韓国 今の時刻は8月6日の深夜。0時半ぐらいである。昨日の日経平均急落の下がりようには笑うしかなかったのだが、日本の利上げが世界同時株安を引き起こした。日銀総裁の植田氏は0.25％の利上げだから、たいしたことないと思っていたんだろうな。

でも、投資家からすれば慎重な日銀が日本政府に唆されて動いたようにしか見えない。そして、こちらは株価が下がる前にこのタイミングの利上げは悪手だと指摘したのだが、まさにそのとおりの結果である。市場はサプライズに弱いのに誰も想定していない利上げに踏み切って日経平均株価が僅か三日で8000円も落とした。

特に5日なんて過去最大下落だ。これはAIによる取引分析が大きいと思う。パニック売りがさらなる売りを呼び込んでいった。三日市場を記事編集しながらウォッチしていたが、凄まじい売りだった。

何言ってるんだ？8000円とか嘘だろう。そう思うかもしれないが実際に落ちたのだ。ソースなんて出すまでもない。もう、日本中が大騒ぎだからな。もう、アホな政治家が経済や金融に圧力をかけるとこうなるという前例を作ってくれた。岸田政権が唯一評価できたのは日経平均株価が高いことだった。このまま明日に3万円をわったらどうするんだろうか。もう、あり得ない話ではないんだ。

しかし、新NISA投資を政府が積極的に進めておいて、日本政府や日銀が国民の財産を一瞬で奪うとか。確かに円安が止まらないから利上げしたのはわかるが、アメリカの景気鈍化が7月から見られたのに利上げする必要なかった。なぜ、待てなかったのだ。ドル円は141円まであがったが、日経平均株価が明日どうなるかは全く読めないという。

でも、ダウが-1200ドルとか下がっているんだよな。今回の日経平均株価の急落は岸田ショックと呼ばれるのか。植田ショックと呼ばれるか知らないが､もう一つ見過ごせないのはアメリカの景気後退による米国株売りというのも大きいのだ。特にアメリカは生成AI特需のITや半導体バブルだった。

しかも、大統領選挙でハリス氏が勝ったら、そのままダウが暴落しそうな感じもするからな。ハリス氏をいくら担ぎ上げても無能であることに変わりないからな。つまり、日経平均株価の急落は日本のせいだけではないのだ。どっちが発端と考えれば、日銀の利上げなのか。FOMCの9月の利下げ0.5％がそうなのか。どちらにせよ。もう、市場は織り込んだだろうな。

このように日経平均株価は急落したのだが、実は日経平均株価より酷い落ち方をしている国がある。一体どこだよ？そう、韓国のことだよ。もちろん、ウォッチしていましたよ。凄まじい勢いでこちらも下落してサーキットブレーカー。つまり、取引一時停止まで発動だ。

因みに日本の株価急落は空売りがメインだと思われるが、韓国は空売りを禁止している。その意味がわかるな？日本株は買い直されて元に戻る可能性はあるが、韓国株はないてことだ。売られたらそのまま撤退だ。そもそも日経平均株価と韓国株に関連性なんてなかった。つまり、韓国株は落ちたのは日経平均株価より、米国の景気後退で韓国輸出が激減するかもしれない。アメリカのハイテク株が下がって､韓国の半導体も売れなくなる。さらにそこに対中半導体規制もやってきた。しかも、韓国が得意だったHBMの分野でだ。

まじですか？まじですよ！これはちゃんとソースを出して確認しておこう。このニュースもあってSKハイニックスとサムスン電子などの半導体関連は軒並み急落したのだ。だからサーキットブレーカーが発動したと。

では、記事を引用しよう。

米国がサムスン電子・ＳＫハイニックスの高帯域幅メモリー（ＨＢＭ）の対中国輸出規制カードを準備中だ。中国企業に直接ＨＢＭを納品するだけでなく、エヌビディア（ＮＶＩＤＩＡ）の中国輸出用ＡＩアクセラレータに搭載されるＨＢＭも規制対象に含まれることがあり、韓国半導体業界が鋭意注視している。

先月３１日（現地時間）、ブルームバーグは８月末中国にＨＢＭ供給を制限する米国の追加措置が公開される見通しだとし、「マイクロン・ＳＫハイニックス・サムスン電子のＨＢＭ２（第２世代）とＨＢＭ３（第４世代）、ＨＢＭ３Ｅ（第５世代）など先端ＡＩメモリーチップとこれを作るための装備が含まれるだろう」と伝えた。

ＤＲＡＭを複数積層したＨＢＭは大容量データの高速伝送が可能で、エヌビディアのグラフィック処理装置（ＧＰＵ）のようにＡＩアクセラレータの必須部品として使用される。ＳＫハイニックスとサムスン電子が世界ＨＢＭ市場の９０％ほどを掌握している。

