韓国 先週、こちらはユン氏の弾劾裁判の結果が出ると思って正座待機して待っていたのだが、まさかの今週に延期されるという。本当、肩透かしを食らった感じだが、無駄な遅延は韓国の国益にとって非常に良くない。何しろ、韓国が内戦している間にアメリカは露骨に韓国外しに動いている。
既にセンシティブ国家に認定されたのが2ヶ月前。それから、米国防長官が日本やフィリピンなどを訪問するのに韓国だけが外された。韓国は戒厳令の内戦時期にアメリカの閣僚が訪韓したら、内政干渉とみられるから避けたとか。そういう希望的な観測を述べていたが、どう見ても韓国スルーなんだよな。
まあ、関税の発動については4月2日までまだ時間があるので、色々と具体的な個別対応から出てから積極的に触れていくとして、今は目前に迫ったユン氏の弾劾裁判の決着を見ていこうか。どうやら週末に弾劾賛成派が100万人も集まったそうだ。本当かよ。
これはユン氏を弾劾するのに賛成派だから、野党の応援団ということになる。つまり、これは光の革命を断行しようとしている。
この感動的な「作文」に思わず爆笑してしまった。
では、記事を引用しよう。
14カ月の娘を持つ新米パパのシン・スンリョンさん(34)が演壇に上がり、照れ笑いしながら語った。「一緒に集会に参加した妻、祖父母と遊んでいる愛娘ナヒョン、ここで行動を共にする愛する同志たち…愛する人たちを守るため、最後まで闘います」
15日、愛するものを守ろうとする市民たちが、ソウル景福宮(キョンボックン)駅から安国(アングク)駅周辺に至る道路900メートルと周辺の路地と広場を埋め尽くした。
この日開かれた「尹錫悦即時退陣!社会大改革!第15回汎市民大行進」(汎市民大行進)には、市民100万人(主催側による延べ参加者基準の推算、警察の非公式推算では4万人)が参加した。
尹大統領弾劾訴追案が可決された昨年12月14日、汝矣島(ヨイド)の国会前での集会以来、最も多くの市民が集まった。景福宮駅を出るまで長蛇の列ができ、徒歩移動も容易ではなかったが、「大統領罷免と共に春を迎える」という意志はそれぞれの理由で決然としていた。多数の見通しのように、来週に憲法裁判所の弾劾宣告が行われるなら、「大統領罷免」を叫ぶ最後の週末集会になるはずだ。
尹大統領が釈放された中、憲法裁の大統領罷免宣告の日程も霧の中という状況への不安が高まっていた。弾劾訴追後、久しぶりに集会に参加したという人々が多かったのもそのためだ。
高校2年生のキム・ヒョヌ君は「12月の汝矣島集会以来、ずいぶん久しぶりに参加する」とし、「与党までもが極右の声を受け入れており、尹大統領の拘束が取り消されたうえ、宣告も遅延される状況が不安で、力を添えたかった」と語った。
妻と一緒に来たというキム・サンドさん(49)は「これまで順調に進んでいると思っていたが、尹大統領の釈放後、うまくいっていないという不安があり、初めて集会にも参加するようになった」と語った。
演壇には様々な場所で民主主義の後退を懸念する市民たちが上がった。
光州(クァンジュ)から来たというキム・ジョンギョンさん(68)は、12・3内乱事態以降、しっかり握っていたという「アミボム」(BTSのペンライト)をはじめ、これまで集会を共にしてきたいくつものペンライトを紹介したうえで、「戒厳を2回経験した。5・18(光州民主化運動)を思い出すと、死体の腐る匂いを消すために焚いたお香の香り、戒厳軍進入の時に聞こえた銃声、それらの記憶が45年が過ぎた今でも鮮明に蘇る」と語った。だが、やがて「敵がさらに暗くなるほど(私たちの)力が増す」とし、「(なぜなら)12・3以降に韓国現代史を私と皆さんが共同執筆しているというプライドを持っているため、過去が現在を助けたように今私たちが未来を助けているという信念があるためだ」と付け加えた。
障害者の人たちも舞台に上がって歌を歌いながら、この間弾劾要求広場が強調してきた「皆のための民主主義」の重要性を強調した。全国障害者撤廃連帯のパク・キョンソク代表は「私たちは皆同じように生きていく人間であり、同じように年を取っていく人間だ」とし、「尹錫悦を罷免してこそ障害者も市民と認められ移動する時代を開くことができる」と叫んだ。
