韓国物価高騰 韓国の「ランチフレーション」で見えた格差 富裕層は1食1600円超、契約社員は屋台のカップ飯【動画】

韓国物価高騰 韓国の10月の消費者物価指数は5.7%と前月より0.1%上がって、実はインフレというか、スタグフが加速しているわけだが、実際、韓国のインフレがピークかどうか判断するのは難しい。ただ、ウォンが100ウォンほど上げて、今は1339ウォンなのでそういう意味では輸入物価は下がる。ただし、このレートを月末まで維持出来たらの話だ。

まだ、11月19日だからな。まだまだウォンレートがこのまま1300台で推移するとは限らない。実際、1308ウォンまであがったのに、気がついたら1350とか下がっていた。材料が乏しい中で、韓銀がど次の利上げをどう動くかは様子見だが、それよりも珍しく東京新聞が韓国経済について記事を書いているので見ていこう。インフレが加速して超格差社会が出現した。では、記事の要点を整理していく。

■記事の要点

1.「韓国の富裕層は見えっ張りが多い。ケチだと見られないように食費をかけ、”ランチフレーション”をあおっている」。外資系企業管理職のキムさん(43)は苦笑。

2.ソウルの外食相場は10月に冷麺1杯が1万500ウォン(約1120円)、まぜご飯のビビンバが9731ウォンなどと、1月から10%前後も急上昇した。

3.民間調査では7〜9月、江南の大企業社員のランチの平均支出は1万5000ウォンを超えた。

4.格差社会の韓国では対照的な風景もある。(途中省略)。名物は屋台で売られる「カップ飯」。発泡スチロールのカップに白飯を盛り、炒めた豚肉や目玉焼き、キムチなどを混ぜて食べる。

5.勉強で忙しい浪人生らが立ち食いするB級グルメだったが、最近は会社員もひきつけている。

6.韓国では不動産高騰が続いてきたが、家賃不要の屋台のカップ飯は値上げが比較的抑えられきた。しかし最近は肉、米、キムチなどの材料やガス電気料金が1〜2割上昇した。

以上の6つだ。韓国の物価上昇を取りあげるのは久しぶりな気がするが、難しい金融用語を並べるよりはこういう方がわかりやすいかもしれないな。

まず1からだが、韓国人の特徴は見栄の文化である。インスタグラムで一般人より贅沢な暮らしをしているようにレンタル品で装いながら、陰では貧しい生活をしていたりすることが多い。そして、富裕層はケチだと見られないように食費に金をかけるそうだ。

既に1万2000ウォン以上もする昼飯を優雅に食べると。もちろん、派遣社員はおにぎりとカップ麺だ。格差社会については後で出てくるのでそちらに回すが、まずはランチフレーションについて解説しよう。

今年の1月頃、韓国の物価が高騰した。原因はコロナ禍脱却からの世界的な原材料価格の高騰+ウクライナ戦争での小麦価格の上昇だったが、実は韓国だけが米国以外の他国と比べて物価高騰が激しかった。

それについて消費者物価の動画で解説しよう。

このように韓国は1月から3.6%と消費者物価指数が急上昇。その中でサービス価格が休場していくことになる。サービス価格というのは飲食店の食事やデリバリーサービスといったものだ。そして、それこそがランチフレーションという造語を作り出すことになる。

ランチフレーションとは、ランチ+インフレーションを掛け合わせた造語。つまり、毎日のように飲食店がね上げしたことで、ランチ価格が高騰。今まで1万ウォン以下でお腹いっぱいに食べられたランチメニューが、もはや15000ウォンでもお腹いっぱいに食べられないと。

理由は色々あるんだが、実はこれもムン君の負の遺産によるものだ。韓国の消費者物価が他国より高い上昇をみせたのは最低賃金大幅引き上げによる影響が大きい。アルバイトに最低賃金を払わないといけないので人件費上昇による値上げラッシュなのだ。

その証拠に、日本の2022年1月の消費者物価は0.3%である。2月は0.7%。3月は1.2%。10月には3.7%まで上がっているが、韓国が異常に物価高騰しているかがわかるだろう。これこそ、経済の大天才であるムン君の5年間の最大の功績だと思われたが、今は電気料金を据え置きしたことの「破壊力」がそれを上回る可能性が高い。大丈夫だ。どれも全てムン君の功績だ。

そして、2は最新の飲食店の値段である。10月に冷麺1杯が1万500ウォン(約1120円)、まぜご飯のビビンバが9731ウォンなどと、1月から10%前後も急上昇したと。凄いな。冷麺が1120円もするのか。韓国は麺料理が色々と多いのだが、ウクライナ戦争が勃発したことで国際小麦価格が高騰して、麺料理も値段も跳ね上がった。そして、3では江南のサラリーマンのランチの平均支出が15000ウォンを超えたと。

先日、管理人がガストで昼ご飯を食べたとき、日替わりのランチがあるんだが、あれが780円ぐらいだったかな。ドリンクバーとか、ライスとか頼むと1000円ぐらいになるぐらいだ。日本でも外食価格はわりと上がっている。管理人が外で食事するのはご飯食べる目的が1番だが、市場調査でもある。

スーパーでの食品価格の上昇もそうだが、日本も消費者物価は3.7%と上がっているので、円安で輸入物価が高騰してインフレが進行しているのは見ての通りだ。つまり、デフレの時代は終了したのだ。もっとも、これが良かったかどうかは現時点ではわからない。ただ、日本の円安はいつまでも続かないだろうな。

