“消えた21万トン”流通目詰まりか…備蓄米放出へ 価格高騰に歯止めか

日本人の毎日の食卓にかかせないお米の値段が昨年の南海トラフ地震予測以後、急騰しており、日本人は異常に上がっている米の値段には頭を悩ますばかりだ。すでにその価格は1.5倍以上だ。そして、米の価格があがればスーパー弁当やもおにぎりなどもどんどん値上げされていく。さすがにご飯なしで売っても売れないからだ。

しかし、これは明らかにおかしいのだ。円安だからという理由だけで説明がつかない。これもコロナ禍でのマスクと同じようなものだとこちらは突っ込んだが、やはり、どこかの業者が買い占めて米の価格を不当につり上げているようだ。こういう連中はさっさと断罪するべきなんだよな。なんで21世紀にもなって米騒動を体験しないといけないのだ。しかし、政府も動くのが遅すぎる。

昨年の秋には米は安くなってるというから日本人は待ったのに逆に上がっていて、多くの日本人は怒っている。日本人は温厚な民族だが、食べ物に関しては怒らせると手が付けられないというよくジョークのネタにされるが、実際、さすがに米の値段のつり上げられてこちらも、これは容認できない。各地で転売とか横行もしているが、それ以上に切れている。

しかも、農家が儲かっているわけでもない。じゃあ、誰が儲けているんだよという話になるのだ。消費者は1.5倍の値段で買わされてるのに、儲けているのは農家じゃない。どこかで値段をつり上げた業者が米を少しずつ出して儲けてるのだ。そういう悪質業者をさっさと取り締まれよ。

では、記事を引用しよう。

“令和の米騒動”から半年近く経ちますが、事態は未だ収束していません。

さいたま市にある米店には、農家から、直接、仕入れたブランド米が並びます。

角田商店 白川和江代表


「これでも、ない。『つや姫』って山形のお米は、積んでいるだけで、今季、終わり。(収穫の)9月、10月まで、あと半年以上あるが、あそこに積んであるだけ。もう現地にもない。去年の今ごろよりもっと大変。うちも問屋さんから仕入れないといけない商品があるが、高くて手が出ない。消費者も訳がわからない値上げで困る」

農林水産省は、対策として、保有する備蓄米の放出に向けて動き出しました。1年以内に放出した分を買い戻すことを条件とし、今週中にもJAなどの集荷業者に、入札で売り渡す数量などを示す方針です。

政府は、備蓄米として毎年21万トン程度を買い入れ、最大5年間保管し、合計100万トンを目安に備蓄しています。これは国内需要の1.5カ月分〜2カ月分にあたる量です。これまで放出の指針は、凶作や災害が起きた場合に限られていましたが、大きく変更した形です。ただ、対策の遅れを指摘する声も上がっています。

立憲民主党 神谷裕衆院議員(3日)
「備蓄以外の方策も含め考えておくべきだった。反省すべきだと思うがいかが」

江藤拓農林水産大臣(3日)
「反省がないのかと言われれば、おおいに反省があります」

スーパーの棚からコメが消えたのは、去年夏ごろ。2000円台半ばで安定していた1袋5キロの小売価格は、一気に3285円に跳ね上がりました。

坂本哲志農林水産大臣(当時・去年9月)
「今後、新米が順次供給され、円滑な米の流通が進めば、需給バランスの中で一定の価格水準に落ち着いてくるものと考えております」

しかし、その後も価格は上がり続け、先月は4185円。高騰に歯止めが掛かっていないのが実情です。

なぜ、対応は後手に回ったのでしょうか。

去年のコメの生産量は、前年より18万トン増えていました。しかし、年末に集荷業者が集めた量は、前年よりも21万トンも減っていたのです。

この“消えた21万トン”が、価格高騰の背景にあるとみられています。

江藤拓農林水産大臣(先月31日)
「米はあると。どこかにスタックしていると考えざるを得ない」

21万トンのコメはどこへ消えたのでしょうか。

日本有数の“米どころ”、新潟県魚沼市のコメ農家を訪ねました。

70ヘクタールの田んぼで、主食用の米や酒米を生産する小岩孝徳さん。去年10月後半から年末にかけて、卸業者からの電話が相次いだといいます。

うおぬま小岩農園 小岩孝徳代表
「『とにかくお米ないですか』と第一声で。(Q.これまで)ないですね、ないです。関東だけでなく、関西からも、結構、多かったですね、そういう声が。(Q.新規業者は良い条件を提示する)農協の価格よりは高い値段で提示はしてきます。そっちの方(新規事業者)に出した農家を、去年、話を聞きました」

生産者から集荷業者が買い取り、卸業者を通じて、外食産業や小売などに渡るのが、主なコメの流通ルートです。しかし“令和の米騒動”以降、生産者から、直接、市場に流れるケースが増えているといいます。

うおぬま小岩農園 小岩孝徳代表
「不思議ですね。ここまでないっていうのは、どこにいっているんだろう。疑問ですよね。(Q.考えられる可能性は)やっぱり、どこかの卸が大量に、1軒だけじゃなくて、みんなが大量に抱えているか、あるいは、海外に流れているとか」

