今朝、米国の1月のCPIが発表された。トランプ氏が就任したのは1月20日なので、まだ関税の影響というものは受けていない。米CPIの指標はアメリカのインフレを見る上で重要な経済指標なので要点だけ見ておく。
2月の米消費者物価指数(CPI)は4カ月ぶりの低い伸びにとどまり、過去数カ月にわたって停滞していたインフレ抑制に一定の進展が見られる内容となった。
キーポイント
食品とエネルギーを除いたコア消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%上昇-市場予想は0.3%上昇
前年同月比では3.1%上昇-予想は3.2%上昇
総合CPIは前月比0.2%上昇-予想は0.3%上昇
前年同月比では2.8%上昇-予想は2.9%上昇
このように予想よりも伸びは鈍化したと。つまり、これはFOMCでの利下げ観測が強まる。それで最新のCPIから利下げ時期の予測は6月が多くなっている。ここで2025年のFOMC開催の日程を押さえておこう。

6月の利下げ観測ということは第4回目ということ。つまり、3月と5月には利下げしない。金利据え置きの予測である。今までは7月の利下げ観測が濃厚だったが1ヶ月ほど速まった。もちろん、まだトランプ氏の関税の影響はないので、重要なのは次回からの米CPIである。
これによってダウは久しぶりに反発している・・・。さっき見たらプラスだったのに、今、5時前に確認したら反落じゃないか。
それではドル円の動きを見ていこうか。

ドル円は朝に147円台で推移していたが徐々に売られていく展開。
9時頃に148円にまで戻されて。それからどんどん下がっていく。せっかくの円高がもう終わりなのか。なんとアメリカ証券市場が始まるころには149円台だ。それから米CPIの鈍化発表で148円まで上げる。朝の5時前には148円50銭。
次は韓国ウォンだ。
開幕は1453.0。
チャートをどうぞ。

開幕からウォンは激しい殴り合い。ただ、円とは逆の動きなので明らかに1450ウォンまで押し戻そうと大規模介入を繰り返している。
チャートが5ウォン程度の範囲で行ったり来たりしている。米CPI前に1450奪還したかった。そして、米CPI発表で1450ウォンにすぐ戻る。やはり、フルボッコかよ。
朝には1451ウォンだ。結局、1450も守れないと。雑魚過ぎるな。
■2025年3月12日の韓国証券市場
コスダック指数 7.99ポイント▲ 729.49(終値)
総合株価指数 37.22ポイント▲ 2574.82(終値)
ウォン・ドル相場 7.2ウォン高 1451.0(午後3時半現在)