〔小惑星探査機はやぶさ2〕「はやぶさ2」小惑星リュウグウ到着まであと9カ月 約2億4千万Km彼方の宇宙空間を安定飛行中 JAXA
記事要約:小惑星探査機はやぶさ2の打ち上げをこのサイトでもリアルタイムで追ったわけだが、あれからだいたい3年ほど経過したんだろうか。韓国経済が忙しくて中々、宇宙のニュースを紹介できないのだが、どうやら、「はやぶさ2」小惑星リュウグウ到着まであと9カ月まで来たようだ。せっかくだし、もう一度、打ち上げを見ようか。
これが2014年12月3日の出来事だ。勢いよく飛んでいくロケットに載せられたはやぶさ2はここから約2億4千万Km彼方の宇宙空間を飛んでいるわけだ。目指すは「リュウグウ」と付けられた小惑星。その到達まで残り9ヶ月となったわけだ。
イオンエンジンも好調のようで、これまではずっと安定した航行のようで何より。初代がトラブル続きなのに、「こんなこともあろうかと」いう技術者の先見性で乗り越えていくことが「伝説」となってしまったが、何もトラブルがない方がいいからな。でも、あの動画も久しぶりに見たいな。ニコニコ動画にまだあるかな。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11058585
この動画、面白すぎるんだよな。管理人は小惑星探査機「はやぶさ」が戻ってくる最後の日は24時間サイトで特集しながら、色々な応援動画を紹介してきた。はやぶさ2でもやりたいところだが、管理人の体力が持つかが怪しい。でも、また、皆で「お帰り」といいたいな。当時、たくさんの人がコメントしてくれたとおもう。サイトが一度閉鎖されたので、その記録も消えてしまっているわけだが、はやさぶ2の帰還の時はしっかりと画像に残しておきたいと思う。
でも、来年の6月だしな。それから3年半だから、まだまだ帰ってくるまで時間はある。
管理人はいつも通り、サイトの更新をしていると思うが、韓国は色々と大変なことになっているかもしれない。特に北朝鮮関連で。
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〔北朝鮮、韓国、朝鮮半島有事〕のまとめ
〔小惑星探査機はやぶさ2〕「はやぶさ2」小惑星リュウグウ到着まであと9カ月 約2億4千万Km彼方の宇宙空間を安定飛行中 JAXA
惑星探査機「はやぶさ2」が目的の小惑星に到着するまであと9カ月に迫った。
地球から約2億4千万キロ離れた宇宙空間を順調に航行中だが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は「これからの順調を約束するものではない」と気を引き締めている。
はやぶさ2は、人類史上初めて小惑星の物質を地球に持ち帰った初代はやぶさの後継機。
初代が探査した「イトカワ」よりも原始的とされる「リュウグウ」に向かう。
この小惑星は有機物や水を含んでいると考えられ、探査は地球の生命や海の起源の理解につながると期待されている。
平成26年12月に打ち上げられ、航行距離は既に25億キロに及ぶ。 来年6月にもリュウグウに到着し、東京五輪開催後の32年末ごろ地球に帰還する計画だ。
■イオンエンジン好調
エンジンの故障で何度も危機にひんした初代とは対照的に、これまでの航行は極めて順調だ。
機体を加速させるイオンエンジンの連続運転は昨年3~5月と、11月から今年4月までの2回、計約3300時間にわたり正常に行った。 年末ごろから3回目の連続運転を実施し、軌道をリュウグウの軌道に合わせる計画だ。
(中略)
■リュウグウの形状把握が課題
チームは現在、小惑星でどのような探査を行うか検討中だが、リュウグウの詳しい姿は到着後でないと分からないという大きな課題がある。探査計画を立てるには天体の自転軸の角度や重力、形状、温度、表面の状態の見極めが鍵を握るが、そのいずれもはっきりしていないのだ。
イトカワは米国があらかじめ地球からレーダーで観測していたため、到着前におよその形状や自転軸の角度が分かっていた。 しかしリュウグウは地球から遠く離れた場所にいたため、詳しく観測できなかった。
「どんな形状か想定するのは大切だが、それが外れると対処できなくなる」と津田氏。
そこでチームは小惑星のさまざまな形状を考えて立体モデルをつくり、着陸地点の決定などの訓練を繰り返しているという。
探査のシナリオの一例が明らかにされている。 まず、初期の観測データを基に適切な降下地点を決定。2回降下して地表の物質を採取する。その後、弾丸を衝突させてクレーターを作り、その近くで3回目の降下を行って地下の物質の採取を試みる。
地球に向けて小惑星を出発するのは31年11~12月の予定だが、降下は5月ごろまでに終える。それ以降だと太陽に近づいて熱くなり、機体を傷める恐れがあるためだ。
1回目の降下前と3回目の降下後には、初代が失敗した小型ロボットの着陸に再挑戦する。
■新技術の試験に相次ぎ成功
地球を出発後、新技術の試験に相次いで成功した。
その一つは機体の位置を精密に特定する技術だ。地球上の2カ所のアンテナで探査機からの電波を同時に受信し、さらに天体からの電波も利用する手法で、従来と比べ位置精度が10倍以上に高まるという。
探査機と通信を行うには、地球が自転するため地上局をときどき変更する必要がある。
このとき数十分から1時間、通信が途絶するのが難点だ。そこで今回は通信が極力途絶えないようにする方法も試行し、成功している。
通信に使う周波数は初代のX帯に加え、約4倍のデータを送信できるKa帯を新たに採用した。深宇宙探査機ではほとんど使われなかった周波数帯だ。地球から約5千万キロの距離で試験に成功したが、小惑星到着時の約3億6千万キロでも威力を発揮するか注目される。
初代はトラブルが発生した際、太陽光の力を利用する姿勢制御を緊急措置として行った。
燃料や電気を使わない利点があるため、今回はこの方法を9カ月間利用し、機体に内蔵する4基の姿勢制御装置のうち3基を温存できたという。
(http://www.sankei.com/premium/news/170917/prm1709170018-n1.html)