【兵庫県】陽性者の8割がイギリス変異ウイルス 県独自の検査で

記事要約:管理人が1月11日に取り上げた記事がある。それは、コロナ・変異種が国内に流入した場合、数ヶ月後に爆発的な感染拡大するかもしれないという東大のシミュレーション。大事な部分を引用しておくと、流入時に従来ウイルス約300人、変異ウイルス10人だった場合、4カ月後に新規感染者数は計約1千人になるが、半年後には約2千人に拡大、この時点で変異ウイルスが従来ウイルスを逆転する

>飯野氏は従来ウイルスが蔓延(まんえん)した状態で、変異ウイルスが国内に流入した想定で、1日当たりの新規感染者数の推移を分析した。流入時に従来ウイルス約300人、変異ウイルス10人だった場合、4カ月後に新規感染者数は計約1千人になるが、半年後には約2千人に拡大、この時点で変異ウイルスが従来ウイルスを逆転する。

1月11日から4月1日で、およそ3ヶ月。これより速い速さで変異種が従来のウイルスを駆逐し始めた。なぜなのか。それは緊急事態宣言によるものだ。緊急事態宣言で従来のウイルスの感染拡大が減り、ウイルスの数が減れば、当然、変異種は感染力が高いので生き残りやすくなる。

日本が既にこの状態であることをどれだけの日本人が認識しているんだろうか。そして、日本ではイギリスの変異種が猛威を振るっているようだ。兵庫県では陽性者の8割がイギリス変異ウイルスという。皮肉なことに緊急事態宣言で感染者が減って喜んだのは日本人だけではなかった。イギリスの変異種はもっと喜んでいたと。おかげで従来のウイルスは駆逐されて、感染力も殺傷力も高いイギリスの変異種が蔓延する環境を日本人は整えたのだ。

しかし、これは日本政府が有能なら防げたのだ。なぜなら、イギリスの変異種は海外から持ち込まれたものだからだ。もっと速くから変異種の危険性を認識して、空港のザル検査を強化していれば変異種を完全にシャットダウンできたかもしれないのだ。そういう意味では残念でならない。後、兵庫や宮崎県にも「まん延予防措置」が適用されたと速報がきている。

東京五輪は維持でも開催するつもりだが、どう考えてもその結果が最悪になる予感しかしない。なぜなら、変異種は夏でも感染力が高い可能性があるためだ。季節性で弱まるという安易な発想を管理人は捨てた。変異ウイルスでは対応を変えなければ防げない。

>井戸知事は記者会見で「変異株が通常株に置き換わりつつある。拡大が先行しているのが関西なのかもしれない。また、家庭内の濃厚接触者がほとんど陽性になっているのは、変異株のうつりやすさから来ているのではないか」と述べて、変異ウイルスの拡大が患者の急増につながっているという見方を示しました。

家族と接触するときに家庭内感染にも管理人は注意して欲しいと述べていたが、どうやら変異ウイルスは家庭内の濃厚接触者だとほとんど陽性になるほど感染力が高いようだ。なるべく家族と一緒に食事を取ったりするのは避けた方が無難だな。

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【兵庫県】陽性者の8割がイギリス変異ウイルス 県独自の検査で

兵庫県が独自に行っている新型コロナウイルスの変異ウイルスの検査で、直近の1週間で検査した70人の検体のうち、80%がイギリスで広がる変異ウイルスだったことがわかりました。井戸知事は、変異ウイルスの拡大が患者の急増につながっているという見方を示しました。

兵庫県は、変異した新型コロナウイルスの感染状況を探るため、県内の地方衛生研究所で独自の検査を行っていて、直近の検査結果を公表しました。

それによりますと、3月21日までの1週間で、検査した陽性者70人の検体のうち、56人、率にして80%がイギリスで広がる変異ウイルスだったということです。

その前の14日までの1週間は52.6%だったため、県は変異ウイルスの割合が急増しているとしています。

井戸知事は記者会見で「変異株が通常株に置き換わりつつある。拡大が先行しているのが関西なのかもしれない。また、家庭内の濃厚接触者がほとんど陽性になっているのは、変異株のうつりやすさから来ているのではないか」と述べて、変異ウイルスの拡大が患者の急増につながっているという見方を示しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210401/k10012950921000.html

【兵庫県】陽性者の8割がイギリス変異ウイルス 県独自の検査で」への2件のフィードバック

  1. ヨーロッパが変異種でエラい事になってるし警戒が必要なのは当然だが、それなりに滞在経験がある者からすると、DQNやパリピだらけで想像以上に酷いヨーロッパと「一緒のレベルにされたくね〜わ」というのも素直な感想。

  2. 感染力の強い株がウイルス間の『ヒトへの感染競争』に勝ち残り優占するのは当たり前のことです。海外からの変異ウイルスの流入だけではなく、日本国内に入り込んだウイルスの独自の変異発生のリスクは常に存在します。
     当然弱毒化する変異も多数生じますが、これらが単独で優占することは期待できません。『感染力が強くて、極めて毒性の低いウイルス』が自然発生的に生じれば良いのですが、『毒性の低い』ウイルスは、『自己増殖速度の遅いor自己増殖が完全に阻害される』ウイルスなので、自然発生しても社会全体への波及効果は期待できません。ですので、根本的な対応を変えない限り、今後も気長にこのウイルス感染症と付き合っていかなければならないでしょう。

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