韓国証券市場ウォンニャス速報 開幕は1452.5 米CPI大幅上昇でウォン安爆速!

韓国証券市場 こうなる予感はパウエル議長が利下げを急がないという発言からある程度は予測できた。だから証券市場だって織り込み済みだと思うが、実際、この数値が出てきたのはやはり、ショックである。なんと2025年1月の米CPIが大きく上昇した。

つまり、アメリカの利下げがさらに難しくなった。これによって円安、ウォン安の流れである。詳しくは本編でやるが一部のニュースを引用しておこう。

[ワシントン 12日 ロイター] – 米労働省が12日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年比3.0%上昇した。前月比では0.5%上昇し、2023年8月以来、約1年半ぶりの大幅な伸びを記録した。共に予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)の利下げを急がない姿勢が裏付けられた。

市場予想は前年比2.9%上昇、前月比0.3%上昇。2024年12月は前年比2.9%、前月比0.4%上昇していた。

変動の大きい食品とエネルギー成分を除くコアCPIは前年比3.3%上昇、前月比0.4%上昇。共に予想を上回って上昇した。昨年12月はそれぞれ3.2%、0.2%上昇だった。

このように米CPIは3%上昇。コアCPIは3.3%上昇。このまま利下げはかなり難しい状況に追い込まれた。それではドル円から見ていこうか。

朝のドル円は152円台で推移していたがその後はどんどん下落。お昼前に153円突破。これは明らかにパウエル議長の発言からインフレがヤバそうだという予測からの円売りだろう。そして、米CPIが発表されたらさらに大きく売られて154円台である。

一時期は154円80銭。もう、155円台に戻ってきた。日銀の利上げ観測での円高はもう吹き飛んでしまった。円はまたしても危険な領域だ。朝の6時前は154円40銭。

次はウォン動向だ。開幕は1452.5。

チャートをどうぞ。

予想はしていたが、やはり、ウォンもフルボッコか。朝は1450ウォン付近。それからウォンは一気に1455ウォンまで投げ売りされるも、韓銀砲で1448ウォンまで急上昇。しかし、ウォン安の流れは止まらない。大規模介入して1450ウォン付近で抑えたいようだが、それも無理ゲーだ。米CPI発表でナイアガラとなった。

1452ウォンから1460ウォン付近まで急降下。だが、ここから超韓銀砲だ。ずどーん。なんとか1450ウォンまで上昇させる。でも、これは明らかに防戦一方で、無駄にドルを消費するだけだろう。なぜならアメリカは利下げしないなら、韓国も利下げできないからだ。

朝の6時前には1451.67。

■2025年2月12日の韓国証券市場

コスダック指数 4.41ポイント▼ 745.18(終値)
総合株価指数 9.34ポイント▲ 2548.39(終値)
ウォン・ドル相場 0.8ウォン安 1453.4(午後3時半現在)