絶望の韓国輸出 先月の輸出16.6%減…1月の貿易赤字126億9000万ドル【動画】

絶望の韓国輸出 2月にはいればいつものように韓国の統計データが色々と出てきている。そのデータがあまりにも酷いものであるが、韓国経済を看取るものとしては淡々と解説していこう。まさに北極のブリザード。極寒ともいえる韓国輸出は予想では上半期。つまり、6ヶ月。その1ヶ月の成績が出てきた。

既に20日間で赤字が100億ドル超えていたわけだが、その10日間でなんと歴代最大の126億9000万ドルの赤字を叩き出した。うん。これは予想以上の結果だ。上半期の最初からクライマックスのような歴代赤字を出してくるなんて、エンタメ性が高すぎるんじゃないか。後、最低5ヶ月もあるのにな。

では、まずは1月の貿易を視ていこうか。

2023年1月の輸出は16.6%減少した462億7000万ドル(約6兆164億円)で、輸入は2.6%減少した589億5000万ドルとなったようだ。その差が貿易赤字となるので126億9000万ドルと。そして、貿易赤字は予想通り11ヶ月連続となった。

寒波が到来していたからな。2月、3月、4月も厳しいので、最低でも14ヶ月連続の貿易赤字が待っている。しかし、126億ドルも赤字なら、1月の経常収支も確実に赤字のような気がするな。それでは記事の要点を整理していく。

■記事の要点

1.寒波のように冷え込んだ半導体市況とともに輸出寒波が長引いている。輸出が4カ月連続減少し、貿易赤字は127億ドルに達し月間最大値を記録した。景気が悪化する危険信号が続き、今年の韓国経済全般に暗い影を落としている。

2.先月の輸出額は462億7000万ドルで前年同期比16.6%減少した。輸入は589億6000万ドルで同じ期間に2.6%減った。月間輸出額が500億ドルを下回ったのは2021年2月の447億1000万ドルから約2年ぶりだ。輸出は昨年10月に5.8%減少してから4カ月にわたりマイナス成長が続いている。

3.輸出が輸入より大きく減り、貿易収支は126億9000万ドルの赤字を記録した。昨年8月の94億3000万ドルを超えて月間最大の赤字幅となった。昨年の貿易赤字474億7000万ドルの26.7%を1カ月で記録した。貿易赤字行進は昨年3月から11カ月にわたり続いている。これは通貨危機直前の1995~97年から25年ぶりだ。

4.輸出減少には高物価・高金利にともなう世界的な景気鈍化持続、半導体業況悪化が大きな影響を及ぼした。特に輸出戦線を支える「1位品目」である半導体の不振が直撃弾になった。半導体輸出はメモリー価格下落の中で1年前より44.5%急減し実績悪化を導いた。6カ月連続の輸出マイナス成長だ。

5.ブルームバーグは先月末にメモリー半導体産業が過去最悪の沈滞状況に直面したと報道した。DRAM固定価格は昨年5~6月の3.35ドルから先月は1.81ドルまで急落した。ここに増加を続けてきたシステム半導体輸出まで先月に入り25%の減少に転じた。

6.また、新興市場である東南アジアが19.8%減、主力市場である米国が6.1%減といずれも輸出が減った。これに対し原油・ガス・石炭の3大エネルギー源輸入は157億9000万ドルで前年同期の161億7000万ドルより小幅に減ったが、依然として貿易赤字をあおる主要因として作用した。

以上の6つだ。

それでは順番に見ていく。

まず1だが貿易赤字が127億ドル。過去最大を記録した。既に昨年の12月でウォンは1200台。ここまで行けばウォン安でのエネルギー輸入価格の押し上げはほとんどない。でも、これは何度も述べているが予想通りだ。上半期の韓国経済はIMF行きとなるか、ならないかの瀬戸際だ。

もっとも、韓国経済の規模を助けるようなことはあるかは疑問だ。ジンボルトが知る限りでは、IMFが先進国を助けたことは一度も無い。韓国は自分らで先進国と名乗り、トランプ前大統領もそうだと述べていたので先進国なんだろう。だから、IMFが支援する可能性は低い。チェンマイ・イニシアチブという香典費は出すかも知れないが。

