韓国経済、「ダイナミックコリアは過去の話…製造業に韓流を取り入れて活路を」
記事要約:管理人はこれでも韓国の新聞を読む耐性は人並み以上だと自覚している。それでも経済ニュースから離れると中身のない冗長な記事がほとんどなので読む気にならないことが多い。問題は経済ニュースでもそうなってしまったことだ。
今回の記事は読者様に苦痛を味わって欲しいと思っているわけでもないのだが、本当に中身がない記事である。製造業に韓流を取りいれて活路をとか述べている時点で記事の内容は察しできるだろうが、なんだろうか。半分読んでお腹いっぱいになったのは経済記事では久しぶりだな。
しかし、こんな下らないセミナーに金払って参加するのただの馬鹿だとおもう。このセミナーのどこに必要性があるのだ。記者がセミナーの内容を理解出来てないだけかもしれないが。あまりにもどうでも良くて記事を要約する気にすらならなかった。読むのは良いが、時間の無駄だと最初に警告しておく。
本当の問題点はパクリ製品を薄利多売商法で売ってきて、それのネタが尽きているだけなんだが。もっとも、後ろから中国が同じ事を始めたので、韓国には打つ手はない。日本の産業の用に高付加価値化を目指すのが遅すぎた。技術もブランドもない。造船や鉄鋼だけではない。韓国の主力産業は中国に全部盗って変わられていくだろう。
人気ブログランキング の応援(1日1回クリック)をお願いする。
韓国経済、「ダイナミックコリアは過去の話…製造業に韓流を取り入れて活路を」
韓国経済の活力が中国はもちろん、長期沈滞を経験した日本よりも落ちていると診断された。
韓国国際経済学会の主催、中央日報の後援で18日にソウル市立大で開催されたセミナー「世界経済の不確実性深化と韓国経済の進路」でだ。世界最高レベルの製造競争力が限界に直面し、輸出が後退する中、これを打開するための変化の努力が十分でないという指摘もあった。
今は製造業に文化・デザインなどのソフトパワーを取り入れてこそ突破口が開かれるという代案も提示された。
金道薫(キム・ドフン)産業研究院長はこの日、「韓国産業は危機か」というテーマ発表を通じて、韓国政府と企業に活力が見られないと診断した。金院長は「政府は鉄鋼、造船など主力産業をディフェンス(保護)するのに追われている」とし「その間にも中国はダイナミックに変わっていて、変化が遅かった日本の最近の変身も目を引く」と述べた。
これとともに電子会社からエンターテイメント企業に変貌したソニー、一時は衰退したが最近は医薬品企業として浮上した富士フイルムの例を挙げた。
金院長は今は製造業の技術だけで世界市場で生き残るのは難しいと強調した。
金院長は「造船ビッグ3(大宇造船海洋・サムスン重工業・現代重工業)は世界で海洋プラントを最もよく建設するが、企画・設計能力が落ち、実際の利益は設計能力が優れた欧州企業が握る」とし「企画・デザイン・設計・流通などの競争力を備える必要がある」と強調した。
金院長はアモーレパシフィック「雪花秀」ブランドの成功例を挙げ、「文化芸術・サービスのような『ソフトパワー』を製造業製品に取り入れるのがよい」と強調した。また「世界最高レベルの製造技術と韓流を結びつければ大きなシナジー効果を得ることができるだろう」と述べた。
朴元岩(パク・ウォンアム)弘益大経済学科教授は消費と投資を引き出す方向で政策を進めるべきだと強調した。
朴教授は「韓国経済の巨視的問題と政策課題」というテーマ発表で、「少子高齢化に輸出不振までが重なり、 長期低成長が心配される」とし「輸出の成長寄与度はマイナスであり、 現在の内需は利下げと財政拡大によるものだ」と述べた。そして規制緩和を通じて、 日本の「失われた20年」を招いたデフレを阻止するのに注力するべきだと主張した。
朴教授は「韓国は日本より高齢化速度が速いが、構造改革がうまく進むかは不透明」とし 「投資と雇用をともに増やす企業が成長できるよう支援し、投資を抑制する規制を積極的に緩和する必要がある」と述べた。
また朴教授は韓国銀行(韓銀)が「デフレファイター」としての役割を果たすべきだと主張した。
朴教授は韓銀が発表した「物価安定目標制」について、「物価が2%を下回る時、その責任が明確でない」とし 「韓銀が物価を2%以上に引き上げようとする努力をするべき」と強調した。韓銀は16日、中期物価目標を確定し、 2016-2018年の消費者物価上昇率目標を2%に決めた。 テーマ発表後に討論に参加した専門家も韓国経済の画期的な体質改善を注文した。
キム・ギョンス成均館大経済学科教授は「今後、財政政策と通貨政策は経済に大きく寄与するのが難しい環境」とし 「驚くほどの改革でなければ韓国経済の改善は容易でない」と指摘した。
韓国経済研究院のファン・インハク研究委員は「政府の経済関連制度が企業家精神を高める方向で調整されるべきだ」と主張した。
これに対し、この日の討論に参加した崔熙男(チェ・ヒナム)企画財政部次官補は
「今後の景気は米利上げ以降の景気、先進国通貨政策の脱同調化と中国景気に対する懸念、
原油価格の下落などが変数として作用する見込み」とし「政府は景気回復のために最善の努力をするだろう」と述べた。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151221-00000010-cnippou-kr)
日本の底力のメルマガ購読は↓から、今はPCでも携帯でも一つのメルマガでいいようだ。それでは購読の方をお願いする。前回、携帯に登録していただいていた読者様はPCの方に登録していただけるとありがたい。
ジンボルトさんの警告に従い記事はほとんど読みませんでしたが(笑)「韓流ソフトパワー」と言う発想は日本自公党が「日本のマンガやアニメのソフトパワー」と盛んに騒いでいたのと似て、官の大投資なしにできる陳腐で上滑りな思いつきの経済戦略という印象を受けます。こういう普通のことを言う韓国はそのまま日本の大衰退の鏡を見るようで辛いので、もっと斜め上にトンデモないことを言って笑わせてほしいなぁと思います。
意外と面白い。産業研究院長がソニーのエンターテインメント変貌を見習えとは… 素人の私より無知か?産業の変遷を全く分かっていない。ソニーはウォークマンからiPodに移行できなかった失敗例として学ぶべきだ。ソニーにはその下地があったのに…
1985年代中盤、アップルはMac(実はXeroxの真似)を出し、ソニーはコンピュータビジネスにNewsで参入している。両社ともネットワーキングとコンピュータの同行や将来像を常に考えて製品戦略を立てたはずだ。ソニーは1990年代にCBSを買収しコンテンツにも参入している(諸刃の剣だったか?)。
しかし、ソニーはiPodを出せずアップルが出す。米国はビジネスモデル作成に強い。ソニーは近年のカメラとICでの巻き返えしを見るべきだ。一方、カメラで知られたオリンパスは今では内視鏡の王者といえる。ソフトパワーの凄さは任天堂の初代ファミコンだろう、誰もがあの価格で作れないと思ったが、大博打を打って成功させた。そしてゲームソフト市場が出来る。日本には珍しい大胆さだ(花札屋魂?)。
日本の強みの基本はモノづくりの精神と弛みない改善による創意工夫にある。もちろん、ビジネス戦略では米企業に学ばねばならない。