韓国、消費・投資で持ちこたえた7-9月期0.3%成長…10-12月期がもっと怖い【動画】

今回、韓国の成長率について見ていくのだが、果たして7ー9月期の0.3%成長というのは持ちこたえたと表現していいのか。かろうじてマイナス成長にならなかったというなら、確かに持ちこたえたという表現も的外れではないが、そもそもだ。なんで、韓国経済の成長率が0.3%なんだよ。

よく考えて欲しい。世界経済的にはコロナは終わった。原油価格も80ドルぐらいで落ち着いている。韓国の輸出は7ヶ月連続貿易赤字が濃厚だが、それでもここまでの低成長率になったことに対して、急な利上げの余波。消費萎縮が本格化するところに主要国の景気鈍化で輸出にも赤信号とか言いだす。

本当、何もわかってない。前回に日本の輸出状況と比較して述べたが韓国産が売れてないのだ。そして、10-12月期は逆成長の見通しまで出ていると。とりあえず、韓国の今年の成長率を振り返ろうか。

■韓国経済の成長率(3年分)

2022年      2021年  2020年

1~3月期 0.6%  1.7%   ー1.3%

4~6月期 0.7%  0.8%  -3.0%

7~9月期 0.3%  0.2%   2.3%

10~12月期 ?  1.3%  1.2%

合計       4%  - 0.8%

2022年の9ヶ月間の合計は1.6%だ。半導体輸出が好調時でも、韓国は1.3%程度しか成長出来てない。2021年の成長率は4%と凄いが、これは政府主導で大量にバラマキした結果だ。

年間成長率予測が2.6%。つまり、あと、3ヶ月で1%成長しないといけないわけだ。これを覚えておいて欲しい。後で出てくる。では、記事の要点を整理していく。

■記事の要点

1.民間消費は4-6月期(2.9%)に続き7-9月期も前四半期比1.9%増えた。設備投資は前四半期比5%増えて4-6月期(0.5%)の増加幅を上回った。

2.純輸出(輸出-輸入)の成長寄与度(-1.8%ポイント)で前四半期(1%ポイント)よりもむしろ悪化した。4-6月期(-3.1%)に後退した輸出は7-9月期に1%増加に転じた。

3.韓銀のファン・サンピル経済統計局長は「算術的に計算した時、10-12月期に0%程度の成長率を記録しても年間成長率見通しの達成が可能なようだ」と述べた。

4.今後の展望は暗い。4-6月期に民間消費は2.9%増えたが、7-9月期には1.9%へ増加傾向が鈍化した。

5.10-12月期の逆成長懸念も出ている。

6.来月、韓銀が金融通貨委員会で利上げをビッグステップではなくベビーステップ(政策金利0.25%ポイント引き上げ)にする可能性も提起されている。

以上の6つだ。順番に見ていこう。

まず1だがコロナ禍の脱却から内需が少し回復。設備投資も5%増えたと。本当かよ。別ソースによると半導体製造装置、機械類、輸送用機械が増えたそうだ。設備投資が増えてるのはいいことだ。もっとも、ちゃんと投資されていくかは不透明だが。

次に2だが純輸出が悪化した。これは原油価格が80ドルまで下がっても、米利上げによって世界経済の失踪で半導体価格・需要が減って、輸出が振るわなくなったことが大きな原因だろうな。輸出が1%増加に転じたとあるが7ヶ月連続の貿易赤字。つまり、輸入の方が多いてことだ。

そして、3だがこれはよくわからない。算術的に計算した時、10-12月期に0%程度の成長率を記録しても年間成長率見通しの達成が可能。

先ほど9ヶ月間を計算したら、経済成長率は1.6%だった。だから、2.6%の目標達成には1%いるわけだ。なのに、10-12月期に0%程度の成長率を記録しても年間成長率見通しの達成が可能って何なのだ?韓国人はまともな計算もできないのか。0%程度なら目標達成できないですよね?うん。ちょっとわからない。何度、計算しても1.6%だからな。しかも、仮に0.9%でも目標達成できないよな。まあ、いいか。彼らに計算を求めたジンボルトが悪い。

次に4だが、金利の引上げ、ウォン安によって物価高騰して、消費が落ち込んでるのがわかる。今後の見通しも暗い。これ以上、消費が急に増えるとは思えない。だが、もう一つ重要なのがある。そうレゴランド不渡りだ。詳しくは前々回でやったのでそちらの動画を見て欲しい。そこを引用しておこう。

投資も減る可能性がある。資金調達費用が増えたうえ「レゴランド」発の資金市場梗塞で企業が設備投資を縮小しているからだ。建設投資不振も避けられない。今月1~20日、輸出が前年比5.5%減少するなど輸出も後退している。

政策金利の上昇で、企業の社債金利が急上昇。しかし、韓電や銀行がトリプルエーの信用格付け社債を大規模発行して、AA以下の社債が全く売れなくなった。なら、設備投資も難しいだろう。レゴランドや韓電の影響がじわじわときいてくるか。設備投資不振も地方自治体の保証すら信用できないことがわかったから。

輸出は半導体輸出の減少が主な原因だろう。レゴランドの不渡り強行はダメージがでかそうだな。でも、完全に自業自得だからな。経済の素人が勝手にやってしまったことだ。そして、これからの輸出低迷で、むしろ逆成長になると。

LG経営研究院のチョ・ヨンム研究委員は「輸出鈍化が続く渦中に民間消費と企業投資も萎縮し、10-12月期に逆成長となる可能性もある」とし「来年には成長率が1%台中盤までも落ちる可能性もある」と述べた。

