日本の防衛 〔台湾離島〕 数百隻の中国船が押し寄せ環境破壊 「たった2日で、目の前の砂浜が消えた」

日本の防衛 〔台湾離島〕 数百隻の中国船が押し寄せ環境破壊 「たった2日で、目の前の砂浜が消えた」

日本の防衛 〔台湾離島〕 数百隻の中国船が押し寄せ環境破壊 「たった2日で、目の前の砂浜が消えた」

先ほど、中国海警局の船が日本の尖閣諸島沖に侵入したニュースを取り上げたが、仮に中国の船を尖閣諸島への「上陸」を許せばどうなるのか。興味深い事例が読売新聞に掲載されている。2020年10月、数百隻の大船団が台湾・馬祖列島に海砂採取船など中国の民間船舶が押し寄せた。その結果「たった2日で、目の前の砂浜が消えた」という。

海砂採取船 第七げんかい( 唐津湾海区砂採取協同組合)

海砂採取について管理人も知らなかったのでグーグル先生に質問すると、採取された大量の海砂を建設骨材や海岸の埋め立てなどに使われてきた経緯がある。しかし、近年は水産資源や自然環境への深刻な影響を与えることから、採取は禁止の方向へと向かっているようだ。

例えば、平成10年度瀬戸内海では採取された砂利はおよそ2,000万m3であり、瀬戸内海沿岸地域から採取される砂、砂利全体の約90%に当たるそうだ。

しかも、海砂採取を禁止したところで深刻な環境破壊は元に戻らない。既に砂利全体90%も採取された時点で禁止しても手遅れということだ。今回、中国の海砂採取船が砂浜から砂利を採取したことで台湾の離島に深刻な環境破壊をもたらした。だが、それだけではない。

民進党地元支部の李問主任委員によると「水深二十数メートルの海域で行われる海砂採取で、エビやカニ、貝類、魚など砂地の生物が巻き上げられる。それを食べる大型の魚も集まる。だから漁船が海砂採取船に寄ってくる」という。

つまり、大量の砂利に採取すればエビやカニ、貝類など砂地に生息している生物が一緒に巻き上げられる。それを食べようとする魚が集まるので、その魚を捕るために数百隻の中国漁船がその海域に集まった。その結果、環境破壊だけではなく深刻な不漁も引き起こした。南竿島の浜辺で民営を営む林さんは「去年、浜ではエビ1匹取れなかった。もう漁も釣りもだめだ」と述べた。

2021年1月25日のAFP通信によると、台湾当局は25日、昨年領海内で違法に海砂を採取していたとして駆逐した中国船舶が、前年比で6倍以上増の4000隻にも及ぶ。2018年に71隻、19年は600隻だったが、2020年は11月までに3969隻を追い払ったという。

海砂採取船に集まる中国漁船は「イナゴの群れ」としかいいようがない。尖閣諸島の上陸を許せば、台湾離島のように海底資源をごっそり持って行かれる。中国船による尖閣諸島の上陸については日本政府や日本の議員も警戒感を強めている。

日本の岸防衛大臣は尖閣諸島の上陸をしようとした場合、自衛隊の武器使用も選択肢の判断となる見解を示している。日本の防衛の要となる尖閣諸島への中国船の上陸を許してしまえば、台湾離島のような最悪な環境破壊を引き起こすだろう。

もちろん、尖閣諸島にあるのは豊富な海底資源だけではない。読者様も突っ込んでいたが、ここは日本の船の通り道だ。日本の輸出入貨物の99.7%を海上輸送に依存しており、我が国の経済、国民生活を支える最重要のライフラインである。日本の国防や国益の観点からしても絶対に死守しなければいけない。

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日本の防衛 〔台湾離島〕 数百隻の中国船が押し寄せ環境破壊 「たった2日で、目の前の砂浜が消えた」

中国沿岸部に位置する台湾・馬祖ばそ列島に昨年、海砂採取船など中国の民間船舶が大挙押し寄せ、環境破壊を引き起こした。今月上旬、なお深刻な後遺症が残る馬祖を訪れた。

■「浜ではエビ1匹取れなかった」

台湾軍の防御陣地「トーチカ」が点在する馬祖列島の海岸部から明るく輝く西の海を眺めると、10キロほど先に中国福建省の高層ビル群や風力発電機のプロペラが見える。

馬祖の人口は約1万3300人。そのうち約7600人が住む南竿島の浜辺で民宿を営む林建中さん(53)は昨年夏、悪夢のような光景を見た。

「たった2日で、目の前の砂浜が消えた」。いつもの夏なら季節風や海流の関係で、ひと月ほどかけて砂が消え、秋に戻ってくるという。異変は他の浜でも起きていた。

原因は自分の目で確認できた。多数の中国海砂採取船が沖合で操業していた。10月、事態は更に悪化した。数百隻の大船団が馬祖に来たのだ。島民らは「見渡す限り、海が中国船で埋まっていた。怖かった」と口をそろえる。

海砂採取船や砂の運搬船に、漁船も交じっていた。民進党地元支部の李問主任委員がその理由を解説する。「水深二十数メートルの海域で行われる海砂採取で、エビやカニ、貝類、魚など砂地の生物が巻き上げられる。それを食べる大型の魚も集まる。だから漁船が海砂採取船に寄ってくる」

海の生態系が根こそぎ荒らされた。林さんは「去年、浜ではエビ1匹取れなかった。もう漁も釣りもだめだ」と肩を落とす。2月の旧正月頃に海砂採取船はほぼ消え、砂も徐々に戻ってきたが、その厚みは以前の同じ時期に比べると、1メートル以上減ったという。

https://news.livedoor.com/article/detail/20015384/

日本の防衛 〔台湾離島〕 数百隻の中国船が押し寄せ環境破壊 「たった2日で、目の前の砂浜が消えた」」への2件のフィードバック

  1. 中国人は、羽の生えたイナゴの大群のように根こそぎ、奪っていくな。それが何であろうと、彼らが欲する物は全て。この地上に共存できない人々だな、全く。

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