韓国 10月に入り、9月の統計が色々出てきてるが、どうやら韓国の9月の消費者物価が1.6%上昇となった。これは3年6ヶ月ぶり1%台に下がったという。つまり、韓国は2%目標インフレから大きく外れてしまった。
では、これを喜ぶニュースなのか?実はそうではない。これはデフレが進行していると警戒すべきニュースである。
まあ、韓国の場合は利下げを全くしないで金利を1年半ほど3.5%で据え置いていた。物価が下がるのは当然なのだが、それは金利を下げるのが遅すぎたということでもある。
だから、こちらも何度も韓国の利下げのゴールデンタイムを見逃すな。家計債務がどうとか、米韓金利差がどうとかよりも先に利下げした方がよいと指摘したが、韓国銀行は何もしてこなかった。
おそらく次の金融政策決定会合で利下げすると思われるが、利下げしたからといきなり何もかもが変わるわけではない。むしろ、ほとんど変わらない。こういうのは時間が必要なのだ。10月に利下げして効果が出るのは来年以降である。その間にアメリカがどんどん利下げしていくかは不透明だ。
しかし、ここで重要なのはイランがイスラエルに400発をミサイル発射したことで、中東情勢が急激に悪化しており、円安、ウォン安がどんどん加速しているてことだ。このままいけばイランが参戦して、全面戦争突入である。
まさにイスラエルの思惑通りとなった。イスラエルは戦争がしたいのだ。だから、民間人を襲って殺して、戦争を継続させようとする。アメリカのバイデン氏が無能過ぎて戦争が止まらない。
ハリス氏がアメリカ大統領選挙でリードしているが、中東情勢が悪化していけばいくほど現職の副大統領は何をしていたのかが問われる。アメリカ大統領選挙前にイランが参戦となれば、イスラエルを止められなかった責任がバイデン氏やハリス氏があるのは明確だ。もしかすればそれで選挙の結果を左右するかもしれない。
ドル円は気がつけば146円だぞ。昨日から3円も下げた。石破総理が誕生する前は株安・円高だったのに、いきなりの中東情勢悪化で円安・株安・原油高である。一日で状況が変わりすぎだろう!朝に記事更新してても追いつけないという。
とりあえず、何から行こうか。どうせ、全部抑えておかないと今後の情勢が読めない。まずは中東情勢を軽く見ておくか。
では、記事を引用しよう。
アメリカのニュースサイト・アクシオスは、イスラエルが1日のイランによるミサイル攻撃に対する「大規模な報復」を数日以内に開始すると伝えました。 イスラエル当局者の話として伝えたもので、イラン国内の石油生産施設や、その他の戦略的拠点を標的にする可能性があるということです。
イランの革命防衛隊の幹部は、イスラエルがイランを攻撃した場合には、さらに強力な措置を取り、すべてのインフラを攻撃すると警告しており、中東地域での紛争の拡大が懸念されています。
イスラエル イランのミサイル攻撃「大規模な報復」数日以内に開始へ 米報道(日テレNEWS NNN) – Yahoo!ニュース
そりゃ反撃の大義名分を得たのだからイスラエルは当然、反撃するよな。しかし、レバノンとの戦火を拡大してイランを引っ張り出したあげく、反撃されたらやり返すとか。どう考えてもイスラエルのやり方は気に食わない。気に食わないがこれも戦術というやつだ。
さすがにイランは何もしなければ、イスラエルがガザやレバノンだけではなく、他の地域も襲ったはずなので、牽制したかったのだろうが、それはそれでイスラエルにとっては予想通りの展開だ。これでイスラエルが報復して、イランが報復しないなんてことはないよな。
戦争になれば原油価格高騰は避けられない。原油価格高騰は世界中の経済に大きく影響を与えて物価上昇の引き金にもなりかねない。
それで次はウォン動向だ。

FOMCの利下げで一時敵にウォンは1300ウォン間近まで上がったのだが、その後は一気に押し戻されてしまう。気がつけば1324ウォンとなり、いつもの定位置である1330を目前としている。しかも、ドル円が急落しているということは、地政学的な影響でドルが買われているということだ。
中東戦争情勢悪化はアメリカにドル高にもたらしていくのか。しかし、米韓金利差が0.5%縮小しても、何かあればすぐウォン安になるなら、韓国の金利政策なんて大して意味がないてことになるよな。米韓金利差を意識した金利政策で縛られて、効果的な物価対策もできなかったというのに。証券市場とは残酷なものだ。