次に2だが、輸出がついに500億ドル割れた。これも、ジンボルトが昨年に述べていたことだ。輸出が過去最大の600億ドルから500億ドル、さらに400億ドルとなれば、3分の1も減ったことになる。これは製品の在庫が貯まり、バナナのたたき売りをしているからだろうな。もちろん、コロナ禍からの特需がなくなったことも影響している。

そして3だが、昨年の貿易赤字474億7000万ドルの26.7%を1カ月で記録した。これはこちらも想定外の酷さだ。いくら冬でエネルギー需要が高まるにつれて、昨年の貿易赤字の26%なんておかしいだろうに。このまま行けば、あと、3ヶ月で昨年の貿易赤字に到達してしまう計算となるんだぞ。

しかも、上半期でそれだけ巨額の赤字を出して、下半期でそれを覆すなんてまず不可能だ。つまり、今年も貿易赤字から抜け出せない。経常収支も赤字に転落すると。こうなると格下げの恐怖が迫ってくる。そもそも、今の状況で格付け会社が動かないほうがおかしいのだ。

しかし、経常収支まで赤字続きだと格下げをせざるを得なくなる。日本に国家格付けが勝っていることが韓国の自慢なのだから、それが消えれば、外資は一斉に撤退するだろうな。株安、ウォン安の流れとなる。

それで4は半導体が酷い状況だと。昨日、サムスン電子とSKハイニックスの決算を見てきたので、多くは説明する必要はないだろう。リンクを張っておくのでそちらを確認して欲しい。それで、この絶望的な状況でユン氏は何をしているのか。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領はこれと関連し、「メモリー価格の下落傾向、景気低迷にともなう需要減少にも先制的に対応しなければならない」と話した。尹大統領はこの日慶尚北道(キョンサンブクド)の亀尾(クミ)産業団地でSKシルトロンの投資協約式に参加し、「競合国が輸出規制、補助金、税額控除などあらゆる手段を総動員して韓国の半導体産業を脅かしている」としてこのように強調した。

ほら、対応しなければならない。あまりにも無能過ぎじゃないか。こうなることなんて、昨年の6月にこちらは予測できていた。経済ド素人なのはわかる。でもな。「危機」になってから慌てて先制的に対応ってなんだよ。どう見ても半年以上遅いてことを理解してない。

仮にこちらがユン氏の立場なら、昨年の6月に半導体の陰りが見えた段階で手を打って補正予算を組んでいた。あまりにも対応が無能過ぎる。こんな素人が投資協約式に参加したところで、関係者はお荷物だとしか思ってないだろうな。

そして、5では半導体の冬が続いていると。しかも、今まで耐えてきたシステム半導体まで陰りが見えてきた。これだって米国の超大手企業が昨年の下半期辺りから相次ぐ人員削減ニュースを知っていれば予想は出来たことだろう。それで他はどうなのか。引用しておく。

他の輸出品も不振を避けられなかった。15大主要品目のうち石油化学が25.0%減、鉄鋼が25.9%減、ディスプレーが36.0%減など、10品目が減少した。その中で自動車が21.9%増、船舶が86.3%増などの輸出実績で持ちこたえた。

地域別輸出も相次ぎマイナスを記録した。半導体輸出減少、中国の新型コロナウイルス再拡散の余波で対中輸出は前年同期比31.4%減った。8カ月連続で輸出が減少しているが、減少幅は先月が最も大きかった。1カ月間に対中貿易だけで39億7000万ドルの赤字を出した。

また、新興市場である東南アジアが19.8%減、主力市場である米国が6.1%減といずれも輸出が減った。

韓国の専門家の甘い楽観論。それは中国経済が持ち直すから、韓国の輸出は元に戻る。でも、現実は昨年の下半期どころか、今年の上半期でさえ、厳しいじゃないか。中国輸出が振るわないだけじゃない。対中貿易赤字が39億7000万ドルだ。これは下手したら、中国輸出すら今年赤字になるんじゃないか。この東南アジアの輸出減少というのはベトナムへの輸出だと思われる。でも、米国まで減っているのか。

