紙系のタブロイド紙「環球時報」の編集者・胡錫進が、ツイッター上で強い反発を表明した。

ミルズは論文の中で、東アジアのパワーバランスがアメリカや台湾から中国寄りに傾きつつあると指摘。アメリカに「台湾の主権を守る決意があるならば」、台湾に地上軍を駐屯させることを検討すべきだと主張した。

「龍の抑止」と題した論文の中で、ミルズは現在のパワーバランスでは台湾への奇襲攻撃の「可能性がより高まっている」と警告。米指導部は「中国との意図的かつこれまで以上に世界規模に及ぶ紛争」に反対する国際的圧力に「勇敢に立ち向かう」べきだとの考えを述べた。

「人民解放軍(PLA)の攻撃に対して米軍が迅速に対応できないとしたら、残された道は2つ。PLAがあっという間に台湾に侵攻するのを受け入れるか、時間もコストも代償も伴う上に成功の保証もない作戦の遂行を余儀なくされるかだ」とミルズは書いている。

「正義の戦いを始める決意」

これに噛みついたのが、中国政府内でもより強硬派の見解を反映している環球時報の胡だ。彼はツイッターにミルズの論文のタイトルを投稿し、「アメリカと台湾でこのような考えを持っている人々に警告する」とコメントを添えた。

「米軍が台湾に戻れば、PLAは中国の領土を保全するための正義の戦いを始める決意だ。中国には反国家分裂法がある」と胡は続けた。2005年に制定された同法は、台湾が独立を宣言した場合、中国政府は台湾への武力行使も辞さないと予告するものだ。

胡のこのコメントと時を同じくして、中国は大規模な軍事演習を実施、中国軍の複数の戦闘機が停戦ラインである台湾海峡の中間線を越えて台湾の防空識別圏に入り、台湾が中国に警告を発する事態が発生していた。

台湾国防部はこの一件について、「一つの中国」政策の下で台湾を吸収したいと考える中国本土による「嫌がらせであり脅し」だと非難した。アメリカは1979年に制定された台湾関係法で、台湾の防衛に協力することがアメリカの義務であると定めている。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/09/post-94535.php

中国抑止のため米軍が「台湾駐屯」を検討」への4件のフィードバック

  1. これが本当なら間違いなく世界を二分する戦争は間違いなく勃発する。10年後ならアメリカの勝利は怪しいかもしれないが、今ならまだアメリカが強いと思う。問題は遠く離れた中東ではなく極めてちかい台湾及び台湾海峡が主戦場になることだ。当然米軍は沖縄や岩国そして横須賀からだって軍艦や戦闘機を派遣するだろう。間違いなく我が国も戦いには巻き込まれる公算が高い。のんびりしている暇はない。国内に巣食う反日勢力を叩きつぶさなくてはならない。

    1. 在韓米軍全軍と在日米軍の一部移転、は有り得るかな。多分新アチソンラインは、旧アチソンラインと同じになると思う。

      そもそも、朝鮮戦争に米軍は介入すべきで無かった。半島が赤く染まれば、憲法改正と日本軍再建は、とっくに出来ていたはず。

      日本は早急に憲法改正を。そして目指せ防衛費3%超。

      1. 3%超!大賛成です。それと核武装も。ロシアも此れなら何にも言えなくなり、北方領土返還もシベリア抑留の補償金支払いにも応じるかも知れない。此れとアメリカの軍事力との合計なら中国も此れに軍事力が追い付くのは後五十年先になり、その内にインドが中国を追い越す。

  2. 韓国で女性の徴兵制度が検討されていると言う。戦国時代のような槍と刀での腕力勝負でない、最低限自動小銃の引き金を引く位の戦闘行為なら女性と同じく年寄りでも出きる。屈強な筋肉モリモリの男でも、か弱い女性が射つ銃弾でも威力は同じだ。そこで自分としては女性徴兵なら、むしろ爺の徴兵を提案したい。陣地にいて自動小銃の引き金を引くだけなら女性でも年寄りでも同じだ。仮に戦死しても年寄りなら「マ、いいか?」みたいな所もある。事実ジムでも分かるが若い女性よりも親父の方がまだ力はある。それに若い女性の戦死では勿体ない。仕事もしないで家でブラブラしている年寄りを徴兵する。俺の妹の旦那も家でブラブラしていて仕事をしてないので此の案を妹に話したら反対していたが、、?

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