韓国証券市場 既に月末ということで韓銀は必死に1470突破を阻止しようと大規模介入を繰り返している。だから、そう簡単に1470を超えるのは難しいという予測を最初に述べておいたが、昨日の朝のスタートダッシュにまさかの1470突破した。
これはアメリカのトランプ氏が韓国や日本を含む全自動車に関税25%を課すると宣言したからだ。これによってウォンは急降下したわけだ。それについては後で見ていくとして、自動車関税が日経平均株価にどのように影響を及ぼしたか。後、トヨタの株価もついでに見ておく。まあ、今回はかなり特別編だとおもってくれていい。
では、まずは日経平均株価だ。

市場が始まってすぐに大きく売られたがその後は急回復。それからまた下がるという展開である。しかも、最後もかなりあげている。実際、終値は37799円。マイナス227円てところだ。自動車関税25%の影響は大きいと思ったが市場の反応は反落程度で済んでいる。おそらく警戒して売ってたのが買い戻された感じだよな。
次はトヨタ株だ。

自動車関税発表で急に下げてるのは見ての通りだ。しかし、日経平均株価の上昇するにつれてトヨタ株も上がっていく。結局、マイナス2%程度である。
これを見ればわかるか、日経平均株価やトヨタ株の動きをそこまで大きく騒ぐ材料ではないというのが市場の反応てことになる。だから自動車関税25%が日本に与えるダメージはでかいという朝日新聞の報道があるが、それはちょっと様子を見た方がいいだろう。
そもそも、こちらは同じ条件ならアメリカに工場をたくさん作っているトヨタの一人勝ちだと思うからな。関税25%で米国車の車が一気に販売増になるほど売れる未来はあまり想像できない。
では、ドル円から見ていこうか。

朝に150円台だったがそこから売られて夕方には151円まで下がる。トランプ関税で円安効果誘導したら、結局、日本の輸出が有利になるのは皮肉じゃないのか。朝の6時過ぎには151円だ。
次はウォン動向だ。
開幕は1467ウォン。
チャートをどうぞ。

ウォンのほうは円と違って、スタートダッシュで一気にナイアガラ。いきなり1470突破で慌てた韓銀が大規模介入する流れとなった。しかし、このあからさまに円安が進んでるのにウォンがほとんど変わらないはどう考えても介入なんだよな。月末だしドルを奮発しているんだろう。でも、1460ウォンじゃな。
朝の6時には1465ウォンてところか。
■2025年3月27日の韓国証券市場
コスダック指数 8.99ポイント▼ 707.49(終値)
総合株価指数 36.79ポイント▼ 2607.15(終値)
ウォン・ドル相場 1.0ウォン高 1465.3(午後3時半現在)
国の代表者がいないせいもあるがトランプの韓国憎しが殊更目立つ。無駄に高いプライド保有国は何故か呑気だ。今後の流れとしては李在明の大統領就任から米韓軍事同盟破棄、日本との断交実現で窮地にたたされる。かつての防波堤の役割は果たせずお荷物でしかない韓国は流浪の民になる。流浪はいいんだが受け入れてくれる国が在るのか疑問だな!