それで、石油化学、鉄鋼、ディスプレイなどが減少。でも、自動車や船舶が増加したと。まあ、船舶については実績が増えているが、利益が出ているとは限らない。自動車も米国のインフレ抑制法もあり、今年も好調が続くとは限らない。

それで、韓国政府の今後の展望はどうですか。

秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官はこの日、「1月を過ぎ季節的要因が縮小し、中国のリオープニング(経済活動再開)効果が時差を置いて反映され貿易収支は次第に改善されるものとみられる」と話した。

だが世界的に景気が回復しない限り半導体をはじめとする輸出実績が大きく改善するのは容易でない。しかも最近は国際原油価格が依然として高い水準のため当分貿易収支赤字が続く可能性が大きい。今後出てくる経常収支も悪化すると予想される。すでに経済指標のあちこちで警告灯が灯っている。

本当、楽観論しか語らない。だから、中国の輸出が増えたところで、対中の赤字解消になっても利益が大幅増になる未来が見えないだろう。いい加減気づけよ。もう、中国はお得意様ではないてことに。では、最後は専門家の意見だ。

カトリック大学経済学科のヤン・ジュンソク教授は「政府は貿易金融供給拡大と企業投資・マーケティング支援、規制改善など輸出ドライブを継続する一方、低所得層中心に財政支出を増やして実体景気も取りまとめる必要がある」と話した。

言っていることは正しいが、その財政支出を増やす予算はあるんですかね。政府債務がたんまりたまっていますよね。いつ財政を引き締めるんですかね。

貿易収支は昨年3月から11カ月連続で赤字が続いた。貿易赤字が11カ月以上続いたのは1995年1月~1997年5月に連続赤字を出して以来、約25年ぶりのことだ。

寒波のように冷え込んだ半導体市況とともに輸出寒波が長引いている。輸出が4カ月連続減少し、貿易赤字は127億ドルに達し月間最大値を記録した。景気が悪化する危険信号が続き、今年の韓国経済全般に暗い影を落としている。

産業通商資源部が1日に明らかにしたところによると、先月の輸出額は462億7000万ドルで前年同期比16.6%減少した。輸入は589億6000万ドルで同じ期間に2.6%減った。月間輸出額が500億ドルを下回ったのは2021年2月の447億1000万ドルから約2年ぶりだ。輸出は昨年10月に5.8%減少してから4カ月にわたりマイナス成長が続いている。昨年1月の輸出実績が554億6000万ドルと同月基準で最も多かったことにともなうベース効果も一部影響を及ぼした。

輸出が輸入より大きく減り、貿易収支は126億9000万ドルの赤字を記録した。昨年8月の94億3000万ドルを超えて月間最大の赤字幅となった。昨年の貿易赤字474億7000万ドルの26.7%を1カ月で記録した。貿易赤字行進は昨年3月から11カ月にわたり続いている。これは通貨危機直前の1995~97年から25年ぶりだ。

輸出減少には高物価・高金利にともなう世界的な景気鈍化持続、半導体業況悪化が大きな影響を及ぼした。特に輸出戦線を支える「1位品目」である半導体の不振が直撃弾になった。半導体輸出はメモリー価格下落の中で1年前より44.5%急減し実績悪化を導いた。6カ月連続の輸出マイナス成長だ。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領はこれと関連し、「メモリー価格の下落傾向、景気低迷にともなう需要減少にも先制的に対応しなければならない」と話した。尹大統領はこの日慶尚北道(キョンサンブクド)の亀尾(クミ)産業団地でSKシルトロンの投資協約式に参加し、「競合国が輸出規制、補助金、税額控除などあらゆる手段を総動員して韓国の半導体産業を脅かしている」としてこのように強調した。

ブルームバーグは先月末にメモリー半導体産業が過去最悪の沈滞状況に直面したと報道した。DRAM固定価格は昨年5~6月の3.35ドルから先月は1.81ドルまで急落した。ここに増加を続けてきたシステム半導体輸出まで先月に入り25%の減少に転じた。

