韓国 謝罪もせず、非常対策委員長も見つけられず、支持率は野党の半分

韓国 ユン氏の戒厳令から弾劾訴追案成立でユン政権は完全にストップして、ハン・ドクス首相が大統領代行として職権を握っているわけだが、昨日、紹介したとおり、彼は野党の6法案を拒否した。つまり、野党に逆らったわけだ。イ・ジェミョン代表は激怒して、お前も弾劾されたいのか。既に弾劾草案は用意しているとさらに脅迫。

このままではクリスマス前に大統領代行も弾劾される可能性が高まった。問題はそれだけじゃない。ユン氏の弾劾訴追案の成立は与党の内部分裂を決定的なものにした。これによってハンドンフン代表も辞任に追い込まれたわけだが、このままハン・ドクス首相が弾劾されたら与党はどうするんだと。全員一致で弾劾否決に動けるのか。今後の焦点となる。

しかも、最新の支持率では与党と野党の支持率が2倍も異なるのだ。完全に大多数の国民は与党なんて見ていない。もう、野党に政権任せるとほうがましだとみている。つまり、イ・ジェミョン代表に期待しているわけだ。だから、選挙をすれば確実にイ・ジェミョン代表が勝つ。まあ、彼の場合は選挙に出られるかどうかというのが別問題であるのだが。

では、東亜日報の社説を読んでおこう。今後の展望が色々とわかる。

記事を引用しよう。

与党「国民の力」が、与党としての本来の機能を失った「不能政党」に墜落している。12・3非常戒厳事態で尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が弾劾訴追され、韓東勳(ハン・ドンフン)代表が押し出されるように辞任したが、非常対策委員長の席を巡り4日間難航している。権性東(クォン・ソンドン)院内代表の兼職か、他の重鎮を選ぶかをめぐって議論ばかり繰り返した末、新たに選出して、来週初めに公開するという方向性のみ決めている。国中を襲った戒厳と弾劾政局の真ん中で、責任感も緊迫感も感じられない。このような乱脈と無能さが明らかになり、党の支持率は先週に続き24%(20日発表のギャラップ調査)と調査された。民主党(48%)の半分で、尹錫悦政府発足以来最大の格差を記録した。

国民の力の支離滅裂は、大統領の違憲・違法的非常戒厳が誤りだということを明確に整理できないことから始まる。武装兵士の国会投入が何が間違っているのかについて言うことも、謝罪することもできずにいる。1回目の弾劾不参加直後、「重い責任を感じる」という曖昧な声明を出しただけだ。

このため、「戒厳擁護党」のイメージが重なる間、議員たちは味方の大統領と結んだ義理と地方区の熱烈な支持層の声になおさらこだわっているようだ。次の総選挙が3年以上残っているためか、怒った民心は眼中にないといった具合だ。弾劾賛成の世論が調査ごとに70%を超え、戒厳宣言は内乱罪に当たるという世論も70%前後に達している。にもかかわらず、党内では時代錯誤的な戒厳に対抗して民主主義を守るという憲法上の責務よりは、野党に有利な大統領選挙の時間割はだめだという空気だけが強く流れている。

党内では、「いじめの動き」まで現れている。弾劾賛成派の初当選・再選議員を公の場で無視し、握手しようと差し出した手も拒否し、耳に当てて「裏切り者」と言って通り過ぎるという証言まで出ている。「裏切り者」のフレームのため、政権党が中高校の教室水準に転落した。弾劾賛成派を攻撃するために、所属議員の団体携帯メールや議員総会の発言録が丸ごと流出することもあった。政治家が裏切ってはならないものは、憲法の価値と民心だ。チームを組んで互いに助け合い、公認を与えれば党大会の時に一人に集中的に投票するような古い政党文化が残ったとしても、このような国難を経験してもそうなる現実が悲しい。

このため、「国民の力」の新しい非常対策委員長の権限と性格を議論する会議にも出席しない議員が続出しているという。30人の再選議員は昨日と一昨日に会ったが、その都度出席者が10人を越えなかった。権院内代表は、国会議長が提案した与野党協議体に政権与党が参加することを決心するのに5日間もかかった。一つ一つが無能力政党の素顔だ。

来週初めに新たに人選する非常対策委員長は、現在としては権寧世(クォン・ヨンセ)、金起炫(キム・ギヒョン)、羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)など党内の重鎮が有力だ。誰がなっても元祖親尹(尹大統領系列)である権性東院内代表とともに、「弾劾反対論者」が率いるツートップ体制は避けられそうにない。戒厳擁護党、弾劾防弾党と呼ばれても言うことがなくなった。国内外の複合的危機に、再び国民は情けない与党を見て舌打ちをすることが繰り返されている。

謝罪もせず、非常対策委員長も見つけられず、支持率は野党の半分 | 東亜日報

こちらは与党の内部分裂がシーズン2の見所だと述べたが想定内に分裂が拡大している。すでに弾劾に賛成した議員へのいじめの動きですか。でも、彼らが党を割って野党と合流したら困るのは与党じゃないんですかね。残り10人ほど野党になれば、弾劾拒否すらできなくなるんですが。そこをわかっているのか。いじめなんてしている場合じゃないんだぞ。

こちらは面白いのでいいんだがどんどんバラバラになるな。これがどうしてなのかは簡単だ。その行動に「民意」がないからだ。誰だって戒厳令なんて擁護したくない。当たり前ですよねー。議員は選挙に負ければただの人。でも、その選挙まであと3年あるからと野党との政局に集中している。だが、その行動がどんどん与党の支持率を失う結果となる。そりゃそうだ。7割以上の国民が弾劾に賛成しているのだ。

