ここからは韓国経済の話題だ。
おかしい。おかしいぞ。コスピはユン政権を越えて3000という大台にのったのに、韓国の1~3月期の成長率が低すぎる。なんだよ0.1%って。それ物価考慮したら事実上のマイナスですよね。期待だけで上がるコスピだが、こういうのを見ていると実態が全くともわないのでヘッジファンドのはめ込みとしか思えないんだよな。
でも、これは酷すぎませんかね。いくら戒厳令で内需が死んだり、アメリカの関税で輸出が死んだとかあっても、こんな成長率では韓国さんは死ぬだけですよ。
そういえばG7話題のニュースを特集していたら、最近の韓国輸出がどうなっているかを紹介してないな。イジェミョン政権になってから話は7月以降になるが、ユン政権の最後の成績というのを見ておくのも悪くない。
まずは韓国のGRDPについて酷い結果を見ておこう。よく見たらGDPとは違うのか。まずはこれを調べておくか。
GRDP(Gross Regional Domestic Product)とは、「域内総生産」のことです。簡単に言えば、特定の地域(都道府県や市など)で一定期間内に生み出された付加価値の総額を示す経済指標です。全国レベルのGDP(国内総生産)に対して、GRDPは地域経済の規模や成長を測るために使われます。
たとえば、東京都のGRDPが前年より増えていれば、東京の経済活動が活発になっていると判断できます。逆に減っていれば、景気が冷え込んでいる可能性があります。
つまり、その地域ごとの成長率を合計したものてことらしい。どうせ韓国なんてソウル見ておけばいいんだけどな。
では、記事を引用しよう。
韓国では今年1-3月期の実質地域内総生産(GRDP)が全般的に不振傾向を示し、17市道のうち10カ所の経済規模が縮小した。建設景気不況の余波で建設業GRDP減少幅は歴代最高を記録した。
26日、韓国統計庁によると、今年1-3月期の全国GRDP増加率は前年同期比0.1%で、昨年10-12月期(1.1%)に比べて鈍化した。地域別では東南圏(0.5%)・湖南(ホナム)圏(0.3%)・首都圏(0.2%)は小幅で増加した一方、大邱(テグ)・慶北(キョンブク)圏(-0.4%)はマイナスを記録した。忠清(チュンチョン)圏は昨年の水準を維持した。
産業別では建設業の不振が目立った。今年1-3月期の建設業GRDPは前年比12.4%減少した。2015年に関連の統計を取り始めて以来、1-3月期基準では減少幅が最大。地域別では湖南圏が20.5%、大邱・慶北圏が19.7%それぞれ減少した。東南圏(-11.5%)と忠清圏(-10.7%)も10%以上減った。
市道別に建設業GRDPを見ると、大邱(-24.3%)・全南(チョンナム)(-24.0%)・世宗(セジョン)(-19.4%)・光州(クァンジュ)(-18.5%)などで2桁マイナス成長が現れた。ソウル(-7.7%)・仁川(インチョン)(-7.2%)・釜山(プサン)(-6.9%)などは相対的に減少幅が小さかった。統計庁関係者は「2023年建設受注急減の影響が時間を置いて反映された」と説明した。
鉱業・製造業GRDPは前年同期比0.4%増加したが、電気(1.5%)と比較すると上昇幅が大きく鈍化した。忠清圏(1.6%)と東南圏(1.2%)は半導体・自動車などの生産拡大で善戦したが、大邱・慶北圏は1.2%減少した。サービス業GRDPも0.6%増にとどまった。電気(1.6%)にはるかに至らない。首都圏(0.9%)と東南圏(0.9%)では輸送・倉庫、金融・保険などの好調でサービス業の生産が増えたが、大邱・慶北圏(-0.6%)と忠清圏(-0.1%)は不動産・卸小売業などを中心に振るわなかった。
市道別GRDPでは17カ所中10カ所で減少した。大邱(-3.9%)・世宗(-1.5%)・仁川(-1.4%)の順で減少幅が大きかった。建設業不振の影響を大きく受けた地域だ。慶北(1.6%)・蔚山(1.4%)・ソウル(1.0%)は鉱業・製造業、サービス業などの生産が増えてGRDPが増加した。
GRDPはある地域の家計・企業・政府などすべての経済主体が新たに生産した財貨とサービスの価値を金額で評価して合算した数値だ。国全体で算出する国内総生産(GDP)と類似の概念だが時期と方法に違いがあるためGRDPの合計がGDPと必ずしも一致するわけではない。
ニュースは以上。
韓国の内需不振が建設業を中心に起きているのがよくわかる内容だ。ソウルですらマイナス7.7%とかやばいな。それで建設業といえば、今年に倒産が噂されているテヨン建設である。ここがヤバイのでここが盛り返せば建設業は少しは回復してきてると判断できるのだが、実際はどうなのか。
チャットGPTに聞いておく。
テヨン建設(泰栄建設)は現在、本格的なワークアウト(企業再建手続き)の真っ只中にあります。以下が最新の動向です2:
信用格付けの引き下げ:韓国信用評価は、テヨン建設の無保証社債「テヨン建設68」の格付けを「CCC」から「CC」に引き下げました。これは「債務不履行の危険が非常に高い」ことを意味します。
債務再編と資本拡充:主債権銀行である韓国産業銀行とワークアウト履行約定を締結し、減資や出資転換を通じて財務構造の再調整を進めています。
