被疑者尹錫悦、25日にも取り調べ拒否すれば逮捕すべき【社説】

韓国 最近というか。ユン氏が就任してからの2年半。韓国紙の論理が大きく変わったのは「朝鮮日報」だとおもう。朝鮮日報といえば保守派の代名詞であり、韓国で一番読まれている新聞の一つだ。ムン君の時代でも鋭い突っ込みで、こちらは何度も紹介してきたが、今はその保守派なんていう言葉がただの飾りである。

もう、2年半で朝鮮日報はユン氏の応援新聞と化しており、もはや、そこには唸らせる論理なんて何もない。これは日本の保守派もそうなんだが、どうしてこうなってしまったんだろうな。

確かにユン氏はムン君と違って日本政府からしては利用しやすい相手に見えたかもしれない。表向きには日本との外交は上手くやっているとかそんな評価ばかりだ。しかし、日本の岸田総理はそんな見え透いたユン氏の用日に騙されて、日本の哨戒機にFCレーダー照射問題は棚上げ。韓国を優遇国に戻す。日韓通貨スワップ100億ドル提供。

事実上破棄された日韓慰安婦合意の履行すら求めない。対馬の仏像だって返ってこない。もちろん、日本の固有の領土である竹島返せなんて国会議員で誰も言わない。これは日本の保守派だってそうだ。

このように見ていけば日本は韓国に譲歩しまくって関係が改善しましたと思えない。しかも、いいわけは日米韓の同盟関係が強化されたから良かったとか。今の保守の論理がどれだけ酷いかわかるだろう。それでユン氏が消えたら困るとか言い出すんだ。ユン氏は日本が利用しやすかったとか。

保守ってそんなんだったのか?相手が利用しやすいなら歓迎するんですかね。しかも、利用しやすいといって日本の国益に何一つ相手は譲歩していないという。日本の保守は現実を直視しろよ。だから、日本人からどんどん飽きられているのだろう。それは韓国の朝鮮日報も同じである。

今は左翼のハンギョレ新聞のほうがよほどまともな社説を出してくるという。今回の社説だってそうだ。ユン氏が捜査や裁判の遅延させて時間稼ぎしているのは明らか。だから、25日に逮捕せよとかなり突っ込んでいる。

では、記事を引用しよう。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が12・3内乱事態に対する捜査と弾劾審判の引き延ばしを図っている。憲法裁判所の弾劾審判書類の受取を拒否し、合同捜査本部の出頭要求にも応じない。戒厳失敗後「法的・政治的責任を回避しない」と大口をたたいた時とは全く違う。

 憲法裁は23日、尹大統領の裁判遅延にブレーキをかけた。尹大統領弾劾審判書類が尹大統領に「発送送達」されたと結論を下し、27日に弁論準備期日を予定通り進行すると明らかにした。発送送達は、郵便書類が相手方に到着すれば受領しなくとも受け取ったものとみなす。裁判当事者が正当な理由なしに書類の受取を拒否した場合、裁判を故意に遅延させているとみて下す措置だ。

 尹大統領は弾劾審判の書類受取を執拗に拒否してきた。憲法裁が書類を龍山(ヨンサン)の大統領室に送っても、受取人がいないという理由で返送し、漢南洞(ハンナムドン)の官邸に送れば、警護処が受取を拒否した。以前にあった二回の大統領弾劾審判では、ここまでみじめなことはしなかった。盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は国会弾劾訴追案が可決された翌日、朴槿恵(パク・クネ)元大統領は国会議決の1時間後に弾劾審判書類を受け取った。国会の弾劾訴追に対する意見書も1週間以内に提出した。裁判では争うが、憲法裁の弾劾審判手続きには最大限協力したのだ。

 尹大統領は捜査機関の出頭要求にも応じていない。合同捜査本部は尹大統領に対し、25日に被疑者として出頭するようにという2回目の出頭要求書を送ったが、尹大統領は受領を断った。これに先立って検察と公捜処の出頭要求も一度ずつ拒否している。尹大統領側は、弁護人を確保できなかったという理由を挙げている。しかし、尹大統領の友人として知られるソク・ドンヒョン弁護士が19日に記者会見を開き、内乱容疑に逐一反論したことを見れば、すでに弁護団が構成され捜査に備えているとみられる。何よりも尹大統領が捜査の経験の多い専門家なのに、何と苦しい言い訳だろうか。