しかも、韓国人は雰囲気に乗せられやすい。自分の立場を主張するより勝ち馬に乗って美味しい思いをすぐに求める。優柔不断ともいうが、勝ち馬がイ・ジェミョン代表が本命ならそっちを応援するわけだ。だから、与党の支持率がどんどん下がっていく。なぜなら与党は表向きには戒厳令擁護派のレッテルがつきまとうからだ。

誰がなっても元祖親尹(尹大統領系列)である権性東院内代表とともに、「弾劾反対論者」が率いるツートップ体制は避けられそうにない。

こうなってくると弾劾賛成した議員への風当たりはますます強くなる。これはあるんじゃないか。分裂という最高に面白い展開が。ええ?あるとおもってるから、既に予防線を張っている?ごもっともです。韓国人は一度、離反者が出ればそれを修正するのは難しい。小さなほころびが気がつけば党を分裂させているなんてざらだ。

党が分裂すればするほど韓国経済にとって死活問題となる。ただでさえ、1450ウォンという凄まじいウォン安に耐えきれるかも怪しいのに、韓国の内乱は全く鎮まる気配すら感じられない。だが、野党は違う。完全に民意を得てイ・ジェミョン代表は既に大統領になったかのように振る舞う。しかも、国民はそれに反対するどころか、応援している。この現実の差を埋めるなんてできるわけないんだよな。

政治家が裏切ってはならないものは、憲法の価値と民心だ。

この時点で与党の政治家は全員落脱じゃないか。なんせ戒厳令に賛成して、弾劾訴追案を一度は三人以外は拒否したものな。戒厳令が憲法違反だと断定するのは憲法裁判所の役目だ。そこは棚上げしておくが、民心は完全に与党から離れている。それは憲法裁判所がどう判断しても、変わらない。

弾劾賛成した議員は与党でいじめを受けるぐらいなら、今なら好待遇してくれる野党に寝返った方がいいんじゃないか。何より、今なら民意がある。野党に鞍替えして裏切り者どころか、英雄として扱われるだろう。しかも、3年後の選挙も安泰である。そう考えれば10人ぐらい一斉に党を去る展開はあるとおもうんだよな。

そして、イ・ジェミョン代表がついに市民にロウソクデモの参加を促した。「光の革命」がこれから始まる!

記事を引用しよう。

イ・ジェミョン(李在明)共に民主党代表は21日「光の革命はこれからが始まりであり、やっと小さな山を1つ越えた」として、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領弾劾訴追案可決以降、ソウル市のクァンファムン(光化門)で開かれる初めての週末集会参加を促した。

李代表はこの日、自身のフェイスブックを通じて「光の革命は継続中」とこのように明らかにした。

李代表は「本日、光化門がより多くの光で、より明るく輝くことを願う。作家のハンガン(韓江)氏の言葉のように、戒厳軍の銃刀に消えていった英霊が本日の私たちを救った」と記した。

続いて「5月のクァンジュ(光州)の光はロウソクを越えて光の革命に進み、クムナンロ(錦南路)のおにぎりはヨイド(汝矣島)の先決済で復活した。永遠な支配者になろうとした彼らの反撃を勝ち抜き、国民がこの国の主人であることを私たちの手で証明しよう」と付け加えた。

李在明共に民主党代表「光の革命はこれから始まる」…尹錫悦大統領罷免ろうそく集会参加を促す=韓国 | wowKorea(ワウコリア)

もう、戒厳令の断罪を持ち出されたら全ての発言は正当に聞こえるんだよな。光の革命は継続中だ。その光の中でイ・ジェミョン代表が誕生するのか。すげえぞ。韓国は。まさにファンタジー世界を韓国のロウソクデモが再現するな。つまり、イ・ジェミョン代表は光の戦士だった。

では、ネットの突っ込みをどうぞ。

1.あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!

「民主主義の勝利かと思ったらいつのまにか赤化していた」

な…何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった
頭がどうにかなりそうだった、
催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

2.李在明はじめ革新系には頑張ってほしい
味方のふりをした敵の保守系はもう要らない
李在明支持は日韓双方の民意だな

3.この衆愚共の真のK-エンタメには本気でワクワクする!

4.トップが気に入らなかったらロウソクデモで引きずり落とす
毎回バカじゃないのかと

5.革命の光が強すぎて影にのまれる国民か。
北も地獄w南も地獄w大勝利!!ですね。

以上の5個だ。

イ・ジェミョン代表が光の戦士となり、多くの蝋燭の灯りとともにユン氏を葬り去る。夜空を見上げるとなぜか赤く染まっていく。これが予定されたシナリオか。格好良いな.映画化希望だ。光の戦士「イ・ジェミョン」が闇の魔王「尹錫悦」を切り伏せる!

韓国 謝罪もせず、非常対策委員長も見つけられず、支持率は野党の半分」への2件のフィードバック

  1. 与党は一枚岩ではない。朝鮮人の特性で必ず裏切り者となり得る寝返りがおきる。戦場で逃げ道を塞いで逃亡する兵士。セウォル号の船長の如く修学旅行生を見放し自分だけ助かろうとする民度。おそらく日本人とは真逆の国民性なのだ。しかし、犯罪者が党首になり、ヘタすりゃ大統領に成っちゃう国。恐ろしい。

  2. 凄いよな、かの国、
    犯罪者の親の七光り、それが通るからあきれかえる、
    国民が犯罪者でその上に行かないと認められない、
    まるで日本の在来種を食い尽くす外来種だよ。。。

コメントは停止中です。