社債の満期延長と利率引き上げ:個人投資家の同意を得て、社債の満期を3年延長し、利率を年2.59%から3%に引き上げました。
株主総会での決議:親会社TYホールディングスなどの大株主株式を100対1、小口株主株式を2対1で減資する案が可決され、資本金は約201億ウォンから約60億ウォンに縮小されました。
このように、テヨン建設は深刻な財務危機に直面しつつも、債権者との合意形成を進めながら再建に向けた動きを強めています。
気がついたら社債の格付けがワンランク下がっている。ワークアウトが上手くいくかは現時点で微妙なところだな。まあ、倒産したら韓国建設業と銀行がヤバそうだけどな。資金がショートしてしまう恐れがある。債務不履行になったら投資家はどうするんだろうな。社債の満期延長とか述べているが、かなり危険な橋を渡っているんじゃないか。
しかし、GRDPを見ると韓国の建設業は全然、立ち直れていない。景気が回復するとか大嘘ってことだ。これは、ユン氏の戒厳令だけが原因でないことは明らかだし、そもそも数年前からこうなることは不動産PFを特集してきたので予測は付いていた。だが、問題は回復の兆しが見られてないてことだ。
確かに不動産の建築は何年もかかるので、数年前の不況の影響が色濃く反映されているわけだが、全く改善の兆しが見えないのはどうなのかと。本当、テヨン建設やばそうだよな。
それでは韓国の輸出について見ていくか。
記事を引用しよう。
韓国は6月に入り20日までの輸出が1年前より8%以上増加した。人工知能(AI)の成長による半導体輸出の好調で対米輸出も共に増加した。トランプ政権の関税ショックで先月の月間輸出は減少したが、1カ月で増加傾向に転じるか注目される。
23日、韓国関税庁によると、6月1~20日の輸出額は387億ドルで、1年前より8.3%増加した。操業日数を考慮した一日平均輸出額も27億6千万ドルで12.2%増えた。今月1~20日の操業日数は14.0日で、昨年同期より0.5日少なかった。
半導体(21.8%)と乗用車(9.2%)など主力輸出品目が大幅に増加した影響が大きかった。AIサーバの需要などによる半導体輸出の好調で、対米輸出も1年前より4.3%増えた。
関税庁の関係者は「半導体の単価上昇などの影響で半導体輸出が大幅に増え、乗用車も欧州を中心に増えた」として「半導体はまだ米国の関税賦課が本格化しておらず、増加傾向が続くとみられる」と話した。EU(23.5%)と台湾(46.3%)への輸出も大幅に増えた。中国とベトナムの輸出は1%、4.3%ずつ減少した。
月間輸出額が1カ月ぶりに再び増加傾向に転換しうるという観測が出ている。1~20日までの輸出増加幅が1~10日(5.4%)よりさらに大きくなったためだ。米国の関税戦争で先月の輸出は1.3%減少し、輸出増加率が4カ月ぶりに「マイナス」に転じた経緯がある。
ただ、米国のイラン空襲など中東事態による海上貿易萎縮の可能性などが変数として残っている。産業通商資源部のムン・シンハク第1次官はこの日「輸出動向点検会議」を開き「米国のイラン核施設空爆で中東情勢が新しい局面に入り、韓国の輸出入に及ぼす影響が懸念される状況」だとし「有事の際に必要な措置を直ちに施行できるよう万全を期してほしい」と話した。
20日までの輸入額は360億6100万ドルで、1年前より5.3%増加した。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は26億ドルの黒字を記録した。
韓国、6月1~20日の輸出8.3%増加…半導体・乗用車が二艘引き : 経済 : ハンギョレ新聞
これ韓国の6月輸出は好調だと思える内容であるが、気になるのは駆け込み需要ってやつだ。相互関税の期限は7月8日だったか。それまでに多めに買っておこうということだろう。
後、乗用車が9.2%というのも、前月が-20%ほど下がっていたこともあるので、好調とは言いがたい。米協議で自動車関税を50から大きく下げるのは難しいからな。
それで、中東情勢については停戦合意がイランとイスラエルの間でなされているので、ひとまずは安心てところだ。ただ、イスラエルの市民がこの停戦合意に快く思ってない。停戦反対が73%だったはずだ。つまり、イスラエルがまたイランと戦争する可能性は高いてこと。
原油価格高騰は止めて欲しいのでイスラエルも大人しくしておけと思うんだが、選挙に勝つためならなんでもやりそうなんだよな。ホルムズ海峡封鎖がなくなって良かったとは思う。
それで内需は相変わらず駄目だが、輸出は駆け込み需要で好調てところか。でも、これではたいした牽引にはならないだろう。やはり、今年の1%成長目標は難しいと思われる。
あらゆる経済指標が悪すぎる。そして少子化が拍車を掛ける。いつだったかもう一度日本に併合して貰おうという記事があったけど、「韓国にはかかわるな」が国是だから支援なんてとんでもない。どう考えても上がり目はない。気の毒だが「国家が不渡りになる日」は近い。こっちは高みの見物をさせて貰う。
でもソウルの不動産価格は上昇しているそうだ。ソウルについては無問題かな。