韓国経済 金利引き上げ・不動産景気低迷に「韓、来年0.6%成長止める」【動画】

韓国経済 来年、韓国経済の成長率が2022年より悪化しそうなデータや予測は色々あるのだが、ついに専門家の間で、2023年は0%成長になるかもしれないという悲観的な見方が飛び出してきた。

ジンボルトの結論から述べるとIMFが予測した1.5%成長は難しい。でも、さすがに0%成長は政府ドーピングしてでも食い止めるんじゃないか。それによって政府債務が増加しそうだが、0%と1%では受ける印象が全然違うからな。今回の記事は今後の金利とウォン動向などが書いてあって興味深い。

それでは記事の要点を整理していこう。

1.来年韓国経済が0%台の成長にとどまるという見通しが出た。

2.ING銀行が提示した2023年の韓国経済成長率は0.6%。0%台の成長率見通しは初めて。

3.ING銀行は米国とヨーロッパがそれぞれ来年の経済成長率が-0.4%、-0.7%を記録すると見た。

4.金利引き上げによる韓国経済の状況も良くない。

5.韓国銀行の金利引き上げサイクルは今年と来年それぞれ25ベーシスポイント(bp)引き上げて3.5%で終わるとみた。

6.下半期に行くほど物価に対する摩擦的要因が解かれ、物価は2%台に落ちると見た。

7.来年下半期には輸出好調などに力づけてプラス(+)成長に戻るだろうという見通しも出した。

8.ウォン/ドル為替レートは第4四半期末1350ウォン、来年第1四半期1400ウォンを記録した後、徐々に落ちると見た。韓国の経済状況が来年上半期までは友好的でないほどウォン高に戻るのが遅いが、下半期になるほど1250ウォン台まで下がると見込んだ。

以上の8つだ。順番に見ていこう。

まず、1だが韓国経済の来年の成長が0%台になる見通し。これは来年の世界経済の展望が良くないからだ。それについては米利上げによる世界同時リセッションが既に起きている。これがすぐに回復するとは思えないので、来年の世界経済の動向は悪い。これは普通に予測出来る範囲だ。

だから、韓国経済の成長率は0%台になるかもしれないと。しかし、本当、他国頼りだよな。世界の景気が悪いから韓国産が売れないと思い込んでる。でも、それだけじゃない。韓国産に問題があるのだ。

次に2だが、韓国経済成長率見通しが0.6%になったと。これは輸出ではない。成長率である。それで、今までの成長率についておさらいしよう。

これに先立ち韓国開発研究院(KDI)1.8%をはじめ、韓国金融研究院(1.7%)、ハナ金融経営研究所(1.8%)、国際信用評価社ピッチ(1.9%)などが来年韓国経済成長率を1%台と見通した。

このように研究機関がもっと高い成長率だと見ているが、ここにING銀行は0.6%になるかもしれないという予測。次の3だが専門家はどう見ているのか。

江エコノミストは「韓国経済は対外需要が重要な要因なのに、米国やヨーロッパなどがマイナス成長するだろう」とし「特にヨーロッパの場合ロシア・ウクライナ事態により成長が容易ではなく、米国連邦準備制度もまた急速に金利を上げている。この部分が影響を与えるだろう」と付け加えた。ING銀行は米国とヨーロッパがそれぞれ来年の経済成長率が-0.4%、-0.7%を記録すると見た。

米国と欧州の経済成長率はマイナスの予想か。欧州はウクライナ戦争でエネルギー価格が高騰しているものな。アメリカも利上げの影響でリセッション懸念が強い。ソフトランディングする可能性も残されているはいるが、実際、こればっかりは難しい。

次に4だが、韓国経済の状況も良くないと。原因は金利引き上げの影響だと。これも読んでおこうか。

川エコノミストは「金利引き上げにより不動産市場が既に(否定的な)シグナルを見せており、家計負債の量も多い」とし「ここに社債市場で不要なイベントなどで不安感が見られたため、消費や投資に来年第1四半期までマイナスの影響を与えるだろう」と強調した。

