日米英豪加の「新ファイブアイズ」が浮上、中国メディア「中核的な役割演じる可能性も」と警戒-あれ?「韓国」が入ってない!?【動画】

今回、直接的には韓国経済の話題とはほぼ関係ないのだが、おそらく韓国経済にも間接的に重要となる「新ファイブアイズ」構想というものを中国メディアが出してきた。これは米国のインド太平洋戦略の中国包囲網の中核的な役割を演じる可能性もあるようだ。

残念ながらインド太平洋構想におけるクアッドはウクライナ戦争の勃発でインドがロシア側に強く制裁できない理由があり、今のところは余り機能しているといいがいたい。そこでアメリカはクアッドよりも、新たに日本と米国、英国、オーストラリア、カナダの5カ国で構成する枠組みの「新ファイブアイズ」を構築しようという動きだ。

つまり、クアッドと新ファイブアイズの参加国は次のようになる。

クアッド:アメリカ、日本、インド、オーストラリア

新ファイブアイズ:アメリカ、日本、イギリス、カナダ、オーストラリア

これはジンボルトが将来の日本の防衛で重要な役割を果たすであろう、日英同盟の復活にも大きく関わってきそうな動きだと思われる。しかも、わりと新ファイブアイズは現実的な動きのようだ。

それでは記事の要点を整理していく。

■記事の要点

1.日本と米国、英国、オーストラリア、カナダの5カ国で構成する枠組みの「新ファイブアイズ」が浮上と中国メディア

2.新ファイブアイズに関連して、中国網は豪州を訪問した岸田文雄首相が22日、アルバニージー豪首相と「新安全協定」に署名した、と紹介。

3.「日本はすでに豪州を米国に次ぐ緊密な安全パートナーとしている。重視すべきは米日安全関係の急速な強化が単独的な現象でないことだ。

4.さらに「英豪加は最近、日本との軍事安全交流に非常に意欲的だ」と言及。

5.「日本が加盟するためには多くの技術的問題がある」と論評。

6.あれ?韓国さんは?

以上の6つだ。最後の韓国についてジンボルトが突っ込むのでお待ちいただきたい。

では、順番に見ていこう。

まず1だが、これを中国メディアが報道しているてことは、それだけこの新ファイブアイズの結成の動きに警戒しているてことだ。無理もない。ファイブアイズ自体がアングロサクソン系の英語圏5カ国による機密情報共有組織だ。

今回はニュージーランドはいないが、ファイブアイズの情報収集能力において世界の諜報機関のかなりのレベルだろう。新ファイブアイズもそれぐらいにはなりそうだよな。

次に2だが、日本の岸田総理がオーストラリアの首相、アルバニージー氏が「日豪共同宣言」に署名したと。これで気になるカ所を抜き出しておく。

本日発出する新たな日豪安全保障協力共同宣言は、日豪安全保障・防衛協力の今後10年の方向性を示す羅針盤であること。

このように日本と豪の連携は軍事的にも、経済的にもかなりの所まできている。そして、今回の新安全協定でさらに結びつきが強化された。

そして、3は中国メディアの分析だ。これは引用しておく。

「日本はすでに豪州を米国に次ぐ緊密な安全パートナーとしている。重視すべきは米日安全関係の急速な強化が単独的な現象でないことだ。米日の最近のアジア太平洋における一連の軍事安全活動と結び付けると、米国主導の新ファイブアイズが徐々に形成されていることが分かる」と続けた。

このように日米が共同で各国との連携を強化して新ファイブアイズを徐々に形成している。そうだよな。一連の動きはそうなっている。

そして、イギリス、カナダ、オーストラリアへの接触について。

さらに「英豪加は最近、日本との軍事安全交流に非常に意欲的だ」と言及。「日英は5月に『円滑化協定』に署名し、二国間関係を『準同盟』に格上げした。加外相は10月中旬に訪日した際に、両国は軍事情報を共有する『情報保護協定』に向けた調整を開始することで合意した」と付け加えた。

いよいよ日本とイギリスは日英同盟の一歩か、二歩手前まできたのか。ジンボルトは日米同盟が日本の防衛の主軸になるにせよ。各国との連携強化。イギリスやオーストラリア、インドが日本にとって重要な国になり得ると昔から主張してきた。そして、次の目標がファイブアイズへの参加。日英同盟の再結成だが、ここに来て、もう一つ、ウクライナ戦争によって「NATOへの加盟」も重要となってきた。

残念ながら、ウクライナ戦争初期でロシアが核兵器で各国を脅したことで、世界秩序は崩壊した。この先、核の傘下に入らない限り、自国を守ることは難しい状況だ。北朝鮮が今後、核兵器を放棄するようなことはまずあり得ない。中国が台湾や尖閣諸島への侵攻なども危惧されている。今、日本を取り巻く環境は劇的に変化している。その中で重要なのは共通の価値観を構築出来る国と連携を深めていくことだ。

だから、中国や韓国、ロシアはもちろん、入らない。共通の価値観なんて存在しないからな。

そして、日本が新ファイブアイズ加入するには多くの技術的な課題があると。これはその通りだが読んでおこうか。

日本の参加については「ファイブアイズに憧れている」とする一方で、「日本が加盟するためには多くの技術的問題がある」と論評。「これは主に日本国憲法が政府による公民の情報の取得を制限しており、また日本国内の情報体制および情報収集能力に不備があるためだ。さらに国内の民意の反発により、日本が加盟するための条件は短期的に備わっていない」と述べ、早急な参加は困難との見方を示した。

