NASAが初めて「量子テレポーテーション」の長距離転送に成功

NASAが初めて「量子テレポーテーション」の長距離転送に成功

記事要約:NASAが初めて「量子テレポーション」の長距離転送に成功したという驚くべきニュースが出てきた。量子テレポーションというのは何ですかと説明するのはとっても長くなるのだが、ほら例の猫だ。日本人はシュレディンガーの猫が大好きだからな。

量子的にもつれた(量子もつれ)2つの粒子は互いに強く依存しており、片方の状態を観測すれば、もう片方の状態も直ちに確定されてしまうのだ。本当、なんでそうなるか理解できないがは確定するのだから仕方がない。だから、理論では遠く離れた場所に情報を瞬時に転送することができるらしい。

管理人は量子論に興味あるが、理解できないので、まあ、とりあえず、量子の世界では片方の状態を観測すれば、もう片方の状態もただちに確定される。つまり、Aという情報を確認すれば、一億光年離れた先でもAという情報なのだ。ただし、情報の精度に問題がある?以上を踏まえて記事を読んで欲しい。

>より速く、より安全で、より大容量。NASAのジェット推進研究所やアメリカ・カリフォルニア工科大学をはじめとする研究グループは既存のネットワークを使用することにより、44キロ離れた地点へ量子ビットを転送することに成功したという。長距離量子テレポーテーションは、不可思議な量子のメカニズムを利用した量子インターネットの扉を開くかもしれない。

44キロ離れた地点へ量子ビットを転送することに成功したと。

>しかし『PRX Quantum』(12月4日付)に掲載された研究によれば、既存の技術を利用することで、44キロ離れた地点へ量子ビットを転送することに成功したという。特筆すべきは情報の90%が正確に転送されたことだ。これほどの長距離をこの正確さで転送できたのは史上初で、未来のコンピューターや通信の実現へ向けた大きな一歩であるとのことだ。

量子ビットの情報の90%が正確に転送されたと。残り10%は不正確らしい。まあ、でも、44キロ離れた地点からの情報が90%も瞬時に転送されるのだからすごいわけだ。もちちろん、我々は生きている時代に量子コンピュータが実現するかは定かではない。デモ、夢はでっかく。ロマンを語るのもまた管理人は好きである。

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NASAが初めて「量子テレポーテーション」の長距離転送に成功

より速く、より安全で、より大容量。NASAのジェット推進研究所やアメリカ・カリフォルニア工科大学をはじめとする研究グループは既存のネットワークを使用することにより、44キロ離れた地点へ量子ビットを転送することに成功したという。長距離量子テレポーテーションは、不可思議な量子のメカニズムを利用した量子インターネットの扉を開くかもしれない。

■ 量子ビットと量子ネットワーク

既存のコンピューターはオンとオフ(すなわち1と0)で表される「ビット」によって膨大な計算を行っている。
一方、量子粒子には「重ね合わせ」という状態があり、1か0かだけでなく、その両方の状態を表すことができる。

これが「量子ビット」という情報単位で、昨今巷を賑わせている量子コンピューターもこれを利用している。

この情報単位をやり取りする「量子ネットワーク」を実現するには、今私たちが日常的に使っているインターネットが動作しているのとまったく同じように、量子ビットを遠くまで送信できねばならない。

しかし量子力学的な現象を利用したデータ送信は、普通のケーブルで信号を送信するよりもずっと複雑な作業になる。

■ 量子テレポーテーションの課題

その基礎となるのが「量子テレポーテーション」だ。
量子的にもつれた(量子もつれ)2つの粒子は互いに強く依存しており、片方の状態を観測すれば、もう片方の状態も直ちに確定されてしまう。
この性質を利用すれば、理論上は遠く離れた場所に情報を瞬時に転送することができる。

だが現実に量子テレポーテーションを行うには、いくつもの難題を克服せねばならない。たとえば「量子複製不可能定理」にしたがうなら、量子情報を正確にコピーすることはできない。したがって、量子テレポーテーションを利用した長距離通信は、それほど信頼できないものである可能性がある。

■ 長距離間の正確な情報転送に成功

しかし『PRX Quantum』(12月4日付)に掲載された研究によれば、既存の技術を利用することで、44キロ離れた地点へ量子ビットを転送することに成功したという。特筆すべきは情報の90%が正確に転送されたことだ。これほどの長距離をこの正確さで転送できたのは史上初で、未来のコンピューターや通信の実現へ向けた大きな一歩であるとのことだ。

それでも量子粒子はまだまだ扱いにくい代物で、正確なデータ通信を行うにはもっと精度を高める必要があるようだ。さて、量子インターネットが登場するのは何Gになった頃だろうか?研究グループの直近の計画としては、来年第二四半期までにシステムのアップグレードが行われ、よりいっそうの改善が図られるとのことだ。

http://karapaia.com/archives/52297683.html

NASAが初めて「量子テレポーテーション」の長距離転送に成功」への1件のフィードバック

  1. 自分が思うに、距離と言うものは我々の世界のもので、量子レベルの世界ではないのでなかろうか?隣にいても何万光年離れていても、量子の世界では同じということか?相対論では時間と空間(距離)は同じものらしいから、それなら量子の世界では大昔も今現代も同居してるということか?量子力学は其れを学んでいる学者にも分からないとテレビで言っていた。人間の意識が量子現象に影響したりして、あの世とかはもしかしたら存在するのか?とも思うわけです。

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