面白い突っ込みだよな。社債市場で不要なイベントというのがじわじわと効いてる。これはレゴランド不渡り、興国生命5億ドルのコールオプション行使見合わせなどか。そのマイナス影響が来年の3月まではあると。これについては完全に韓国の自業自得だからな。自分らだけよければそれでいいという韓電債の大規模発行もあるぞ。

次に5は韓国の金利は来年にも上げて3.5%で止まると。これはどうなんだろうな。アメリカが金利4%から、5%に上げる可能性があるのに、3.5%しか無理とか。まあ、国債の利回りを見れば市場予測もそんな感じだよな。韓国が金利を3.5%以上上げるのは難しいのはよくわかる。不動産バブル崩壊を自らの手で招く恐れがあるものな。

6は韓国の物価について。下半期に行くほど物価に対する摩擦的要因が解かれ、物価は2%台に落ちるそうだ。これは予想が甘いんじゃないか?なにしろ、これには負債30兆ウォンを超えた韓電の電気料金値上げラッシュが計算されてない。来年、電気料金は確実に上がる。そうなれば物価を押し上げるのはいうまでもない。

次に7だ。なんと、来年下半期には輸出好調などに力づけてプラス(+)成長に戻るだろうという。おいおい、半導体輸出低迷がそう簡単に戻らないのに、来年の上半期は輸出好調になるて、どういうことなんだよ。てきとうに予想してるとしかおもえないな。そもそも、韓国さん。半導体をどこに輸出するつもりなんだ。来年の下半期に中国が買ってくれるか未知数だぞ。

次の8はウォンレート予想。年末までに1350.来年の1月~3月までに1400ウォンまで下がるらしい。そして、下半期は輸出が好調となり、1250ウォンに戻るそうだ。うん。超願望だよな。大体、来年の下半期からどこが持ち直すんだよ。アメリカ、中国、日本、欧州など、どれも難しいだろうに。まあ、ウクライナ戦争が終わっていればあるかもしれないが。 

[ヘラルド経済=ソ・ジョンウン記者]来年韓国経済が0%台の成長にとどまるという見通しが出た。米国やヨーロッパなど主要国のマイナス成長で対外条件が良くなく、来年上半期まで続く国内基準金利の引き上げが内需を萎縮させるという観測だ。韓国銀行の基準金利は3.5%で引き上げサイクルを終了した後、下半期から下がると見込んだ。

カン・ミンジュING銀行ソウル支店シニアエコノミストは15日、ソウルロッテホテルで開かれた「2023韓国経済展望および持続可能金融記者懇談会」で「来年経済はグローバル全体的に低迷に入るものと見ており、これにより韓国の2023年の成長も良い。ではない」とこのように明らかにした。ING銀行が提示した2023年の韓国経済成長率は0.6%だ。これに先立ち、潜在成長率2%を下回る1%台の成長率見通しは出たが、0%台の成長率見通しは初めてだ。

これに先立ち韓国開発研究院(KDI)1.8%をはじめ、韓国金融研究院(1.7%)、ハナ金融経営研究所(1.8%)、国際信用評価社ピッチ(1.9%)などが来年韓国経済成長率を1%台と見通した。ある。

江エコノミストは「韓国経済は対外需要が重要な要因なのに、米国やヨーロッパなどがマイナス成長するだろう」とし「特にヨーロッパの場合ロシア・ウクライナ事態により成長が容易ではなく、米国連邦準備制度もまた急速に金利を上げている。この部分が影響を与えるだろう」と付け加えた。ING銀行は米国とヨーロッパがそれぞれ来年の経済成長率が-0.4%、-0.7%を記録すると見た。

ここに金利引き上げによる韓国経済の状況も良くない。川エコノミストは「金利引き上げにより不動産市場が既に(否定的な)シグナルを見せており、家計負債の量も多い」とし「ここに社債市場で不要なイベントなどで不安感が見られたため、消費や投資に来年第1四半期までマイナスの影響を与えるだろう」と強調した。

