韓国、建設不況で就業者16万人減少…成長率まで引き下げる

ここからは韓国経済の話題だ。

ユン氏の戒厳令の前から、韓国の内需は既に死んだままの状態であったが、特に酷いのが建設業である。これは不動産プロジェクトファイナンス、いわゆるPFで散々、取り上げてきたが、なんとか首の皮一枚で繋がってる状況だ。テヨン建設もしぶといよな。倒産目前まで騒がれたのが昨年の4月頃だったとおもうが、まだなんとか延命しているようだ。

こちらは海外受注が難しい中堅規模の建設業は今年は持たないとみている。内需が回復する様子は見られないのに、そこで戒厳令からの大混乱。内戦突入である。でも、彼らが選んだルートだからな。戒厳連はユン氏のせいなので徳政令を主張するのは悪くないが、それが認められるほど韓国の財政に余裕はない。

しかし、建設投資が振るわない場合、成長率まで大きく引き下げる。それだけ韓国の建設業は内需に大きく影響するてことだ。

では、記事を引用しよう。

韓国で建設業不況が続いている。年初から建設会社の不渡りと廃業が続いており、建設業就業者数は1年間に16万人近く減少した。建設業不況は内需不振につながり国の経済にも悪影響を及ぼしている。

建設業界によると、今年初めに施工能力評価58位の新東亜建設が倒産し、慶尚南道(キョンサンナムド)地域2位の建設会社であるテジョ建設まで法定管理に入り、建設業の連鎖倒産の恐怖が再び拡大している。

昨年初めに泰栄(テヨン)建設が法定管理に入ってから資金難に陥った地方中小業者の倒産が続いた余波が1年以上続いている。

実際に建設産業知識情報システムによると、昨年廃業した建設業者は2666社に上り1年前より13.6%(319社)増えた。昨年不渡りを申告した建設業者は30社で2019年の49社から5年ぶりの多さだった。

建設業危機は2022年末から続く高金利基調と原材料価格上昇による工事費急騰の影響とみられる。昨年11月の建設工事費指数は130.26で4年前の2020年11月の100.97より29.0%上昇した。合わせて金融監督院の調べで2023年12月まで5.2%だった不動産PF不良債権比率は昨年11月には11.3%まで上昇した。

資金繰りの悪化は新規事業にも影響を及ぼした。昨年11月基準で建設業は7カ月連続で生産が減り1997年8月の関連統計作成以降で最長期間の減少となった。2022年に230兆ウォンだった建設受注額は昨年170兆ウォンまで落ち込んだと推定される。建て終わっても売れなかった「悪性売れ残り」は1万8600戸に達する。

建設業の不振で経済成長率を引き下げる様相だ。産業研究院の最近の報告書によると、国内建設投資は2018年から振るわず、2022年10-12月期から反騰しそうだったが、2023年10-12月期から再び減少傾向に転じた。産業研究院は「建設投資の不振が2017~2023年に年平均2.2%の低い経済成長率の背景になっている」と説明した。

韓国銀行は今年の建設投資が1.3%減少すると予想したが、これは内需不振につながり今年の成長率鈍化に影響を及ぼすとみている。KDIもやはり今年の建設投資が0.7%減少し、経済成長率は全体で2.0%にとどまると予想する。

高麗(コリョ)大学経済学科のカン・ソンジン教授は「建設業は景気に敏感に反応する業種で、建設業不振はそのまま国内経済状況が深刻だということを反映する」と説明した。

国全体の雇用も萎縮させている。着工減少などの余波で日雇いを中心に就業者減少が目立つ。韓国統計庁によると、先月の建設業就業者数は201万1000人で1カ月前より7万6000人減少した。1年前と比較すると15万7000人減った。コロナ禍の最中だった2021年2月の197万9000人以降の4年で最も少なかった。

昨年の建設業月平均就業者も4万9000人(2.3%)減少した。昨年の月平均就業者数は前年より5.6%(15万9000人)が増えたが、増加幅は2023年の11.6%(32万7000人)の半分に減った。結局建設業の就業者数が雇用全体の増加幅減少を主導した形となった。

韓国経済が沈滞局面から抜け出すためには関連産業への波及効果が高い建設投資の拡大が必要という指摘が出る。産業研究院は今後建設投資を5兆ウォン拡大する場合、3万2000人の建設産業雇用創出に加えて関連産業の雇用も2万2000人追加され、関連産業の生産も5兆1000億ウォン増えると試算した。

産業研究院のパク・フン研究委員は「建設投資拡大に向け河南校山(ハナム・キョサン)など3期新都市の造成、ソウル~世宗(セジョン)間高速道路の完工を繰り上げるなど建設投資の早期執行が必要だ」と強調した。

韓国、建設不況で就業者16万人減少…成長率まで引き下げる | Joongang Ilbo | 中央日報

建設業の大半が日雇い労働者なので、これが減少するなら、韓国の仕事はますますなくっていることだ。ホームレスも増えているんじゃないか。今はアプリで簡単に日雇い契約とかできるにも関わらず、減っているんだからな。

韓国、建設不況で就業者16万人減少…成長率まで引き下げる」への1件のフィードバック

  1. 仕事探してソウルに、
    住むとこないから半地下生活、
    仕方ないから物乞い、
    そしてもらうお金はキャッシュレス、

    なんか…日本のホームレスより近代的。。。

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