ブルームバーグは米国政府が韓国企業の輸出を制裁する根拠として「外国直接製品ルール（ＦＤＰＲ、Ｆｏｒｅｉｇｎ　Ｄｉｒｅｃｔ　Ｐｒｏｄｕｃｔ　Ｒｕｌｅｓ）」を適用する可能性があると伝えた。米国が統制対象に定めた米国の技術・装備を使って作った製品であれば、それが外国製品でも米商務省が輸出を統制することができるという趣旨の規則だ。新しい措置はサムスン電子とＳＫハイニックスを狙ったものだという分析だ。二社はケイデンス・デザイン・システムズ（Ｃａｄｅｎｃｅ　Ｄｅｓｉｇｎ　Ｓｙｓｔｅｍｓ）やアプライド・マテリアルズ（Ａｐｐｌｉｅｄ　Ｍａｔｅｒｉａｌｓ）のような米国半導体設計・装備会社と協力していて、ＦＤＰＲの適用対象になる。

措置が施行されてもＡＩアクセラレータとひとつになったメモリーチップの販売自体が規制の対象になるかどうかは分からない。ブルームバーグによると、サムスンはエヌビディアが中国専用で作ったＡＩアクセラレータ「Ｈ２０」にＨＢＭ３を供給している。Ｈ２０はエヌビディアの主力製品である「Ｈ１００」よりは性能がやや劣るが、米国の規制で先端半導体を入手しにくい中国での需要が増加している。

今回の措置は、どれだけ阻止してもこれ見よがしに急成長する中国の先端技術産業に危機感を強めた米国が圧迫レベルを高めようとする目的が強い。中国はエヌビディアの先端チップを密輸してまでＡＩの開発に熱を上げている。外信によると、中国ファーウェイ（華為）が発売したＡＩアクセラレータ「Ａｓｃｅｎｄ　９１０Ｂ」はエヌビディアＡ１００の８０～１２０％のパフォーマンスを出すといわれている。ブルームバーグなど外信によると、中国ファーウェイは中国産ＨＢＭ生産のために長江メモリ（ＹＭＴＣ）の子会社である武漢新芯集成電路製造と協力することにし、長鑫存儲（ＣＸＭＴ）もＨＢＭ開発に参入した。

中国ＡＩ崛起に…「米国、ＳＫ・サムスンのＨＢＭ対中供給制限を検討」 (msn.com)

アメリカの半導体規制に動くと知っていて、中国が韓国の半導体を大量に輸入しているのが、半導体好調の理由である。以前、アメリカが中国のEVに100％関税をかけるとか述べていたときに、その前にアメリカに商品を運ぼうと海上運賃が暴騰していることを取り上げた。アメリカの規制が始まる前に中国はAIに重要なHBMを大量にかき集めたのだ。まあ、この動きは半導体規制が既に始まってるのだから、HBM分野でもそうなると予想するのは難しくない。

それなのに韓国はいつまでも半導体輸出で食べていけると思い込んでるアホである。それについても半導体輸出が7月か8月でピークを迎えるかもしれないと以前の記事で指摘しておいた。これは半導体規制が起きる前に駆け込み需要を見越してのことだ。

しかし、アメリカも後手に回りすぎだよな。バイデン氏が無能だというのがよくわかるじゃないか。生成AI特需なんて一年前から発生しているのだから、その原動力となるHBMを規制するならもっと早くやるべきだっただろう。大統領選挙を辞退したのだから、バイデン氏はしっかりと対応しろと。

おかげでまた中国がHBM開発に参入するようになってるじゃないか。そもそも韓国の半導体企業が中国に技術を教えてるのだから作れるようになって当然だよな。いい加減、大きな穴がどこにあるのか。アメリカは気づけよ。どう見ても韓国だ。この国が中国に半導体技術を売るからこうなっている。しかも、アメリカの高性能チップまで密輸していたよな。

しかも、またここにHUAWEIが出てくると。中国企業にいいようにやられてるよな。中国が最先端技術を手に入れてもろくなことにしか使わないというのに。

実際、アメリカの対中半導体規制がどうなるかは知らないが、韓国の都合の良いことにはならんだろうな。つまり、韓国の半導体輸出も来年は苦しくなるてことだ。

このような見通しを市場が織り込んでいくので、5日は日経平均株価を超えた急落となったわけだ。では、その記事を見ていこうか。

【ソウル聯合ニュース】週明け５日の韓国株式市場で、総合株価指数（ＫＯＳＰＩ）は急落した。終値は前営業日比２３４．６４ポイント（８．７７％）安の２４４１．５５で、１日の下落幅としては過去最大となった。

　ＫＯＳＰＩはこの日、前営業日比６４．８９ポイント（２．４２％）安の２６１１．３０で寄り付いた後、午前１１時ごろにＫＯＳＰ先物が５％以上急落したため売り呼び値の効力を５分間停止する「サイドカー」が発動された。午後２時１４分ごろには下落率が８％を超えたため、取引を２０分間停止する「サーキットブレーカー」が発動されるなど、市場は大荒れとなった。

　新興企業向け株式市場コスダックの指数は８８．０５ポイント（１１．３％）安の６９１．２８で取引を終えた。コスダックでも午後１時５分ごろにサイドカー、同５６分ごろにサーキットブレーカーが発動された。