その傾向は急激な円高や円安から読み取れたわけだが。韓銀は未だにそれにこだわっている。結局、物価対策なんて他国の金利差など無視してやる。それがウォン安になろうが、韓国経済にとってはベストだった。まあ、さすがにこれは結果論といえばそうなるのだが、事実上、韓国は政策金利を1年半以上、据え置いている。その間に何が起きたか。
内需が壊滅的な打撃を受けて、韓国の自営業が最底辺階級にまで落ちぶれて自営業の廃業が止まらない。もう、駄目だ。おしまいだ。限界にまで追い込まれた自営業者は本業だけの稼ぎでは借金も返せず、副業までしている。それでも生活できないから資産を担保にしてまで金を借りるが、そうなった時点でアウトだ。復活の見込みが全くない。
では、韓国の9月の消費者物価指数を見ておくか。
物価上昇率が3年6カ月ぶりに1%台に落ちた。野菜類物価がやや上がっているが、全般的な物価上昇は弱まった。秒読みに入った韓国銀行の通貨政策転換にも青信号が灯った。
韓国統計庁が2日に発表した「9月の消費者物価動向」によると、先月の消費者物価指数は114.65(2020年=100)を記録した。1年前より1.6%上がった。2021年3月の1.9%以降で初めて1%台に下がった。2021年2月の1.4%以降で最も低い。2%台とする韓国銀行の物価安定目標値を下回る。
崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相兼企画財政部長官は、「物価が下方安定傾向で定着する様相」としながらも、「国際原油価格の変動性拡大、異常気象にともなう農産物価格の上昇など不確実性が残っており緊張は緩めていない」と話した。
物価の基調的な流れを見せる食品とエネルギーを除いたコア物価は2.0%上がった。8月の2.1%より0.1ポイント下がった。購入頻度の高い品目で構成され体感物価に近い生活物価は1.5%を記録した。8月の2.1%より0.6ポイント鈍化した。
物価を下げた1等功臣は国際原油価格の下落傾向だ。石油類物価が1年前より7.6%下がった。2月の1.5%下落以来の下落で、物価全体を0.32ポイント引き下げるのに寄与した。石油類は各種工業製品だけでなくエネルギー物価全般に波及力が大きい。
農林畜産食品部のパク・スンヨン流通消費政策官は、「サンチュやホウレンソウは天気さえ良くなれば2~3週間で育ち価格が良くなるかもしれない」としながらも「ハクサイは生育期間が3カ月で簡単に安定化しにくいとみられる。輸入、早期出荷、割当関税などで需給を安定させたい」と話した。
韓国政府は国際原油価格、天候、公共料金など突発変数さえ発生しなければ当分は2%前後の物価上昇率を継続すると予想した。韓国銀行のキム・ウン副総裁補はこの日の物価状況点検会議で、「物価安定の基盤が固められている。物価上昇率が当分2%を下回り、年末に近づくほどベース効果などで2%前後の水準で騰落するだろう」と予想する。
物価が安定してこそ金利引き下げ論が力を増す。市場は韓国銀行が11日に開かれる金融通貨委員会で2年近く据え置かれている現行年3.5%の基準金利を引き下げると予想する。韓国銀行のシン・ソンファン金融通貨委員は先月25日の記者懇談会で、「物価と内需関係だけ見ればいま基準金利を維持する理由はない」と診断した。
ただ不動産価格上昇と家計負債増加など金融安定の側面の危険シグナルを看過しがたいというのが韓国銀行の一貫した立場だ。中途半端に金利を下げて不動産市場が揺らぎ貸付が増えかねないと懸念する。韓国開発研究院(KDI)のチョン・ギュチョル経済展望室長は「金利を下げて物価下方圧力を呼んだ内需不振を克服しなければならない」と話した。
韓国銀行の通貨政策転換に青信号…物価3年6カ月ぶり1%台に進入 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)
このように韓国は金利を下げる時期だとか述べているがあまりにも遅いんだよな。しかも、物価が下がった理由が原油価格動向なら、中東情勢悪化で原油価格高騰したらどうするんだろうな?まあ、どちらにせよ。金がない消費者が行き着く先はデフレである。韓国の場合はインフレではなく、スタグフに突入していそうな予感すらする。