次に4だが、韓国の物価高騰で超格差社会が到来したと。元々、中産階級を構成していた自営業がムン君によってほぼ壊滅まで追い込まれた。だから、韓国ではあるものを持つ物と持たざる物で分かれるのだ。ええ?それはなんだったて?もちろん、「不動産」だ。

韓国では不動産を持つ物と、持たないもので、圧倒的な格差がある。なぜなら、30代や40代で不動産を持つにはだいたいは親から譲り受けたものしかいないためだ。でも、その不動産バブルも貸出金利上昇で弾けつつあるが。

親が裕福なら、子供の教育費をかけるので、良い大学や一流企業に就職して、さらに格差が広がると。あと、金持ち同士ならコネも強いだろう。日本でも流行している「親ガチャ」という言葉だ。それでも、韓国の受験生は頑張って勉強している。狭き門をくぐるために。

それで、5はその学生や浪人生が好んで食べていた安価な屋台のカップ飯をサラリーマンが食べるようになった。勉強で忙しい浪人生らが立ち食いするB級グルメだったが、最近は会社員もひきつけていると。お金がないからだ。引用しておくか。

契約社員ヒョンさん(26)は「一般の食堂はどこも値上げして1食1万ウォン程度はかかる。ここなら半分以下の価格で腹いっぱい食べられる」とほおばった。

富裕層は見栄のために飲食店でランチ。契約社員はカップ飯。それ以下はコンビニのおにぎりとカップ麺。まさにムン君が作り出した未知なる韓国の最終形態である。しかし、原材料価格の高騰でそのカップ飯も来年は値上げされるかもしれない。

韓国では不動産高騰が続いてきたが、家賃不要の屋台のカップ飯は値上げが比較的抑えられきた。しかし最近は肉、米、キムチなどの材料やガス電気料金が1〜2割上昇した。人気屋台を切り盛りする韓定希ハンジョンヒさん(53)は「経済的余裕がない若者を支えたくて、値上げを我慢している。でも来年は少し上げるしかないかも」と嘆いた。

確かに韓国の物価はピークを迎えてる可能性はある。だが、我々は知っている。韓電が既に30兆ウォンという天文学的な負債を抱えていることを。それが何を意味するのか。来年も電気やガス料金が上がるてことだ。2023年の韓国経済は耐えられるのか。ジンボルトは特に上半期が試練を迎えることになると見ている。つまり、2023年1月~6月だな。

この理由については簡単に言えばアメリカだ。アメリカの利上げが6月までに終了するのか。そして、世界経済は下半期から持ち直すのか。中国経済の動向は。

ジンボルトは2022年の韓国経済破綻は予測しなかった。だが、来年は破綻しないとは述べてない。韓国の命運を握る「半年」がもうすぐ始まる。そう。面白くなるのはこれからなのだ。残り2022年はその半年の情報を集めるための位置づけといってもいい。

韓国経済をけん引するIT企業や芸能事務所が集まるソウル江南カンナム地区。昼時には、しゃれた服装の男女が続々とオフィスから出て来て飲食店に向かう。上司が部下たちにランチセットをおごる姿も目立つ。

「韓国の富裕層は見えっ張りが多い。ケチだと見られないように食費をかけ、”ランチフレーション”をあおっている」。外資系企業管理職のキムさん(43)は苦笑した。韓国ではランチとインフレーションをかけた「ランチフレーション」が流行語となっている。

 韓国消費者院によると、ソウルの外食相場は10月に冷麺1杯が1万500ウォン(約1120円)、まぜご飯のビビンバが9731ウォンなどと、1月から10%前後も急上昇した。民間調査では7〜9月、江南の大企業社員のランチの平均支出は1万5000ウォンを超えた。

 格差社会の韓国では対照的な風景もある。ソウルの鷺梁津ノリャンジン地区は、公務員採用試験の予備校が集まる街として知られる。名物は屋台で売られる「カップ飯」。発泡スチロールのカップに白飯を盛り、炒めた豚肉や目玉焼き、キムチなどを混ぜて食べる。

 勉強で忙しい浪人生らが立ち食いするB級グルメだったが、最近は会社員もひきつけている。近くで働く契約社員ヒョンさん(26)は「一般の食堂はどこも値上げして1食1万ウォン程度はかかる。ここなら半分以下の価格で腹いっぱい食べられる」とほおばった。

 韓国では不動産高騰が続いてきたが、家賃不要の屋台のカップ飯は値上げが比較的抑えられきた。しかし最近は肉、米、キムチなどの材料やガス電気料金が1〜2割上昇した。人気屋台を切り盛りする韓定希ハンジョンヒさん(53)は「経済的余裕がない若者を支えたくて、値上げを我慢している。でも来年は少し上げるしかないかも」と嘆いた。(ソウル・相坂穣、写真も)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/214089

韓国物価高騰 韓国の「ランチフレーション」で見えた格差 富裕層は1食1600円超、契約社員は屋台のカップ飯【動画】」への1件のフィードバック

  1. 1食1,600円?自分なら此れで二、三日は食える。屋台でカップ麺?とてもとても、、。一個40円 のインスタントラーメンが 時々だ。韓国人贅沢だ。マダマダいける。甘い!日本人のど根性見せてやる。

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