韓国 日本には「一寸先は闇」という諺がある。意味は漢字の意味そのままだ。一寸とは短い時間のこと。闇とは真っ暗で見通せないこと。つまり、これから先はどうなるのか。まったくよくわからない。そういう意味だ。これを投資の世界で言い換えるなら。「明日の証券市場は闇」だということだ。
それは先週から起きている日経平均株価の急落&急反発を見ればわかるだろう。正直、明日がどうなるのか本当、わからない。昨日の原稿記事も深夜に起きて書いているのだが、これはダウが気になっているからだ。もちろん、日経先物が2000円ほどあがっていたので、6日は急反発もあるかなとは考えていたのだが、あえて出さなかった理由は先物が上がってるから急反発するかを疑っていた。
でも、6日の日経平均株価は強かった。まさかの3200円超上昇だ。つまり、日経平均株は3日で8000円下げて、4日目で3200円取り戻したことになる。なら、8月7日はどうなるんだよ。ダウは一時400ドル近くあがっている。昨日の-1000ドルからすれば反発は弱い。問題は日経先物だ。なんと-1000円だ。ええ?1日で3200円あげたからこれで安心して買えるなと思ったら、次の日はマイナス1000円で揺れ動く。もちろん、先物がそのまま日経平均株価を値動きになることはない。
ただ、不穏な気配を感じさせる。単純な予測をすると、2000円+の先物で3200円なら、マイナス1000円の先物なら、-2000円ぐらい落ちてもおかしくないことになる。つまり、7日の日経平均株価も大荒れかもしれないてこと。しかし、新NISAから始めた人には酷い仕打ちだよな。
8000円も急に落とされて3200円回復しているから大丈夫だろうと慌てて飛びついたら、7日目でドボンとなっている可能性がある。この動画の予定投稿は7日の17時で、編集しているときに日経平均株価の推移は判明しているのだが、仮に-2000円ならなんて初心者の投資家には厳しい調整かとおもう。
もちろん、先物が-1000円だから日経平均株価がまた急落するかもしれないのはあくまでも予想だ。だが、冒頭の言葉を思い出してほしい。明日の証券市場は闇なのだ。しかも、ドル円でもだんだんと円が下がってきている。141円まで上がっていた円だが、今は145円まで下がっている。ええ?嘘だろう?1日で変動が大きすぎて投資家は追証の嵐だろうな。本当、電車が止まるようなことになっているという。
つまり、日経平均株価の変動で慌ててパニック売りしたら、今度は急反発するから慌てて飛びついて、今度はまた下がるかもしれない。まあ、ここは儲けのチャンスかもしれないが、普通に考えたら数千円上がったり、下がったりする相場なんて大荒れなので、様子見がおそらく正解だ。とにかく今週はチャートを見て静観しておいたほうが精神的に良いだろう。もう、羅針盤もなく嵐の中に船をこぎ出すのは無謀といっていい。それだけ、今、日本の証券市場は大荒れだ。本当、何が起こるかわからない。
それとアメリカのダウが-1000ドル落ちたことについても言及しておく必要がある。まあ、どう考えても日本より米国の動きが韓国に大きく影響しているからだ。
では、記事を引用しよう。
この日のニューヨーク株式市場はアメリカの景気減速への懸念を背景に投資家がリスクを避けようと株式を売る動きが加速し、ダウ平均株価はおよそ1年11か月ぶりに1000ドルを超える急落となりました。
先週末にダウ平均株価が一時、900ドルを超える値下がりとなったニューヨーク株式市場では、週明けの5日も取り引き開始直後から半導体やIT関連など多くの銘柄に売り注文が膨らみました。
ダウ平均株価は一時、1200ドルを超える急落となり終値は先週末に比べて1033ドル99セント安い3万8703ドル27セントでした。
ダウ平均株価の終値が1000ドルを超える急落となるのは2022年9月以来、1年11か月ぶりです。
株価の急落は、アメリカの景気減速への懸念が背景にあります。