それで韓銀は不動産価格上昇と家計債務の増加などを気にしてるようだが、金利を下げると思われている時点で意味がない。彼らは先に動くのだから、もう、不動産価格上昇や家計債務の増加は止められないだろうに。だって下げるってデータが出ているのだ。市場とは先読みしないと勝てないのだから、ここで投機筋が動いてないはずもない。
農林畜産食品部のパク・スンヨン流通消費政策官は、「サンチュやホウレンソウは天気さえ良くなれば2~3週間で育ち価格が良くなるかもしれない」
おいおい、天気が良くなればとか…そんな不確かな過程で問題が解決するわけないだろうに。天気が良くなれば1100円もするほうれん草がいくら下がるんですかね?サンチュというのはレタスのようなものだが、それも高くなっていると。ぶっちゃけ、誰も買わない値段で売って大量廃棄しているだけという。本当、人類は食べ物を無駄にするという。
しかし、なんで韓国は物価は1.6%なのに飲食物価が世界一高いんだよ。まずはその謎を解明した方がいいんじゃないのか。本当に物価が下がれば飲食価格が値下げされるのか。どうもそんな簡単な話ではない気がするぞ。
金利を下げれば内需活性化という見通しも甘い気がする。韓国の飲食物価が世界一高い理由の根本的な問題を解決しないと、庶民の飢えて苦しむだけじゃないか。でも、それが何なのかが見えてこない。
最低賃金上昇による人件費高騰か?それとも世界一の家計債務増加による消費の萎縮なのか?エネルギー価格高騰による光熱費の上昇か?不動産価格上昇で再び不動産投機に熱を上げる韓国人の狂った行動か?家賃が物価上昇で上昇しているから?ウォン安による輸入物価の上昇?
色々な理由が思いつくが、これが一番の原因というよりは、全ての原因が複雑に絡みあった結果が、韓国の世界一高い飲食物価だと説明する方が簡単だ。
だとすれば、単に金利を下げただけで何もかもが上手くいくとは限らないてことだ。
それで、最後は同じ中央日報に掲載されている中国ネタを紹介しよう。それは中国のファーウェイが世界で初めて発売した三つ折り式スマホである。その値段はなんと49間年するそうだが、事前要約が685万台という嘘のような売れ行きだ。まあ、どうせ数は相当持っているわけだが、それに釣られて予約した人はご臨終である。
なんと49万円もする超高額スマホが1週間で壊れることがわかった!うん。さすが。メイド・イン・チャイナだよな!サムスン電子が折りたたみ式スマホを発売したときと同じ事をするという。しかも、値段は4倍ぐらい高いが。1週間でゴミになるスマホに49万円を使う。キャンセル続出だと思うが、そんなこと中国企業が受け付けるわけないよな?
では、記事を引用しよう。
中国ファーウェイ(華為)が世界で初めて発売した「三つ折り式スマートフォン」に耐久性問題が提起された。
業界によると、先月26日、中国動画プラットホーム「ビリビリ(Bilibili)」には「おそらく画面が損傷した最初のMate XT」と題した動画が掲載された。
「Mate XT」はファーウェイが最近発売した三つ折り式スマートフォンで、事前予約販売量が685万台にのぼる。 映像によると、Mate XTの画面が折り曲がるヒンジの部分が黒くなっている。
ファーウェイが予約注文量を含む製品の公式販売を先月20日から始めたことを考慮すると、1週間で画面に問題が発生したという事実が確認されたということだ。 フォルダブルフォンは使用者が繰り返し開閉するためヒンジ部分の耐久性を強化することが最も重要だ。
すでにファーウェイは2019年11月に発売した最初のフォルダブルスマートフォン「Mate X」で「耐久性が落ちる」という指摘を受けていた。当時、Mate Xは外側に折る構造のアウトフォルディング方式を適用したが、フレキシブルディスプレーが露出するため耐久性の問題が引き続き提起されてきた。
今回のMate XTはインフォルディングとアウトフォルディングを同時に適用し、アルファベット「Z」型に2度折れるようにした。ファーウェイのチャーリー・ウィ専務取締役は「スクリーン、ヒンジ分野の技術的革新に5年かかった。