中国メディアに言われるまでもなく、それは日本がよくわかっていることだ。ただ、ウクライナ戦争で日本人の防衛意識にはそれなりに「変化」があったことは喜ばしい。防衛費増額はわりと受けいられそうだしな。

最後に韓国についてだが、韓国は以前にアメリカ議会にファイブアイズに誘われたと自慢していたが、当然、それから音沙汰がない。なら、新ファイブアイズに参加も難しい。なぜなら、中国包囲網だからだ。そんなものに参加すれば中国と敵対しますと宣言するようなものだ。

さらに、韓国はロシアにも警告されていた。ウクライナに武器を提供するなと。

このように韓国は周辺国からフルボッコだ。でも、その中でも中国さんは優しい。優しすぎる。ジンボルトはこの発言に涙が出た。

駐韓中国大使であるケイ海明氏はソウルで「中国は韓国に中、米どちらかに立つよう強要しない」と述べたのだ。なんと心優しい中国は許してくれるのだ。良かったな。韓国さん!でも、26日はこんな発言もしているから要注意だぞ!

ケイ大使は同日、「非常に残念で心配だ」「現在の中国と米国の関係は中韓関係に大きな影響を及ぼしている」「『米国は神の選民であり、米国の制度が最も優れているため、米国は永遠に世界の長兄でなければならない』という固定観念があり、同盟国であっても利益に差し障りがあれば容赦なく圧力を加える」「この点は韓国の方々も深く感じていらっしゃると思う」と言った。事実上、韓米を仲たがいさせる発言を公の場でしたものだ。

同じ駐韓中国大使の発言なのに、なんか全然違うような。まあ、気のせいだ。まだ、説教の段階だしな。これがお仕置きに変わるかは、韓国次第ってところだ。でも、きっと優しい中国は韓国のことを1番理解してくれているはずだ。だから、韓米を仲違いさせるなんて狙っているはずがない。

中国に対抗して日本と米国、英国、オーストラリア、カナダの5カ国で構成する枠組みの「新ファイブアイズ」が浮上、と中国メディアが伝えた。この中では「新ファイブアイズが米国の『インド太平洋戦略』で中核的な役割を演じる可能性を否定できない」として、警戒感を示した。

ファイブアイズは米英豪加にニュージーランドを加えたアングロサクソン系の英語圏5カ国による機密情報共有組織。米英が立ち上げ、1950年代までに加、豪州、NZも参加した。米国以外は英連邦の構成国だ。

米国を中心に「エシュロン」と呼ぶ通信傍受網で電話やメールなどの情報を収集、分析しているとされる。参加国の情報機関は相互に傍受施設を共同活用する。長らく公式に存在を認めていなかったが、2010年の関連文書の公開で活動の一端が明らかになった。

新ファイブアイズに関連して、中国網は豪州を訪問した岸田文雄首相が22日、アルバニージー豪首相と「新安全協定」に署名した、と紹介。「日本はすでに豪州を米国に次ぐ緊密な安全パートナーとしている。重視すべきは米日安全関係の急速な強化が単独的な現象でないことだ。米日の最近のアジア太平洋における一連の軍事安全活動と結び付けると、米国主導の新ファイブアイズが徐々に形成されていることが分かる」と続けた。

さらに「英豪加は最近、日本との軍事安全交流に非常に意欲的だ」と言及。「日英は5月に『円滑化協定』に署名し、二国間関係を『準同盟』に格上げした。加外相は10月中旬に訪日した際に、両国は軍事情報を共有する『情報保護協定』に向けた調整を開始することで合意した」と付け加えた。

中国網は「さまざまな動きは地政学および大国の競争という考えに支配される新ファイブアイズが冷戦を背景とする宗教・信仰・価値観を元に形成された伝統的なファイブアイズに取って代わる可能性があることを示している」と指摘。「米国の世界戦略の重心が『インド太平洋』にシフトし、中国を最も主要な『戦略的競争相手』とするのに伴い、大国の競争への対応が近年徐々にファイブアイズの重要な機能になっている」とした。

日本の参加については「ファイブアイズに憧れている」とする一方で、「日本が加盟するためには多くの技術的問題がある」と論評。「これは主に日本国憲法が政府による公民の情報の取得を制限しており、また日本国内の情報体制および情報収集能力に不備があるためだ。さらに国内の民意の反発により、日本が加盟するための条件は短期的に備わっていない」と述べ、早急な参加は困難との見方を示した。(編集/日向)

https://www.recordchina.co.jp/b903438-s25-c100-d0059.html

日米英豪加の「新ファイブアイズ」が浮上、中国メディア「中核的な役割演じる可能性も」と警戒-あれ?「韓国」が入ってない!?【動画】」への3件のフィードバック

  1. 中国は韓国に中、米どちらかに立つよう強要しない
    => 自主的に選ぶんだよ。どちらを選ぶのかは解っているよね。選択を誤れば…
    ということかな。

  2. うん、久しぶり、
    変化してるなー、色々と、と言うか、地球が変化しつつあるのか、
    かた苦しい事は書きたく無いし…

    ヤッパリ俺は雑談がいい、
    今年初めて知った、スズメが秋に子育てをした、
    ヒナと春には無い枯葉、証拠写真を載せます、
    これから起こる生活環境の変化に俺はついて行けるのだろうか。。。

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