一方では、尹大統領の支持者たちの激しい脅しとヘイトにもかかわらず、個人を非難するのではなく、尹大統領を生み出した構造に怒りを向けようという訴えも続いた。
平凡な会社員だと自己紹介した市民は「西部地裁に乗り込んで破壊した暴力と、私たちの善意を嘲弄する悪意を知っている。だが、尹錫悦が罷免され内乱勢力が処罰を受ければ、彼らとも再び共存しなければならない」とし、「許そうと言っているわけではないが、分裂を作って利益を取る誤った政治、既得権についてももう一度だけ考えてほしい」と語った。
司会を務めた軍人権センターのキム・ヒョンナム事務局長も「彼らのスローガンはいつも『殺そう、処断しよう、抹殺しよう』だ。だが、私たちのスローガンは『守り、回復し、変えよう』でなければならない」とし、「私たちは互いを愛し、大切にし、理解する勇気がある」と語った。
この日、市民たちは集会の最後に、過去と現在の民主主義の危機の時に街頭に鳴り響いた「朝露」と「Into The New World」を歌った。さらに安国洞(アングクトン)を経て鍾路を回って集会現場に戻る行進に出た。大勢の人が集まったため、後ろの方にいた市民たちが本格的な行進を始めるまでに約40分がかかった。長く続いた行進の行列で埋められたソウル都心の街では、「主権者の命令だ、尹錫悦を罷免せよ」というスローガンが大衆歌謡と共に鳴り響いた。
「愛する人たちを守るため」…再び集結した100万人の韓国市民「尹錫悦罷免」を叫ぶ
こういう連中を見るとまさに自分たちに酔っているという表現が相応しい。多くの一般市民はこんなアホな連中はスルーして、弾劾裁判の結果を待っている。それが普通だ。一般的に裁判の結果は国民が騒ごうが、覆ることはない。
うん。本来はないのだよ。むしろ、あってはいけないのだ。裁判官が国民の多数派に耳を傾け始めたら、それはもう単なる茶番である。裁判とは法廷で出された証言と証拠を検証した結果のみ判断される。そうでなければならない。100万の国民が弾劾賛成と述べようが、裁判の結果は変わらないはずなのだ。
しかし、ここに来て不安要素が出てきた。それはなぜかユン氏が釈放されたからだ。これもよくわからない。急に裁判所が計算方法を変えてユン氏を釈放して、この先、多くの問題を巻き起こしたのに即時抗告はしない検察。裏で何が起きているんだろうな。
多くの日本人は韓国の裁判所が国民情緒法に従って判断を下しているのではないかと疑っている。こちらもその一人であるのだが、じゃあ、今回の場合も国民情緒法なのか。声が大きい方が勝つのか。このように考えても無意味だ。判決を下した理由を読んでからしか、突っ込みはできない。そもそも延期していつになるんだよ。早く出してくれよ。
裁決の日程を確認しておこうか。
記事を引用しよう。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の政治的運命を決定づける憲法裁判所の弾劾審判の判決が、今週後半に言い渡される見通しだ。
3月17日、法曹界によると、憲法裁判所は2月25日の弁論終結後、約3週間にわたり、ほぼ毎日裁判官による評議を開き、争点を検討してきた。
憲法裁判所は今回のように、通常の判決日ではなく特別な期日を設けて判決を言い渡す場合、通常は2~3日前に当事者に通知する。しかし、現時点では国会と尹大統領の双方に対して通知がなされていない。
そのため、3月17日または18日中に憲法裁判所が判決日を発表し、今週後半に事件を決着させるとの見方が強い。
尹大統領の弾劾審判は、すでに盧武鉉(ノ・ムヒョン)、朴槿恵(パク・クネ)元大統領のケースよりも、訴追から判決までの期間が長く、歴代大統領の弾劾審判として最長記録を更新した。
また、弁論終結後から判決までの期間も最長となっている。
このように評議に時間がかかっているのは、国会と尹大統領側が提示した争点が非常に多いためとされている。裁判官たちは、各争点の検討を終え次第、最終結論を導き出す段階に入るとみられる。