 非常戒厳事態以後、国全体が危機に陥っている。一日も早く内乱犯罪に対する断罪が行われ、憲政を回復させなければ、危機は長期化するだろう。合同捜査本部は、尹大統領が25日にも出頭しなければ、逮捕状を請求し身柄の確保に乗り出さなければならない。もし警護処が尹大統領の逮捕状の執行を阻止すれば、これは特殊公務執行妨害罪に当たる。その場合、関係者は全員厳しく処罰しなければならない。誰が何と言おうと気にもしない傍若無人で傲慢な態度を、主権者である国民はいつまで我慢しなければならないのか。

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ここで興味深い過去のデータがある。盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領や朴槿恵(パク・クネ)元大統領は裁判では争ったが、憲法裁の弾劾審判手続きには最大限協力した。

でも、ユン氏は協力すらしないのだ。これを見ればわかるが、ノムヒョンはともかくとして、朴槿恵氏がまともな保守であることは言うまでもない。全く理解できない弾劾にも応じて罷免されてしまったが、こちらは朴槿恵の弾劾理由については未だに一つも納得していない。占い師が政権に関わっていたからなんだというのだ?朴槿恵氏はそれで政治していたわけでもないのだ。

だが、歴史にはイフはないのだ。彼女は残念だったが、ユン氏は異なる。ユン氏の戒厳令は弾劾足る十分な理由である。しかも、堂々と応じるとかいいながら、ひたすら逃げの一手。どう見てもクズ大統領なんだよな。これでも日本の保守派はユン氏を高く評価するんだぜ。本当、保守派の質が酷くなったものだ。

非常戒厳事態以後、国全体が危機に陥っている。一日も早く内乱犯罪に対する断罪が行われ、憲政を回復させなければ、危機は長期化するだろう。

これもその通りだ。ユン氏が辞任しないから混乱が収まらない。国民のためを今すぐ辞任して選挙をやって大統領を決めるべきなんだ。別にこちらはイ・ジェミョン代表が勝つからやれと述べてるわけじゃない。どんな大統領が選ばれようが、それによって韓国の混乱は終息していく。それしか方法はないんだよ。

新しい大統領が決まらない限りは韓国の大統領代行は「毎週弾劾」されるのだ。弾劾危機の大統領代行なんかに他国がまともに相手するわけないだろう。

こちらは弾劾訴追案が一回目で不成立になったときも1週間の遅れが経済視点からでも凄まじい打撃になると述べた。実際、処遇は党に任せると述べていたユン氏が急に態度を翻した。与党が弾劾に応じなかったからだ。これで混乱は長期化することになった。

なるべく混乱させないように退陣とか。そんなアホなこと述べたからユン氏は最後まで戦うとか言い出した。もちろん、これは結果論かもしれないが。与党がさっさとユン氏を弾劾して選挙をやろうといっておけば韓国の混乱はわりと速くに終わっただろう。

政局しか見ていない与党。これが保守派の正体だ。これが保守というなら、あまりにも情けなくないか。国の将来を考えて動くのが保守の論理だよな。だから朴槿恵氏は手続きの遅延なんかしなかった。今、韓国での本当の保守は「野党」なんだよな。

多くの日本人は気づくべきだ。今の韓国与党が保守と呼べるかどうか。自分らが与党から野党になるのが怖くてひたすら時間稼ぎしか能がないクズ議員ばかりだ。真の保守なら野党になってもそれを貫けばいいんだよ。それを見て応援してくれる保守派は必ずいるからな。

被疑者尹錫悦、25日にも取り調べ拒否すれば逮捕すべき【社説】」への1件のフィードバック

  1. 逮捕もなにも出向けばパクられる。それで娑婆とはお別れ確実ダァ!検事総長でいればいいのに大統領になるからいかんのだ!

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