レジ袋有料化が世紀の愚策だったことはこれぐらいにして、今度はウォンにも重要な日銀の利上げ動向について見ていく。円が最近、150円とかになってるのはこのためだ。
では、記事を引用しよう。
日本銀行の植田和男総裁は追加の基準金利引き上げと関連して、「データがオントラック(想定通り)に推移しているという意味では近づいている」と30日に述べた。
植田和男総裁はこの日報道された「日本経済新聞」とのインタビューで、「物価上昇率が2%に向かって着実に上がるという確信が大きくなれば、適当な時期に金融緩和の程度を調整する」と明らかにした。
ただし、植田和男総裁は賃金引き上げの状況を注視すると言及した。植田和男総裁は「来年の春闘がどのようなモメンタムになるかを見極めたい」と述べた。
また、植田和男総裁は今後の金利水準については、「(実質金利基準)マイナス(-)1%からプラス(+)0.5%」と言及した。これについて、日本銀行は物価上昇率を2%と仮定する場合、政策金利が1.2~2.5%になる可能性があると見通した。
植田和男総裁は、米国のトランプ新政権発足については、「米国の経済政策がどのようになるか大きな疑問符がつく」として対外状況も点検するとも述べた。
植田和男総裁は昨年4月の就任以降、既存の「金融緩和」政策から脱皮する「金融正常化」を推進している。
これに先立ち、日本銀行は3月に金融政策決定会議で基準金利を17年ぶりに引き上げて、マイナス(-)金利政策を終了した。続けて、7月の会議で金利を0~0.1%から0.25%程度に引き上げた。その後、9~10月は2回連続して金利を凍結した。
市場は日本銀行が来月か来年1月にも金利を0.5%の水準に引き上げるものと見ている。
日銀総裁「金利引き上げに近づいている」 | wowKorea(ワウコリア)
仮にこれが事実なら、金利が0.5%になるわけだが、問題はそれで円安をどこまで食い止められるのか。既に織り込み済みとすれば150円程度なんだが。米国の利下げという変数もあるので、12月も一波乱ありそうだが、日銀が利上げしたいのはわかった。
こちらとしてはこれ以上の企業の便乗値上げを防いでほしいので円安を食い止めてほしい。このままでは実質賃金がまたマイナスになるぞ。円安で輸入物価高騰して消費が増えるわけないからな。
0.5%利上げでも日銀は悩ましい。だけど0.5%で物価上昇をふせげるか?1%では家庭債務の影響がデカくて景気が底折れしかねない。やっぱ段階踏んでの利上げかなぁ。
政治決断で消費税減税を実行したらどうか。利上げしながら減税するのだ。景気がよくなば社会保障も維持できるのではないか。