ウォール街の25年利下げ予想後退-トランプ氏勝利やFRB議長発言で

米国大統領選挙も終わり、FOMCも終わって予想通りの0.25%利下げがあった。ただ、今後の動向については経済を扱うので確認しておく必要がある。既に何度か出てきているが、米国の利下げ速度は大きく後退して、その下げも縮小するとみられている。

これはトランプ氏が再選したことでインフレが加速するとみられているためだ。しかも、パウエル議長の発言で、さらに一段と強まっている。そうなってくると円安やウォン安はまだまだ続くことになる。日本がいつ150円台から抜け出せるのか。ああ、韓国は1400ウォンがニューノーマルなんでそのまま落ちていくだろうな。

こちらは年末で1400ウォンだと予測していたら、まさかの11月だったもんな。しかも、米国の利下げ速度が下がれば当然、ウォン安は加速する。せっかく11月初頭に1380ウォンまで上げたのに、今は1398ウォンだ。ええ?本当かよ?そう思うかもしれないが本当だ。それについては米国の利下げ動向見てから少し触れようか。

では、記事を引用しよう。

(ブルームバーグ): ウォール街のエコノミストやストラテジストは、今月の米大統領選におけるトランプ氏の勝利とパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長のコメントに基づき、来年の米利下げ予想を後退させている。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は11月6-7両日に開催した定例会合で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0.25ポイント引き下げ、4.5-4.75%にすると決定した。さらに12月18日の年内最後の定例会合でも再び利下げを決定すると引き続き広く予想されている。

ただ、2025年のFOMCの8回の定例会合のうち、少なくとも最初の数回は利下げが続くと予想していた少数の銀行が今週、その見方を撤回した。

最近そうした動きを見せたのは、バークレイズとトロント・ドミニオン銀行(TDバンク)だ。両行のチームはトランプ政権下で移民規制が強化され、輸入関税が引き上げられる可能性を指摘。こうした政策はインフレを加速させ、米金融当局の政策の方向性を変える可能性があるとした。

8日の米国市場では、短期債利回りが上昇。金利先物市場では25年の利下げペース鈍化を織り込んだ。

TDバンクのオスカー・ムニョス、ジェナディー・ゴールドバーグ両氏が率いるチームは7日付のメモで、「このようなシナリオの中で、一部の投資家は米金融当局が利上げを開始すると予想するかもしれないが、われわれは米金融当局がインフレと成長への影響を見極めるために利下げを一時停止すると予想している」とコメントした。

TDは、米金融当局が1月から7月まで金利を据え置き、トランプ次期大統領の新たな政策の影響を見極めた後、経済が減速するにつれて利下げを開始すると見込んだ。

バークレイズでは、米国担当チーフエコノミストのマーク・ジャンノーニ氏率いるチームが、来年のインフレ予想を引き上げる一方、国内総生産(GDP)の予想を引き下げた。その上で25年の米利下げ回数予想を従来の3回から2回に下方修正した。

ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストらは、7日の利下げ後のパウエル氏のコメントが予想を変更した理由と言及。ヤン・ハッチウス氏が率いるチームは、米金融当局は「適切な停止ポイントを確実に得るために、より慎重に動くことを望むかもしれない」とした。

ゴールドマンの新たな予測では、3月までの各会合で0.25ポイントの利下げが行われ、6月および9月に最終的な動きがあるとしている。

大統領選後かつFOMC定例会合前の6日にはJPモルガン・チェースと野村も予想を変更した。JPモルガンは「政策の不確実性」により、各会合ではなく3月から四半期ごとに利下げが必要になると見込んだ。

ウォール街の25年利下げ予想後退-トランプ氏勝利やFRB議長発言で

このようにトランプ氏の再選で利下げ予測も大混乱だ。投資会社も大慌てというやつだ。しかし、こんな予想がずれてしまえば、こちらも何を基準に判断すればいいんだよ。トランプ氏が何するかなんてわからないから、面白いんだが、経済の不確実性は増している。

しかも、来週は米CPI発表だろう。まあ、利下げの判断は保留だ。今のところはなんともいえない。

それでウォン動向を確認しておこう。

勘違いしないでほしいがこれは1週間の動きではない。1日の動きだ。ちょっと待って。どういうことだよ。1380ウォン付近だったのに1日で1398ウォンまで落ちたてこと?正解だ。最後は1396ウォンである。プラス16ウォンてところだ。

韓銀が必死に介入して1400防衛したところで米国の利下げ速度が弱まる観測がでればこうなる。さあ、韓銀さん。これで利下げできるんですか?利下げしたら確実に1400ウォン突入ですよ。愛犬のジョニーも楽しみにしているぞ。次の一手をな。ああ、でも、利下げしない場合、内需がますます低迷するから、経済成長率は落ちるぞ。

もう、どちらの選択もバッドだ。まさに袋小路ですよね。何をするにしても詰んでいる。でも、無能なユン氏や韓銀総裁が選んだルートだよ。韓国庶民は道連れに倒れるだけだ。2025年に韓国経済は未曾有の危機に陥る。もっとも2024年の経済危機が深刻化して泥沼に填まるだけ。

少なくとも米利下げがこのまま予想通りなら1300を越えるウォン高にはならない。

ウォール街の25年利下げ予想後退-トランプ氏勝利やFRB議長発言で」への2件のフィードバック

  1. アメリカファースト処かアメリカオンリ-を掲げるトランプにはドル以外の通貨が下落しても意にかえす筈もなくドル一強は当分続く。韓国は大変だな。米軍撤退が、現実のものになれば北の侵攻があるかもしれない。経済、軍事両方が要らなくなる。国の要諦がしっかりしてないとこうなる見本だな、、散々上から目線で過ごしたむくいだ。アメリカに見放され、日本に嫌われ.、EUにはハブられた。自らをアジアのトラとなぞらえたまではカッコよかったがアジアの三毛猫がせいぜいか?そういえばわたしは猫ボランティアやってます。なんてのもいたな。

  2. 若い頃。狂ったように読書に没頭した時期がある。お袋から350円もらっては、書店に駆け込んだものだ。そこで手にした本はシャーロック・ホームズとアルセーヌ・ルパンものとトム・ソーヤの冒険ものだった。ウォール街とよんでベーカー街と混同した。ミステリアスなイギリスの一角には霧がにあう。魔笛は上海だな。遠くで船のおとが聞こえる。エキゾチックな和平飯店に泊まり音に耳を傾ける。オールドジャズバンドも味があった。

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