先週発表された雇用統計の内容が市場予想を大幅に下回ったことで売り注文が一気に増加しました。
また、5日の東京株式市場で円高ドル安の進行とともに日経平均株価が急落したことも投資家心理を悪化させ、リスクを避けようという動きが加速しました。
ハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数も一時、6%を超える急落となり、終値は先週末と比べて3.4%の下落でした。
市場関係者は「先週から続く株価下落に歯止めがかかるかどうかは今後、発表されるアメリカの経済指標を受けて投資家の間の動揺が収まるかどうかにかかっている」と話しています。
「恐怖指数」一時 65まで上昇
5日のニューヨーク株式市場では市場参加者のあいだで疑心暗鬼が広がりました。
投資家の不安心理を表すとされるVIX指数は一時、65まで上昇しました。
「恐怖指数」とも呼ばれるこの指数はシカゴ・オプション取引所が公表していて、投資家がこの先、株価の値動きが激しくなると予想すると上昇します。
20を超えると警戒感を示すとされていて、5日の金融市場では投資家の不安がかなりの水準まで高まったことを示しています。
この指数が上がると投資家は株式などリスク性の資産の比率を下げる動きをとる傾向が強まるとされています。
《ニューヨーク株式市場 株価急落の背景》
ニューヨーク株式市場の株価急落の背景にはさまざまな要因が重なったと指摘されています。
【相次ぐ経済指標の悪化】
先週、アメリカでは弱い内容の経済指標が相次ぎました。
全米の企業を調査する「ISM=供給管理協会」が1日に発表した製造業の「景況感指数」は先月46.8と、前の月から低下し市場予想も下回りました。
また、2日に発表された先月の雇用統計では、就業者数の伸びが市場の予想を大幅に下回ったほか失業率が4.3%と前の月に比べて0.2ポイント上昇しました。
失業率の上昇は4か月連続です。
【“9月の利下げ遅いのでは” との見方広がる】
市場ではFRB=連邦準備制度理事会が9月の会合で利下げに踏み切るとの見方が強まっていました。
そこに弱い内容の経済指標が相次いだことで景気減速を避けるには9月の利下げでは遅すぎるのではないかとの見方が投資家の間で広がり、不安心理をかきたてたと指摘されています。
【ハイテク関連株の急落】
ことしのニューヨーク株式市場の株価上昇を支えてきたのはハイテク関連銘柄です。
アメリカの半導体メーカー、インテルが1日、赤字決算と人員削減を発表すると2日にはこの会社の株価が26%の急落となり、ほかのIT企業の株価下落にもつながりました。
著名な投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイがIT大手アップルの株式を大量に売却したことも明らかになり、5日の株式市場の下落要因となりました。
【「キャリートレード」取り引きに逆転現象】
さらに指摘されているもう一つの大きな要因は、金利の低い円で資金を調達してその資金を投資に回す「キャリートレード」と呼ばれる取り引きに逆転現象が起きたことです。
主要国の中央銀行がインフレを抑え込むために利上げをするなか、日銀は数少ない超低金利政策を続けた中央銀行として世界にも知られ、円を活用した「キャリートレード」が活発に行われてきました。
それが日銀の利上げと円高によって、この取り引きがうまく回らなくなり、円高による損失を穴埋めしようと株式を売る投資家が数多くいたと市場関係者は話しています。
NYダウ 約1年11か月ぶり1000ドル超の急落 景気減速懸念 背景に | NHK | 金融
NHKの記事で上手くまとめてあるが、どれもダウが下落した理由として納得といったところだ。次の日にダウが急反発しているので恐怖指数云々はまあ、置いとこう。
それで9月の利下げは遅いのか。これも難しいよな。7月のCPIも出てこないうちに決め打ちはできないだろう。確かに雇用統計悪化というのは経済指標から読み取れるのだが、すぐに利下げするというのは難しいとおもう。まあ、9月になりそうだけどな。