憲法裁判所が国会の弾劾訴追を認めれば、尹大統領は罷免され、棄却されれば直ちに職務へ復帰する。憲法上、罷免決定には裁判官9人のうち6人以上の賛成が必要だ。
憲法裁判所は、大統領弾劾による国政の混乱を考慮し、できるだけ迅速に事件を終結させる方針を、受理当初から維持している。しかし、審理に影響を与える変数が依然として残っており、結論の導出が遅れた場合、今週中の判決は難しくなる可能性も否定できない。
また、憲法裁判所は現在、ハン・ドクス国務総理の弾劾審判も並行して審理している。裁判官たちがハン国務総理の案件を先に判決すべきと判断した場合や、マ・ウンヒョク裁判官候補が途中で合流する場合、さらに「全員一致」の判決を目指して調整に時間を要する場合など、判決が遅れる可能性も指摘されている。
韓国・尹大統領の進退を決める判決、3月20~21日に宣告される見通し…すでに判決までの期間が歴代最長|サーチコリアニュース
ということで3月20日~21日ごろとか言われているが、まだ伸びる可能性もあると。おいおい、山崎の春のパン祭りは始まっているんだぞ。韓国も弾劾裁判決着でお祭りを始めようぜ。ええ?何のお祭りかって。そりゃ弾劾結果による壮絶なバトルですよ。
ユン氏が罷免されようが、復帰しようが、双方は自分たちの望み通りの判決でないと納得しないだろう。するとロウソクデモが拡大してバトルが始まるわけだ。我々は首を長くして待っているのだ。本格的な内戦突入である。
こちらが想定した斜め上は憲法裁判所の爆破と東と西の朝鮮に分裂する内乱勃発だ。もう、大統領選挙が行われることはない。ここまで行けば最悪のシナリオとなるが、可能性はゼロじゃないんだよな。だってユン氏がここまで焚きつけて罷免されたら、それはもうお怒りですよね。暴徒化した市民が憲法裁判所を焼き払え。ユン氏を守れ!と。21世紀に魔女狩りを見ることになるのか。
では、ネットの突っ込みを見ておくか。
1.裁判官の全員が左派らしいしもう結果は決まったようなものだろ。
2.弾劾成立しかあり得ないんだから時間の無駄だ
本音ではワンチャン弾劾失敗して韓国人が大発狂するのを期待しているが。
3.罪状がきになるな
国家反逆罪
騒乱罪
職権濫用罪
情動罪
4.さらに延期されるだろ
暴動起こすと予告されている
それか却下して再度弾劾出させる余地を残す
5.歴代なんて比較ができるぐらい弾劾が乱発されてる自称成熟した民主主義国。
代表の能力が低過ぎるんだから議院内閣制みたいにもう少し権限を制約したらどうだ?
6.そういや李在明の裁判の方はどうなってんの?
7.3/26に判決
8.歴代大統領の弾劾審判って頭が悪いパワーワードだなw
歴史上そう何回もあってたまるかということを100年も経たない間に3回もやってんだからイカれてるわ
9.尹釈放時の盛り上がり見るに、
李がいうほど一方的に
李有利ってほどじゃなさげ
10.いつもの日和見判決
以上の10個だ。
ネットでは国民情緒法を疑っているのか。まあ、こちらもないとは言い切れないしなあ。でも、色々な弾劾裁判の結果は全て野党が全敗している。確か8連敗だしな。どう見ても弾劾する理由に至ってないことは明白だが、ユン氏の場合は明らかに内乱だからな。国民情緒法だとユン氏の戒厳令は正当化されるのか。しかし、戒厳令に賛同する国民は3割程度だ。
何はともあれ。歴史的な瞬間が今週にやってくるのか。尹錫悦の内乱シーズン5の終わりがどのような結末を迎えるのか。刮目するしかないだろう。
シーズン5…ながいな。最終回は弾劾決着で塀の中か死刑判決か?死刑はないだろうが光の戦士李在明の判決もひかえている。F-35整備問題.F-35運用問題、在韓国駐留軍の駐留費か撤退か、アメリカとの同盟国維持か解消か?そのほか問題山積で国の存亡に関わる事がおおすぎる。アメリカによるセンシセブ認定、アジア歴訪スルーは来る未来を連想させる。話題提供には事欠かない。
まぁ、ノムタンの時のように、弾劾理由は妥当なのに弾劾しなかった例もあるからなぁ。今頃裁判官達は必死になって自己保身の道を探っているのだろう。
成熟した民主主義とやらを、楽しむとしましょうか。