　韓国の証券市場でサーキットブレーカーが発動されたのは、２０２０年３月１９日以来４年５カ月ぶり。

韓国総合株価指数が８．７７％安　終値で過去最大の下げ幅 | 聯合ニュース (yna.co.kr)

韓国さん、コスピが2500より下がっているじゃないですか。せっかく空売り禁止で2700まであげていたのにな。234ポイント。-8.7％って凄いな。日本は利上げして円高になったという理由からだが、韓国は234ポイントも下がるほど何かあったんですか？

ええ？韓国も100ウォンほどあげているんだろうって？それが161円から141円の円高になっても、韓国はウォン高にはならないんだ。今いくつだと思う？1368ウォンだ。あれ？昨日より､ウォンが下がってるじゃないか。つまり、韓国株は過去最大の下落なのにウォンが逆に下がるという。株安・ウォン安ということだ。

あれ？日本も日経平均株価急落で打撃を受けたが､韓国のほうが致命傷ですよね？もしかして韓国さん、内緒で利上げしたんですか？ええ？してないって？じゃあ、何でウォンは上がらずに下がるんですか。

なぜ、ウォンが下がるのか。それが今回の答え合わせだ。日本の円は日米金利差が大きく過小評価されていて落ちていたが、韓国ウォンは過大評価というか。為替介入で本来は1400台を韓銀砲でなんとか凌いでいただけ。円高になってもウォン高にならない。しかし、これはまずくないか？韓国のアメリカの利下げが始まれば、金利を下げていく予定だろう？でも、このままだとウォン安はほとんど解消されないぞ。

金利下げてもウォン安なら、原油価格高騰すれば韓国は途端に貿易赤字に転落する。来年の冬を越せますかね。ただでさえ中東情勢悪化して、イランが報復攻撃にでるかもしれないのにな。

では、ネットの突っ込みを見ておこうか。

1．KOSPIはともかく、今夜のダウも荒れそうだねぇ
ブラックマンデーになるのかな

2．金利上げた日本よりまだ利率高いのにトリプル安かあ

大丈夫なんか韓国？

3．日本の利上げ×米国の不況懸念×インテルやらかしたが掛け算状態で騒ぎになったのかな
ただ日本の悪材料があったわけでもなし機関は大変だろうけど個人はあわてず持ち直し待つ感じなんだろうな

4．空売りが禁止されててもサーキットブレーカー（笑）

5．AIやらの自動対応のせいで、こういう局面だと連鎖売りが生じちゃうからなぁ
調整局面の筈が一気に突き抜けちゃったせいで素人さん達は大変だ。

6．借金してでも買ってる韓国人とか今こそ日本株だー！と飛び付いてた大量の韓国人いたがやばそうだなw

7．ドル建てで見ると、日本の株価は大して下がってない
だが韓国の株価はドル建てで見ると大暴落だｗ

8．とりあえず、明日はイスラエルとイラン戦争開始で株下がる見込みということで
韓国の株が一段とやばくなるってことでよろしいかな

9．それにしても世界全面安かー
日本のせいじゃないとはいえ、
アメリカはほんとにやばくなったら新興国切り捨てるからなー当たり前だけど

10．半導体やらバッテリーで中国から足抜け出来ない韓国さんは御役御免やでw

以上の10コだ。

そういえばそうだな。韓国人も韓国株売って、日本株を買っていたからドボンになったのか。まあ、何でも良いが、にほんのせいじゃないのか。まあ、確かにアメリカの景気後退が原因が一番かもしれないが、そんな時期に利上げした日銀が悪手だったことはいうまでもない。

では、最後にサムスン電子とSKハイニックスの一日の急落を見ておこうか。永久保存版だ。サムスン電子が10％も一日で下がるなんて見たことない。

最初、見たときにこれはサムスン電子の5日間のチャート？とか思うかもしれないけど、これが8月5日の動きだ。半導体好調のはずなのに株価が－10％も下落。それがさっきの対中半導体規制にHBMが追加されるかもしれないというニュースに繋がる。しかし、なんとか7万ウォン以下は防いでるが酷いものだな。

10％も下がるてことは相当、対中半導体規制で業績が下がるとみているのか。

これがSKハイニックスの8月5日の動きだ。SKハイニックスも-9.87％と大きく下げた。日経平均急落の影響だけではないてことだ。

面白いのはここ1ヶ月のチャートだ。見たら笑えるぞ。

7月11日に247500を付けていたSKハイニックスだが、そこからどんどん下がりだして､今は156100だ。さあ、ピークから株価はいくら下がってますか？なんとだいたい40％ほど下がっている。これを見て韓国の半導体輸出が好調だとか述べても、株価は半年後の未来を映し出す。つまり、そういうことだ。

SKハイニックスはHBMで一番儲けているのだから、ここが40％急落している時点でピークはとっくに過ぎている。だから、こちらしは7月か8月の半導体輸出がピークになるんじゃないかと予測しているわけだ。