それで、ここまでは日本とアメリカの証券市場の話だ。この動画は韓国経済を中心に見ていくので、韓国証券市場の6日の動きを取り上げておく必要がある。まあ、簡単に述べれば韓国コスピは5日に234ポイント下げて、2441で終わる。そして6日に2522と反発するが、取り返せたのは3分の1程度である。明らかに日経平均株価の反発よりも弱かった。一応、中央日報で動きを少し確認しておこうか。
韓国総合株価指数(KOSPI)がリセッションの懸念にともなう暴落相場を克服し1日ぶりに急反騰した。4年2カ月ぶりにKOSPI市場とKOSDAQ市場ともサイドカーが発動されたりもした。過度な売り攻勢により値を下げた株に買い注文が大挙流入した。前日8.77%急落したKOSPIは6日に前日比3.30%上がった2522.15で取引を終えた。
韓国総合株価指数1日ぶりに3.30%上昇…KOSDAQは6.02%上昇 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)
つまり、日経平均株価の反発よりも明らかに弱い。さらにここで重要なのは外国人と期間は「売り越し」なのだ。ええ?どういうことだって?大事なことだから二度いう。外国人と機関は6日にコスピを投げ売りしている。
個人投資家はこの日有価証券市場で4518億ウォンを買い越した。個人投資家は前日の暴落相場でもKOSPIだけで1兆3000億ウォン規模を買い越した。外国人投資家は1995億ウォン、機関投資家は3209億ウォンを売り越した。
なんかよくわからないが個人投資家は韓国株が過去最大下落した5日に大量に買い越しして6日でもそれが続く。しかし、逆に6日も機関も外国人は投げ売りしている。つまり、これこそ空売り禁止の弊害なのだ。韓国株の反発が弱い理由は本来、外国人や機関がここ数日の急落で空売りしていたところを空売り禁止さているのでできないので投げ売り。それを個人が拾っている。こういう動きだ。本来は急反発でもっと戻せたのに韓国だけが3分の1。日本の証券市場よりもダメージは残ったてことだ。
それは日経平均株価とコスピを比較すればよくわかる。
これはコスピと日経平均株価の1日の上昇率である。日経平均株価はコスピと比較して7%増えているが、逆にコスピは-0.79%だ。明らかに日経平均株価と比較してコスピの反発が弱いことがわかる。そして、これが空売り禁止した代償というやつだ。外国人と機関が買い戻すことなく売ってるものな。
コスピの反発といえば聞こえはいいが、その中身は個人投資家が必死に買い支えただけ。-8.7%下がって、次の日は3.3%上昇では三割程度だ。つまり、サムスン電子やSKハイニックスもそういう上昇程度になる。それで確認したらもっと酷かったぜ。
5日に-10%下げたサムスン電子だが、6日の反発ではなんと71400から72500だ。つまり、1.4%しかあがってない。おいおい、あのサムスン電子がコスピ急反発でわずか1.4%上昇とか酷すぎないか。
なら、SKハイニックスはどうなのか。
SKハイニックスは6日の急派発で4.87%だ。前日の9.8%だったか。その半分までもいかないと。
しかし、韓国は半導体一本足打法なのに急反発で半導体がここまで買われてないとみると、もう、これは外国人のセルコリアがはじまったんじゃないか。それが今回のメインとなる。ただ、このセルコリア記事は6日の動きまでは掲載されていないので、最初に6日の動きを追っておいた。
では、記事を引用しよう。
外国人投資家の「大脱出」が始まったか。米国発の景気低迷への懸念に投資家の資金離脱とともに韓国証券市場が急落し外国人投資家の「セルコリア」の動きが感知されている。
韓国取引所によると、5日午後に外国人投資家は有価証券市場で株式現物を1兆4700億ウォン(約1559億円)、KOSPI200先物を6900億ウォン売り越すなど売り攻勢を浴びせた。これは今年に入り最大の売り越し規模を記録した5月31日の1兆3368億ウォンを大きく上回る金額だ。