これはあり得るかも知れない。そもそも輸出が伸びる材料が全くない。民間消費も物価高、ウォン安、借金増で落ち込む。しかも、企業投資も社債金利の上昇で難しい。マイナスになっても何らおかしくない。それで、来年の成長率が1%台中盤とか。来年がもっと酷くなるのに1%も成長できると?甘いんじゃないか。

もう一つ気になる情報として、今、韓国でコロナの感染者が増加している。10月28日0時の基準。新型コロナの新規感染者3万5924人。これは1週間前より約1万1000人増加している。つまり、韓国に再びコロナ流行の兆しが見えている。もちろん、コロナ流行は民間消費を大幅に落ち込ませる。せっかく自営業がコロナ禍から立ち直り始めた矢先、秋から感染者が急増すれば一体どうなるのか。

まだ3万5000人?慌てる時間じゃない?確かにそうなのだ。でも、感染者はあっという間に増加する。それは我々、人類が経験してきたことだ。決してコロナを甘く見てはいけない。

さて、最後は韓国の政策金利がどうなるかだ。

景気鈍化で韓銀の通貨政策計算はさらに複雑化する見通しだ。来月、韓銀が金融通貨委員会で利上げをビッグステップではなくベビーステップ(政策金利0.25%ポイント引き上げ)にする可能性も提起されている。サムスン証券のチョン・ソンテ研究員はこの日「韓銀が政策金利を来月と来年1月0.25%ポイントずつ引き上げた後、長期間凍結するだろう」と展望した。

韓国の政策金利は今、3%。アメリカが3.25%で金利差が0.25%だったか。これで、アメリカが11月のFOMCで金利を0.75%上げたら、米韓金利差が1%になる。そして、次に韓国が金利を0.25%、もしくは0.5%あげる。さらに、来年は0.25%上げる。うーん。来年まではまだ米国次第なので難しいな。

とりあえず、この話はアメリカのFOMCが終わってからまた取り上げてみたい。どちらにせよ。韓国がこれ以上、大幅に金利を上げるのは難しい。もう、金利上げは限界近いんじゃないか。

今年7-9月期、韓国経済が0.3%成長した。市場展望値(0.1%)は上回ったが、成長率自体では昨年7-9月期(0.2%)以降、最も低い。今後がもっと問題だ。急な利上げの余波で消費萎縮が本格化するところに主要国の景気鈍化で輸出にも赤信号が灯り、10-12月期逆成長の見通しまで出ている。

韓国銀行が27日に発表した今年7-9月期の実質国内総生産(GDP)成長率(前四半期比)は0.3%を記録した。前四半期(0.7%)と比較すると成長速度が鈍化した。1-3月期(0.6%)以降、3四半期連続の0%台成長だ。そのうえ7-9月期の成長を導いたのは民間消費と設備投資などの内需だ。

民間消費は4-6月期(2.9%)に続き7-9月期も前四半期比1.9%増えた。設備投資は前四半期比5%増えて4-6月期(0.5%)の増加幅を上回った。反面、純輸出が成長を引き下げた。

純輸出(輸出-輸入)の成長寄与度(-1.8%ポイント)で前四半期(1%ポイント)よりもむしろ悪化した。4-6月期(-3.1%)に後退した輸出は7-9月期に1%増加に転じたが、輸入が前四半期比5%増えて輸出の増加効果を相殺した。

韓銀が8月に予想した今年の年間経済成長率見通しは2.6%だ。韓銀のファン・サンピル経済統計局長は「算術的に計算した時、10-12月期に0%程度の成長率を記録しても年間成長率見通しの達成が可能なようだ」と述べた。

だが、今後の展望は暗い。4-6月期に民間消費は2.9%増えたが、7-9月期には1.9%へ増加傾向が鈍化した。

投資も減る可能性がある。資金調達費用が増えたうえ「レゴランド」発の資金市場梗塞で企業が設備投資を縮小しているからだ。建設投資不振も避けられない。今月1~20日、輸出が前年比5.5%減少するなど輸出も後退している。

10-12月期の逆成長懸念も出ている。韓国経済がマイナス成長率を記録したのは新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)直後の2020年1-3月期(-1.3%)と4-6月期(-3%)が最後だ。LG経営研究院のチョ・ヨンム研究委員は「輸出鈍化が続く渦中に民間消費と企業投資も萎縮し、10-12月期に逆成長となる可能性もある」とし「来年には成長率が1%台中盤までも落ちる可能性もある」と述べた。

景気鈍化で韓銀の通貨政策計算はさらに複雑化する見通しだ。来月、韓銀が金融通貨委員会で利上げをビッグステップではなくベビーステップ(政策金利0.25%ポイント引き上げ)にする可能性も提起されている。サムスン証券のチョン・ソンテ研究員はこの日「韓銀が政策金利を来月と来年1月0.25%ポイントずつ引き上げた後、長期間凍結するだろう」と展望した。

https://japanese.joins.com/JArticle/297112?servcode=300&sectcode=300

韓国、消費・投資で持ちこたえた7-9月期0.3%成長…10-12月期がもっと怖い【動画】」への1件のフィードバック

  1. 韓国で150人圧死とか?ハロウィンで大騒ぎ?そんなに人間は集まり騒ぐのが好きなのか?スポーツ観戦もそうだし、戦争も有る意味そうだろう。戦争と命を懸けた決闘、やるならどちらが怖いか?と言うと答えは決闘らしいです。戦争は休めるが決闘は休めないとか言っていた。自分は猫と一緒に静かに一人で暮らしたいです。

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