韓国政府が輸出は絶好調だと毎度のように述べているが、その輸出に陰りが見えてきた。それは7月~9月期の輸出が0.4%マイナスだったことでもわかる。さらに昨年の半導体不調による錯視効果もそろそろ消えてきて、韓国輸出の真の姿が見えてきた。10月は黒字だったが、11月はどうなるのか。上旬の結果を見ていこう。
なんと11月1~10日の輸出前年比17.8%減。貿易赤字は9億ドルである。つまり、ここから韓国輸出も落ちていくてことだ。
では、記事を引用しよう。
韓国関税庁が11日に発表した「11月1日~10日の輸出入現況」によると、輸出は149億900万ドルで前年同月より17.8%(32億2000万ドル)減少したことがわかった。
韓国産業通商資源部は輸出額減少について、操業日数不足だと説明した。今月上旬の操業日数は7日で、前年同期より1.5日少なかった。だが操業日数を考慮した1日平均輸出額も前年同月比で0.1%減少したと集計された。
輸出品目別に見ると、半導体が前年同期比17.4%、船舶が373.9%増加した。これに対し乗用車が33.6%、石油製品が33.2%、無線通信機器が19%減少した。
輸入は157億6500万ドルで、前年同期比21.0%(41億9000万ドル)減った。半導体製造装備輸入が27%増加したが、原油が35.0%、半導体が1.0%減った。
この期間の貿易収支は8億5600万ドルの赤字だった。
韓国、11月1~10日の輸出前年比17.8%減…貿易赤字9億ドル
これで興味深いのは船舶が373.9%増加したのに貿易赤字てことだ。半導体も17.4%増加。そろそろ限界が見えてきた。現代自動車は好調といいながら、33.6%も下落していますが。しかも、ここから酷い状況なのは輸入が21%も減っていて、貿易赤字であること。これはかなりヤバイ。
つまり、原油価格が70ドル程度で推移しているので輸入に恩恵があり、その価格は大きく下げた。でも、赤字を免れないほど輸出は酷いてことだ。これは11月の成績が楽しみですね!
操業日数が減ったからとかあるが、それを含めても輸出が17.8%減、輸入が20%減とかヤバイだろう。内需が壊滅的なのに、もう、頼みの輸出も完全にだめになってしまうのか。
操業日数が少ないとかの問題じゃない。注文数とか操業計画とかあるだろう。中国が安価な価格破壊で輸出に打ってでるのは時間の問題。韓国は国を掛けた存亡の危機をむかえる。恐らく日米政府に土下座外交中だろう。
K国のような国で、自国通貨安なのに輸出が伸びないのは不味いでしょう。為替によっては、貿易赤字となるケースはあるでしょうけど。
目先の利益を追求し、一番稼げる地域への輸出に特化した結果ですかね。でも今更新しい販路を開拓しようにも、切り札である「ダンピング輸出」には頼れない。(政府に金がないため補助金が出せない)
長期的視野を持てない国民性による悲劇、といえるかもしれません。