これに伴い、上半期の韓国政府のバリューアップ(証券市場浮揚)政策に合わせて過去最大規模で韓国証券市場を買い入れた外国人投資家の「バイコリア」の基調が鈍化したのではないかという観測が提起される。外国人投資家の韓国上場株式保有額は6月末基準859兆2000億ウォンで、全時価総額の30%を占めている。
金融監督院によると、上半期の外国人投資家の韓国上場株式買い越し額は22兆9000億ウォンで、統計を集計し始めた1988年以降で最大だった。月別でも外国人投資家は今年に入り1月に2兆9520億ウォン、2月に8兆2410億ウォン、3月に5兆1100億ウォン、4月に2兆4110億ウォン、6月に5兆2360億ウォンと5月の売り越しを除くと買い越し傾向が続いた。だが7月中旬以降は売り傾向が拡大し、7月の買い越し額は1兆7150億ウォンで大幅に減った。
このように最近発生した外国人投資家資金の急激な離脱は米国ビッグテック企業の株価調整とともに米国の景気沈滞への懸念拡散、円上昇にともなう円キャリートレード清算本格化など流動性環境が急激に悪化したためという分析が出ている。
ここにハマスの最高政治指導者ハニヤ氏が暗殺されてから悪化の一途をたどる中東情勢、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイのアップル株売却、エヌビディアの新製品設計ミス説など多くの悪材料が一度に重なった。
ただ専門家らはこうした外国人投資家の投げ売りは長期化しないとみている。未来アセット証券のキム・ソクファン研究員は「実際に景気低迷がくるには原油価格がさらに下がり、銅価格も下がらなくてはならないが、銅の場合は反騰中で、中国証券市場も善戦している。今回の売り傾向は短期的な現象の可能性が大きい」と話した。彼は続けて「韓国時間でこの日夜に発表される米サービス業指数が市場の予想値に合致する場合、外国人投資家資金が韓国証券市場に帰ってくることもあるだろう」と付け加えた。
外国人投資家の「セルコリア」始まったか…韓国証券市場で1日に1.5兆ウォンの株式売り越し | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)
5日の外国人と機関の投げ売りが6日も続いたので、わりとセルコリアは始まっている可能性はある。何しろ、3日連続の投げ売りだ。専門家らは外国人の投げ売りは長期化しないとかあるが、サムスン電子を見ている限りではそうは思えないな。
それで中国証券市場が善戦している?上海総合は2867と普通に2900を割っているのに?よくわからないな。3000あれば善戦しているといっても良かったが、2900を割ってるのに善戦ってなんだよな。原油価格が下がる?中東情勢悪化してるからな。
外国人投資家のセルコリアが短期間なのか。それともこれから続くかは判断は難しい。今週の証券市場は本当、何が起きるかわからないのだ。
それと最後にウォン動向についてもだ。5日に韓国株が過去最大下落となったが、なんとここでもウォンは下げている。気がつくと1380目前ので1377ウォン付近で推移している。米国の利下げが迫ってるのにウォン高に触れない。株の反発も弱いだけではなく、ウォン安も進む。あれ?韓国さん。踏んだり蹴ったりじゃないですか。
日本とのスワップ協定の存在が疑われはじめている。見せ金としてのスワップあるある詐偽も年金スワップでなんとかしのいでも先々の元費にてをつけて、問題を先送りにするだけで日本はただまつだけでいい。韓国が支援を求めてきたら、貸したかねの返済からはじめて、いままでうやむやになっている諸懸案の解決を求めて、はなしはそれからだ。寒い冬がまっている。向こうが乾上がるのは時間の問題で岸田の愚を繰り返さないことだ。やつは外相時代から何回騙されたことか。しかし、岸田派のインタビューをきいたがわかっていない。あいつら全員落選だな!