ドルは153円台へ下落、トランプ米大統領がBRICSを再びけん制

1月20日に就任した米トランプ大統領。就任早々、精力的な活動をしているわけだが、特に活発なのが不法移民対策。

これでわかったことは結局、不法移民なんて自国ですらいらないという現実だ。そりゃそうだよな。法を犯した移民を引き取ったところで彼らを自由にするわけにもいかないのだ。中国に強制返還された不法移民がどうしているかなど情報は入ってこない。さすがに生きてはいるだろうが、人間扱いされてるとはおもえない。

何しろ、中国共産党からすれば米国に逃げた不法移民というのは非国民で恥だからな。非国民がどう扱われるか。それはどの国でもそうだ。お前は中国を見捨ててアメリカに逃げただろう。一生、そのレッテルから逃れられない。

しかし、トランプ氏のやり方は不法移民対策でもはっきりと示された。相手が従わない場合は関税という脅迫に出るやり方である。関税はアメリカの物価を高くするという懸念は指摘されてるが、実際、アメリカより、相手国の方が関税で受けるダメージは痛いのだ。しかも、関税で対抗しようとするのも悪手だ。結局、物価を押し上げる要因にしかならない。だから、この先、トランプ大統領やアメリカの意向に逆らえば高関税が待っている。例えばBRICSだ。

トランプ氏は、中国やロシア主導のBRICSでドル以外の通貨を支持すれば、100%関税を課すと警告した。このBRICSについては韓国も加入を検討中という報道もあり、無関係で話題ではない。立派な韓国経済の範疇である。

加盟国はUAE、サウジアラビア、イラン、エチオピア、エジプトを含め5カ国が2024年に新たに追加され、既存のBRICS5カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国)と合わせて加盟国は10カ国となっている。

せっかくだしAIにきいてみようか。韓国がBRICSについてはどう考えてるのか。

現時点では、韓国がBRICSに加盟することについての公式な発表はありません。ただし、BRICSの拡大に関する議論が進行中であり、多くの国々が加盟を検討しているとの報道もあります。

このようにAIでは韓国の加盟については公式発表ないですよと。まあ、こちらも調べてみたがやはり、なかった。

では、記事を引用しよう。

[東京 31日 ロイター] – 31日午前、仲値公示後にドルは一時153.92円まで下落し、きょうの安値を更新した。27日に付けた1カ月半ぶり安値へ迫ってきた。

トランプ米大統領は現地時間30日、中国やインド、ロシアなどで構成する新興国グループ「BRICS」加盟国に対し、新たな通貨の創設や米ドルに代わる他の通貨の支持を行わないことを約束するよう求め、応じなければ100%の関税を課すと発言した

トランプ氏は大統領選前から同様の主張を繰り返しているが、ロシアなどはBRICSが取り組んでいるのは新通貨の創設ではなく、域内の決済制度だなどと主張している。

さらに追加記事。

[ワシントン 30日 ロイター] – トランプ米大統領は30日、中国やロシアなどでつくる主要新興国BRICSに対し、新たなBRICS通貨を創設しないことや、ドルに代わる他通貨を支持しないことを求め、応じなければ100%の関税を課すと表明した。

トランプ氏はこれまでにも、ドルに代わる通貨をつくらないようBRICSに警告している。

同氏は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」で「われわれは、こうした敵対的に見える国々に対し、新たなBRICS通貨を創設せず、また強力な米ドルに代わる他の通貨を支持しないという約束を求める。さもなければ、100%の関税に直面することになるだろう」と投稿した。

投稿内容は昨年11月30日の投稿とほぼ同じだった。当時、ロシアは、米国がドルの使用を強制すれば裏目に出るだろうと述べていた。

BRICSには共通の通貨はないが、西側諸国がウクライナ戦争を巡りロシアに制裁を科した後は、この問題を巡る長期にわたる議論にやや弾みがついている。

トランプ氏は「BRICSが国際貿易や、他のどんな分野でも、米ドルに取って代わる可能性は全くなく、そうしたことを試みる国は、関税にようこそ、アメリカにさようならを言うべきだ!」と述べた。

BRICSにはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカのほか、エジプト、エチオピア、イラン、アラブ首長国連邦(UAE)、インドネシアが加盟している。

トランプ氏「BRICS通貨つくるな」、対応次第で100%関税とも | ロイター

つまり、新しい通貨を作れば、アメリカとの決別。戦争を覚悟しろてことだ。実際、米ドル以外の通貨が世界の覇権を握ることはあり得ない。それは長年、続くドル一強時代が揺らがないためだ。確かにウクライナ戦争からロシアが中国への輸入を大きく増やしたので、元の取引量は増えている。しかし、BRICSに新たな通貨を作れば崩壊は必至である。表だってアメリカと戦争して勝てるとはどの国も思ってない。

BRICSが束になってもアメリカに勝てるか怪しいのだ。もちろん、物量ではBRICSのほうが圧倒的に大きい。だが、アメリカに逆らえば100%関税で、国の経済は崩壊していく。戦争所ではなくなるのだ。

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