ファーウェイが開発したTiangongヒンジシステムが装着された」と自信を持って説明したが、後続作のMate XTも発売およそ1週間で耐久性問題が提起された。 Mate XTの1TBバージョンの価格は2万3999元(約49万円)で、最も安い256GBバージョンも1万9999元だ。
高い価格にもかかわらず品薄となっているが、「価格に比べて製品の質が落ちる」という指摘は避けられないとみられる。 一方、サムスン電子は2022年、内側に2回折れる「フレックスG」、内外に2回折れる「フレックスS」を公開している。中国企業シャオミも早ければ2025年の発売を目標に三つ折り式スマホ製品の特許を取得して製品を開発中という。
685万台売れたが…世界初「三つ折り」中国スマホに耐久性問題提起(中央日報日本語版) – Yahoo!ニュース
あのですね。一週間で壊れるスマホなんてただでもいらないぞ。データを入れ直したり、契約するだけ時間の無駄だからな。それが49万円だ!凄いな。ゴミみたいなスマホを珍しがって買ったら、いつ壊れるかもわからない恐怖につきまとわれるわけか。
品薄になっているというのはただの宣伝なんだよな。こんな物に騙されて飛びついたらゴミを提供されたと。
では、ネットの突っ込みを見ておくか。
1.スマホ、タブレット端末、PC、スマートウォッチの4つのデバイスは、それぞれ長所と短所はあるが、4つの棲み分けがきちんとなされている現在、スマホに無理してタブレット端末の機能を盛り込む必要もないように思う 電子機器に物理的に3つ折りにして、耐久性を求める方が土台無理な話かもしれない
2.結局、「折る」ってことが前提の商品に耐久性なんてあるはずがない。 そこを突き詰めていくことが大事なんだろうけど、難しいのでは? 折らずに広げる。。。ロールスクリーンみたいな形状?? スマホにそこまで求めないんですよね。日本人は。 海外はスマホ1台で何でも完結しようとするけど、日本は用途別に使い分けたりする。ゲームはゲーム機、タブレットはタブレット。スマホはスマホなんです。 スマホを広げて使うまでしない。結局、サブディスプレイで満足する日本人だから
3.いやこれお宅のサムスンも含めて前から散々こういう”折れる”系のスマホで言われてた致命的な弱点でしょ。 中韓はともかくGooglePixelですら爪跡もくっきりと残るもんで、スマホなのに”画面に爪を立てるな”とか警告添付してる有償テスト機の有様なんだから、現状はブランド失墜怖れるメーカーほど出さないです。 ”新機能””世界初”を有難がる新興メーカーの独断場だろうねこういうの
4,絶対に出ると思ったこの問題w 友人も物珍しさからGalaxyの二つ折りを購入して ましたがパカパカと開いたり閉じたりするのは最初で今では殆どしないと言っていました。逆に閉じた状態の方が多いので画面は小さいわ、厚みは出るわで失敗したと嘆いてたので皆さん購入は慎重に。
5.日本の会社では耐久テストに絶対通らないだろうな。 1万回開閉テストとか平気でやるから。 中国製品に求めていけないのはわかってるけどさ
以上の5つだ。
最近、米アップルがiPhoneSE4を開発中というニュースがあるのだが、こちらはiPhoneSEの愛好家なので、そろそろ新しいの変えようかと迷っている。スマホでゲームはしないので別に高性能を求めてるわけではないのだが、そろそろバッテリーがほとんどない。交換するのにも結構な値段になるなら、新しいのでいいんじゃないかと。
しかし、折りたたみ式スマホの耐久性は二つ折りからずっと問題視されてきてるのに、それをスルーして三つ折りにして消費者にゴミを提供するとは恐れ入った。1万回の開閉テスト?そんなものやってるわけないだろう。そもそも1万回ですら駄目だ。一日に何回パカパカするとおもっているんだよ?
高いスマホを買うぐらい消費者がスマホに依存しているのだから、耐久テストなんて10万回ぐらいやっておけと。
心配になってきた。おれのスマホはGalaxyのFold4なのだ。見開き大画面で使いやすいのだがつい先日不具合がおきて新品と交換した。もともと高い機種だから8000円請求されたのだけど新機種ならまた30万近くするらしい。これで2回目の交換。カネがないから出費は痛い。どうしよう。貧乏人には世知辛い世の中だ!