半導体企業は苛酷な冬を送っている。昨年10-12月期にサムスン電子半導体部門(DS)の営業利益は前年同期比97%減の2700億ウォンにとどまった。SKハイニックスは昨年10-12月期だけで1兆7012億ウォンの営業損失を出した。産業通商資源部のムン・ドンミン貿易投資室長は「半導体は上半期に厳しく下半期に在庫減少などを経て回復するとみるのが一般的観測」と明らかにした。

◇韓国、1月の対中輸出31%減…8カ月連続減少

他の輸出品も不振を避けられなかった。15大主要品目のうち石油化学が25.0%減、鉄鋼が25.9%減、ディスプレーが36.0%減など、10品目が減少した。その中で自動車が21.9%増、船舶が86.3%増などの輸出実績で持ちこたえた。地域別輸出も相次ぎマイナスを記録した。半導体輸出減少、中国の新型コロナウイルス再拡散の余波で対中輸出は前年同期比31.4%減った。8カ月連続で輸出が減少しているが、減少幅は先月が最も大きかった。1カ月間に対中貿易だけで39億7000万ドルの赤字を出した。

また、新興市場である東南アジアが19.8%減、主力市場である米国が6.1%減といずれも輸出が減った。これに対し原油・ガス・石炭の3大エネルギー源輸入は157億9000万ドルで前年同期の161億7000万ドルより小幅に減ったが、依然として貿易赤字をあおる主要因として作用した。

秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官はこの日、「1月を過ぎ季節的要因が縮小し、中国のリオープニング(経済活動再開)効果が時差を置いて反映され貿易収支は次第に改善されるものとみられる」と話した。だが世界的に景気が回復しない限り半導体をはじめとする輸出実績が大きく改善するのは容易でない。しかも最近は国際原油価格が依然として高い水準のため当分貿易収支赤字が続く可能性が大きい。今後出てくる経常収支も悪化すると予想される。すでに経済指標のあちこちで警告灯が灯っている。先月31日に発表された産業活動動向統計によると、昨年12月の全産業生産は前月より1.6%減少した。国際通貨基金(IMF)は同日、今年の韓国の経済成長率を1.7%と予想する。就業者増加幅は昨年12月まで7カ月連続で鈍化する状況で、不動産市場も急速に冷めつつある。

カトリック大学経済学科のヤン・ジュンソク教授は「政府は貿易金融供給拡大と企業投資・マーケティング支援、規制改善など輸出ドライブを継続する一方、低所得層中心に財政支出を増やして実体景気も取りまとめる必要がある」と話した。

絶望の韓国輸出 先月の輸出16.6%減…1月の貿易赤字126億9000万ドル【動画】」への3件のフィードバック

  1. 安倍さんが援助を停止して以来、韓国経済は落ちるばかりであるが、今度「仏像は日本のもの」なる韓国高裁の判決があったが、余程韓国も苦しいのか?安倍さんの「韓国には関与せず」方針から、何時もの様に苦しい時の日本へのスリよりです。騙されてはいけない。早く韓国の日本からの焦げ付き債権を回収すべし。

  2. 今、サムスンと台湾がアメリカに工場作ってる、サムスンは「台湾がアー」かな?
    3ナノ(日本は2ナノ)、そして一昨日ナスダックが上がった、
    そして韓国は「日本に_ (^_^ )/スリスリ」=「ホワイト国ぅー」
    あのねぇー、、、

    キモい。。。

  3. 日本もアメリカ・オランダと共に中国への半導体装置輸出規制に合意したらしい。中国はどのような対抗処置をとるか気になります。韓国はどうするんだろうチップ4同盟とか言っていますが本心は・・・?アメリカと中国のどちらにつくかハッキリさせずに両方にいい顔は出来ません。いい見本が韓国にいるでしょアメリカと北朝鮮にいい顔をして相手にされなくなった文在寅という前大統領が、まぁ韓国が重大な決断をすると大体間違うんですけど。

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