政府は、調査を急いでいます。

江藤拓農林水産大臣(3日)
「今回は、今まで米を扱ったことがないような人が参入している気配がある。どこにどれだけあるか、いま、調査を一生懸命かけています」

◆備蓄米の放出で、コメの価格高騰に歯止めがかかるのでしょうか。2人の専門家に聞きました。

農業経済学が専門の宇都宮大学・小川真如助教は「価格が大きく下がることは難しい」と話します。理由は“売り渋る業者”がコメを手放さないためだといいます。

農業政策に詳しい日本総研・三輪泰史チーフスペシャリストは「価格は下がると思う」と話します。理由は、市場に備蓄米があふれれば、“売り渋る業者”もコメを放出するといいます。

2人の専門家が挙げる“売り渋る業者”とは何なのでしょうか。

コメは、一般的に【生産者】→コメを集める【集荷業者】→【卸・小売業者】→【消費者】というルートで流通します。

コメの高騰が続く背景には、一部の生産者や業者が、コメをより高く売れるタイミングまで市場に出さずいるとみられています。

そこで、農水省は、備蓄米をJAなどの集荷業者に販売。コメを抱える業者に「価格が下がるかもしれない」とけん制して、市場に出回るよう、促そうという狙いがあります。

「価格が下がるのは難しい」とした小川さんは、農水省は、「コメは足りている」というスタンスのため、備蓄米の放出は少量になるとみていて、コメを市場に回さない業者にとっては「価格は変わらない」と見込み、コメを手放さない。また、4〜10月まで開催される大阪・関西万博など、インバウンドによるコメ需要が跳ね上がる可能性もあり、業者は、しばらく手放さないのではといいます。

一方、「価格は下がる」と予想する三輪さんは、仮に備蓄米を“大胆”に放出すれば、春ごろに市場にコメがあふれ、現在の価格から3〜4割ほど下がる。備蓄米を“少量”で放出の場合、夏ごろまでに緩やかに価格が下がり、消費者が安さを実感するまでには時間がかかるといいます。

今後の懸念について、三輪さんの見解では、「備蓄米の放出の運用が見直されたことで、『儲かりそうだから』とコメを市場に出さない“投機的なプレーヤー”は、うまみがなくなる。今のような想定外の相場はなくなるだろう」といいます。

“消えた21万トン”流通目詰まりか…備蓄米放出へ 価格高騰に歯止めか(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース

まあ、予想はしていたがそういうことだよな。どこかの業者が米を買い占めていて不当に価格をつり上げている。そもそも、米で投機なんてされても、日本人が切れるだけという。日本政府の対応が後手に回っているのは見ての通りだ。今頃に備蓄していた米を放出するとか。昨年の秋から何していたんだと。

米が足りてるとかじゃない。米の値段が高いから庶民が困っているのだ。米の値段があがれば、米を使う商品が一斉に値上げされるぐらい理解できないのか。しかし、これは悪質な業者を取り締まるような法改正がいるんじゃないか。さすがにこんなことされて何も摘発されないなら、本当に米騒動が起きるぞ。

では、ネットの突っ込みを見ておくか。

1.転売屋を規制するのが先だろ
米の取引は、全て認可制にしろ
違反は全量没収にしろ

2.去年いきなり米の取引量が増えた業者は転売ヤー扱いしていい?

3.犯人がわかったら致命傷になるくらい叩かれそう

4.昨日、スーパーに買い物に行ったけど米が品薄で値上がりしてたぞ
5Kが4000円

5.外国に何らかの名目つけて輸出済みっていう説もあるけどどうなんだろうか
買い取った業者等が何年も前から用意周到に準備していたとすれば
ありえるかも

6.過去に米取引の経験がないところが確保してるって話だし

7.農家の収入はそれほど増えておらず中間だけ儲けている可能性があるから
今後国が調査して是正するための規制や対策を設けるのかが焦点

8.不当な吊り上げは明らか
トラフ警報買い占め以降急に価格が跳ね上がったし
自民党のキチガイが物価高容認で
インフレで経済成長とか実現しもしない
夢見てるからこうなる
こいつら政権から引きずり降ろさないと
地獄の物価高は永遠に続くよ
良い思いしてるのは物価高で税収増える自民党政府と財務省、便乗値上げで増収増益の企業や電力
だけ庶民はエンゲル係数爆上げで地獄の物価高

9.農家が収入増えてないと言ってるんだから増えてないんだよ
5キロ2000円以下に戻しても農家に影響無い

10.マスクはどうにもならん程小さい業者だからじゃないかな

米の出し惜しみは多角経営の大手が関わってるという噂

以上の10個だ。

仮にこれで大手が出し惜しみに関わっているなら、そんな大手は日本人が袋だたきされる。たまに商社の名前がいくつか出てくるが、そんなものに関わっていたなら覚悟しておくべきだ。日本人は食べ物に関しては一切躊躇しない。徹底的に悪徳業者を追い詰めるだろう。庶民からすればマジで激怒案件だからな。

別にブランド米が食べたいわけじゃない。単に今まで普通の価格で売っていた米でいいのに、その米が1.5倍以上の値段とか。どう考えてもおかしいんだよな。そりゃ、米の値段が高騰すればエンゲル係数は上がるだろうに。

“消えた21万トン”流通目詰まりか…備蓄米放出へ 価格高騰に歯止めか」への1件のフィードバック

  1. おれは、ここのところカリフォルニア米を食っている。安いし旨いのだポストハーベストだけがきになる。米だけじゃない。果物も旨いんだが農薬の過剰散布や船便での輸送時の薬の散布蒸気滅菌による味の低下もきになる。生産者保護も大切だが消費者保護も大切だ。確かに食の問題を外国ににぎられるのは危険だ。先ずは自給率を100%にしたいな。

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