韓国銀行の金利引き上げサイクルは今年と来年それぞれ25ベーシスポイント(bp)引き上げて3.5%で終わると見た。米国が物価をつかむために50bpを追加引き上げて5%台まで最終政策金利を上げるとすれば、韓国もこれに応えて動くしかないという分析だ。

韓国銀行は先に「基準金利が0.5%ポイント引き上げられる場合、これによる成長率の鈍化効果は0.1%程度程度になるだろう」と明らかにした。基準金利が来るだけで2.0%ポイント上がり、来年もこれに加え、ING展望通り0.5%ポイント追加印象がなされれば、この過程でのみ成長率鈍化効果が0.5%ポイント現れる。

下半期に行くほど物価に対する摩擦的要因が解かれ、物価は2%台に落ちると見た。

カン・エコノミストは「来年下半期から米国が金利を再び下げれば、韓国も金利引き下げサイクルでその時帰ることになるだろう」とし「家計と限界企業の苦痛が増えている点を悩まなければならないため」と付け加えた。

来年下半期には輸出好調などに力づけてプラス(+)成長に戻るだろうという見通しも出した。中国市場については、過去のように政府主導の強力な成長を期待することは難しいが、完璧な景気回復勢による肯定的な効果が期待できるという説明だ。

ウォン/ドル為替レートは第4四半期末1350ウォン、来年第1四半期1400ウォンを記録した後、徐々に落ちると見た。韓国の経済状況が来年上半期までは友好的でないほどウォン高に戻るのが遅いが、下半期になるほど1250ウォン台まで下がると見込んだ。

一方、フィリップ・バン・フーフ(Philippe Van Hoof)ING銀行ソウル支店韓国代表はこの日、持続可能金融と韓国の持続可能性転換について発表を進めた。フィリップ代表は「2025年までに石炭火力発電所に対する金融支援をすべて断ち、これと関連して韓国の銀行とも方法論を議論中」と明らかにした。ING銀行は、地球温度の上昇を2度以下に抑えるというパリ気候協定目標のために融資帳簿を調整する「テラアプロッチ」を開発した。

フィリップ代表は国内銀行の持続可能金融について「長期間徐々に進行されたヨーロッパとは異なり、韓国銀行の持続可能金融の試みは急速に進んでいる」と評価し、「ING銀行も韓国市場のための環境社会支配構造(ESG)」関連人材を採用するつもりだ」と答えた。

https://biz.heraldcorp.com/view.php?ud=20221115000471

韓国経済 金利引き上げ・不動産景気低迷に「韓、来年0.6%成長止める」【動画】」への1件のフィードバック

  1. 他のサイトで元エンジニアの日本人が、この人アジアの各国で基礎素材等の生産を試みたらしいが、遂にそれは出来なかったと言っていた。思うに、こう言ったのは単に一部の技術者が出来れば後はホイホイと出来るものではなく、その国の国民性が大きく関係してくるのでないか?国民全体の教育レベル、その国民に微細な技術的センスが有るのかどうか?一部の技術者を引き抜けば出来るものではない。詳細な、、と言うなら大雑把な韓国や中国の国民性では無理。本当にやろうと思うなら日本人の半分は引き抜かねばならないのかも知れない。かって日本が愚かにも韓国で基礎素材生産の協力をしたが事故が起こり人が死んだだけでパアに成ったとか?無論この方面の技術的協力はするべきでないのは当然である。中国はAIとか宇宙開発とか見た目派手な技術でどうとか言っているが、しかしその技術は隙間だらけの技術であり所謂「砂上の楼閣」の感がある。日本やアメリカが基礎技術を止めれば直ぐに立ち行かなくなる。中国の兵器もカタログ程の性能は無いらしい。正に張り子の虎。今もスカスカの技術で日本やアメリカを威嚇している感がある。

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